魔狼の宴、1章です。
異世界の四天王と魔王を討伐しに行きます。
―突然の事だった。
急すぎて、何も対応できなかった。
私達がこの世界で最後に見るモノは「希望」だろうか。
それとも
―「絶望」だろうか。
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目次
魔狼の宴〜1章 1話:終わりの始まり
1章開幕!!
おまたせしました!!
視点はクレンです!
ある夜。私は、ライの「本」発言が気になり、なかなか寝つけなかった。
魔狼「黒い本···タイトルもない?どっかで聞いたような···」
考えているうちに、ある1つの「答え」にたどり着いた。
魔狼「まさか···!!招集!!」
絶対に、そうであってほしくない。
―そう、思っていたのに。
火炎竜「眠い〜···クレンなんで呼んだの。」
堕天使「クレンがこんな時間に呼ぶって事は、何か重大な事だろう。」
魔狼「マジで重大。」
欠番「κΞυηΙ⇄⇁‼√««℉®¢§⁇(訳:あ、ほんとに重大だった?)」
みんなが集まった事を確認し、「本」の話を始める。
一通り話した後、ガルーダが、急に震えだした。
火炎竜「···え、嘘でしょ···?だって、僕の故郷だもん···!!」
一同「えぇ!?」
ガルーダによれば、「本」は、魔術で作られた物で、その中に世界が広がっているのだと言う。そしてなんと、「本」の世界はガルーダの故郷。
その時···
作者「クレン!!ほ···本が···!!」
🎰&👓「うわぁ!?」
なんと、「本」が宙に浮いていた。そしてそのままゆっくりと開き···
???〈魔狼ノ宴、全員確認。コレヨリ、異世界転移プログラムヲ開始イタシマス。〉
奏者「クレン···すごい嫌な予感がするよ···」
ボカロファンが呟いた瞬間。
「本」が光り輝き、私達を一瞬で包みこんだ。
魔狼「う···何が起きた···?···!?ここは···!?」
目を覚まし、辺りを見回す。
しかし、今までいた基地の風景ではない。広大な森が広がっていた。
そこが、今回私達が物語を繰り広げる舞台―
「エンドワールド」の世界だった···
続く···
こんばんにちはございます。ボカロファンです。
テストも終わったので、今日から1章開幕です!!
それと同時に、ふざけてたり、シュールすぎる、という内容で本編からカットされた、「裏話編」も開幕します。
さて、どうなるんでしょうね(知るか)。
それでは、また今度!
魔狼の宴〜1章 2話:異世界〜
最後ちょっとグロ注意です。
視点は私です。
魔狼「みんな!!起きて!!」
奏者「···ん···って、え!?ここ何処!?」
目を覚ますと、そこは森だった。
私達、今まで基地にいたよね···?
詐欺師「ここは···森···?」
賭博師「森以外のなんでもないだろ···」
見渡す限り、森。
これじゃあ、どっちに進めばいいかわからないじゃないか···!
ん?でも、待てよ?ここがガルーダの故郷であるなら、彼は、何処に何があるかわかるんじゃないか?
奏者「ガルーダ。ここって、貴方の故郷?」
火炎竜「そう!!」
奏者「じゃあ、村の場所とかわかる?」
火炎竜「!!もちろん!!ついてきて!!」
よかった。
私達は、ガルーダの後についていく。
作者「しっかし広いな~、この森。」
たしかに広い。どのくらい歩いたら村に着くのだろう···
堕天使「ガルーダ、君がここにいた時の事、教えてくれる?」
火炎竜「うん。僕がここにいた時、魔王が世界を支配してて···」
ガルーダが言いかけた、その時。
魔狼「がは···っ···!?」
クレンのうめき声が聞こえてきた。
咄嗟に後ろを見る。
火炎竜「···っ!!魔王軍···!!」
クレンは、魔王軍に、刀で心臓を貫かれていた。
飛び出た刀には、血がベッタリと付いている。
奏者「そんな···!!クレン!!」
魔狼「ク···まさか···な···!?ガハァッ···」
刀が引き抜かれ、クレンは、血を吐いてその場に倒れてしまった。
賭博師「クレン!?おい!!」
魔王軍は、こちらに向き直る。
···私達、どうなっちゃうの···?
続く···
こんばんにちはございます。
いきなり大ピンチですね。
あのクレンが魔王軍に一撃で殺られるなんて、どんだけ強いのかなぁ?(知るか)
テストも返ってきて、一安心。
これからはここでゆっくり小説書きます。
では。また次回!
魔狼の宴〜1章 3話:奇襲〜
暑いですが、頑張って書いてます。
最初の視点はダイスです。
賭博師「クレン!!···ッ···貴様ァ!!」
なんという事だ。
リーダーが、一瞬で殺られてしまった。
そんな···クレンを一撃で倒す程の力だなんて···
魔王軍「ピピッ ロックオン。排除シマス。」
魔王軍は、僕の方を向いて、刀を構えた。
詐欺師「···僕が、変化しかできない雑魚だと思った?」
相手が刀を振り下ろす。
凄まじい衝撃波が、こちらへ迫ってくる。
"俺"は、持っていた杖を握りしめ、呪文を唱えた。
詐欺師「虚像(フェイク)。」
すると、俺の「ニセモノ」が現れ、俺の代わりに衝撃波を受け止める。
その間に魔王軍の後ろへと回り込んだ。
詐欺師「変化(チェンジ)No.083―マチェーテ。」
魔王軍「!?」
俺は、マチェーテに変化した杖を、思いっ切り振り下ろした。
---ここから視点はライ
兄さんに一撃で倒された魔王軍の身体が、砂の様に、サラサラと崩れ落ちる。
賭博師「···兄さん。いつ、そんな強大な力を。」
詐欺師「パァァァ···マジ死んだかと思った···」
···なんかいいや。もう。
堕天使「ダイス···そんなに強かったのか···」
俺は、兄さんが本気を出すと、強くなる、という事を知っている。しかし、ここまで強かったとは、全く知らなかった。
一人称も「僕」から「俺」に変わってるし···
火炎竜「それより、クレンは!?」
奏者「あぁ···クレン?起きて?もう終わったから。」
魔狼「んぇ···ハァイ。···オイショ。」
賭博師「大丈夫か!?」
一応言うが、俺達は人外。もちろん死んでも生き返る。しかし、クレンが殺られる事なんて···
魔狼「はぁ~···この年になって、格下のモンスターに心臓刺されて死ぬとは思わなかったわ~」
クレンはそう言って、刺された部分をさする。傷口はすっかり塞がっているが、そのまわりに赤黒いシミが残っていた。
欠番「©‡η‼»?℉¡¿(訳:大丈夫!?)」
魔狼「うん!!もちろん大丈夫!!」
火炎竜「おし!!じゃ、出発!!」
ガルーダの合図で再び歩き出す。
生い茂った木々の向こうに、村の入口が見えてきた···
続く···
こんばんにちはございます。
今回は犯罪兄弟組が視点でしたね。
え?犯罪兄弟組とは、ですって?
ライとダイスの事をさします。
(ライは賭博、ダイスは詐欺の罪。)
魔狼の宴は、この他にも、様々な組が存在するんです。
後々、小説内で出てくるかもしれませんね。
ダイス君大活躍でした~。
いつもはヘラヘラしてても、本気出すとめっちゃ強いです。
ちなみに、今回出てきた魔王軍は、光の四天王の配下らしいですよ?
それでは、この辺で。
バイバイ👋
魔狼の宴〜1章 4話:故郷〜
ようやく村にたどり着いたゼ✨
視点はガルーダ!!
火炎竜「着いたよ!!ここが僕の故郷、エデ村だよ!」
龍と人間が共存するエデ村。
僕の故郷だ。ちなみになんだけど···僕がドラゴンと人間のハーフなのは、母さんが村の人間、父さんが、母さんと仲が良いドラゴンだったから。
賭博師「へぇ~、結構良い所じゃん。治安も良さそう。」
魔狼「こんな平和そうな世界に魔王軍がいるっていうのが信じらんけど。」
奏者「いや、さっきガッツリ魔王軍に殺られてなかった?」
そんな、他愛もない話をしていると。
村人「君は···ガルーダ!?」
村人「ほんとだ!!ガルーダだ!おーい!!みんな!!ガルーダが帰ってきたよ~!!」
村人達が出てきて、僕の姿を見るなり、騒ぎだした。
···そりゃあ、この世界に戻ってきたのはざっと3年ぶりだし、驚くのは当然か。
そうこうしているうちに、村長が現れた。
長「おぉ···ガルーダ、久しぶりじゃの。元気にしておったか?」
火炎竜「もちろんさ!!あ、僕、異世界で友達できたんだ!!この人達だよ!!」
僕は、宴のメンバーを指差した。
長「これはこれは。ガルーダと仲良くしてくださり、ありがとうございます。わしは、この村の長。名は、「エルベル·フェルマルク」といいます。さ、どうぞ、中へお入りください。」
僕達は長に案内され、村の中へと入っていった。
続く···
暑い。ただただ暑い。
死にそうです。
小説1話1話が短くなってないかって?
ごめんね💦
そこんとこは許してクレメンs((殴
(痛いっぴ( ;∀;))←定期的に叩かれる人
そろそろ本題に入ってくる所です。
次も楽しみにして待っててね
それでは!!
魔狼の宴〜1章 5話:エンドワールドの危機〜
あとちょっとで本題って感じ。
視点はルシィd((分からないだろ
ルシファーです(痛い)
その村は、とても静かだった。
本来であれば賑わっていただろうに。
まるで、何かに怯えている様な···
堕天使「長。本当は、この村の人々は自由気ままに過ごしていたのだろう?何故、こんなに静かなのだ?」
長「ルシファー殿。それはな、魔王軍のせいなのじゃ。」
長によると、この世界に「魔王」と呼ばれる存在が現れ、めちゃめちゃに荒らしていったのだと言う。そして、異世界から、何人もの勇者がやってきて魔王城に向かったのだが、誰一人、帰って来なかったそうだ。
奏者「え、マジで!?」
火炎竜「まさかだけどさ···」
賭博師「俺も多分おんなじこと思ってる。」
魔狼「私達が異世界転移させられたのって、魔王を討伐する為···って事?」
しばらくの沈黙の後···
作者「最悪。」
狐は、おもむろに呟いた。
魔狼「で、でも!!きっとできる!!エルベルさん、私達『魔狼の宴』にまかせてください!!」
長「おぉ、ありがとうございます。では、行くまでの間、どうぞこの村でゆっくりしていてください。」
堕天使「城の位置だけ確認するぞ?おいしょっと···」
私は、背中に畳まれていた真っ黒な翼をだした。
空を飛び、城の位置を確認する。
見渡すと···
あった。真っ黒な城だ。
堕天使「あったぞ!!南南東の位置、約1km!!」
欠番「£∆※℃¡☆〉׫☆«¡‼¡∆(訳:流石!!ナイス!!)」
···なんて?
魔狼「流石!!だって!!」
なるほど。どうも、ナルの言葉は分からないから、理解している人がいて助かる。
奏者「ねぇ、出発までの間、この村探索したりしない?」
火炎竜「いいね!!僕、案内しようか?」
魔狼「賛成!!」
こうして私達は、城へ行くまでの間、この村で休息する事を決めたのだった。
〜魔王城〜
???「魔王様。あの者達も、ここへ来るみたいですよ?」
???「え〜、マジ〜?だったら、はやく|遊び《殺し》たいな~!!ねーねー、アクア〜、殺し合いって、楽しくない?」
???「んー、殺し合いね···面白いっちゃそうだけど···手早く済ませたいかな。」
???「あ、レレンさん!!おかえりなさい!!どうでした?」
???「魔王様ー!ボクねボクね、交易都市ひとつ潰してきたんだよ!褒めて褒めてー!」
???「あらァ、すごいじゃない!!よく頑張ったわね!!ヨシヨシ✨」
???「やったぁ~!褒められた~!」
???「皆さん!あの人達来るまで、ちょっとゆっくりしませんか?お菓子、作ります!」
???「お、やったぁ。ヘターズ、お菓子作るの上手だからな~、ヘル、君は何食べたい?」
???「私はクッキー食べたい!!」
???「じゃあ、クッキーはアタシが作るわ。」
???「いいんですか?ありがとうございます!」
???「でも、敵が来た時は、しっかり戦闘態勢に入るのよ?」
四天王「はい!!ラミニュジューラ様!!」
続く···
こんばんにちはございます。
いよいよVS魔王軍です!
ボカロファンはようやくルビの振り方を覚えました(遅い)。
村での様子は、あまりにもゆるゆるすぎたので、裏話編で紹介したいと思います。
最初は誰と戦わせようかな···。
では、この辺で。
魔狼の宴〜1章 6話:VS四天王、開幕〜
いよいよ四天王と戦います。
視点は私。
奏者「ここが···魔王城···」
賭博師「でっけえ···」
この世界に来て1週間目。
私達は、魔王城の目の前に来ていた。
いよいよ戦いの時。
詐欺師「で、どうやって中に入る?」
魔狼「たしかに。鍵がかかって···」
ガタンッ
ギィ···
作者「あ、あれ?勝手に開いた?」
どうしようか考えていたら、城の扉が、私達を中へ|誘《いざな》うかの様に開いた。
堕天使「よ、よし···入るぞ···?」
ルシィ(ボカロファンの、ルシファーの呼び方)のその言葉を合図に、私達は中へと入っていった。
城の中は、薄暗く、気味の悪い感じだった。
火炎竜「ね、ねぇ、クレン···?今何階?」
魔狼「え···分からない。5階かな···?」
作者「あとどのくらい登れば魔王に会えるんだ?」
すると···
???「貴方達、四天王も倒さずに魔王様に会おうとしてるワケ?」
奏者「うわ!?誰!?」
声がしたので振り返る。
そこにいたのは···
―薄紫色の長髪の、魔女の様な格好をした少女だった。
???「初対面の人に誰って···失礼じゃない?」
欠番「√…‡→〈⁇⇁©※⁈υ@†κ⁈(訳:あ···ごめんなさい。そういうつもりじゃ···)」
???「あーもうめんどくさいなぁ······私の名前はヘターズ。"ヘターズ·ブラドーネ"。毒の四天王。」
四天王!?
私達はどうやら、魔王に会う前に、四天王を倒さなければいけないらしい。
我々が焦っていると、毒の四天王、ヘターズ·ブラドーネは、こう、話を切り出した。
四天王(毒)「友だちになってよ。魔王様と。魔王様がかわいそうじゃん。」
魔狼「な、何を言ってるんだ?」
四天王(毒)「いや、だから、そのまんまの意味だけど?魔王様は、友だちが欲しいんだ。」
魔王と···友だち···
無理に決まってる。
そんな事したら、この世界に来た意味がないじゃないか。
詐欺師「いや無理でしょ。僕ら魔王を倒す為にここに来てるから。」
四天王(毒)「そっか。だったらさ···」
ヘターズの周りに、キラキラと輝く毒が作られる。
四天王(毒)「さっさと死んでくれない?」
―ついに、魔狼の宴と魔王軍の戦いが始まった···。
続く···
こんばんにちはございます。
ついに四天王との戦いが始まりました!!
最初に登場するのは、毒の四天王、ヘターズ·ブラドーネです。
16歳の、魔女っぽい少女キャラです。
イラストが···あるんです↓
https://picrew.me/share?cd=87AdDCdKTZ
ヘターズ·ブラドーネを考えてくださった、ざらざら@引退様、ありがとうございました🙇
魔狼の宴〜1章 7話:猛毒合戦〜
٩( ᐛ )و(喜びの舞)
視点はクレン。
なんてことだ。
ダイスが余計な事言うから、四天王キレたじゃないか!!
四天王(毒)「ねぇ。ここで引き返すなら許してあげる。どうする?」
奏者「引き返すワケ···ないでしょ!!」
ボカロファンは、結構やる気みたい。
まぁ、引き返したらここ来た意味無くなりますけど。
四天王(毒)「ふぅん···そっか。じゃ、容赦しないね。|毒飴爆弾《ロリポップ・ボム》!!」
堕天使「これは···?飴···?」
ヘターズが作り出した飴に、ルシファーが触ろうとする。
駄目だ。嫌な予感がする。
魔狼「ルシファー!!触るな!!ボカロファン!!」
奏者「!!了解!!|防音壁《サウンドミュート》!!」
ボカロファンが手を振ると、壁が現れた。
それとほぼ同時に···
バァン!!
飴が弾けた。
火炎竜「う、うわぁぁぁ···」
ガルーダが、情けない声を上げる。
壁を見ると···
魔狼「え!?と、溶けてる!?」
奏者「嘘でしょ···」
なんと、ドロドロに溶け落ちていた。
作者「1回戦でこの強さ···?」
四天王(毒)「何?その程度でビビってんの?私、他の四天王より劣ってると思うんだけど。」
マジですか。
最初でこの強さだったら、残りの四天王はどれだけの強さなんだよ。
四天王(毒)「あのさぁ。ひとつ聞いていい?なんで私達が悪なの?君たち人間はいつでも正義なの?」
賭博師「はぁ?世界ブッ壊そうとしてる奴が何言ってんの。」
四天王(毒)「ッッッ!!うるさい!!えぇい!!|毒飴流水《ポイズン・キャンディ》!!」
ヘターズが呪文を唱えると、毒の水飴が、ライに向かって流れ出した。
魔狼「ライ!!」
―気が付くと私は、ライをかばう様にして立っていた。
詐欺師「クレン!?」
毒が私に迫ってくる。
もう駄目だ。
私は、覚悟を決め、目を閉じた。
欠番「℉℃±⇄』〉@η℉℃?→}/¢(訳:暗転皆無―|能力消去《アビリティ・デリーター》)。」
続く···
いや〜、7話でようやく本格的な戦闘です。
遅いですね(何様)。
実は、5話を投稿した後、「うちのアクア、存分に使ってください!!」とファンレターが届きました。嬉しいです。
楽しみにしてるみたいで。
まろん様、わざわざありがとうございます。
アクア君は後半戦の方で登場させようと思っているので、もうしばらくお待ちください···。
それでは、今回はこの辺で!
魔狼の宴〜1章 8話:未知〜
みんなごめん💦
···あれ?魔狼の宴の主人公は私なのに、最近視点じゃない?
大丈夫。今回視点は私です!
奏者「ナル!?そんな事出来たの!?」
私は、ライをかばう様にして立っていたクレン···のさらに前に立ったナルの能力に驚いた。
作者「ナル!!その毒、出せる!?」
欠番「«↑§√⇁‼‘(訳:出せる!!えい!!)」
ナルが、たった今消去(正確に言うと吸収?)した毒を、狐さんに向かって出現させた。
詐欺師「まさか!!」
作者「うん!|編集《エディター》!!」
狐さんが、自分の能力、"|編集《エディター》"で···
ナルが出した毒を使って剣を作った。
四天王(毒)「な···!?何よ!?それ!?」
欠番「®=‡©§®℉『¿⁈⇄¡』(訳:よし···!!ヘクターソード!!)」
🐺&🎰「!!」
ナルは、作られた毒の剣で···
四天王(毒)「や···やめて···!!私···ッ!!」
ズバッ
|毒の四天王《ヘターズ》を斬った。
四天王(毒)「キャァァァァ!!」
続く···
こんばんにちはございます!!
本当に申し訳ないです!!
みんな続き待ってただろうに、いろいろあって全く更新出来てませんでした!!
そして今回短くなってしまいました。
ごめんなさい(_ _;)
でも、死んでないので大丈夫です(どこが)
ついに···ですね···
みんなが作ってくれたキャラを倒すのはなんだか心苦しいですが、小説の為、我慢して書いてます💦
一応、ハッピーエンドにするつもりです。
それでは、また明日、会いましょう!
次はもうちょい長めに書くね!
魔狼の宴〜1章 9話:どうだった?〜
٩( ᐛ )و٩( ᐛ )و٩( ᐛ )و٩( ᐛ )و٩( ᐛ )و
最近(私の)処理落ちが激しい···
暑いけど頑張って書くかぁ!!
最初の視点は私。
作者「···やった···!!ついに···」
ナルの一撃で、ヘターズの|体力《HP》は0となり、身体は、足元から、灰の様にサラサラと崩れ、消えていく。
···悪者ではあるけれど、流石にこれはかわいそうな···
四天王(毒)「ねぇ···貴方···達···」
賭博師「···!!」
ヘターズは、今にも消え入りそうな声で、私達に最期の質問をした。
四天王(毒)「私···強かった···?魔王···様に···貢献···出来たかなぁ···?」
それを聞いたクレンは、ヘターズに近づき···
―優しく頭を撫でながら、答えを言った。
魔狼「強かったよ。魔狼の宴が、久々に戦った···ってのもあるけど、アンタは結構凄かった。まさか、1回戦から苦戦すると思わなかったもん。」
ヘターズは、泣き笑いの様な表情でクレンに抱きつき···
キラキラと輝く薄紫色の灰となって、この世界から消え去った。
クレンは、今さっきまでヘターズがいた所を、何も言わずに眺めていた。
視点はヘターズ↓
そんな···
なんで···なんで···っ!!
私が負けた?
そんなハズは無い···
だって、私は毒の四天王なのよ···!?
でも、"敗北"という現実を突きつけるかの様に、私の身体はサラサラと崩れ落ちてゆく。
私···魔王様の役にたてたかな···?
そんな事を、独り言の様に呟いた。
答えなんか返ってくるはずがない。
―そう、思っていたのに。
魔狼「強かったよ。」
···え···?
今、"強かった"って言った?
なんで?
なんでそんな事言うの?
貴方達の方が強かったじゃん。
それなのに···
なんで、私に優しくするの?
ねぇ、教えてよ。
私のした事、間違ってた?
なんで敵に優しくするの?
なんで貴方達は
―そんなに優しいの?
そんな思いは、|魔狼の宴《あの人達》に届かぬまま、私の身体は、この世界から消えていった···
続く···
ようやくここまできました💦
最近忙しくて、小説の更新頻度が遅い···
ホントごめんなさい(_ _;)
さて、次に登場する四天王は誰でしょう?
それでは!
魔狼の宴〜1章 10話:光と闇〜
七夕だったね
最初の視点は狐
クレンは、ヘターズが消え去った所をずっと見つめている。
···そろそろいいと思うけど···
詐欺師「そろそろ行かないか?」
魔狼「···?あぁ、オッケ。」
ダイスが声をかけ、私達は進み出した。
奏者「あの···みんな、薄々気づいてると思うけど···」
賭博師「ん?」
···そりゃ気づいてる。
毒の"四天王"、ヘターズに会った時から···
奏者「四天王って事は、私達、あと3人倒さないと魔王に会えない···って事だよね?」
そしてその言葉は、現実に変わった。
???「うっ、うぇぇぇ~。お、狼のおねーちゃんたち、助けて……ボクの家族、み、みんな殺されちゃった……うわぁぁぁぁぁん!」
···は?
ここから視点はライ
なんだ!?
いきなり、真っ白に光り輝く、小さな少年が現れ···
クレンにしがみついてきた。
クレンを"闇"と例えるなら、そいつは真逆。
···"光"だった。
って事は···
魔狼「うわぁ!?だ、誰!?何!?」
???「あ、ごめん!!僕は···」
四天王(光)「光の四天王、リラキューレ·レレンだよ!!」
堕天使「四天王!?」
火炎竜「なんか···ポワンポワンしてる···」
光の四天王は、あの···なんて言うか···その···
―完璧なるショタだった···
え、待って?
俺、ショタ苦手なんだけど?
魔狼「うん、待って?私の事、今、"狼のおねーちゃん"って言った?」
四天王(光)「うん。言った。」
魔狼「あー···私の名前はクレン。」
四天王(光)「へぇ~!!いい名前だね!!」
なんでこんな対等に話してるんだ?
流石、魔狼様だ···
四天王(光)「そんな事置いといてさ。」
この程度だったらサクッと倒して次に行けると思っていると、レレンは、急に真面目な顔になった。
四天王(光)「あのね、クレンおねーちゃん。ボク、すーっごくおこってるんだぁ。だって、他の四天王を殺したんだもん。ボク、いつもは苦しませないでカンタンに殺す主義なんだけど……」
あ、これヤバいかもしれんぞ?
レレンの白く輝く瞳が、より一層輝き出す。
四天王(光)「おまえらは、たっぷり苦しめて殺してやる!」
ありゃ、見た目ショタでも中身は結構凄いヤツだった?これ。
魔狼「あー···サイコパスショタだった?」
クレンが、そう呟く。
詐欺師「サイコパスロリが何言うてん···」
魔狼「うるせぇ黙れ殺すぞ」
詐欺師「···すいません。」
···ダイス兄さんはこんな時まで何をしてんだ···
賭博師「内輪もめしてなくていいから。ほら、ちゃっちゃとやるぞ?」
こうして俺等は、|2回戦《レレン戦》を始めたのだった···
続く···
最近忙しい!!
ヤバい!!
ボカロファンです✨
そういや、昨日は七夕でしたね!
皆さんは何を願いましたか?
私は···
内緒♪
さて、本題に入ります。
次に登場したのは、光の四天王、リラキューレ·レレンです!
ライは、どうやらショタが苦手な様ですが···
どうなるのかなぁ~?(知るか)
実は、レレン君は、ある魔術が得意なんです。
それは、次の小説で分かりますよ?
レレン君を考えてくださった遥兎らい様、ありがとうございました🙇
では!
魔狼の宴〜1章 11話:治癒の鬼〜
最近、ハマっているサイトがあるんですよね。
後で言います。
視点は私。
VSレレン。
四天王だけど···
なんだけど···
レレン君···ショタ···
可愛すぎる···
っていうか、こんなちびっ子が四天王って···
世界はどれだけ発展してんだ?
魔狼「可愛いけど···よし!!いくか!」
賭博師「あの~?俺ショタ苦手なんだけど?」
作者「ショタいいからはよやれ。」
なんだろう、茶番劇を見せられてるのかな?
とりあえず、私達は、レレンとの戦いを開始した。
賭博師「えい!!|拘束鎖《バインドチェーン》!!」
ライが、魔術で作られた鎖を出す。
しかしレレンは、ちょこまかと駆け回っていて、全く当たらない。
詐欺師「なにこれ光の四天王速すぎ。」
火炎竜「|超火炎《オメガバーン》!!」
ガルーダも魔術を出すが、本当に、全く当たらない。
奏者「レレン君どんだけ速いの!?」
堕天使「多分···あれだ!!攻撃力、防御力系が弱いから、素早さがとんでもないんだ!!」
あちゃー、こりゃめんどいヤツだったかもしれないぞ?
魔狼「速いんだったらこっちも負けてない!!|加速《ハイスピード》!!」
クレンの素早さが、グンと上がった。
四天王(光)「え?あ、ちょ···うわぁ!?」
魔狼「|高速斬撃《フルスラッシャー》!!」
そのままの速さで、クレンが一撃を入れた。
―勝った
そう思ったのもつかの間、倒れ込んでいたレレン君は、ガバっと起き上がった。
···あれ?
さっき···
クレンに斬られなかった?
四天王(光)「あー、びっくりした。でも〜、まだまだ弱いね~!!」
詐欺師「は!?傷が···消えてる!?」
四天王(光)「ん?何?あぁ、なるほど〜。おにーちゃん、僕が斬られたのにケロッとしてるのが気になってるんだ?」
まさか···
四天王(光)「僕はね、治癒魔法が大得意なんだ!!」
···やっぱり。
レレン君、治癒魔法得意っつっても、結構なスピードで回復してる···
これは長期戦になりそうだ···
続く···
こんばんにちはございます!
まえがきで言った、"ハマっているサイト"について話したいと思います。
もう単刀直入に言うとね、グロサイトなんですよ。
カルマニマとカルロ·グローチェがいい···
あ、モザイク無いので。見るなら自己責任で···
さて、小説の方に入りましょう。
レレン君、治癒が凄い···
そういうのも、レレン君を考えてくださった、遥兎らい様から、「急所を一撃でやらないと死なない」と、補足をいただいたからです。
物語的に面白そうなので、治癒をとんでもなくしたいと思います😊
この調子だと···レレン戦はあと2〜3話程続きますね。
···あとがきが長くなってしまった!!
では!!
魔狼の宴〜1章 12話:狂人争い〜
ヽ(゚∀。)ノウェ
最初の視点はダイス
レレンは治癒の鬼だった。
これじゃあ、急所を一撃でやんないと···
ん···?
そうじゃん。
なんで気づかないんだ。
詐欺師「おーい!!クレン!」
魔狼「What!?あ、間違えた。何!?」
詐欺師「···。レレンを倒す方法が分かった!」
奏者「え?マジ?」
みんな戦闘に集中しすぎて気づいてなかったのか···
詐欺師「急所を一撃。以上!!」
賭博師「え、マジじゃん。」
作者「よし!じゃ、いっくよ~!!」
狐さんを合図に、僕達はレレンに向かっていった。
四天王(光)「ふぅん···僕に勝てると思った?」
ビュンッ
詐欺師「うわぁ!?」
気が付くと僕は、レレンに弾き飛ばされていて···
ここから視点は狐
ダンッ
作者「ダイス!?」
ダイスがレレンに弾き飛ばされた。
うーむ···
見る限り、攻撃力はあまり無さそうだ。
だけど···
魔狼「ダイス失神してる···」
そもそもダイスも攻撃力、守備力は少ない方なので、今の一撃で失神してしまった様だ。
四天王(光)「わー、よっわ。おにーちゃん、よくこれで魔王様を殺すなんて言えたよねぇ。ほんっとばかだよー。ばーか。ばーか。ばーか。……あはっ、動かなくなっちゃったよ、このおにーちゃん。もう気絶するなんて、よわすぎー。あとで目が覚めたら拷問しよっと。……で? つぎは誰がやる? みーんな苦しめて殺してあげる!」
···。
ホントにショタなのかな。この子は。
ちびっ子の口からこんな言葉出る?普通。
そんな焦る私達を完全スルーして、レレンは···
ダイスに近づき、ナイフを取り出して···
―彼の身体に突き立てた。
賭博師「!?兄さん!!」
四天王(光)「ハハ···アハハハ!!」
レレンは、狂った様に、何度も何度もナイフを突き立てる。
詐欺師「あ···痛···い···ッ···や、やめ···」
ダイスの周りには血溜まりができ、どんどん広がっていく。
あまりの痛さにダイスも目を覚まし、呻き声を上げた。
賭博師「貴様ァ!!|拘束鎖《バインドチェーン》!!」
四天王(光)「危ない危ない。よっと。」
レレンは軽々と避け、私達の前に着地した。
堕天使「何故···こんな事を···」
四天王(光)「え? なんでこんなことしたか、って? そりゃ、ボクが四天王だからに決まってるよー」
レレンはノリノリで答える。
そんな、いくらなんでもやり過ぎだ。
魔狼「ふぅん···狂人争いなら、私だって負けてない!!」
クレンは斧や刀を出現させ···
レレンとの一騎討ちを始めてしまった。
呆然として見ていると。
奏者「ヴ···うぅ···血···血···あぁ···駄目だ···」
ボカロファンが、苦しそうに呻いていた。
奏者「ハァッ···ハァッ···私だって···|これ《・・》ばっかりは···抑えるのが難しいんだ···血を見ると興奮してしまう···狂人になってしまうのは···ね···?だけど···狂ってみんなを傷付けたくないよ···ッ」
―しまった。
続く···
思いっ切り1000字超えた···
レレン君こんな感じでいいかな···
えー、ファンレターをいただきました✨
「面白かった」「クレンが推し」と···。
ありがとうございます🙇
感謝です。
私も実は、レレン君好きなんですよね。
さて本題。
狂人争いが始まってしまいました。
そして私は···
はい。
物語上では、"ボカロファン"は、大量の血を見ると、狂い出し、凶暴化してしまいます。
抑えられるといいですね。
では!!
魔狼の宴〜1章 13話:怪物と化して〜
我氏怪物化。
最初の視点はライ。
なんてことだ。
兄さんが重傷を負ってしまった。
本当に弱い···
でも···
戦闘能力が低くても、ちょっと出来損ないでも、ふにゃふにゃしてても···
ダイスは、俺の大切な兄なんだ···!!
賭博師「兄さん···!」
詐欺師「う···ライ···?すまない···いつも迷惑かけて···」
賭博師「馬鹿野郎ッ!!そんな事言うな!!絶対助けるから···!!」
傷が深い。
俺の|超回復《ヒーリング》が間に合うかどうか···
兄さんの傷口に手を宛てがい、呪文を唱えようとしたその時。
賭博師「|超回《ヒーリン》···!?···ッ···!!ゴパァッ···」
何者かに腹を貫かれた。
口からは大量の血が噴き出る。
震えながら貫かれた所を見ると···
人狼の様な腕が、俺の腹から突き出ていた。
―まさか。
賭博師「ハ···ハハ···そう···か···血か···。ボカロファン···怪物化···しちまったかぁ···ゴフッ···」
腕が引き抜かれる。
俺は再び吐血し、その場に倒れ込んだ。
作者「いってぇ〜···身内切りが起こりますが、怪物化したなら容赦しない。私の|編集《エディター》で、やってやるよ!!」
ここから視点はガルーダ
火炎竜「狐さん!?大丈夫なの!?」
僕は、怪物化したボカロファンに立ち向かう狐さんに向かって叫んだ。
心配したのだが···
奏者「う···はえ!?なにこれ!?」
意外とあっさり怪物化は解けた。
堕天使「狐···お面が···」
しかし、相当な魔力を使ったのだろう。
狐さんのお面は、一部が欠け、美しく輝く黄色い瞳が見えていた。
作者「あ···直さなきゃ、これ。」
狐さんは、欠けた部分を押さえながら、優しく、でも、寂しそうに微笑んで言った。
奏者「あの、ごめんなさい···私···」
作者「いいんだよ。それより、レレン戦に集中!!」
あ。
怪物化ボカロファンに気を取られ、レレンの事をすっかり忘れていた。
ふと、レレン達の方向を見ると···
魔狼「アハハ!!レレン、意外と強いねぇ!!」
四天王(光)「クレンおねーちゃんも、結構強いじゃん!!」
激しい戦いをしていた。
詐欺師「あー、死んだかと思った。」
火炎竜「うわぁ!?」
賭博師「いや、|超回復《ヒーリング》間に合っただけだから。そんなに驚かんでも。」
びっくりした。
2人とも、あんな大怪我してたのに、綺麗さっぱり治っている。
いや、それはいいのだが、ダイスがいきなり後ろから話しかけてくるもんだから、本当に驚いてしまった。
詐欺師「さーて、レレン君。よくも僕を滅多刺しにしてくれましたね。どうしてやりましょう?」
そう言うダイスの目は、黒曜石の様に光り輝いていた。
―|賽の一振り《ダイスロール》の始まりだ。
続く···
えー、この文章を、3日かけてやっております💦
まさかこんな時間かかると思ってませんでした。
続きを楽しみにしていた皆さん、なかなか執筆が進まなくてすみませんでした🙇
これから、投稿頻度が遅くなるかもしれません💦
それでも許して🙏
では!
魔狼の宴〜1章 14話:光すらも通さない闇〜
みんな待たせた!
視点はクレン。
しぶとい。
これじゃあ、いつまでたっても次に進めない。
攻撃しても攻撃しても、次の瞬間にはもう回復している。
いや、相手の攻撃力も小さいから、私もすぐに回復するのだが。
魔狼「そろそろ終わらせようぜ···光の四天王、"リラキューレ・レレン"!!」
四天王(光)「僕だって、おんなじこと思ってるさ!!」
さて、そろそろ終わらせると言ったものの、どうしようか?
きっと、急所を一撃でやんないといけないやつだと思うけど···
真正面からは流石に難易度が高すぎる。
そんな事を考えていると。
四天王(光)「そりゃッ!!」
魔狼「ゴアッ···!?」
レレンのパンチをモロに喰らってしまった。
奏者「クレン!?」
ボカロファンの叫び声が聞こえる。
痛い。
こりゃマズいぞ···?
目線を上げると、狂気の笑みを浮かべたレレンがいた。
賭博師「おい!!クレンに···手を出すな!!」
ライが、私をかばう様に立ちはだかる。
駄目だ。このままでは2人共···
四天王(光)「さぁ~て、君達はどうやって殺そうかな〜?」
レレンがナイフを振り上げる。
魔狼「ッ!!」
私は怖くなって、目線を下におろした。
―しかし、いつまでたっても痛みが伝わってこない。
恐る恐る顔を上げると···
四天王(光)「な···そん···な···ッ?」
詐欺師「闇は、光すらも通さない。全てを呑み込む。」
カランッ
音をたてて、レレンの手からナイフが落ちる。
―ダイスが、レレンの急所を一撃で貫いていた。
続く···
みんなすまない!!
ボカロファン復活✨
ハァ···ついにレレン君も討伐かぁ···
まだまだ敵は残っていますが。
魔王はバカみたいに強くさせようと思います()
そして、魔狼の宴について、質問、リクエスト大募集中です!!
気になる事や、「これやってほしい!」という意見がありましたら、私の小説、日記のコメントや、リクエスト箱にじゃんじゃん送って下さい!
様々な内容、待ってます!
では!
魔狼の宴〜1章 15話:永遠に輝き続ける〜
怒涛の勢いで投稿している気がする。
視点はライ。
賭博師「兄さん···」
詐欺師「四天王君も、僕の詐欺能力には敵わなかったようだね。」
急激に変化魔術が上達した兄さんが、アッと言う間に、いとも簡単にレレンを倒してしまった。
四天王(光)「···え···?···そんな···」
急すぎて、レレンも何が起きたか理解していない。
いや、こんな強くなってたらもっと貢献しろよ()
火炎竜「よーやく倒した···」
四天王はあと2人。
それだけじゃなく、魔王もいる。
残りの敵はどれくらい強いのか···
魔狼「急所一撃だと、どんな治癒の鬼でも回復できないんだな。」
四天王(光)「な……なんで……ボ、ボクは天才、なんだ……得意なのは治癒魔法だけど……ちがう、ボクは、ちがう、ちがうちがうちがうちがう……ボ、ボクは……!」
クレンが放った言葉に困惑し、焦り、嘆くレレン。
そんな彼に、俺は近づき···
―優しく頭を撫でた。
賭博師「···たしかに、レレン。お前は天才な"治癒魔術師"だった。意外と面白い戦いが出来て、楽しかったよ。」
俺は、ショタは苦手だけど···
なんだかレレンが可哀想な気がしたんだ。
だから、このまま消え去るのは、何かが違う様な感じだった。
四天王(光)「な···なんで?なんで優しくするの?おにーちゃん、おねーちゃん、ボク···」
―何も分からないよ···―
その言葉を遺し、レレンは、目も眩む位に光輝き、消え去っていった。
賭博師「―永遠に輝き続ける、闇も打ち破る"光"となりますように。」
―どこかで、レレンの楽しそうな笑い声が聞こえた気がした。
続く···
個人的にレレン君好きなキャラだったんで討伐させるのに心が痛みました()
ショタ好きなんですよね、私。
さて、四天王はあと2人となりました。早いですね。
明日も頑張ります。
魔狼の宴〜1章 16話:遊びと言う名の殺し合い〜
次は誰でしょう?
視点はクレン。
ここまできてようやく2人って、本当にヤバい。
あんな強いのが出てくるなんて···
魔王はとても強いに違いない。
作者「あと2人かぁ···なんの四天王だろ」
魔狼「ん〜···炎とか水とか?」
???「せいかーい!!そいやっ!」
何処からか明るい声が聞こえてきて、それとほぼ同時に炎の塊が飛んできた。
奏者「うわぁ暑っ!?」
???「おい!!そこの···ちびっ子ロリ!!私と一緒に|遊ぼ《殺し合いしよ》う!!」
···ちびっ子ロリ?
その単語が出た瞬間、私は無意識にボカロファンの方を向いてしまった。
案の定、彼女は一瞬キョトンとした後···
だんだんと「怒り」の感情をあらわにしていった。
詐欺師「あ、あの!!そこの情熱的なキミ!!」
???「なんだ!同着メガネ!」
同着メガネ···
一体どんな発想をしてるんだ、この子は。
ダイスはめちゃくちゃ困惑している。
賭博師「お前、自己紹介くらいしろよ!」
ライが質問をすると、そいつはこう答えた。
???「へぇ~、そんなに知りたいの、私の事!私はね···」
四天王(炎)「炎の四天王、ヘルファイア・ディアボルス!!」
やっぱり···
そんな事であろうと思っていたけど。
それよりボカロファン大丈夫なんかこれ。
作者「クレン!ボカロファンが···」
魔狼「あ。」
奏者「ヘル···私に向かって"チビ"は重罪だよ···?」
「|カジノの悪魔《カジノデーモン》」とまではいかなそうだが、ボカロファンは本気モードに入ったようだ。
オーラがもう凄い。
四天王(炎)「あっそ。まぁいいや。一緒に|遊んで《殺し合って》くれる?」
奏者「遊び感覚で殺人してんだ···?いいよ、一緒に遊んでも。"魔狼の宴一攻めたらいけないやつ"と言われたこのボカロファンが相手をしてあげよう!!」
ボカロファンが、自分の顔の前に手をかざすと、魔術で作られたエレキギターが出現した。
···マズい事になったぞ?
続く···
今回会話多かったかな···
さぁ、次に登場した四天王は、炎の四天王、ヘルファイア・ディアボルスでした!
こんな感じの四天王です↓
https://cdn.picrew.me/shareImg/org/202406/1904634_7drCfqzw.png
ヘルを考えてくださっだ和音様、ありがとうございました🙇
ちなみにこっちは私がメーカーで作成してみたレレン君です↓
https://picrew.me/ja/image_maker/2307052/complete?cd=Zgz8Fb6uMw
そしてついに2章の募集キャラ達が揃いました!
ありがとうございます。
(悪魔化したボカロファンイメージ↓
https://picrew.me/ja/image_maker/1990109/complete?cd=BQsJj2BUyW)
では!!
魔狼の宴 〜1章 17話:灼熱と爆音〜
あっちぃ···
視点は私。
ヘルは私の事を「チビ」と言った。
···よくも私の地雷を踏んでくれましたね、四天王。
私は、魔力で作られたエレキギターを取り出し、構えた。
そしてそのまま思いっ切り掻き鳴らす。
ジャァァァン!!
四天王(炎)「そんなエレキで倒せるとおもっt···うわぁぁぁ!?」
私の足元の床は砕け散り、破片が壁や甲冑にいくつも突き刺さった。
エレキの威力を甘く見たヘルは、驚愕している。
···そりゃそうだ。
我々が人外だから、四天王だからこうして生きてるけど、普通の人間だったら確実に死ぬ位の威力なのだから。
奏者「···|悪夢薬《メアノール》···」
私が呟くと、いくつもの赤い目が現れた。
四天王(炎)「へー···ちびっ子ロリも意外とやるじゃん。私だって負けてないよ!」
ヘルはそう言うと、二刀流の炎刀を構え、私に向かってきた。
―灼熱の炎とエレキギターの爆音が鳴り響くこの部屋で、炎の四天王と奏者の一騎討ちが始まった。
---
―ここは、魔王城最上階。
一番奥の部屋にある椅子に、何者かが座っている。
そばには水色の髪の少年が1人。
2人は、蜘蛛の糸で吊るされたモニターから、戦いの状況を確認していた。
???「ラミニュジューラ様、このままでは···」
???「そうね。ここまで人が来るのは、アタシ達が追い詰められたのは、何年ぶりかしらね。でも、安心して。"この子達"が、魔狼の宴の名前、能力を、随時報告してくれるから。あら?また来たみたい。」
「ラミニュジューラ様」と呼ばれた者の手に、真っ黒な蝶が止まり、羽を上下に動かし始める。
それは、何かを伝えている様に見えた。
???「そう。なるほど。蜘蛛達はなんて言ってた?···そうなのね。ありがとう。またよろしくね。」
「魔王」がそう言うと、黒蝶はど何処かへと飛び去っていった。
???「ラミニュジューラ様。そろそろ僕も行きます。」
???「···そうね。頼んだわよ、アクア。」
「アクア」と呼ばれた水色の少年は、下の階へと下りていった。
???「魔狼の宴の子達は、アタシと"温かいオトモダチ"になってくれるかしら?断られたら"冷たいオトモダチ"にすればいい。何と言うでしょうね。あの子達。」
「魔王」が呟くと、頭上から操り人形の様な"ナニカ"が数体降りてきた。
???「···さて、クッキーを焼いて、紅茶でも淹れて、ゆっくり待っていましょう!!···アハハ···アハハハハ!!」
雷が轟き出し、より一層、魔王城の不気味さが増す。
魔王の紅色の瞳が、雷よりも鋭くギラリと光った。
"ナニカ"からは液体の様なモノが流れ出し、床を赤黒く染め上げていった···
―魔狼の宴が操り人形の正体を知り、魔王の強さに苦しみ、これまでにない苦戦を強いられるのは、もう少し後の事である。
続く···
はい、夏の暑さにやられそうです。
マジで連日30度超えって、なんですか?鬼畜ですか?
あまり暑いと私が処理落ちしてしまうので、気をつけながら小説を書いてます。
さて本題。
最後の方は誰の視点でもなかったんですけどね。
いろいろ質問したりして、「魔王」が出来上がってます。
これからは、四季の物語と並行させて本編を書いていこうと思います。
では!
魔狼の宴〜1章 18話:獄炎の悪魔〜
宿題終わらにぇぇ(噛んだ)
視点はダイス〜ッ!
ボカロファンは、魔力で作られた愛用のエレキギターを掻き鳴らしている。
その度に辺りは揺れ、パラパラと瓦礫が落ちてくる。
結構···キツイかも···
魔狼「ボっ···ボカロファン···1回止まって···」
流石のクレンも耐えれない様だ。
だが、そんな中、ボカロファンとヘルの2人は···
奏者「なかなかやるねぇ~!流石、|獄炎の悪魔《ヘルファイア・ディアボルス》だな!」
四天王(炎)「そう言うキミも"奏者"って感じでいいじゃん!もっともっと|遊び《殺し》合おうよ~!!」
···感覚というモノが無いのかな、あの2人は。
こんなに爆音が鳴り響き、灼熱と化した状態なのに、あいつらときたら、普通の部屋にいるかの様に戦っている。
―凄すぎて怖いね。うん。
四天王(炎)「ほらほらぁ!!そんなんじゃ、すぐに死んじゃうよ??ただでさえか弱い人間なんだから!」
···いやどんな基準で話してるんだ。
流石獄炎の悪魔。
ポジティブ!(全然関係ない)
賭博師「おい!!1回止まってくれ!ったく、ボカロファン、全く聞こえてない···俺もいくか!!」
そう言うとライは、あの灼熱の戦場に飛び込んでいった。
僕もすぐに行こうとするが···
怖気づいて前に進めない。
···いつもそうだ。
自分は弱いから、こういうのからすぐ逃げて、嘘で守り続けて、正面から堂々と戦わない。
すぐライに頼ってしまう。
|あの時《・・・》も···僕が楽園から追放された時もそうだった。
本当に自分は弱いやつだ。
それなのに、クレンは僕の事を受け入れてくれたんだ···
作者「大丈夫だよ。私も、弱かったから」
詐欺師「···!!狐さん···」
作者「そんな事考えるより、まずこっち。愚痴なら、後でいっぱい聞いてあげるから!」
そうだ。
こんな事考えるヒマあったら、ライ達の手助けをできるハズ。
なにか···なにか考えろ···
僕にも出来る事···!!
詐欺師「···あ···」
その時、いいアイデアが舞い降りてきた。
これならいける···!!
僕は戦場に飛び込んで、ライとボカロファンに指示をした。
賭博師「···なるほどな」
奏者「お、イイね!んじゃ、思いっ切りぶちかませ!」
ボカロファンのその言葉を合図に、僕は呪文を唱え、杖を振った。
詐欺師「···|夢世界《ドリームランド》···」
すると、淡い黄色の煙が吹き出され、辺りは"幻覚"で覆われた。
四天王(炎)「う、うわぁ!?何、これ!?幻覚···?」
···今なら倒せる。
僕は杖を刀に変化させる。
そして、ボカロファンに向かって叫んだ。
詐欺師「ボカロファン!!僕の杖に水魔術ぶっかけてくれ!!」
奏者「···!!りょーかいッ!それ!!|水流破《アクアマリン》!!」
水魔術を纏った刀が出来上がる。
気合をいれると、目がじんわりと熱くなるのが分かった。
詐欺師「よっしゃ···俺がやってやるよ···!!」
俺は、ヘルに向かって駆け出す。
途中の火の玉を水流で消しながら、どんどん距離を縮めていった。
四天王(炎)「しまった···ッ!!|火炎《ファイアー》···」
詐欺師「|水流斬撃《アクアブレイク》」
四天王(炎)「わ···あ···うわぁぁぁ!?」
続く···
最近暑い!
けど頑張って書く!
次もお楽しみに!
では!
魔狼の宴〜1章 19話:燃え盛る炎は衰えを知らない~
待たせたぁ!!
最初の視点はガルーダ!!
―勝った。
直感でそう思った。
心に、嬉しい気持ちが沸き上がる。
しかし、その一方で、「申し訳ない」「情けない」といった「不」の感情が渦巻く。
···相手は炎の四天王。
僕も、炎魔術を得意とする竜の一族···
この二人が戦ったらどうなるか。
言うまでもない。
相手の力は増すに決まってる。
だから···何も出来なかった。
火炎竜「あ···ご···ごめ···」
奏者「狐さんッッッ!!危ないッ!!」
謝ろうとすると、ボカロファンが叫んだ。
作者「···え···?」
我に返って狐さんの方を見ると···
―ヘルファイアが最期の力を振り絞り、巨大な炎の柱を繰り出していた。
ボカロファンが、狐さんを咄嗟に庇う。
このままじゃ、大火傷···
そう思っていると、狐さんは、してやったり、とでも言うような表情で、ボカロファンに何かを書いた···
---
狐視点
ヘルファイアが、最期に何かをする、という事は、最初から分かっていた。
もちろん、私に攻撃する事も。
わかってる以上、こっちだって簡単に殺られるわけにはいかない。
だから、ボカロファンが私をかばった時、「いける」と思った。
―だから···
作者「"`ペイント`"。|水色《ライトブルー》···」
ボカロファンに、この魔術をかけてあげた。
奏者「···ぺい···んと···???」
作者「一時的に特定の属性の攻撃力、守備力を高める技。水色(青色)は水魔術!」
そこまで言うと、ボカロファンは納得した様な顔をした。
彼女に炎柱が迫る。
魔狼「ボカロファンッ!!狐さん!!」
クレンが叫び声をあげた。
しかし···
奏者「あ···あれ···?全然熱くない···っていうか効いてない!?···よし、これなら···!!」
何かを悟ったボカロファンは、水の剣を作り、ヘルファイアに向かっていった。
四天王(炎)「しつ···こ···い···」
ヘルファイアは再び炎を出そうとするが···
奏者「|水流斬撃《サブマリンスラッシュ》!!」
ボカロファンの水魔術の力が、炎の威力を打ち破った。
四天王(炎)「ぐあっ···そ···そんな···」
---
ダイス視点
―ついに、決着が着いた。
ヘルの身体が、ゆっくりと消えてゆく。
四天王(炎)「···ねぇ、ボカロファン。私のしてたこと···間違ってたの?
私は好きな様に生きてただけなのに。私は···好きな様に生きちゃダメなの?」
ヘルが問いかける。
そんな質問に、ボカロファンは···
奏者「ん〜···少なくとも、"この世界では"間違ってたかな。でも、私達の世界だったら、もしかしたら、好きな様に生きれるかな。」
と、まるで友人と会話するかの様に言った。
四天王(炎)「じゃ、じゃあ、もし、ボカロファン達の世界に行ったら···私と自由に楽しく遊んでくれる?」
奏者「もっちろん!!」
ボカロファンが笑顔で答える。
するとヘルは、ポケットの中から小瓶を取り出した。
四天王(炎)「これ、火炎瓶。蓋開けて|火炎魔法《ファイアマジック》って言えば、獄炎を操れるから···あ、もう時間みたい。バイバイ。楽しかった···」
ヘルは優しく微笑むと、フワリと消え去った。
続く···
ごめんなさい···
ホント大変だったんですぅぅ···
そしてまさかの3P···
ごめんなさい!!
少しずつ書いていこうと思います!!
あと、今回、自主企画で作られた(?)魔術!
ミルクティ様、ありがとうございました!
https://tanpen.net/novel/b0246811-c917-48de-ac49-0e0bac0692a4/
では!!
バイメロ~☆
魔狼の宴〜1章 20話:清い流れ〜
ヤバいヤバい
視点は私
ヘルを倒し、更に上の階を目指す。
すると、何処からか川のせせらぎの様な音が聞こえてきた。
奏者「···?川?」
魔狼「城の中にんなもんあるわけないでしょ···」
作者「でも聞こえるんだよな···」
そんな感じで謎の水音に首を傾げていると···
???「大津波ッ!!」
そんな声が聞こえ、それとほぼ同時に大量の水魔術が繰り出されてきた!
賭博師「うえ!?なにこれ!?」
ライが驚いた声をあげる。
このままではみんなびしょ濡れどころか大ダメージを負ってしまう。
なので、私は咄嗟に···
奏者「|枯凋《ウィザリエ》!!」
森属性の魔術で腕を枯れ枝の様に変化させ、攻撃を防いだ。
???「この程度の攻撃だもんね。防げて当然だよね」
もしかして···まさか···
???「んー···?きみは···あぁ···奏者ボカロファンね。あの方···に聞いてるよ。なんか用······?」
奏者「まってなんで私の名前知ってんの」
っていうか···
奏者「キミ誰!?」
思いっきりストレートに聞いてしまった。
失礼だったかな()
四天王(水)「僕、水の四天王なの。《《あの方》》に近づくなら僕を倒してからにして。」
やっぱり。
もうホント大変すぎてヤババイナ(???)
四天王(水)「僕は···アクア・フローズ。僕、君らには興味ないんだよね。だからさっさと···」
まあ、そうなるでしょうね···
四天王(水)「消えてくんない?ニコッ」
アクア君がそう呟くと···
肩に乗っていた小さな狐も、一緒に笑ったー様な気がした···
騙し合いの
始まり
続く···
はい!最近全然小説が書けてない奏者です💦
ようやく投稿出来た···
そして雑談。
最近友達に誘われてコンパスというゲームをやり始めたのですが、めちゃくちゃ楽しいです!
私の小説の狐さんと、コンパスの狐ヶ咲甘色というキャラがめちゃくちゃ似ててびっくりしました(・・;)
あと某君可愛い()
全然関係ない話でしたね💦
それでは!!
魔狼の宴〜1章 21話:過去と言う名の悪夢〜
最初は狐さん視点です!
今回は、狐さんの過去が少し明かされます!
で、ちょっと暴力描写、グロ描写アリです
奏者「狐かぁ···んじゃ、狐さんとダイスとアクア君で騙し合いやっちゃえ!」
···は?
一体何を言い出すんだ?
確かにアクアは水狐だけど()
ふと横を見ると、案の定ダイスも困惑している。
まぁ···でも···
作者「行くしかないでしょ!!」
私は1人、飛び出していた。
前にいるアクアと目が合う。
彼は冷たく無機質な笑みを浮かべ、呪文を唱えた。
四天王(水)「···|柱状水流《ウォータースパイン》。」
その瞬間、私の足元から巨大な水の柱が噴き上がり、私はあっという間に閉じ込められてしまった。
作者「ごぼっ···」
遠くから、クレン達の叫び声が聞こえる気がする。
だんだん息が出来なくなり、視界もぼやけてきた。
その時、私の脳内に、不思議な映像がフラッシュバックした···
---
ーここは···家?
誰の家だろう。
少なくとも魔狼の宴の基地ではない。
もっともっと狭い···
人間の家?
ふと横にあった鏡を見る。
そこには···
|白髪《はくはつ》のショートヘアで、貧弱そうな少女の姿が映っていた。
私が驚くと、鏡の中の少女も同じ動きをする。
え···これ···私···?
いや、そんなわけない。
私は魔狼の宴の作者、狐だ。
でも···
これが私の過去だとしたら?
だとしたら、私は···!!
???「おい!!何ボーッと突っ立ってんだよ!!この木偶の坊が!!」
急に罵声が飛んできた。
声のする方を見ると、そこには背の高い女の人がいた。
ってことは···
私のお母さん···?
···だとしたら、なんで?
なんで私にそんな事言うの?
なんで···なんで···?
必死に記憶を辿っていると。
母?「邪魔なんだよッッ!!!」
作者?「痛ッ···!!」
急に母さんから平手打ちをくらい、そのまま床に倒れ込んでしまった。
ーそっか。
私、母さんからー
--- 虐待を受けてたんだ ---
言う事聞かないと、叩かれて、蹴飛ばされて。
挙げ句の果てには、引きずり回されて水につけられたり···
学校でも、友達なんて一人もいなかった。
逆に、酷い虐めに遭っていた。
そんな中、私をかばって、いつも助けてくれた、優しい子がいた。
ヘッドフォンを付けた、「ボカロ」が大好きな少女だった。
···ん?
ボカロ?ヘッドフォン?
まさか···そんな事···
私の霞がかっていた記憶が徐々に蘇る。
作者?「そんな···奏者さん···?ずっと、ずっと、側に居てくれたんですか···?」
彼女は、とても元気だった。
でも、ある日突然、姿を消してしまった。
何故貴方は、急にいなくなってしまったのか。
何故、私に優しくしてくれたのか。
貴方は何故ー
--- ずっと、私の側に居てくれたのか ---
···。
そういえば、私は何故、人外になったのだろう。
そんな事を思いながら、ふと、庭の方を見る。
そこには、白くて不思議な形をした花が咲いていた。
···あれは···ッ!!!
その瞬間、"映像"が切り替わり、次に私の記憶が映し出したのは···
ー真っ赤に染まった部屋と、床に倒れピクリとも動かない母さんの姿だった。
作者?「わ···あ···うわぁぁぁッッッ!!!」
私の手には、赤黒い液体がベットリと付いたカッターが握られている。
考えなくても分かる。
私は、怒りに任せて母さんを···
母さんを殺したんだ···ッ。
そして···そして···!!
???「···__さん__」
誰か···呼んでる?
???「__狐さん__」
狐ー
違う、私はー
いや、違うくない?
どっち?
私は一体···?
奏者「狐さんッ!!!**戻ってこい!!!**」
---
作者「ん···ここ···は···」
奏者「狐さん···良かった···」
目を覚ますと、そこは魔王城だった。
さっきまで見てたのは···
夢?
それとも走馬灯?
それより···
作者「···《《ソウ》》···?」
ボカロファンは一瞬驚いた様な顔をして、直ぐに泣きそうな、嬉しそうな、そんな表情になった。
奏者「···今まで黙ってて···いや、急にいなくなってごめん。」
嫌だ。
お願いだから謝らないで。
謝るのは私の方。
作者「ごめんなさい···ごめんなさい···ッ!!今まで···何も思い出せなくて、ずっと側に居てくれたのに、何も思い出せなくてごめんなさい···ッ!!!う···うわぁぁぁん···」
涙がとめどなく流れてゆく。
ボカロファンは、泣きながら微笑んで言った。
奏者「思い出してくれてありがとう。
--- |咲夜《さや》ー ---
」
時間かかってスミマセン💦
ようやく投稿出来た···
···え、何?
魔狼の宴の過去、もっと詳しく知りたい?
SEASON2で全て明かされますよ?
では。
バイメロ!
22話〜本気と憎悪〜
久々だなぁ
―クレン視点―
···咲夜?
一体どういう事だ?
訳が分からなかった。
狐さんがアクアの能力に倒れ、ボカロファンが助け出したのはいいのだが、その後に話している事はサッパリ分からない。
賭博師「···どゆこと?」
堕天使「···さぁ···。」
詐欺師「え?何?咲夜って誰?」
案の定、他のみんなも理解出来ていない様だ。
奏者「だぁぁぁっ!!それ後!!まずアクア君と戦わなきゃ!私の事殺す気!?」
何故だか、ボカロファンとアクアの一騎討ちになっている。
そのせいで、彼女は疲れ果てていた。
魔狼「あぁゴメン。」
さらっと謝り、私達も戦いに参戦した。
奏者「マジ許さん。」
···聞こえなかったフリしとこう。うん。
でも、何で狐さんの事を「咲夜」と呼んだのだろう?
私は聞いてみた。
魔狼「···どういう事か、説明してくれる?」
奏者「戦いながら!?···まぁいいけど。」
私達が駄弁っていると、アクアは若干苛立った様に言った。
四天王(水)「···ねぇ。さっきから何言ってんの?こんなグダグダしながら僕を倒そうだなんて。···愚かにも程があるでしょ。」
···これやらかしたかも···。
次の瞬間、アクアの肩に乗っていた狐が凶暴化し、私達に襲いかかってきた。
狐の鋭い牙が、私の腕に喰い込んだ。
一瞬遅れて激痛が奔る。
魔狼「痛っ···!?」
ウソだろ?
こんな小さな狐なのに。
狼とかライオンかって位、凶暴で、強かった。
作者「ソウ!?」
狐さんが、驚きの声を上げる。
慌ててボカロファンの方向を見ると、彼女は左目を赤く光らせていた。
···まさか。
奏者「一時的に、魔力を限界突破させる。」
そう呟いた途端、彼女は激しいオーラを纏った。
そして、ポケットの中から小さなビンを取り出す。
···あれってもしかして···。
奏者「···ヘル。君の力、使わせて貰うよ。」
---
その頃の魔狼の宴の基地。
誰もいないはずの基地に、3人の人影があった。
1人は、白と黒の2本の尻尾が生え、黒いローブを羽織った青年。
もう1人は、灰色のロングヘアが特徴の女性。
最後の1人は、真っ黒なパーカーで、フードを目深に被っていて、性別が分からない。
青年は1つ溜息を吐くと、数枚の紙を取り出し、フードを被った者に渡した。
???「···で、計画は順調?僕の方は今の所いい感じだけど。」
???「あぁ。もちろんさ。こっちも順調に進んでるよ。」
フードを被った者は、渡された紙を見て、ニヤリと笑う。
そこで、今まで黙っていた女性がようやく口を開いた。
???「次は此処、"フウライタウン"のガーディアンズ達を闇化させる。」
???「···"あの人"には申し訳ないけど···。ここまできたらやるしかないね。」
会話を黙って聞いていた青年は、笑いながら言った。
???「ははっ!宴の奴ら、まさか君が偽物になってるだなんて···思いもしないだろうね。」
???「···そうだね。そもそも私は、魔狼に恨みしかない。誰のせいで、私達のチームめちゃくちゃにされたと思う?誰のせいで、宴に潜入調査してると思う?」
そう言って、少しフードをずらした。
中から覗いた目に宿っていたのは、他でもない、激しい憎悪の感情だった。
???「···魔狼クレン。私はアンタを絶対に許さないから。」
続く···。
はい、久々に魔宴を書いたせいで、なんかグダグダになってしまいました()
やっぱ定期的に書かないとダメですよね。はい()
魔軍の方が、1話1話が長すぎて何だかこっちが短く感じる。
では!
23話〜水に打ち勝て獄炎の魔術〜
更新頻度🐢より遅い。
奏者お前シリアスを壊しすぎだ
―?視点―
???「そろそろ行くね。勘付かれてもあれだし。」
1言告げ、ソイツは立ち去った。
残ったのは、私と、もう1人。
彼は、私を向いて言った。
???「そろそろ実行しようか。宴達も、魔王戦間近だろう?」
???「あぁ、そうだな。」
さて、フウライタウンに新たな脅威を起こす時―。
---
―奏者視点―
魔力の限界突破なんて、いつぶりだろう。
下手すれば死んでしまう程の威力。
その力を全て、ヘルから貰ったこの火炎瓶に注ぐ。
でも···
どういう風にファイヤーマジックすればいいか聞けばよかった(´・ω・`)
あれ、|火炎魔法《ファイアマジック》だっけ?
どっちだったっけ。
なーんも分かんない!
おわた\(^o^)/!!
そんな事考えてる間にも、アクア君の注意がこっちに向かない様、ライが必死に攻撃したりなんかダイスが飛んでったりルシィが助けてたり···(?)
あーもう、こうなったらヤケクソで適当に言ってやる!!
奏者「えっと···|火炎魔法《ファイアマジック》!!」
欠番「············。」
·········。
·········💦
·········(´・ω・`)
なんも起きねぇーーー!!!
なんで!?何が悪いの!?
火炎竜「あの······それ、蓋開けないといけないんじゃ···。」
わぁ(・∀・)
四天王(水)「···何?それで僕を倒せると思ったの?」
やり方をミスったせいで思いっ切りアクア君の注意がこっちに向いてしまった。
奏者「え、いやちょ···うわぁぁぁぁ!?!?」
魔術がドンドン飛んでくる。
これはガチでマズイ。
慌てて火炎瓶の蓋を開け、今度こそ成功する事を願って言った。
奏者「―|火炎魔法《ファイアマジック》。」
次の瞬間、瓶から大量の炎が吹き出る。
この時私は自分がした大きな過ちに気が付いた。
慌てていたせいで、瓶の口を自分の方向に向けてしまっていたのだ。
その事に気付いたが、もう、手遅れだった。
身体が一瞬にして炎に包まれる。
奏者「ァ············うあぁぁぁぁッ!!!!!」
熱い。
熱い熱い!!
嫌だ、熱いよ···やめて、お願い。
私も私で悪かったよ···!!
でも············。
私をこんな風にした貴方達も責任とってよ。
視界の端に人影が映る。
それは、《《私が殺したハズの両親》》だった。
···なんで。
なんでテメェらがいるんだよ···!!
《《あの時》》殺しただろうが···!!
ふざけんなよ、生き返んなよ!!
分かった···テメェらが生き返んなら私だって何度でも殺してやるよ···!!
絶対許さない。
---
―火炎竜視点―
ボカロファンの様子がおかしい。
それよりどうしよう。
このままだと黒焦げに···。
それなのに、火を消そうともせずにアクア君に立ち向かっていく。
流石のアクア君も、若干たじろいでいる様だ。
でもまずは、ボカロファンを助けないと―!
火炎竜「これだけは···あまり使いたくなかったなぁ。」
堕天使「私も、力を強める為―。」
火炎竜「|炎を纏う竜《ドラグフレア》―。」
堕天使「デーモン・エンチャント―。」
次の瞬間、生成された炎が背中に行き、炎の翼を作った。
ルシファーは呼び出した悪魔を憑依させ、より力が増した。
魔狼「ガルーダ!!ルシファー!!攻撃は頼んだ!!私と狐さんはボカロファンを助ける!!」
僕らは頷くと、アクア君に向かって駆け出した。
---
―作者視点―
どうしよう···。
ソウの事、どうやって助ければいいの?
賭博師「オイオイ···あいつ、もう敵味方関係無く攻撃してんぞ!?」
ライの言う通り、炎に包まれたソウは、真っ先に助けに出たクレンの事まで襲っている。
もう、何が何だか分からない。
詐欺師「おーい!!おチビさん!!こ、こっちだ!!」
アクアと戦っていたダイスがわざとソウを挑発し、注意をひかせる。
「おチビ」という単語に反応したソウは、ダイスの方をキッと向くと、そちらに向かって走り出した。
詐欺師「ルシファー!!ガルーダ!!やってくれ!!」
2人に声をかける。
ダイスはソウの攻撃を必死に避けながら、アクアの方へと導く。
そして、ソウが一際大きな攻撃を放とうとした瞬間、ダイスは跳び上がった。
四天王(水)「······なっ······!?」
火炎竜「竜の業火に灼かれろ―!!」
堕天使「クロードナイト!!」
奏者「ァ······アアアッ!!」
四天王(水)「う······うわぁぁぁぁッ!!」
3人の攻撃がほぼ同時に入り、私達は遂に水の四天王に勝った。
だけど···。
奏者「あああああ······!!`殺してやる···!!許さない···許さない許さない!!私の人生めちゃくちゃにしやがって!!`」
未だにソウは静まらず、叫びながらみんなに襲い掛かる。
···っ!
私は意を決してソウの服を掴み、呼び掛けた。
魔狼「狐さん!?」
クレンが驚きの声をあげる。
炎は私にも燃え移った。
熱い。痛い。
今直ぐ叫びたいけど、それはソウだって、おんなじ気持ちなんだよ···。
作者「ソウ!!お願い!!戻ってきてよ!!こんなのソウじゃ無いよ···!!」
奏者「あ“······邪魔···するなァ···!!」
私の手を振り解こうと、ソウが暴れる。
作者「いっ······!」
身体のあちこちを引っ掻かれ、鋭い痛みが奔った。
傷口から血が流れてくる。
それでも私は、ソウを離さなかった。
賭博師「おい!!危ない!!避けろ!!」
ライが叫ぶ。
私達の前には、最期の力を振り絞って、アクアが出した特大の魔術が迫っていた。
でも、避けようと思った頃にはもう手遅れで、私達はそのまま魔術をモロに喰らって―。
---
―???視点―
こっそりとみんなの事を見ていた私。
もう、素敵で、最高で、喜びは頂点に達していた。
嗚呼···なんて素晴らしいのでしょう!!
皆様のお陰で私は最高の気分です!!
さあ、この調子で魔王様との戦いでも素晴らしい"物語"を見せてください。
そして、私を満足させるのです。
"彼女"も私も貴方達が紡ぎ出す物語を楽しみにしている―。
···おや?
どうやら、見られていた様ですね。
えぇ。貴方です。
この物語を、画面の向こう側で見ている。
どうです、あの物語は最高でしょう?
···?
私ですか?
そんな事より、よく私を見つけられましたね。
え?
思っている事が全て文に表されてるから直ぐ分かる···?
いやはや、私とした事が何たる不覚。
これは失敬。
次からは見つからぬ様、工夫せねば。
いえ、ただの戯言なのでお気になさらず。
おや?
私の名前が気になるのですか?
貴方も欲のあるお方ですねぇ···。
私と"彼女"の名前を貴方が知るのはまだ早いでしょう。
フフ。
少々語りすぎてしまった様ですね。
そろそろ23話も終わりに致しましょう。
それでは。
また、何処かの世界線で。
続く···
ひっさびさのとーこー!!!!
思った事言うね。
1年前より物語の路線変更し過ぎ☆
凄いね、1年経っただけで。
あと!!
今回の魔術!!
|炎を纏う竜《ドラグフレア》とデーモン・エンチャントを考えてくださった遥兎らい様、ありがとうございました!!
本当皆様1年も待たせてしまって申し訳ございません!!
今回はここまで!!
ではまた!
バイメロ〜♪
24話〜燃え盛る記憶、川のせせらぎ〜
さあさあ、いよいよですよ
―詐欺師視点―
クレンが、アクアの魔法に呑み込まれた2人を直ぐに助けに行った。
燃え盛る炎は魔法のお陰(?)で消えていたが、2人共意識が無い。
ボカロファンに至っては、それ程酷くは無いものの、全身に火傷を負っていて、身体のあちこちが焼け爛れていた。
四天王(水)「そんな······なんで···僕が負けるなんて···。」
一方アクアは、自分が負けた事が信じられない様子で、ずっと何か呟いている。
そんなアクアを見て、ガルーダが言った。
火炎竜「アクアも強かったよ。僕らが魔力限界突破させて戦うなんて、滅多に無い事だもんね。」
ガルーダの言葉に続ける様に、ライも言う。
賭博師「アァ、ホントだよ。こっちなんか2人も再起不能になってんだからな。」
2人の言葉を聞いたアクアは、驚いた顔をする。
しかし、直ぐにまた、いつもの冷静な表情に戻る。
そして、完全に消え去る間際に、独り言の様に呟いた。
四天王(水)「あの方は僕達四天王の比じゃない程お強い···。覚悟しておく事だね。」
それだけ言うと、川のせせらぎの様にサラサラと消えていった。
···最期の最期まで、アクアらしかったな。
---
―奏者視点―
また、あの無音の夢だ。
《《あの時》》をサイレント映画にした様な、そんな夢。
家···と言うには大きすぎる豪邸が焼け落ちて、灰になっていく。
あぁ···そうだよ、これは全部、私がやったんだよ。
全部···全部お前らのせいなんだよ···。
私は、人外と契約をして、私の事まで人外にさせた両親が···いや、《《音羽家》》の一族が大嫌いだった。
もう、嫌いで嫌いで、殺意さえ湧いてきた。
でも、それでも我慢して生活してた。
なのに······。
あの時の"会話"で、堪忍袋の尾が切れた。
―なんで、ああなったのか···。
それは、ある日の夜の両親の会話。
人外になって、音により敏感になった私は、両親のその会話を聞いてしまった。
―せっかく高い金払ってまで契約して人外にさせたのに、あんな出来損ないに···。
自分が《《出来損ない》》呼ばわりされていて、息が止まるかと思った。
―あんな出来損ないだったとはな。ありゃ、どっかに売っていいだろう。安心しろ、人外だから死ぬ事は無いさ。
その時、私の中で何かがプツン、と切れた。
真夜中、両親の部屋にこっそり入って、部屋全体に灯油をまいた。
両親は直ぐ目を覚まして言う。
―奏楽···お前何してるんだ!?
奏者?「どの口が言ってんだ······。`さっさと死ねよ。`」
そして、その時多分、炎魔術でもトップクラスに強力なものを放ったんだと思う。
轟音が鳴り響き、部屋は一瞬で炎に包まれた。
勿論両親にも。
そして···直ぐ近くにいた私にも。
熱いなんてもんじゃ無かった。
「人外だから死ねない」っていうのが、凄く辛かった。
炎の勢いは増していき、屋敷全体を焦がしていった。
確かその後、不思議な空間に飛び込んだんだっけ。
そこから先の記憶は曖昧だけど、目を覚ました時には既にあの世界―フウライタウンに来ていた。
その中でも、「楽奏町」と呼ばれた音楽の街に。
楽奏町のガーディアンをしていたレムイアに助けて貰って、新しい名前も付けられた時は本当に嬉しかった。
その後···どうしたんだっけ。
あぁ、そうだ。
ちょっとしたチームを作ったんだった。
みんなとゆるーく生活してて、楽しかったのに。
いつの時か、私のチームじゃ手に負えない程の「闇」が迫ってきて、壊滅状態になった。
私は「闇」に打ち勝つ程の強力な力が欲しかった。
だからクレンの誘いを受け入れたんだ。
そうだ。
この戦いが終わってフウライタウンに戻ったら、楽奏町の私のチームを紹介してあげよう。
最近ウノにリーダー任せっきりだったからなぁ···。
トモリも心配してるだろうな。
あと··················は·····················。
---
―堕天使視点―
作者「ソウ!!ソウっ!!お願い!!起きてっ!!」
少し前に目を覚ました狐が、ボカロファンに声をかける。
しかし、依然として彼女は目を覚まさない。
全員、本気で心配していた。
仮に、ずっと後で意識が戻ったとしても、最終決戦でいなければ意味が無い。
人が1人減っただけでも、戦力は大幅に減少してしまう。
戦闘力の高い彼女がいないとなれば尚更だ。
作者「折角私、ソウの事思い出したんだよ···?」
狐は、とうとう泣き出した。
作者「お願い······早く目を覚ましてよ···。」
その時だった。
奏者「__···ッ···。さ············や············?__」
一同「!!」
ボカロファンが、弱々しい声で呟きながら、目を覚ました。
---
―魔狼視点―
···よかった······本当によかった······。
もうこのまま起きなかったら、本当にどうしようかと思った···。
奏者「······ごめんね。心配かけて。ちょっと······過去の事思い出しちゃって。」
うんうん成る程、過去を思い出しt······ゑ?
魔狼「ええええええ!?!?ど、どういう···???」
奏者「あぁ···いや、うん······。ウチ、よく分からないけど、人外と契約結んでた家系でさ。私嫌だったのに、無理矢理人外にされたんだ。」
···そうだったんだ···。
今までボカロファンの過去の事は余り聞いた事が無かったから、今ここで、衝撃的な事実を話され、驚いた。
彼女は一息置いて、自身の過去を語り始めた。
―私、ニンゲンの頃は「|音羽奏楽《おとばねそら》」って名前だった。
そして、私の家系は···音羽家は、人外と契約してる家系だったんだ。
そのせいで、私は無理矢理人外にされた。
でもね、その時私が余りにも抵抗し過ぎたせいで、人間と人外が混ざった様な···人間でも人外でもない種族になっちゃったんだ。
それが今の私。
両親は、私が中途半端な人外になった事を嘆いて。
ある夜、両親が私を"出来損ない"呼ばわりして、何処かに売り捌こうとしてる話聞いちゃってさ。
私の中で何かが切れたのが分かった。
そして、両親が寝静まった頃合いを見計らって、部屋に灯油撒いて、高度な炎魔術を放った。
屋敷も、私の身体も、一瞬で業火に包まれた。
そして···気がついたらフウライタウンに来てたわけ。
私は言葉を失った。
何時も明るく接してくれる彼女が、こんな暗い過去を背負っていたなんて。
奏者「私···回復能力とか弱くてさ。傷なんかもう治んないよ。」
ボカロファンは呟き、服の端をめくり上げる。
中から現れたのは、焼け爛れ、引き攣った様な身体だった。
一同「······!!」
全員、息を呑む。
奏者「火傷なんてもう治んないよ。これから先も、永遠に私を灼き続ける。」
ボカロファンは、寂しそうに呟く。
そして、決戦前に暗い話してごめんね、と謝った。
ボカロファンがこんな姿を見せるのは珍しかった。
それは、何故だかは知らないけど、この先の決戦で、何かが起こる事を暗示している様で。
若干尻込みするものの、みんなに向かって言う。
魔狼「···どんな苦境に立たされようと、我々は前に進み続ける。······闇を祓う為に。」
他の宴のメンバーが、力強く頷く。
いよいよ、決戦への扉が開かれようとしていた。
---
―レムイア視点―
『おかけになった電話番号は······』
おかしい。
おかしすぎる。
ここ数日、電話をかけても全く出ない。
フェルだけではない。
魔狼の宴のメンバー全員だ。
ただ事では無い様な気がしてならない。
横を見ると、フェルが創り上げたチームのメンバー達が心配そうに見つめていた。
???「···で、どうだったん?」
緑の帽子に蝶の羽が生えた少女が問い掛ける。
レムイア「···いや。フェルどころか、魔宴メンバーが全員音信不通だ。」
私が答えると、足が透けている、絵画の様に美しい少女が心配そうに言う。
???「奏者···なんで電話出てくれないんだろ···。」
???「もし奏者に何かしてたら絶対許さない···!!」
人間の少女が、怒りの籠もった声で呟いた。
そっか。
彼女は、フェルの事が大好きだったからな···。
???「奏者なら心配いらない。大丈夫だよ。」
何処からか声が聞こえた。
一斉に振り向くと、玄関に黒尽くめで、猫の耳が生えた青年が立っている。
レムイア「闇魔道士···!」
???「その呼び方なんか嫌だなぁ。ちゃんと名前出呼んでくれよ···。」
彼は呆れて溜息を吐く。
???「で、団長は何処いんの?」
道化師風の少女が闇魔道士に聞く。
彼は一言、異世界だよ。と答えた。
???「そして、お願いがあるんだ···。」
彼は話を続ける。
???「はぁ!?危な過ぎるでしょ!?どうすんのさ!?」
「お願い」を聞いた一同が焦る。
闇魔道士は膝をついて、頭を下げた。
???「お願いだ。······僕も、君達に協力する。前に、そう言っただろう。」
一同「「「·········。」」」
暫くの沈黙の後
???「分かった。」
彼の願いを受け入れた。
---
―???視点―
彼女には、前々から不思議な力を感じていた。
ってか、人間の頃からだけど。
彼女なら大丈夫だろう。
???「······奏者···いや、奏楽。君の力···僕に見せてくれよ。」
君のその力があれば、魔王は倒せる。
君は決して、音羽家の出来損ないじゃ無いんだから。
to be continued···
まさかの2章前にレムイア登場。
レムイアを考えてくださったミニ海月様、ありがとうございました。
さて、次回からvs魔王。
お楽しみに。
25話〜決戦へ〜
今回視点の移り変わり結構激しいです。
あと······魔宴イチグロくなった。
―火炎竜視点―
目の前に広がっているのは、魔王城最深部の···王の間の扉。
遂に僕達は、ここまで来た。
ここまで来たと言う事は、もう、後戻りは出来ないと言う事。
魔狼「······行こう。」
クレンが呟くと、扉はそれに反応した様に、ゆっくりと、音をたてて開く。
魔狼の宴の一同は、意を決して中へと足を踏み入れた。
---
―レイ視点―
何故だ?
何故、アイツと連絡がつかない?
それだけじゃあない。
魔狼の宴全員と連絡がつかないなんて、そんな事今まで無かった。
まさか、一夜にして《《フウライタウンの中心街に住む、世界の保護をする組織が忽然と姿を消すなんて》》。
こうなってしまっては、もう選択肢は1つしかない。
するとそこへ、1人の女性がやって来た。
レイ「····フィーリアか。」
彼女の名は、フィーリア・ロンド・エスクリーム。
フウライタウンの一角、サブマリンシティを見守る海のガーディアン。
このタイミングでここに来た、という事は。
フィーリア「大変な事になっているわ······。ここ数日ガルーダと、いいえ···宴の皆さんと、全く連絡がつかないの。」
やはりそうか。
恐らく、フウライタウンのガーディアンズは全員、この非常事態を把握している。
―久々に、ガーディアンズの集会を行うしかなさそうだ。
---
―奏者視点―
魔王「あら、貴方がボカロファンちゃんね!アタシ、ずっと待ってたわ〜。ようこそ、我が家へ!」
扉の向こう側にいたのは、友好的に私に話しかける魔王。
賭博師「__······オネェ··········???__」
ライは明らかに困惑している。
無理もない、魔王が生粋のオネェ······なのだから。
いや、あの···ロリ→ショタ→ロリ→ショタ→オネェって。
どんな魔王軍だよ、これ()
てか、なんで私に仲良さそうに話しかけてくるんだ???
我々が困惑しているのに目もくれず、魔王は楽しそうに言った。
魔王「そうだわ!貴方達の為にクッキーを焼いたの!折角ここまで来てくれたんだし、お茶会でもやりましょう!」
言われるがまま、奥の部屋に移動させられる。
そこには、魔宴のみんなの分の椅子とお茶が用意されていて、テーブルの中央にはクッキーが置かれていた。
詐欺師「毒入ってるんj」
作者「いや、分析したけど入ってない。普通のクッキーみたい。」
ダイスが言い終わる前に、狐さんが口を挟む。
恐る恐る、クッキーを食べてみる。
奏者「······!!···········美味しい···✨️」
それはものすごく美味しくて···例えるなら、ブレイドロードのクッキーみたいだった。
魔王「でしょう!?貴方達の為に作ったの!!美味しいって言ってもらえて嬉しいわ!!」
魔王は笑顔で私達を見る。
火炎竜「貴方って······。」
ガルーダが戸惑いながら、魔王に問い掛けた。
魔王「アタシ?アタシは魔王。アルファペール・ラミニュジューラよ。」
アルファペール······ラミニュジューラ···。
これが、魔王の正体···!!
賭博師「······なんで、こんな事するんだよ。ガルーダの世界がめちゃくちゃになってんだぞ?」
ライは低い声で唸る様に言った。
すると魔王は話し出す。
魔王「魔王だから、四天王だから、勇者だから、敵だから味方だから倒すべきだから······そんなのって、立派な差別じゃない??」
え···何を言っているの?
何が言いたいの?
さっぱり分からない···
魔王「だから、貴方達とオトモダチになりたいの!!」
ますます意味が分からない。
魔王だから、勇者だからって差別はよくない?
オトモダチになりたい?
本当にどういう事なの?
魔王と友達なんて···無理に決まってる。
奏者「魔王を倒す為に来たのに、友達になるなんて···そんな事出来るわけない。」
私はキッパリと断る。
すると魔王は、またポツポツと語り始めた。
魔王「アタシね、暖かいオトモダチは居ないけれど、冷たいオトモダチなら沢山いるのよ!アタシ、暖かいオトモダチがどうしても欲しいのよね···でも、みんな、断っちゃって_」
奏者「ち、ちょっと、本当にどういう事なの!?さっきから意味が分からないよ!!」
言葉を遮って叫ぶ。
魔王は私を見てニッコリと笑い、そして、近づいてきた。
魔王「え、意味?フフッ、分からない?貴方なら分かると思ったんだけれども···まぁ、いいわ。教えてあげる!」
そう言って私の腕を思い切り引っ張る。
魔王「《《こういう事》》よ!!」
次の瞬間、パキッ···という枝が折れる様な嫌な音が鳴り、私の片手に激痛が奔った。
奏者「あ······ゔぁぁ"ぁぁ"ぁぁッ!?!?!?」
見ると、片手の指が全部、折られていて···。
手を振り解こうと藻掻く。
しかし、いきなりお腹の部分に強い衝撃が加わり、骨が肉を突き破って出てくる様な感覚がした。
そして、気が付いた時には壁に叩きつけられて床に転がっていた。
奏者「ァ"······ッ······?············。」
今の一撃で肋骨は折れ、内臓も破裂したせいでうまく立てない。
クレン達の叫び声が聞こえる。
段だ···········ん·····················視界、が·······················
---
―スカイ視点―
スカイ「本当、裏切り者のおにーさん達は何してんだろ〜。」
ここ数日、|裏切り者のおにーさん達《ライとダイス》を見ない。
いつもであれば、下界で他のおにーさんおねーさん達と楽しそうにしてる所が見えるんだけど。
それより、魔宴のみんなもいなくなってる。
これは絶対おかしいなと思っていた。
すると。
???「ねェ······スカイ。」
マスクをつけた、狼っぽい人がやって来た。
彼女の名前はリナ・ステイラー。
僕が持っているこの「天空の楽園」の更に上にある、天界に隣接している神獣界のガーディアン。
多分、リナが来たって事は、そういう事何だろう。
リナ「最近、ルシファーの事を···魔宴の事を見ないんだけど、何か知ってる?」
スカイ「いいや、何も···こんな事になったら、ガーディアンズ招集かかりそーだよね〜。」
なんて話をしていると、楽奏町のガーディアン、レムイア・アリケーンと、森のガーディアン、スライ・フォーレ・マジェスチューが一緒にやって来る。
レムイア「ガーディアンズの招集がかかった。急いで中心街に来る様に、と、ロウが言っていた。」
スライ「もうデザベールさんは動いてるみたいです。さぁ、行きましょう。」
---
―堕天使視点―
一瞬だった。
あまりにもその動作が速すぎて、何が起こったのか、直ぐには理解出来なかった。
血溜まりの中に倒れ込むボカロファンの姿を見て、そこでようやく、魔王が攻撃を仕掛けてきたんだと、分かった。
魔狼「ボカロファンッッッ!!!!!」
クレンが叫び声をあげる。
作者「なんで······っ、さっきまで、友好的だったじゃない!!」
魔王は問いには答えなかった。
その代わりに、上から何かが降りてくる。
詐欺師「なっ······何、これ······!?」
それは、糸で吊り下げられたニンゲンの死体だった。
恐らく、我々がここに来る前にも魔王と戦った者がいるのだろう。
死体の中には、甲冑を着た者、武器を携えた者などがいた。
火炎竜「そ、そんな······っ。」
死体から流れる血が、我々を濡らしていく。
すると、キリキリと糸が締まる様な音がして、死体達が襲い掛かってきた。
賭博師「クソ···この魔王、死体も操れんのかよ!?」
魔術や武器を使い、必死に抵抗するが、相手の数が多過ぎた。
魔狼「ぐぁっ······!?」
突如クレンのうめき声が聞こえる。
その方向を向くと、双剣を持った"オトモダチ"に押し倒され胸と喉を剣で刺されて固定されている彼女の姿があった。
賭博師「クレンッ!!······うぁっ!?」
ライが助けに入ろうとするが、それを|死体《オトモダチ》達が阻む。
その間に、クレンは死体に耳を摑まれていた。
死体は首を少し傾げた後、クレンの耳を引っ張る。
魔狼「何っ······や、やめ、て···ッ······痛·······痛いっ······!」
必死の抵抗も虚しく、彼女のフワフワとした狼の耳は、ブチブチと音をたてて死体に引き千切られた。
魔狼「い"や·····あ"あ"あ"あ"あ"あ"ッ!!!!」
クレンの絶叫が辺りに木霊する。
助けに行こうとしているが、死体の数が多過ぎて中々クレンのもとに行けない。
堕天使「こいつら······しつこい···っ!!」
そうこうしているうちに、もう片方の耳も千切られていた。
魔狼「い"ッ············や"めっ······痛、い"······いだい"···············っ·······。」
---
―デザベール視点―
おっそい。
他のガーディアンズは何をしている?
よもや、我が邪悪たる力が急かし過ぎたのか。
そう考えていると、フィーリンがやって来た。
レイ「よぉ、まだ他の連中来て無いが······魔宴のメンバー、何処に行ったか見当つくか?」
デザベール「ふむ······見当がついていたら我は今此処におらんわ。我が邪悪たる力をもってしても見つからんとは···あいつら、何処をほっつき歩いているのだ?」
フィーリンは、それもそうだな、と返すとポケットか、煙草を1本取り出して吸い始める。
レイ「そろそろ······来る頃だとは思うけどなァ······。」
---
―魔狼視点―
耳を千切られたせいで、頭が物凄く痛い。
周りのみんなが助けようとする声が聞こえてくるが、死体達がそれを邪魔している。
私の上に乗っている死体は、眼球の無い空洞な瞳で、私の事を無機質に見つめていた。
一体どれだけの「勇者」が此処に訪れ、命を落としたのだろう。
しかも、死んだら魔王の傀儡になるなんて。
そんなの、絶対に嫌だ。
魔狼「離···········してよっ!!」
刺さっている剣を無理矢理抜いて振りほどこうとすると、死体は私の喉にある剣を掴んだ。
え、まさか
ザシュッ!!
魔狼「っあ"···········ッ!?」
喉を掻っ切られ、首に激痛が奔り、斬り口から生温かい液体が大量に流れ出ていった。
口の中に鉄錆の味が広がる。
叫びたくても、助けを呼びたくても、声帯を斬られたせいでヒューヒューという空気が抜けていく様な音しか出せない。
ソイツは喉の剣を抜くと、今度は私の額に突き刺し、横に動かした。
魔狼「かっ·········!?」
頭の中に、バキバキと頭蓋骨が砕かれる音が響く。
段々力が抜けていき、視界は闇へと堕ちていった············。
to be continued······
何だろう、あちこちを書いていたらグロ描写の度合いが過激になった気がする。
血ブッシャーくらいのPG-12つけなくてもいいくらいの文章だったのに今やR-15以上の文章になってもうた。
__クレンが喉笛掻っ切られるシーンは最初喉じゃなくて額に剣ブッ刺そうかななんて考えてたけど試行錯誤の結果声帯斬られて空気漏れてる感じもいいな、ってなってこうした。クレン、ごめんね☆結局額にぶっ刺すのも捨てきれなくてこうしちゃった☆__
あ、あと、ガーディアンズを考えてくださった皆様、本当にありがとうございました!!
そして、これ程まで待たせてしまって本当に申し訳ございませんでした!!
それでは、次回もお楽しみに。
26話〜敗北〜
今回もグロいねぇ。
―賭博師視点―
目の前で起こった出来事を受け入れたく無かった。
さっきまで、あんなに元気だったクレン。
なのに今は、頭と喉から大量の血を流して······。
賭博師「テッメェ············俺のクレンに何してくれてんだッ!!!」
怒りに身を任せて次々と敵を倒していく。
そして、制服のポケットからトランプを取り出し、シャッフルした。
賭博師「|役揃エ《テキサスポーカー》······|死札《フォーカード》ッ!!」
すると、カードが4枚飛び出し、弾幕を放った。
敢えてフォーカードにしたのは、今から最高術を使って魔力切れになっても魔王を倒せなかったら無意味だから。
本当の賭けっていうのは、後々の事も考えて、策略立てながら挑む事だって、俺の師匠が言ってたんだ。
魔王「アラアラ!凄い魔術だわ!!でも、この程度じゃアタシを倒すなんて夢のまた夢よ!」
賭博師「はっ···テメェと違って、こっちは策略立てながらやっ·········がっ···!?」
いきなり首に強い衝撃が加わり、気が付くと壁に叩きつけられていた。
あまりの痛さに息が上手く吸えない。
何が起きた?今、ヤツは···何をした?
魔王「こんな長い物付けてたら、どうぞ引っ張ってくださいって言ってる様な物じゃない!」
そうか、コイツ······俺の首輪から伸びた鎖を引っ張りやがった······!!
無理にでも立ち上がろうとすると、魔王は手を前に翳し、言った。
魔王「······|風破衝動《テンペスト》。」
辺りに風が巻き起こる。
それが、俺の身体に当たると、至る所を切り刻み出した。
賭博師「グァ············ッ!?」
全身に激痛が奔る。
痛くて痛くて、意識が飛びそうだ。
それでも、必死に抵抗した。
魔王「アナタ···結構強くていい動きするわね!でも···そろそろ終わりにしましょう?」
そう言い終わるか終わらないかのうちに、ヤツは回し蹴りをした。
そのまま吹き飛ばされ、再び壁に叩きつけられる。
その時、脇に立っていた甲冑が持つ返し付きの剣が俺の身体の真ん中を貫いた。
賭博師「ゔぅ······クソっ···········!!」
抜こうとしたが、返し付きであるのと、深々と刺さり過ぎたせいで、剣はびくともしない。
クソ······あのガキが、俺に首輪付けて無けりゃこんな事なってなかった。
勝ち目だってあった。
そもそも馬鹿みてぇに厳しく取り締まったアイツが······。
賭博師「······ッ!?」
ガタリと音がして、俺は反射的に顔をあげる。
気が付くと、俺の前に、片手に槍を持った1人の死体が立っていた。
ソイツは既に白骨化していて、カタカタと乾いた音を鳴らしながら近付いて来る。
賭博師「テメェ······これ以上近付い······っ!?ア"············ッ?」
俺が言葉を発した瞬間、開かれた口に槍を突っ込まれ、奥を貫いた。
一体、骨の身体でどうやってそんな力を得ているのか。
ソイツは直ぐに槍を引き抜いた。
賭博師「がはっ······ゲフッゴブッ············」
口の中から大量の血が吹き出る。
作者「キャぁぁぁぁッッッ!!」
すると、狐の叫びが響いた。
咄嗟に見ると、彼女は糸で雁字搦めにされ、吊るされている。
まずい、早く助けないと······。
しかし次の瞬間、一気に身体の力が抜け、俺はその場に倒れていた。
段々視界が狭くなっていく。
意識が途切れる直前に見たのは、まだピクピクと脈打っている俺の心臓を手にして無機質に此方を見つめる死体の姿だった。
---
―作者視点―
魔王が出してきた糸に吊るされながら、私はライが殺される一部始終を見ていた。
骨と化した死体は、彼から引き抜いた心臓を近くに投げ棄てる。
それはまだ脈打っていて、不気味に蠢いていた。
下からは、私を助けようとする声や、叫び声が聞こえてくる。
私もさっきから脱出しようとしているが、糸が硬すぎて切れない。
すると、またキリキリという音が聞こえた。
次の瞬間、私の身体は糸で締め付けられ、一瞬遅れて痛みが襲って来た。
作者「い"ぁ"······や·········っ!?」
首やお腹を絞められているから息がし辛い上に、糸も細いから、皮膚を突き破って喰い込んで来る。
欠番「··················!?!?!?」
火炎竜「ナルっ!?だ、誰か······ナルの炎消して!!」
下では、魔導書を持った死体が繰り出した魔術によって炎に包まれたナルと、それを助けようとガルーダが必死になっている。
残りの2人は私を助けようとしているけど、死体達に阻まれて中々身動きが取れないでいた。
その間にも糸はどんどん絞まっていく。
身体にどんどん糸が喰い込み、血が糸を伝って零れ落ちる。
そして················。
バキバキッッッ!!!
作者「あ"っ···い"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ッ!!」
身体のあちこちの骨が砕かれ、嫌な音を立てた。
---
―火炎竜視点―
頭上で骨が折れる様な嫌な音が鳴り響き、上を見上げる。
狐さんはあちこちの骨を砕かれていて、苦しそうに息をしていた。
ナルを早く助けて、狐さんも···。
そう思ったが、ナルは既に燃え尽きていて、床に転がり動かなくなっていた。
火炎竜「ナル······?そんな······っ!」
近付いて肩を揺するが、ピクリともしなかった。
作者「あぁ"······ゔぁ"ァ"ァ"ァ"······っ。」
その直後に狐さんのうめき声が聞こえ、咄嗟に見た。
糸は更に彼女のお腹に喰い込んでいて、そこから流れた血が床に溢れる。
仮面をしている為表情はよく分からないものの、苦しげなのは明白だった。
そして、次の瞬間、ゴボッ···という音が鳴り、彼女の仮面の脇から大量の血液が滴り落ちた。
火炎竜「狐さんッッッ!!」
僕は狐さんに向かって叫び、迫ってきた死体を踏み台にして飛び上がる。
火炎竜「|火炎剣《メラーガ》······!!」
呪文を唱えると、炎で出来た剣が生成された。
そして、狐さんを縛り付けている糸に向かって振り下ろす。
しかし、糸はびくともしなかった。
糸を断とうと躍起になっていると、目の前に一匹の巨大な蜘蛛が降りてくる。
ソイツは、少しの間眺めたと思うと、手にしていた炎剣を弾き飛ばし、僕を床に突き落とす。
そして僕の上に乗り、足を身体に突き刺して腹を裂き、中に顔を突っ込んで食べ始めた。
火炎竜「ぎゃぁ"ぁ"っ······やめっ······!!!!!」
グチャグチャと、内臓を掻き回して食い千切る音が聞こえてくる。
もう駄目だと悟った僕は、最期の力を振り絞り、ダイスに向かって叫んだ。
火炎竜「ダイス······っ!!そ、その···落ちてる炎剣でっ············狐さんの糸···をっ·······き、斬って···くれ··················!!」
---
―詐欺師視点―
目の前にはガルーダが生成した炎剣が落ちている。
しかし、当の本人は······。
詐欺師「そ、そんな······僕に、出来るわけ、な······」
火炎竜「おね······が、いだから······っ!!」
彼の苦しそうな叫びを聞いて、僕は震える足を無理矢理動かし、炎剣を拾った。
······僕みたいな弱い人より、ルシファーとか、もっと強い人に頼んだ方が迷惑じゃないのに······。
堕天使「ぐあぁ············っ!?」
直ぐ後ろでルシファーの声が聞こえ振り向くと、彼は翼を千切られ、頭を槍で貫かれていた。
彼の下には、大きな血溜まりが出来ている。
詐欺師「うぁ······ルシファーッッッ!!!!!」
あぁ、もう駄目だ。
もう僕しか残ってない。
僕が強ければ、もしかしたらもうちょっとは耐えられたかも知れないのに。
でも······。
詐欺師「ぼ、僕が······やるしか、無いんだ···。」
ちゃんと、お兄ちゃんみたいに······
詐欺師「······え?」
あれ?お兄ちゃん?僕には、弟はいるけど兄なんていない。
なんで。
《《なんで今、僕はお兄ちゃんと言った》》?
詐欺師「······っ!!」
考え事をしていたら、後ろから死体が迫って来る。
駄目だ、今は何も考えない様にしよう。
今は何も······。
詐欺師「狐さん······今行くからっ!!」
死体が突き出した槍を躱し、ソイツの頭を踏みつけて跳び上がる。
既に白骨化していたそれは、ガラガラと大きな音を鳴らして崩れた。
そして、狐さんを縛る糸に向かって、炎剣を振り下ろした。
詐欺師「············っ!!火車ッ!!」
糸は燃え上がり、一本ずつ解けていく。
僕は、狐さんをしっかり受け止めて、床に着地した。
だけど······。
詐欺師「狐······さん···?」
彼女は既に事切れていて、氷の様に冷たくなっていた。
腕は力無くダラリと垂れ、いくら揺すっても目を覚ましてくれない。
嗚呼······また···《《また、助けられなかった》》。
僕が弱いせいで、僕の力が足りないせいで。
暫く呆然としていると、後ろでガタリと音がした。
マズイと思って避けようとしたが、もう遅かった。
倒れてきた巨大な瓦礫が僕に覆い被さる。
咄嗟に動いたおかげで上半身は無事だったものの、下半身の感覚が全く無い。
震えながら後ろを見ると、倒れた瓦礫によって僕の下半身は切断された挙句押し潰されていた。
詐欺師「·············は········?」
何だろう、この感覚は。
身体の上と下が両断されて、動けなくなる、この感覚。
周りには、人がいっぱい集まっていて······。
僕は、何を伝えたかったんだろうか。
身体を真っ二つにされた激痛?救助を呼ぶ前にスマホを取り出してカメラで動画を撮影している野次馬達に対する怒り?憎しみ?
いいや、違う············。
僕はただ、お兄ちゃんに謝りたかったんだ。
お兄ちゃんに、ありがとうって言いたかったんだ············。
朦朧とする意識の中、僕は全てを思い出し、気が付くと目から一筋の涙が流れていた······。
to be continued······
|風破衝動《テンペスト》···何だろ、ドラクエでいうバギクロスみたいなの。
そりゃ痛いよね。
狐さん·····鬼○のあのシーンかな???((((オイ
あのシーン感動したんだよなぁ。昔の事思い出して、神楽取得してさ(今関係無い話)。
オイダイスヒノカ○神楽もどきしてんとちゃうぞ((((殴
ってか、ナル元から真っ黒だから燃えてもあんまり変化無さそう。
魔狼「ナル、アイツ消していいよ」
欠番「りょ👍️」
エッチョットマッテゴメンユルシテ
ふー···危なかった。
それよりなんでダイス最後まで生きてんねんお前んな強無いやろ((
ほら、花ちゃん。
お主がルシィ一度も血ィ流してへん言うからやってやったで、満足か???
天の声「なんで関西弁······???」
27話〜独奏楽器〜
珍しく誰視点でも無い。
ってかグロいね。
―視点無―
血の匂いが充満する部屋に、魔王は立っていた。
辺りには、先程まで魔王と格闘していた人外達が倒れている。
みんな少しも動かず、もう、命の燭は消えていた。
魔王「結局貴方達も温かいオトモダチにはなってくれなかったわ······。」
魔王は呟き、彼らを糸で拘束しようとする。
すると、ガキッ!!という、金属同士がぶつかる様な···そんな音がした。
魔王が振り向くと、片腕を糸に縛られたクレンが、死体から取った剣を糸に当てて斬ろうとしている。
しかし、傷付いた身体も回復しておらず、剣は虚しく糸を擦っただけだった。
魔王「あら···まだ生きてるとは、凄いわね!!でも、その糸は···」
魔狼「ア゛······わ゛ァっ····················で·······ルっ··········!!」
ヒューヒューと音がする、引き裂かれた喉から無理に発せられた声は、地獄の底から響く様な不気味さを纏っていた。
言葉を遮られ、無理矢理発せられたその声に、流石の魔王も一瞬たじろぐ。
しかし直ぐに落ち着かせ、言い放つ。
魔王「アナタも、温かいオトモダチにはなってくれない······なら、冷たいオトモダチになって貰うまでよ!!」
すると、クレンの周りにいた死体達が再び動き出した。
彼女はそのうちの一体に羽交締めにされ、別の死体達に成す術も無く武器を突き立てられた。
魔狼「ア゛······が····················ヒュ········。」
クレンの口や身体から、大量の血が吹き上がる。
そして、片腕を吊るされた状態で項垂れ、動かなくなった。
一部始終を見届けた魔王が、再びクレンに糸を伸ばす。
その時、ヒュッと、何かが物凄い速さで飛んできて、魔王のすぐ横の壁に深々と突き刺さった。
魔王「···········え?」
魔王の頬から、一筋の血が流れる。
魔王の横に刺さっていたのは、血で作られた真っ赤なナイフだった。
それはドロリと溶け、壁に紅い染みを作る。
驚いた魔王が飛んできた方向を見ると、奏者が睨みつけていた。
彼女は獣の様な低い唸り声をあげ、そして―
―自分に絡み付いていた糸を噛み千切った。
魔王が言葉を発しようとするが、それよりも先に奏者が口を開く。
奏者「オトモダチ······って、いうのはなァ゛······ただ側にいてくれるだけじゃぁ······ねぇんだよ··········。」
それを聞いた魔王の身体が一瞬強張った。
それも気にせず、奏者は続ける。
奏者「《《あの時》》·······ライと、ちょっとした《《契約》》··············結んどいてヨカッタよ······。」
そして、彼女は自分の服の袖を捲った。
露わになった腕に刻まれていたのは、ライと同じ刺青の模様だった。
魔王「そんな、まさか······。」
奏者「············|血赫奏鎖《ケッカクソウサ》ァ··········|死界抗幽竜《シカイゴウユウリュウ》!!!!!」
奏者が叫ぶと、周りの血がボコボコと湧き上がる様な動きをし、そして、一点に集まり始めた。
それは段々と竜の様な形になっていく。
魔王「そんな······なんでこんな事」
奏者「殺る時は殺る······そうだろ?」
彼女の言葉を合図に、竜は口から真っ赤な炎を吐き出す。
魔王は必死に抵抗するが、竜の力が強過ぎた。
張られた結界を破り、炎が迫る。
魔王「そ···んな、嫌······嫌ァァァァァァァァァァっ!!」
そして、魔王は炎に包まれた―。
---
―???視点―
うわぁ、すっごいや!!
あーんな強かった魔王を倒すなんて······。
流石、レムイアの妹だね!
魔導士様もあの人も、計画を実行に移そうとしているから···私も頑張らなきゃ!!
???「ねーねー!魔宴やっぱ凄くない?」
???「そうですね。」
むっ············冷静だなぁ。
???「〜〜!!もう、クロアったら冷静だよね!」
クロア「感情を売ればこうなるでしょう。私に感情など、存在しないのですから。冷静というか···無感情、の方が正しいかと。」
それもそっかぁ。
でもさ、嬉しい時もどんな時も無感情過ぎるから喜んでるのか悲しんでるのか、怒ってるのか···イチイチ確認しなきゃいけないのすっごく面倒!
なんで感情売ったんだか。
クロア「アビス様が待っています。行きましょう············シロエ。」
シロエ「はーい、わっかりましたぁ!!」
ふふ、楽しみだなぁ······。
アビス様が新たに見せる、泥黎世界の異変がどんなものか。
---
―???視点―
はぁ······本当、あの団長は何してるんだろうか。
私達"チームV"がいきなり訪れた"闇"に敗北して、その闇に適応して強くなる為にチームを私に預けて。
んで仲間作ったと思ったら今度は失踪。
失踪は何となく自分の意思では無いにしても、無理矢理闇に飛び込むなんてどうかしてる。
第一あの人、自分の本名すら教えようとしないし······。
そう、心の中て愚痴を言いながら自室でトランプを弄っていると、何やら騒がしい声が聞こえてきた。
バタン!!
???「う、ウノさん!」
ウノ「何!?鍵かけ忘れた私も悪いけどノックしてよ、トモリ!!」
いきなりドアが開かれ、息を切らしたトモリが部屋に入って来た。
その透けた足でどう走れるかは分からないけど、多分走って来たんだろう······いや、飛んできた?
トモリ「ご、ごめんなさい······!!でも、タコくんが······ようやく起きたの!」
ウノ「はぁ!?!?!?」
ずっと目を覚さなかったのに······!
闇に襲われて、ニンゲンのクセに誰よりも勇敢に戦って、それで······一番深手を負って、|静寂の方舟《サイレントアーク》でかろうじて生き永らえていたのに······。
ようやく、ようやく起きた······。
???「え、でもあの魔術···数百年は眠ったままじゃないの?」
もう1人の、ニンゲンの少女が呟く。
確かに、あの魔術は数百年は起きないはず。
じゃあ、どうして······。
タコくん「あ、あれ············みんな······?···って、これは······。」
目を覚まし、無意識にポケットに手を入れたタコくんが首を傾げる。
そして、中から1枚の紙切れを出した。
そこに書かれていた内容は······。
ウノ「はぁ!?もう···あの団長無茶苦茶過ぎるよ······。」
???「あの団長ならやりかねないやろ。だけど···本当、羽目外しまくる···。」
―みんなへ。
タコくんを方舟に寝かせたのはいいけど、目覚めるのが数百年後となると、いくらこの世界が不老不死だとしても待ちくたびれてしまうだろう。
だから、ちょっとだけ無茶をした。
無理矢理方舟の時間を狂わせて、そこだけ時の進みを早くさせたんだ。
無理矢理魔術の特性を変えたり、タコくんが目覚める時に元に戻る様設定したり、本当に大変だったよ。
おかげで魔力は使い果たしてレムイアに心配されるし。
ごめんね。
でも、これを見てるって事は、成功したって事だよね?
それならよかった。
タコくんが目覚めたのなら、私は近頃君達のもとに行くだろうね。
それまで楽しみに待っててね。
𝓟𝓱𝓸𝓻𝓫𝓲𝓪 𝓯𝓮𝓵 𝓪𝓻𝓲𝓬𝓪𝓷𝓮
to be continued······
|血赫奏鎖《ケッカクソウサ》······奏者がライと`✞PAWSLが閲覧上限値を超過しています✞`をした時に、ライの血核操作を元に独自に編み出した魔術。
イッテヒザゴリッテイッタ
ちなみにシロエは白猫だから"シロ"エ、クロアは黒猫だから"クロ"ア。
単なる私の言葉遊び。
|静寂の方舟《サイレントアーク》を考えて下さったSui様、ありがとうございました。
28話〜仲良くなれたら〜
今回はグロくないちょ☆((
―奏者視点―
魔王が光に包まれてサラサラと消えていくのを見て、ようやく、長い長い戦いが終わったんだなぁ···と思う。
本当に、あの魔王は強かった。
フウライタウンの魔王をも倒す程の実力を持つクレンでさえ、敵わない様な、そんな強さだったから。
魔王「そ······んな、アタシ···。」
自分が負けた事が信じられず、未だに困惑している魔王。
そんな魔王に、私は一歩ずつ、ゆっくりと近づく。
歩く度に全身が痛み、折角止血した所からもまた血が流れ始める。
奏者「··········っ······。」
私も、|全回復《ヒーリング》を使えたらよかったのに。
私は人外の「出来損ない」のせいで、|全回復《ヒーリング》が使えないから。
でもここで足を止めるわけにはいかない。
魔王が、消える前に。
魔王「アタシ······負けたの?死ぬの?」
奏者「そう···だね、負けたからね······。」
近づく私に向かって、魔王が問い掛ける。
漂ってくる気配からは、誰かを道連れにしようとか、そんな気は感じられなかった。
ただ、死への恐怖が、感じられた。
魔王「······アタシ···綺麗に死ねるのかしら······?」
静かに、独り言の様に呟く魔王。
きっと魔王は、私と純粋な友達になりたかったんだろう。
でも、「魔王」という立場がそれを許さなかった。
私達人外が、ニンゲンに忌み嫌われるのと同じ様に。
なんだ。魔王様も、私達と一緒だったんだ。
ずっと1人で、寂しかったんだ。
奏者「綺麗に死ねる···って?自分の身体を見てごらんよ。こんな光ってて、綺麗じゃないワケない。それに······ずっと1人で、寂しかったんでしょ。私達と、純粋な友達になりたかっただけなんだよね?」
魔王は一瞬、驚いた様な顔をする。
そして、言った。
魔王「えぇ······。そうなの···。オトモダチ······なってくれる?」
奏者「勿論だよ。孤独なのは、魔宴も変わりないから、きっと仲良くなれる。············でも、今度会う時は、村を壊したりしないで、ちゃんとみんなに優しく接して欲しいな。」
魔王が差し出した手を、そっと握り返す。
その瞬間、魔王は一際輝く光に包まれ、消えていった。
そして···
カシャッ
奏者「これは······。」
光の中から、魔王がつけていた眼鏡が落ちてきた。
それを拾うと、何処かから「ありがとう」と、感謝の声が聞こえた。
···本当に、これでよかったのだろうか。
魔王達と仲良くなって、誰も死なないハッピーエンドにも、出来たんじゃないだろうか。
でも彼らは、死ぬ時も優しく、幸せそうな表情で消えていっていた。
何が正解だったんだろう。
どうすればよかったんだろう。
今となってはもう分からない。
だけど。
もし、魔王達が生まれ変わってまた戻って来たら、今度は、全員で仲良く出来るといいな。
そう、思った。
to be continued······
1章終了まで
残り2話
29話〜魔王討伐冒険譚〜
―作者視点―
ようやく魔王を倒す事が出来たけど、本当に倒すのが正解だったのだろうか。
そんな事をソウが話してたけど、確かにな、と思った。
別に魔王は世界を壊したかったんじゃないんだろう。
でも、ニンゲン達が私達人外を理由も無く忌み嫌うのと同じ原理で嫌われてしまった。
だから、仕方なく人々を殺していたんじゃないか。
そう思う。
それにしても、ソウがライみたいな力を使えたなんて、本当にビックリした。
ソウは、「黒闇区に来た時に闇に適応する力を分けてもらっただけ」と言ってるけど。
詐欺師「見てよ。あの薄気味悪い空気が晴れてってる。」
ダイスに言われて前を向くと、さっきまでどんよりとしていた空気が晴れ、明るくなっていた。
後から聞いた話だけど、ダイスが私の糸を解いてくれたらしい。
後で感謝しとかないとな。
---
―魔狼視点―
さっきまでの空気が嘘みたいに晴れていく。
遂に終わったんだと思うと、達成感と同時に複雑な感情も混じってきた。
本当に魔王を倒してよかったのか、とか、そういう部分もある。
でも一番は、《《魔宴のメンバーが次々に記憶を戻している》》事。
さっきダイスから聞かされたけど、彼も記憶を取り戻したらしい。
······ニンゲンの頃の記憶を。
本当はみんなに話したい所だけど、まだ一部だけだと言うし、そもそもライが思い出してないと話しても困惑するだけだろう。
今の所はまだ黙っておこう。
賭博師「おーい?何暗い顔してんだ?」
魔狼「あぁ、ごめんね。ちょっと考え事しててさ。」
上手い具合にはぐらかすと、ライは「ま、そうなるよな」と言って前を向いた。
火炎竜「···って、ボカロファンはさっきから何してるの?」
ガルーダが、さっきから魔王が落とした眼鏡を見てうんうん唸っているボカロファンに問い掛ける。
彼女は質問には答えず、それをポケットにしまった。
多分ボカロファンにも、何か思う事があるんだろう。
私は敢えて黙っていた。
---
―火炎竜視点―
村に戻ると、みんなが祝福して出迎えてくれた。
村長「よくぞ、魔王を倒してくださりました···さ、此方へ。」
村長に案内された方向に向かうと、そこには沢山のご馳走やらご褒美やらがあった。
奏者「うわぁぁぁ···✨️こんなにありがとう御座います!!」
賭博師「こんな大金貰っていいのか······?やったぜ、これでJACKPOT狙ったるか!」
堕天使「甘い物···!」
なんかすっごい欲望に呑まれてご褒美に引っ付いてる人数人いるけど···()
でも、表向きでは喜んではしゃいでても、心の中では思ってる事はきっと同じだろう。
きっとみんな、本当は魔王は危険じゃ無かったって、思ってる。
だけど、これは僕ら魔宴メンバーだけの秘密にしておこう。
この《《終わらない英雄譚の真実》》を知っていいのは、僕らだけでいい。
みんなには、今は英雄のフリをしておこう。
何をしたって、父さんと母さんはもう戻って来ないし。
もう、誰も············。
---
―レイ視点―
レイ「って事は、誰も魔宴の居場所を知らない···ってワケか。ったく、マジで何処行ってんだ······?」
そうボヤきながら、俺は煙草を1本取り出し火をつける。
横ではレムイアが不安そうな表情を浮かべていた。
······それもそうか。《《自分の妹》》がいなくなりゃ、そりゃ誰だって心配する。
現に俺の弟子も消えてるし。
スカイ「でも···」
スカイが口を開き、何かを言いかけたその時だった。
ガッシャァァァァン!!
唐突に窓ガラスが割られ、中に3人の、黒いローブを着た人物が入って来た。
???「"闇"はより深く、恐ろしい存在となる···。」
そのうちの1人が呟くと、目の前に現れた闇が蠢き、人の形へと姿を変えた。
レイ「て···敵襲だッ!!」
俺らは武器を構え、奴らに向かう。
だが次の瞬間······。
???「―|Seven Clock《セブンクロック》。」
人の形を成したそれは呪文を唱え、その言葉を聞いた途端、意識は深い闇の中へと落ちていった······。
???「悲劇は何度でも紡がれる。さぁ、彼らはこの悲劇に立ち向かえるかな?」
to be continued············
魔宴1章完結まで
残り1話。
30話〜Be My Guest〜
魔宴1章最終話っつってるけど魔宴は出てきません。
じゃあ魔宴じゃなくn(((殴
まぁ、前回が2章に繋がる要素入れたなら、今回は3章の為の準備ですね。
―???視点―
もう、住まう者がいなくなった城の中。
私はそこの窓枠に座り、外を眺めていた。
???「落ちたらどうするんだよ···。」
そんな私の姿を見て、彼女は呆れた様に呟く。
別に、落ちたって死ぬ事は無いし。
でもまぁ···前落ちた時、変な物が頭の中に流れてきたから、落ちたくはないかな。
???「それより···また、アレやろうとしてるんだね。」
???「その様だな。···一体どれだけニンゲンを行方不明にさせるつもりなのか。」
???「さぁ?でももう100人近くは消えてるんじゃない。《《誰も帰って来ないし》》。」
空に浮かぶ月を見ながら返答する。
今日は···とても綺麗な三日月夜だな。
こんな夜は、何かが起こりそうな気がする。
その時フワリと風が吹き、今はもう短くなった白髪がサラサラと揺れた。
···昔は、長かったんだけどな。
色々あってショートにしたけど、それはそれでいっかな。
······《《彼女》》······今も見てるかな。
でも、《《彼女》》って···誰だっけ?
何か、凄く大事な事を忘れている様な······。
???「おーい?何黄昏てるんだ?」
彼女の言葉で、現実に引き戻される。
私は一言、「行こっか」とだけ呟き、三日月の夜に消えていった。
零れ桜の様に舞い踊る詠を、心の中で口ずさみながら。
---
―???視点―
そろそろ私のゲストが来る頃なのですが···はて、何処をほっつき歩いているのでしょう?
__キーンコーンカーンコーン__
おや、私が時間を間違えていただけでしたか。
私とした事が、失敬失敬。
さて···そろそろ動くとしますかね···。
建物の影からひっそりと様子を伺う。
私のゲストは、何時も通り、自分の帰路へと向かっていた。
彼女が1人になったタイミングを狙おう。
__mob「じゃあね〜また明日!」__
__狐ノ葉「うん!またね〜!」__
|夜狸猫狐ノ葉《よだぬきこのは》···私の、今回の1人目のゲスト。
他のニンゲンと別れ、1人になった彼女はこっちに向かってくる。
······やるなら今ですかね。
???「うわぁ!?」
狐ノ葉「きゃぁっ!?」
そっぽを向いて歩いていたフリをして、わざと彼女にぶつかる。
······ここからが本番だ。
狐ノ葉「いったぁ···って、ふ、不審者···。」
???「え、あ?いえいえ!!私は不審者ではありませんよ···!本当に申し訳ございません。お怪我は無いですか?」
狐ノ葉「え、いや、どう見てもそんな仮面付けてたら不審者······。」
おや···仮面外した方がよかったですかね。
でも外したくありませんし···ここは仕方がないと言いますか。
???「本当すみません···この辺で猫を逃がしてしまったものでして、探していたら周りに目がいかず···」
狐ノ葉「いや、そんな仮面付けてたら猫逃げるでしょ···。」
······このガキ、意外と面倒くさそうな奴だぞ???
???「そ、それより···猫を見てはいませんか?この位の大きさの、三日月のマークの首輪をつけた黒猫でして······。」
狐ノ葉「猫かぁ······見てはいないかn···あ!」
彼女が言いかけた時、塀の上に一匹の猫が現れた。
三日月のマークの首輪をつけた、黒猫。
その猫は「ニャア」と一声鳴くと、塀から飛び降りて我々の間をすり抜け、角を曲がって消えていった。
???「あ、ちょっと待って下さい、ゲッカ!ってどわぁ!?」
私は猫を追おうとして、わざと転んだ。
狐ノ葉「え、追い掛ければいいの!?もう···。」
???「す、すみません、何から何まで···!」
彼女は猫を······猫に変身した《《あの方》》を追って消えていった。
······これで、完璧ですね。
---
―???視点―
彼女がこっちに向かって来ている事を確かめながら、徐々に人気が無い路地裏へと足を踏み入れる。
そして、此処が誰も来ない様な場所である事を確認し、立ち止まって毛繕いするフリをした。
狐ノ葉「おーい、君のあの変な飼い主さんが探してたよ〜。こっちおいで〜。」
彼女がゆっくり近付きながら、私に手を伸ばす。
私はそんな彼女には目もくれず、《《彼女の後ろにひっそりと佇む彼》》の方を見つめていた。
私は彼に「ニャア」と合図を送る。
その瞬間、彼は後ろから彼女の口を塞ぎ、押さえつけた。
狐ノ葉「〜〜っ!?」
必死に藻掻いて彼の腕から逃げようとするが、ニンゲンよりも人外の方が力は強い。
中々抜け出せずに暴れていた。
???「はぁ···本当面倒ですね。少々静かにして貰えませんか?」
彼は溜め息を吐き、ポケットからスタンガンを取り出す。
そして、彼女の首に押し付けた。
バチバチッ!!
狐ノ葉「ッッッ!!」
一瞬青白い光が迸り、彼女は苦しげな表情をする。
だが直ぐにガックリと項垂れて動かなくなった。
???「本当にありがとう御座います。」
彼はニンゲンの少女を抱えたまま、私の頭を撫でる。
???「撫でてなくていいからはよ首輪外してくれ、若干苦しいわこのニコニコ仮面。」
???「アッハイ」
冗談混じりに言うと、彼は直ぐに首輪を外してくれた。
それを確認し、宙返りをすると···《《私は何時もの姿に戻った》》。
???「で、今回も?」
私が聞くと、彼は頷く。
私は一言「何時もの事だけど、気を付けなよ?」と言って、自分の世界へと戻った。
夜狸猫狐ノ葉···夜狸猫事件に化かすのが得意な狐の葉、か。
中々にいい選び方をするじゃないか。
···さて、今回も楽しませて貰うよ。
···とは言っても、彼が勝手にやっているだけだから、私は一切責任は負わないが。
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『昨日夕方、○○県✡✡市に住む|夜狸猫狐ノ葉《よだぬきこのは》さん(15)が下校中に行方不明になる事件が発生しました。警察の調べによると、狐ノ葉さんが背の高い男性と話していたとの情報が入っており、誘拐事件とみて、捜査を進めています。また、半年程前から似た様な事件が多数発生しており、同一人物の犯行とみて―』
「本当に、何処に行ったの······。」
「一体、どうすれば···っ!!」
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???「話は聞かせて貰ったよ。さ、君達が望む人物のもとへと、連れて行ってあげよう。」
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???「な、何だこれは······とりあえず、今は僕の家に避難していてくれないか。きっとこの騒動は、彼らが終わらせてくれる。」
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"闇"の侵攻と、思ってもいなかったニンゲンの干渉。
彼らは、次から次へと立て続けに起こる`異常`に打ち勝つ事が出来るのか。
既に3章までの道は切開かれている。
······。
`本当の恐ろしさを見せつけてやろう。`
魔狼の宴1章〜魔王討伐冒険譚編〜
閉幕
受験生の少女攫うとか頭イカれてんな〜···とか思いながら書いてた。
許してちょ。
ま、一番ヤバいのは`✞PAWSLが閲覧上限値を超過しています✞`事だよね。
クラスメイトとかその他諸々
???「」とか
(名前)「」とかになってない奴は全員モブ。
mob···はふざけた(((