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目次
記憶
私が目を覚ますと、知らない病院にいた。
なにがあったのかを思い出そうとしても、なにも思い出せない。
「記憶喪失…かな、」
病室というのは静かなものだ、なぜなら私以外には患者はいなかったから
私は這い上がるようにベッドから起きた。それから、私は窓のある方へと、歩いた。
外の空気でも吸おうと思ったのだ。
カーテンを開け、窓の外を見るなり私は目を疑った。窓の外には薄暗い森林が広がっていた。
ここは、森の奥?
森の奥に病院があるということ?
私はしばらく窓際で考えていた。、
私はふと後ろを見てみた、気配を感じたからだ、だけど、ただの看護師だった
「朝食を準備しました、食べれそうだったら食べてください」
と、看護師は言った。
私はうなずくと、彼女は病室から出ていった。
それにしても、豪華なものだった。
朝からステーキが食べられるなんて…
朝からステーキ食べれる病院なくね!?
記憶2
私は朝食のステーキを食べ終えた。
普通、意識が戻ったばかりの病人ににステーキをだす病院なんて、まともじゃない、
気づくべきだった。ふと冷静になって考えると何もかもが不思議に思えてくる。
なぜ森の中に病院があるのだろうか、そのせいか、病人は、ほとんど見当たらない。
当たり前だろうけど
窓を開けても、鳥の鳴き声すら聞こえない。木もほとんど枯れていて、まるで魔女の住む森のような雰囲気だ。
こんな森の奥にある病院なんてやっていけるのか?
人が来ない割には結構綺麗だし、新品なものばかりだ、文句があるとするならばサビが少しついていることか?
どこからきた金で買っているのだろうか、
看護師「あ、食べ終わったお皿もらっていきますね」
いつの間にきたのだろう、きっと私が考え事をしていたから気が付かなかったのだろうか、
看護師はお皿を持って病室から出ていった。
「それにしても広い病室だなぁ…」
私のベッドの隣にも何個かベッドが並んでいた。
私はもう一度周りを見渡した。
そういえば、詳しい情報はなにも聞いていない、
普通もっと詳しく話してくれるだろ、いきなりステーキを出すのは意味がわからない。
私はとりあえず病室から出た。
うおおお!久しぶりの小説投稿ー!
わーはははは
記憶3
病室の外に出ると、長い長い廊下があった。
私はなぜ記憶喪失になったのか、なぜこの病院にいるのか、なにも話されていない。
あのまま話してくれるのを待つのもよかったが、暇だったし、散歩ということで医者を探しにいった。
患者は見た感じ居ない。患者は私だけなのか?
どうやって運営してるんだよこの病院。
さて、どうやって医師を探そうか。
部屋がありすぎてどこにいるのかわからない。
この病院は、結構広い。それにしても、人が全然居ないというのは、怖いものだ
とりあえず受付の所を目指して歩くことにした。医師はいなくたって、看護師くらいはいるだろう。
ガタンッ
確かに音が聞こえた。多分この部屋だ。誰かいるかもしれない、と思い、ドアをゆっくりと押した。
鍵はかかっていない。電気はついたまま。誰かがいたはずだ、でも、残念ながら誰もいなかった。
私の状況とかをなにか教えてもらおうって思っただけなのに、こんなに難しいものなのだろうか
だけど、もう戻れない。どの部屋から来たかを忘れた。
もうどうしようもないので部屋をひとつひとつ見ていこう。多分誰かいるはず、
私は部屋から出た。次は隣の部屋だ。やっぱり鍵はかかっていなかった。
でも、電気は消されていた。それなのに、なにを思ったのか、私は電気をつけてしまった。
まず注目したのは床だ。真っ白な床に、何か赤色のような、茶色のようなものが張り付いていた。
これは、なんだろう。私は少し考えた。…これは、間違いなく血だ。
なんで床に血が…?それは、3滴ほどの血が張り付いたものだった。誰かが怪我をしたのか、それともなんなのか、あまり、考えたくはなかった。
奥にも部屋がある。心の中では入ってみたいと思っていたが、気がつくと部屋の外にいた。
体はよっぽどその部屋に入りたくなかったのだろう。
私が廊下でウロウロしていると、1人の看護師に会った。
看護師「あら、なんで廊下でうろついているのかしら?」
「い、医者に会いたくって、今の私の状況が知りたいんです、なぜ入院しているのか、とか、」
看護師「……まぁ!とりあえず部屋に戻りましょう!」
「…はい、」
完全に言っている事を無視された。医者に会うことぐらい良いだろう。
そう考えながらも
私は案内されて、部屋に戻った。
あー、小説書くの下手だな、表現とかわけわかんないし、
記憶4
病室に戻った私は、しばらく病室の外に出ようとは思わなかった。
結局、なにも分からないし、なにも話されなかった。
ただ、あの床にあった血が印象に残っている。考えられるのは、「誰かが怪我をした」「手術用の道具についた血が垂れてきた」それか…。
でも、ただひとつだけ、はっきりと分かることがある。ここは、普通じゃない。
だけどあと何日入院するのかとかもわからない。もしかすると、ここから出ることができないのかもしれない。
もし本当にそうなら、ここから逃げないといけないということも考えておかなければならない。
廊下に出てから、看護師が定期的に病室の前まで来て様子を見に来ている。
もしかすると、この病院には見られたくない何かがあるのかもしれない。
これら全て、考えすぎだということを願いたい。
できることなら、この病院から早く離れたい。いろんなものが新しい割には、なんだか、不気味な気がする。
周りが少し暗く見えるのは、電気のせいだろうか。
それとも、太陽の光が入ってこないからなのだろうか、沢山ある木のせいで、太陽の光が入ってこない。
あれこれと考えているうちに、もう22時になっていた。看護師は、早く寝ろと言っているかのように、ベッドを綺麗に整え始めた。
考えていても仕方がない。私は布団の中に潜り込んだ。これが夢だったらよかったのに…。
いつの間に眠っていたのだろう。よっぽど疲れていたのだろうか、気がつくと朝になっていた。
朝になっていたというより、朝になった《《気がする》》の方が正しい。
太陽の光すら見えないなら、はっきりと今が朝だ、と言うのは難しい。
誰かが歩く音が聞こえた。音からして、2人いるらしい。
それから、この病室の近くで、歩くのをやめた。どうやらこの部屋に入ってくるらしい。
看護師が入ってきた。それから、1人の女の子。歳は10歳くらいだ、そう見える。キャラメル色のハーフアップになっている短い髪の毛ををふわふわと浮かばせながら、歩いてきた。
どうやら、この子もここに入院するそうだ。私以外にも病人がいたんだな。こんな山奥の病院に小さい女の子が来るなんて、。
聞いた話によるとこの子もやっぱり記憶喪失だそうだ。だけど、彼女は明るく、初対面の私にもなんの戸惑いもなく話しかけてくれた。
彼女と話していると、嫌なことも忘れられる気がした。これがコミュ力というものなのか、
その後、私たちは、いろいろと話した。
もうどこで区切れば良いかわかんない!!!
☆
記憶5
聞いたところによると、彼女は山に遊びにいったところ迷ってしまい、気がつくとこの病院にいたらしい。
こんな状況なのに、よくこんなに笑顔でいられるな…。
私は、今、昨日見たものを誰かに話したくてしょうがなかった。私だけで抱え込んでいると爆発してしまいそうだ。
でも、この女の子に話すわけにもいかない。そもそもここから出れないと確定したわけでもない。
「はやく、ここから出られるといいね…。」
私は思わず呟いてしまった。女の子は、少し戸惑ったように見えたが、すぐに頷いてくれた。
この子は笑顔でいるけど、本当は不安なんだろうな、と、思った。
今更だけど、自己紹介をしてくれた。この子の名前は、ディエ・フロースで、年齢は10歳。好きな食べ物はオレンジ味の飴。
まぁ、当然自己紹介をしたら、相手にも尋ねるだろう。だけど、私は記憶喪失になってるし、分かるはずがない。
彼女は思った通りの反応をした。
彼女は触れてはいけない話だったと察し、すぐに話題を切り替えた。
夜になった。相変わらずご飯だけは豪華だった。栄養とか、あまり考えられていないのか、どれも油っぽかった。
夕食を食べ終えた私達は眠りにつこうとしていた。どんな時でも睡眠をとるのは大事だから。
電気を消した部屋は静まりかえっていた。
だけど時々、誰かの話し声が聞こえた。
私はふと、耳を傾けてみた。すると、こんな声が聞こえた
「い、……いやだ!……、…!」
「………もしかして……の?…」
あまり聞こえなかったが、もめているようだ。他の患者がいるのか?
少し気になったので見に行くことにした。
廊下に出た。多分隣の部屋だ。
昨日は閉まっていた気がするドアが、半開きになっていた。
少しだけ隙間から覗いてみることにした。ここも病室だった。
ベッドには誰もいなかったが、明らかに布団が乱れているところがあった。他にも患者さんがいたのだろうか、
でも、昨日はいなかった気がする。気のせいだろうか。
そんなことよりも、さっきの患者さんは、どこへ行ったのだろう。
私は再び、病院の中を探索することにした。
ふうおおおいいおお
ちぇけら
記憶6
電気をつけた。誰かが隠れているような気配も、何もない。
ただ、なぜか枕に血がついていた。
綺麗な赤色で、まだ湿っていたので、ここにいた誰かが血を流してからそう時間は経ってないと思う
そういえばさっき、小さな声だったけど短い悲鳴が聞こえてきたような気がしたっけ。
気のせいだと思ってたけど、あの悲鳴は、この病室にいた患者さんの声?
頭から血を流した…?もしかして、あの|看護師《看護師だと思われる人》に、殴られたのか?
この病院闇が深いな、
「…ぅん?」
床に血痕がついてる…?
そうか、|患者《患者だと思われる人》は、頭から血を流した、この血痕を辿ればその人の行き先がわかるかもしれない。
私は血痕を辿りはじめた。
長い廊下を真っ直ぐに歩くと、部屋の前で途切れていた。きっとこの部屋に入ったのだろう。
私はドアを開けた。小さい個室だ。もう血は流れていなかったのだろうか、
それか、隠し扉のようなものがあるのかもしれない
私は壁を手当たり次第さわり始めた。
そしたら、カチッという音と共に何かが起動した。
やっぱり隠し扉だ。ドアが開いたと思ったのだが、中にもう一つ扉が付いていた。
鉄っぽい。横には、暗証番号を入れれるような数字のついたパネルっぽいものがある。
パネルには、「・・・・」と、表示されており、見た感じ四桁の数字を入力するらしい
どこかにヒントがないのだろうか。
私は部屋を見回した。
それらしきヒントはどこにもない。
部屋には何も置かれていない机が一つあるだけだった。
机の足にはまるで模様のように錆がついていて、古いのが感じられる。
…誰かが削ったような跡がある。
「4832」
確かにそう書かれてある。これが、パスワード?
私はそれをパネルに入力してみた。
そして、鉄の扉は開いた。
気合いだけで小説を書いていますどうも。
パスワードは、適当に思いついた物なので特に深い意味はありません!
記憶7
どうやら、この先にも道が続いているらしい。
電気はついてなく、真っ暗なので壁に手を当てながら進むことにした。
しばらく歩いていくと、少し開けた場所に着いた。ここは電気がついていた。それでもなぜか、薄暗いような気がした。
殺風景な部屋だった。部屋には、銀色のドアが2つと、下へ続く階段が並んでいた。
私は、戸惑いもなく、階段を降りた。明らかにこっちの方が不気味そうで怖かったけど、好奇心の方が恐怖心に勝ってしまったのだ。
私の両手を広げたくらいの幅の階段には、私の足音が鳴り響いた。
震える手と足を誤魔化すように、手すりをしっかりと握った。深く息を吸いながらも、階段を降りていった。
ようやく降りてきた。見た感じ、長い廊下が続いているようだ。
しばらく歩くと、そこにはドアが一つあった。さっきのドアより頑丈そう。
どうやらこれもパスワードを入れないといけないらしい。面倒くさいな。
私は辺りを見渡したが、それらしきものはない。
謎解きとかでもなさそうだ。私はとりあえず適当に数字を入れた。
何度も繰り返した。どのくらい時間が経ったかもわからない。
パスワードは、「2914」だった。パスワードを当てた喜びと疲れが一気にきた。
ドアが開き、中に入って行くと、真っ暗な空間が広がっていた。
「……!」
私が足を踏み出した瞬間、電気がついた。血がこびりついたような壁や床、天井が視界の中へと流れてきた。
一体ここで、なにが起きたんだろう。
私が部屋から出ようと振り返ると、いつの間にかドアが閉まっていた。
「あーあー、マイクテスト。聞こえますか。」
声が聞こえてきた。多分機械音声だ。どうやら天井にはスピーカーがついているっぽい。血をかぶっているせいか、気が付かなかった。
「あ、聞こえているようでよかったです。」
また喋った…。監視カメラでもついているのだろうか?
「よくここまで辿り着けましたね。これで3人目です。そんなあなたには、ゲームをしてもらいましょう。」
「…ゲーム、?」
「そうです。ここは私が主催するゲームの会場。辿り着いたからには、参加してもらわないと。」
機械音声だからか、なんだか冷たく感じる。だけど、耳の奥まで残るような印象的な喋り方だった。
「…それで、そのゲームってなに?」
私は声を張り上げて言った。部屋全体に響くように。
「私は人間がどのように考え、どのような行動をとるのかなどに興味があります。あなたにはこれから私が出す問題に答えてもらいましょう。もちろん、答えなかった場合はゲームオーバーです。簡単でしょう?」
「ゲームオーバー…って…。」
「それでは楽しんで、そして、たくさん絶望してください、ね?」