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目次
小指の糸、そして薬指の幸せ。
お願いだから、もう赤い糸を切らないで。
君が切るたびに、私は結びなおして、結びなおして、、、小指に巻き付いてる糸はぼろぼろになってるの。ちょっと引っ張ったらほつれそうで、バラバラになりそうで、、、
でもね、糸を結ぶとね、糸はまた短くなるの。短くなって、短くなって、、、、だんだん私たちの距離も縮まって。
今日、君は私の隣にいる。純白ドレスにたった一本の赤い糸。あの時、沢山切って、沢山結んでなければ、今、この瞬間は訪れなかったよ。
小指の糸と、薬指の指輪。君とお揃い、だね。
喧嘩して、仲直りして、また好きになればいいんじゃない?
好きの過去形を答えよ。
一年間好きだった彼ともクラスが離れ、あの熱い恋も終わった。
はずだった。
今日は年に一度の夏祭り。去年アイツと行ったなぁ、なんて思いながら屋台を回っていた。
一緒に食べたかき氷、早食い対決をしたきゅうり漬け、お揃いだった射的の景品。
ずっと続くと思ってた恋は、クラスが離れてあっさり終わった。
去年はアイツの隣だったけど、今年はあの恋を応援してくれた友達と笑い合う。
辺りも暗くなって、そろそろ帰ろうかなと思ってたときだった。見覚えのある後ろ姿。背丈、髪型、声、しゃべり方、去年と全然変わってないアイツが居た。唯一違うのは、、、、
**隣に居る人が私じゃないこと。**
浴衣を着ている綺麗な人。浴衣なのは私もだけど、隣の人の方が何倍も、何百倍も綺麗に見えて。なんだかそれが悔しくて。
もう恋は終わったはずなのに。もう好きは終わったはずなのに。過去形にしたはずなのに。
やっぱり、好き。