〈プロローグ〉
私は、同じクラスのあの子が好きだ。
でもあの子には、彼女がいる。
すごくラブラブ、だ。
私があの子の彼女に勝てるわけがない。
だけど、私は…
誰よりもあの子が、好きだ。
はいっ、てなわけで、初小説書いてみます〜!
多分なんかいろいろごちゃごちゃですが、暖かい目で見てもらえると嬉しいです…!!
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目次
叶うはずない恋だけど。#1
ある日の、昼休みのことだった。
「ねえ、|彩音《あやね》!」
「なあに、|柚木《ゆき》?」
「彩音って好きな人とかいないの?」
私は|河井《かわい》 彩音だ。
ちなみに、大のファンタジー好きである。
「私…?私は、えっと…」
私は、|羽石《はねいし》 |優斗《ゆうと》くんが好きだ。
でも、そんなことを言ったら…。
優斗くんは実は、いたずらっ子で、勉強もできないわけじゃないけど、できるわけでもない。
顔も別にいいわけでもない。運動神経もいいわけでもない。
そして…。
柚木の、親友の、|心愛《ここあ》のことを、恨んでいるのだ。
私は、心愛がいくら恨まれても、いいと思っている。
…なぜなら、私は散々心愛にいじめられたからだ。
他にも、私の柚木以外の親友も全員、いじめていたのだ。
…優斗くんは、私たちを守ってくれた、神様なのだ。
なぜ、柚木を心愛がいじめなかったかというと。
柚木はすごく弱くて弱くて…。物理的にも、精神的にも。
ちょっと叩いただけで、皮膚が腫れてしまうくらいだ。
しかも、先生にチクられるから、そんなことされたら面倒だ、という理由があるらしい。
優斗くんは、そんなことで差別をした心愛のことを、恨んでいるのだ。
同時に、私たちを守ってくれたんじゃないか…。私は勝手にそう思っている。
次に、柚木が私を守ってくれなかった理由。
クラスのいろいろな人が止めようとし、心愛に対抗した。
でも…。
心愛は、その人たちみーんなに、暴力を振るった。
…柚木はそれが怖くて、止めなかったらしいのだ。
ひどい。
あまりにも、ひどすぎるよ…。
私はそう思っている。
…だから、私、実は…。
柚木のことが、嫌いなのだ。
「彩音〜妄想入っちゃってるぅ〜?」
「え、あ、ごめん。」
「そんでさあ〜好きな人、だ〜あれ?」
「…羽石、優斗くん。」
叶うはずない恋だけど。#2
「そんでさあ〜好きな人、だ〜あれ?」
「…羽石、優斗くん。」
…あ。言ってしまった…
でも、気付いた時には遅かった。
「え…えええっ!?あいつをおっ!?」
柚木の声には、怒りと驚きと心配、が混ざっているようだった。
「彩音、最っ低!心愛を恨んでるやつをよくも好きになってくれたわねっ!」
…私は、柚木に殴られて、蹴られた。
柚木は柔道を習っているからか、すごく強く殴られて、蹴られた。
そして、私の意識は…途絶えた。
…どのくらい、経っただろうか。
ここは、どこだろうか。
辺りを見回すと、ベットが並んでいた。
病院だろうか。
私は立とうと思って、体を起こした。
でも…。
「い、いだだだだっ」
激痛が、走った。
「うるせー。」
右隣の奴が言った。
…ん?
聞き覚えのある、声…?
私はハッとして右を向いた。
…そこには、優斗くんが、いた。
叶うはずない恋だけど。#3
「な、なんで、優斗くん、が…?」
私は思わず言った。
すると、笑うように言った。
「それはこっちのセリフ!」
「へへ…!」
「…それはそうと。彩音ちゃんはなんでここにいるの?」
え、私、好きな人に彩音ちゃんって呼ばれた!?
多分私の顔、真っ赤だよね!?恥ずかしすぎるんですけどおっ!?
「あ、ごめん。彩音さんじゃないとダメだった?」
「い、いや、全然彩音ちゃんで大丈夫だよっ!!こっちこそ、…優斗くんでも、いい…?」
「もちろん。いいよ、彩音ちゃん!」
うがががっ嬉しすぎるっ
「それで、ここにいる理由、聞かせて?」
「あ、そうだった、ごめん。えっと…。」
待って、どうしよう。
このままじゃ、私が優斗くんのこと好きって言わないといけない感じじゃん!?
「えっと…あのね、私、好きな人がいるんだけど。ある友達の友達をその好きな人が恨んでて…。で、うっかり好きな人がその人、って言っちゃって。そのあとめっちゃ殴られたり蹴られたりして、意識を失って…。それで、ここに来たの。」
私の説明、下手だったと思う。でも、優斗くんは一生懸命聞いてくれた。
「うわあ…」
優斗くんの顔は、びっくりとうんざりと…その他諸々、混ざっているような感じだった。
「それで、優斗くんは、なんでここに来たの…?」
「…僕は、なんか、ある人に呼び出されて。うちの親友をよくいじめてくれたわね、って言って、そのあとは彩音ちゃんと同じ。」
「へぇ…」
私の顔も、びっくりとうんざりとその他諸々、混ざっているような感じだろう。
「まあ、おんなじ感じ、ってことかなあ。」
「そう、だねっ」
嬉しい。優斗くんといっぱい話が出来て。
幸せ。
でも、この先に地獄が待っていることに気づくのは、また後の話だ…。