舞台は八月。 　平均視聴率62.8％という驚異的な数字を記録し、史上最高の“国民的ドラマ”となった、朝の連続テレビ小説「まこち」。本作品のヒロイン、新町千鶴を演じた女優・小椋ヤマト（23）が今月8日、福岡県北九州市で行方不明となっている。 　小椋は、今年12月公開予定の映画「ひきこもりブランコ」主人公・福川有沙役、10月期の火曜ドラマ「その恋、おいくらですか？」ヒロイン・島田さとみ役、来年3月公開予定の劇場版アニメ「雀の杜」主演声優など、多くの俳優活動が予定されていたが、事務所はこれらの出演を全て取り消すとともに、20社近くとのcm契約も解約させたことを明らかにした。尚、事務所は公式ツイッターを通じて「作品を楽しみに待って頂いていた皆様に心からお詫び申し上げます」と謝罪しており、様々な反響を呼んでいる。 　小椋は先月公開された戦争映画「兄さんの手記」の主人公の妹・みち役で、日本アカデミー賞最優秀助演女優賞を受賞している。同作品の主人公をつとめ、最優秀主演男優賞を受賞した俳優の森田健一は、ツイッターで「ヤマトさんは芸能界に必要不可欠な存在。一刻も早く見つかることを祈っている。どうか無事でいてほしい」とコメントしている。 　警察は、全力で捜査に当たるとともに、小椋が九州へ向かった詳しい経緯を調べている。