毎日退屈ですることも無い。
そんなにゃんこがある日、とあるドラゴンと出会う。
それからトラブルとか色々舞い込んできて…!?
ほぼ日常ファンタジーだけど、異世界転移付。
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目次
にゃんこ+ドラゴン!! ードンッと出会う- (霊泉)
今まで、ずっと退屈で変わらない日々を過ごしてきた、特殊猫の出会い!!
私は、いつものように路地裏を歩いていた。
今日も、私の日常には何の変化も無い。
あとする事ないな。
しばらく歩いていると、どこからかゴオゴオ?
そういう音が聞こえる。
炎みたいな。
私は、自分から生えた三角の猫耳を音がする方に傾ける。
と同時に、人の気配を探る。
一人?
どうやら一人しかいないみたい。
一人で燃やしているのなら、それは事件を起こそうとしているのかもしれない。
私は念の為、スルスルと体を人型にしてから注意しに行くことにする。
音が聞こえる方は、高層ビル二件の間。
バレないように?
それとも、沢山の人を巻き込むため?
それは分からない。
そして、私はそこに辿り着く。
一瞬、私は私の耳を疑った。
何故なら、そこには何も無かったから。
が、すぐに理解する。
パッと見ただけじゃ分からない。
音は奥の方から聞こえる。
私はさらに奥へと進む。
ごみが多くなっていく。
もう人の姿なんて見えない。
犯罪者も、ここまで来れば見つからないと思うだろう。
という所で、一匹のドラゴンが業火を吹いている。
不意に私の体から、汗が噴き出す。
「あっつ…っ」
私の体が溶けそうなほどの炎を吹いている、ドラゴンは、猫のような可愛い見た目をしていて、コウモリのような羽は、大きめだ。
そのドラゴンはこちらに気付いたのか、私と同じように、みるみる体を変形させ、人型になる。
それは、暗い赤紫の髪で、暗めの黄緑色の眼の少年の姿をしている。
少年の姿をしたドラゴンは、もうその尋常じゃない程に熱い炎を吹くのをやめていた。
そして、その少年が持っていたものは、何も分からない黒焦げの物になっている。
今、私はドラゴンと目が合っている。
ふいっと私は目を逸らした。
私以外にこんな生き物がいるなんて…!!
目を逸らしながら、私は感心していた。
そしてもう一度ドラゴンを見る。
私は話しかけることにした。
「君って…ドラゴン?」
すると、そのドラゴンは
「そう呼ばれてるらしいね、俺」
と、笑う。
私が、今までの人生で初めて感心した、この日。
ー学校でー (リムア)
500文字〜950文字くらいまでを目安に書いてます。
少なめですが、そういう風に書いていきます。
今日から学校が始まる。
新学期だ。
私は、普段から人として生きていて、まだ世間は私が猫だと言うことは知らないだろう。
と言っても、バイトなどはこの中学ではバイトはしてはいけないし、私には人間の現金を持っている親もいないから、家が無いのは不思議がられる。
通学路を歩いていると、急に肩を叩かれる。
後ろを向くと、友人の|些引《さひき》 |雪《ゆき》が、笑顔で「おはよっ」と話す。
「|水嶺《みみね》っ!!今日から新学期だね!沙羅ちゃん男子に告白できたかな!?」
あぁ〜、そういえば言っていた。
休み期間中にずっと好きだった男子に告白するって。
「成功したかな〜!!?」
青春、やってるな〜
まあ、私、猫には青春というものなんて無いし。
そんな雑談をしながら、私と些引は学校へと向かって歩く。
教室に着いて、私は自分の席に座る。
私の席は窓側で、外の景色、通学路がよく見える。
通学路には、まだ遅れて来た生徒達が歩いている。
HRの時間はあと一分。
それまでに別のHR専用の教室まで行かないといけない。
私は急ぎめで準備して、HR教室まで向かう。
「ふう、間に合った。」
一歩先に着いていた私と違って、皆少し遅れて来たようだ。
そして、しばらくクラスの進捗やこれからの会議をして、HRは終わった。
HRが終わった後、一時限目の、数学が始まった。
それからも、順調に進んでいった。
が、四時限目の途中のこと。
教師が、猫にとって意味のわからない専門用語を沢山話していて、私は暇になって窓の外を見る。
すると…