閲覧設定
名前変換設定
この小説には名前変換が設定されています。以下の単語を変換することができます。空白の場合は変換されません。入力した単語はブラウザに保存され次回から選択できるようになります
1 /
目次
日替わりお題 (1) 弟子
お題【弟子】
ファンタジーもの?かな
日替わりお題シリーズ、何度か作ったけど
毎日投稿したことがないので、今度こそ!!
私は|夢宮《ゆめみや》|愛莉《あいり》。
賢者の《《弟子》》だ。
まだひよっこだけど、師匠の|凛々奈《りりな》様みたいになれるよう
精一杯修行中なんだ。
今日も私は、修行にはげむ。
「誰かをロープで縛り付ける呪文は『ロープマジカル』だ。 きっと、役に立つぞ。」
「はいっ!さっそく縛りつけてもいいですか?」
「ああ、いいぞ。」
私は、杖を師匠に向けた。
**「ロープマジカル」**
「うわああああああっ!!何するのだ…お前は私の《《弟子》》だろう?!」
「ねえ、師匠。師匠は、本当は賢者じゃないんでしょう?」
私は知っている。
師匠が、実は悪の魔法使いだということを─────
「なんで知っている…?今までの言動から、私が悪の魔法使いだとわかるものはないはずっ…!」
「ふふ、気づいちゃったんだよね。師匠、今まで 誰かをこらしめる魔法しか教えていなかったでしょう?」
「そうだな。それがどうしたんだ?」
「賢者は、困っている人を助ける魔法も必要じゃないかな?こらしめる魔法だけじゃいけないと思うの。」
悪の魔法使いは、人をこらしめる魔法しか教わっていない。
だから師匠は、いや…凛々奈さんは、こらしめる魔法しか教えられないというわけだ。
「ッ…。ごめん、今まで愛莉をだましていた。悪の魔法使いは、見習いを卒業したら 5年以内に弟子をつくらなくちゃいけないんだ。でも、私はどうしても弟子ができなかった。」
私が見習いの魔法使いとして、まちをうろうろ歩いていたとき
優しそうな女性───凛々奈さんが、声をかけてきた。
それが、弟子になるきっかけだった。
「そしたら、見習いの魔法使いの愛莉がいた。賢者のふりをして、愛莉を弟子にしたんだ。」
「…凛々奈さん。よく話してくれたね。悪の魔法使いは、そんな素直な心は持っていないと思うわ。だから、賢者として 誰かの弟子になってもいいんじゃない?」
---
そうして凛々奈さんは、有名な賢者の弟子になった。
私は本当の賢者の弟子になり、1年で弟子を卒業した。
愛莉、勘が良すぎじゃ…((
日替わりお題 (2) 食事
日替わりお題っていいよね
今日は、親友の|結花《ゆいか》と 私・|心結《みゆ》で レストランに来ている。
食事をするためだ。
結花はハンバーグ、私はスパゲッティを頼んだ。
二人で「おいしいね!」と楽しみながら食べていると、隣の席から怒鳴り声が聞こえた。
「ねえ、なんでぶどうパフェじゃなくてブルーベリーパフェなの?!」
「あ、えっと…お客様は、ブルーベリーパフェを頼まれたのではないでしょうか?」
「いいえ、私はぶどうパフェを頼みました。」
ぶどうパフェ?そんなのメニューにあったっけ…
メニューを確認してみたが、ぶどうパフェなんてものはない。
似てるものなら、ブルーベリーパフェしかない。
うーん。それなら、お客さんがメニューを見間違えたのかな?
「お客様、メニューをもう一度ご確認ください。ぶどうパフェは当店にございません。」
「はぁ?あるじゃない!!なに言ってるのよ、このバカウェイトレス!!」
女性はそう言って、スプーンをウェイトレスに思いっきり投げつけた。
**「「えっ?!」」**
まわりは「何が起こってるんだ?!」「やば…」という声であふれている。
…そういえば、メニュー表になんか怪しいものがあったな。
デザートの欄に、白いテープで隠されているデザートがあった気がする…
私はもう一度メニューを確認し、テープをはがした。
そして、隣の席のメニュー表をこっそり見た。
「やっぱり…」
「どういうこと?」
どうやら、ぶどうパフェは 前まであり、
ある理由でぶどうパフェがなくなって、隣の席の女性は
このレストランのぶどうパフェが好きだったらしい。
ぶどうパフェはなくなってしまったので、メニュー表には
白いテープをはったようだ。
しかし、隣の席のメニュー表だけ貼ることを忘れていて、
まだぶどうパフェがあると勘違いした女性が、ぶどうパフェを頼み、
ウェイトレスがぶどうパフェの代わりに、
ブルーベリーパフェを運んだ、というわけらしい。
「…そういうことね。すごいよ心結。」
警察が来たので、女性は逮捕された。
その日から、レストランは メニュー表を新しくしたみたいだ。
明日もお楽しみに!
日替わりお題 (3) 一般人
一般人…
どうやって書くんだ…
私は、どこにでもいる「一般人」だ。
特に誇れることもない、目立たない人。
日常がつまらない。そう思っていた私は、あることから人生が変わった。
ちょっとおしゃれして、ショッピングモールへ向かっていたとき。
「あなた、素敵な方ですね。ユニット芸能事務所に入りませんか?」
ユニット芸能事務所────
有名な美男美女が この芸能事務所にたくさん入っている。
そんな所に、一般人の私が…?
でも、こんなチャンスは二度とないはず。
「…はい!」
私はユニット芸能事務所に入った。
ユニット芸能事務所は、いじめがひどかった。
普段はニコニコな芸能人も、裏ではたくさんの苦労があるのか。と思った。
私はいじめられないよう、身だしなみや言葉遣いに気を付けていた。
しかし、芸能事務所に入って1年になった頃。
ついに私にも、いじめというひどいものに合った。
耐えきれなかった私は、1年で芸能事務所から退所した。
それはまたたくまにニュースになり、取材の申し込みがたくさん来た。
私は信頼を寄せていた青空テレビにだけ、取材に応じた。
他のテレビからクレームが来たが、私は言い返さなかった。
---
事務所を退所したとともに、芸能活動もやめ
私は一般人に戻った。
今は たまに「芸能活動をされていた |佐藤葵依《さとうあおい》さんですか?」と
聞かれる程度だ。
芸能活動も楽しかったけど、一般人の生活が一番楽しいような気がした。
なんとか書けた…
日替わりお題 (4) 支配
今日も難しいお題を出してきますね…
簡単なやつをお願いしまs((
私はハーブスという国の王妃。
小さいが戦争はめったにない、平和な国────のはずだった。
隣の巨大な国・ユーベアが ハーブスを支配してきたのだ。
ハーブスの国王は、仲良しの国であるホルスという国に助けを求めた。
ハーブスに住む人たちは、いったんホルスに移り住むことになった。
ホルス国はユーベアと争い、ホルスが勝った。
ユーベアは食料不足などの危機に襲われたが、1年で回復した。
また支配される危険があるのでは、と考えたホルスの国王は
ハーブスの国王に「ずっと住んではどうだ?」と言った。
しかし、私はこう言った。
「私は、ハーブスに帰ります。」
王妃と50人ほどの国民は、ハーブスに帰った。
---
ハーブスの国王は、支配の危険を感じている。
その予感の通り、ハーブスはまた支配された。
王妃と国民はホルスに行き、それをいいことに
ユーベアはハーブスの宮殿に侵入し、大金を盗んだ。
その事を知ったハーブスの国王は、あることを思い付いた。
2年後、ホルスとハーブスは新しい国・ホルブスになった。
ホルブスはユーベアを支配するようになった。
ユーベアに支配された仕返しだ。
ユーベアは消滅し、ホルブスは永久に栄えた。
日替わりお題さん、難しいお題を出さないで…
日替わりお題 (5) 魔物使い
一瞬、魔物使いを魔法使いと読んだ
私は魔物使いだ。
よく魔法使いと勘違いされるが、私の仕事は「魔物を生み出し、あやつること」。
今日も私は、町に魔物を出し、人々を怖がらせる。
いくら戦っても勝てない魔法をかけているから、戦えるわけはない。
だから、有名な戦士や魔法使いが、疲れ果てて負けるのなんて
当たり前だ。
そんなとき、弱そうな魔法使いがやってきた。
「こんな小娘になら勝てるだろう。ちょっと手加減してやろうか」
いざ戦ってみると、小娘は見た目のわりに体力がものすごい。
「ハッ!まさか…!」
この小娘…体力が無限にあると有名な、マリじゃないか!
くそ、手加減して損したよ…
しかもマリは、魔法も強い。
すぐに魔物を 魔法の縄で縛り付けた。
「はぁ?!どんな魔法使いだよ…こうなったら!!」
私は強力バリアを張った。
これなら倒されずにすむ。
マリもバリアを張った。
防御力は低そうな見た目だな。
これなら攻撃してもすぐ壊れるだろうと思い、
魔物をマリのバリアの近くに突撃させた。
ビリビリビリ!
「グギャアアアアア!!!」
なんとマリのバリアには、強力ビリビリ機能がついていたのだ!
「うわあ、体力もすごいうえ、防御力も魔法も強く、さらには賢い…」
魔物は弱り、すぐにパタンと倒れてしまった。
「完敗だ…私も反省したよ。なんで魔物使いになったんだろうか」
私は心を透明にして、魔法使いへと職業を変更した。
その後マリは、最強の魔法使いになったという。
日替わりお題はいいテーマになっていいよね(?)
日替わりお題 (6) 物作り
今日も難しいお題を出してくるねぇ、、、
私の娘・|芽衣《めい》は、物を作ることが大好きな子だ。
ハンドメイドも工作も、そして絵も、作りが細かくて驚く。
そんな芽衣の図工の成績は、毎年◎。
きっと将来、イラストレーターやハンドメイド作家になるのかなぁ、
と思っていた。
---
「ねえねー、まだ?」
「もうちょっと待ってー」
芽衣は、妹の|結衣《ゆい》にブレスレットを作ってあげていた。
結衣は想像力がとても豊かで、物語を作ったり絵を描くことが好きだ。
「はい、できた」
「わあ、かわいい!ありがと」
芽衣も結衣も、《《物作り》》の道に進むだろう。
---
20年後。
芽衣はハンドメイド作家に、結衣は小説家になった。
親の私は、芽衣のハンドメイド作品は必ず買い、
結衣の書いた小説は必ず読むなど、親バカが発動している。
あるとき、ニュースを見ていると、
「今日の特集は、ハンドメイド!ハンドメイド作家の|原本《はらもと》芽衣さんにインタビューしました~」
「…えっ、芽衣?!」
そして次の日。
「今日の特集は、小説!小説家の原本結衣さんにインタビューしました!結衣さんはなんと、昨日の特集に出た原本芽衣さんの妹です!」
「えええっ、結衣?!」
なんと、私の娘たちがテレビに出ている!
私はこれを自慢にした。
テレビに出て、ある才能に優れていて─────
芽衣の結衣の親で、本当によかったなと思った。
難しすぎんか
日替わりお題 (7) 評価
1週間続いてる…スゴイ((
「|乙葉《おとは》。成績表、見せなさい」
私は、悪い成績だったから見せないわけじゃない。
プレッシャーをかけられたくないからだ。
心の中で(はぁ…)と思いながら、成績表を出す。
「全部◎。当たり前よね。こんなのが取れない子もいるなんてw」
出た。他の子をバカにする攻撃。
こんな親がいるから、私は友達がいない。
私は叔母さんの家に住むことにした。
「この家には二度と来ません」という紙を残して────
---
「叔母さん!あの…」
私は事情を話した。
「まあ!それなら住んでもいいわ。姉さんにはガツンと言ってやるわね」
叔母さんは優しくて、お母さんとは大違いだった。
「姉さん。乙葉ちゃんに何をしたか、話してもらおうか…」
「えっ、|菜穂《なほ》…わ、私はなにもしてない!!」
「なんで…私は、親子共にいい《《評価》》が欲しかったただけなのに…」
お母さんは、その後どうなったか分からない。
まあバチが当たったから、しょうがないよね。
私は友達もでき、前とは違う学校生活を送っていた。
成績表はいつも◎なのは変わらない。
ため息は消えたが、誰かへの《《`憎しみ`》》は消えなかった。
---
10年後。
私は、私を産んだ人のもとに来た。
「もう収入源なんかないね。まあバチが当たったんだろうけど」
**「…乙葉!!お金!!!お金をよこしなさい!!!」**
「あら、そんなことしなくてもいいじゃない。あなたにピッタリのお相手がいるわよ。」
私はお母さんと似ている人を連れてきた。
「こんな人とは付き合えないわよ!」
`「ふふ。なら、頑張って働いたら?いい**《《評価》》**が欲しいんでしょ?」`
日替わりお題 (8) 月の光
今回は比較的…簡単…かな…?
僕は絶賛片思い中。
わざわざ片思いの相手に「今日、僕の家に泊まらない?」と誘った。
それには理由がある。
「今日は泊まれるんだよね?」
「そ、そうだよ」
泊まったら進展あるかなあ、くらいの軽い気持ちだ。
あとで《《あの言葉》》を言わないとね。
「あ、あの…|優梨《ゆり》ちゃん、ちょっと夜空見ない?」
「いいよ~」
優梨ちゃんは本が好きで、優しい子だ。
きっと彼女なら、意味がわかるだろう。
「星ってさ…何億個、何兆個もあるのに、私たちの目だと見えないものもあるよね」
「う、うん。きっと、恥ずかしがりやなんだろうね。」
なんとなく、優梨ちゃんの気持ちが分かってきた。
何か、僕に思ってることがある気がする。
窓から月の光がさしこむ。
ちょうど満月で、優梨ちゃんは「満月だ!でも、ちょっとすれば新月かぁ…」
と言った。
今が言うチャンスかもしれない。
僕はゆっくりと口を開いた。
「…あの、月が綺麗ですね」
単純に「月が綺麗だね」という意味でもあるけど
僕が言ったのは告白での意味だ。
「これからもずっと、一緒に見てくれますか」
えっと確か…OKの意味?
「ありがとう」
そう返すと、優梨ちゃんは花が咲くように、ふわっと笑った。
---
「なぁ、|湊斗《みなと》。なんで、優梨ちゃんと付き合えたんだ?」
優梨ちゃんは可愛くて人気の子だ。
狙ってる男子はひとりやふたりじゃないだろう。
「はは。それは秘密だよ」
「え~教えろよー!」
その日の夜、僕は眠れなくて窓を見た。
あの日と同じように、月の光がさしこんでいる。
あの日、満月でよかったな。
僕はそう思って、眠りについた。
ちょっと意味深ですね。
解説をちょいと。
満月の日は、相手の気持ちが見えやすいと言われています。
なので湊斗は、優梨ちゃんの気持ちが見える気がしました。
それが分かったので、湊斗は告白したんです。
…自分でも分からない。
日替わりお題 (9) オオカミ
赤ずきんの二次創作?です
むかーしむかし、あるところに「赤ずきん」と呼ばれる女の子がいました。
赤ずきんは病気のおばあちゃんのお見舞いにいくため、
おばあちゃんの家へ向かっていました。
「おばあちゃん!」
「赤ずきんや…オオカミを見なかったかい?」
「いいえ、見てないわ。」
「そうかい…最近、オオカミが暴れてるんだよ」
それを聞いた赤ずきんは、どこかからピコピコハンマーを持ってきました。
「これで、オオカミをぺちゃんこにしてやるわ!」
---
その頃、オオカミはおばあちゃんの家へ来ていました。
「お?ここは、人間のうまいにおいがするぞ。入るか」
「!やってきたわね、オオカミ!ぺちゃんこにしてやるわよ!」
赤ずきんは、オオカミの頭をピコピコハンマーで叩きました。
「ぐはぁぁ!!!しかし…オレは、まだまだ負けないぞ!」
赤ずきんはバスケットボールを持ってきて、オオカミに投げつけました。
「ぎゃあああ!!なんて威力だ!!…が、まだまだだ!」
さらに赤ずきんはボウリングの玉を持ってきて、オオカミへ向かって転がしました。
**「だずげでーーーー!!!!!!」**
オオカミは倒れてしまいました。
赤ずきんはオオカミを抱き上げ、家へ持って帰りました。
それを見た猟師が、「なんて力がある子だ…」とつぶやきました。
「ママ!オオカミ捕まえてきたよ!」
「あら!今日は、オオカミの肉を食べましょう!」
そしてオオカミは、赤ずきんとその母に、こっぱみじんにされて
食べられましたとさ。
オオカミかわいそうだね。
日替わりお題 (10) 義母
祝・10個目の小説!
お題むずい!
私は結婚し、|陽太《ようた》さんの家に住むことになった。
とても素敵な家だったけど、問題がひとつ。
「義母がとんでもない人」だということだ。
食器を平気で割ったり、気に入らないことがあるとすぐ怒る。
義母の夫をナイフで刺そうとして、警察が来たこともあるらしい。
できるだけ関わりをなくしたいので、離れて暮らしたかった。
しかしワガママだと思い、我慢することにした。
嫁の私が来てから、義母は落ち着いたらしく
ホッとしたが、私が買い物などに行くと大惨事。
陽太さんの悪口を言ったり、義父を殴ったり。
こんなことを防ぐため、できるだけ買い物は短く済ませたり
ネット通販で買い物をするなど、工夫して過ごしていた。
8月のある日、事件は起こった。
私が風邪をひいて寝込み、部屋から出ないことをいいことに
義母が暴れだしたのだ。
陽太さんはすぐさま警察を呼んだ。
「警察です。何が起こっていますか。」
陽太さんは状況を説明した。
「ふむふむ…逮捕しないといけないですね。」
「…そうですよね。」
義母は逮捕され、家には義父、私、陽太さんだけ。
でも義父も義母と似ていたので、身の危険を感じた私は
離婚の手を選んだ。
---
私は会社員に戻り、バリバリ仕事をしている。
あの日離婚をしてよかったのかは分からない。
けど、選択がもし失敗していたって、
自分がよかったと思うことができればいいんだと思う。
日替わりお題 (11) 黒猫
黒猫って幸運とか魔除けの象徴らしいですね
ということで、今日はそれに関するお話です
最近、『不幸になる魔法』というものが流行っている。
不幸になる魔法というのは、嫌いな人にかけるとその人が不幸になる魔法のこと。
魔法をかけられたくない人々は、黒猫をおともにしている。
黒猫は魔除けの象徴だからだ。
私はもともと黒猫をおともにしていて、変な魔法をかけられそうなときは
黒猫のおかげで自分を守ることができた。
「ねえ、ハルカ。不幸になる魔法なんて、誰がひろめたの?」
「さぁ。どうせ心が汚い人がひろめたんじゃないの?」
「…そ、そうだね」
不幸になる魔法をひろめたのは…私だ。
嫌いな人がいて、その人が消えないかなと思って『不幸になる魔法』を
作り、ひろめたのだ。
「どうかお許しください、神様…」
『許そう。しかし、その代わりに試練を与える。』
私は笑顔を心がけなさい、という試練を与えられた。
「エミリ!遊ぼ~」
「いいよ!」
ニコニコしていると、自分がやった いけない行いを
忘れることができ、自分の心も穏やかになった。
不幸になる魔法の流行りも終わり、黒猫ミーナも
パワーがみなぎっている感じがする。
…そういえば、黒猫の意味について調べたことがある。
「幸運」「魔除け」…だったっけ。
「ミーナが守ってくれたのかな…」
「にゃぁにゃ!」
私はミーナに感謝した。
なんか意味わからん
日替わりお題 (12) 隠れ家
もうちょいで2週間、?
はや
死とかの言葉出てくるので観覧注意
私は隠れ家を作った。
誰かに狙われないためだ。
私の隠れ家は、森の中にある。
森の奥まで進むと見えてくる。
奥まで進む人はいないから、狙われる心配もなし。
友達を呼ぶこともあるけど、みんな決まって「ここ大丈夫?」と言う。
大丈夫だよ、と返すのが定番。
私が誰に狙われてるのかって?
それは…そのうち分かるよ。
---
いつものように 森の奥を進み、隠れ家へやってきた。
「はぁ~疲れた、早くお風呂入ろっと」
「気持ちいい~、疲れた日のお風呂って最高!」
そして私は眠りにつこうとした─────
そのとき。
**バンッ!!**
私は倒れた。
あぁ、狙われてたんだ…やっぱ無理か。
目の前にいたのは、黒い服を着た男。
私をストーカーしていた奴だ。
「許さ…ない…か…__ら__」
「はは、死んだな。」
単純な奴だな、
私は倒れて死んだふりをしただけだ。
私は起き上がり、男をこらしめた。
「ぐ…あがぁぁっ!」
男は逃げ帰り、私は隠れ家で幸せに暮らした。
日替わりお題 (13) 卒業
卒業なんて季節外れだけどね、今は夏だよ
あえて選ぶのが莉南です((
あー、小学校もとうとう卒業かぁ。
友達と離ればなれになることはないけど、なんだか寂しい。
そんな私を慰めるように、桜が風で舞う。
「|晴音《はるね》~」
この声は…親友の|彩夏《あやか》だ。
「彩夏、とうとう卒業しちゃったよ。寂しくないの?」
「そりゃ寂しいけど、中学の生活も楽しみじゃん!」
中学は…部活に勉強に友情に…
彩夏の言うとおり、中学の生活も楽しみだ。
「そうだね。─────ばいばい、|緑ヶ丘《みどりがおか》小学校」
私はそう言って、小学校を去った。
---
ついに卒業してしまった。
もうランドセルを背負うこともないのか…
やっぱりなんとなく寂しい。
「はぁ。中学は楽しみだけど、不安もある…」
気づいたら私はスマホを取り、ラインを開いていた。
『中学、不安なことばっかり…どうしよう』
『晴音は心配性だなぁ。中学は楽しいよ。』
10歳離れた姉・|空音《そらね》は、いつも私の味方。
優しくて明るい、自慢の姉だ。
『まぁ、行ってみたら楽しいよ!がんばれ😆』
その言葉を頭に入れ、私は中学へ進学した。
---
卒業したのはもちろん寂しいけど、中学は楽しい。
過去のことを引きずらないで、未来を楽しみにすることも大事だなと思った。
日替わりお題 (14) コミュニティ
どうしたんだ日替わりお題
「ここが、新しく住む町かぁ…」
緑いっぱいの、空気がおいしい町。
スーパーも近くにあるし、住みやすそうだな。
引っ越しの荷物を整理したいところだが、
町の探検が先だ。
「ん?」
私は新しそうな図書館の前で立ち止まった。
キラキラ輝いて見える。
明日寄ってみよう、と思って 探検を続けた。
---
次の日。
昨日みた図書館に入った。
きれいに掃除されていて、静かな場所だった。
ちょっとだけ本を借りてみようと思い、
好きなシリーズの本を1冊だけ借りていった。
「あ、初めて利用される方でしょうか?」
「は、はい。最近引っ越してきて」
「なら、このチケットをご利用ください。」
図書館のスタッフさんは、ベージュ色のチケットを差し出した。
『初めて利用される方限定!本の貸し出し5冊増加』
とかいてある。
「これは、初めて利用される方にお渡ししています。通常13冊借りれるんですが、このチケットを持っている方なら、1ヶ月間だけ18冊借りられます。」
「次借りるときは、このチケットを出せばいいんでしょうか?」
「14冊以上借りるときに出せばいいですよ。」
「ありがとうございます!」
帰ろうとしたとき、あるポスターが目に入った。
「町の祭りを一緒に盛り上げましょう!」
私は面白そうだと思い、参加を決めた。
---
祭りの準備は大変だったが、町の人々と協力しているうちに
次第に仲間意識が芽生え、みんなの知恵とアイデアで町が一つになっていった。
私にとって、このコミュニティはただの場所ではなく、心が落ち着く場所となった。
祭り当日、町は笑顔であふれていた。
その時、私は気づいた。
コミュニティは、人と人が繋がることで、さらに輝きを強くしていく、ということを。
日替わりお題 (15) バナナ
🍌
「ただいまー」
学校から帰ってきた。
机に目をやると、バナナジュースがおいてあった。
私はかばんをソファに投げると、バナナジュースを手に取った。
甘くておいしい。
すぐにバナナジュースを飲み干し、宿題をやりはじめた。
---
「つかれたぁ~」
バナナジュース飲みたい…と思いながら帰ってきたが
バナナジュースはなかった。
「そうだよね…もうないよね」
私はバナナジュースを自分で作った。
「なんか違う…おいしいけど、なにか足りない…。」
そう言ったとき、涙がぽろりと机に落ちた。
「もう一回、あの日のバナナジュースが飲みたいよ…」
だけど、叶うはずはない。
だって作ってくれた人は、もう空にいるんだから─────
私はその日から、毎日バナナジュースを作りはじめた。
あの日飲んだバナナジュースを作り出すために。
---
10年後。
私はバナナジュースを売っている。
「|華《はな》さんのバナナジュースは、とてもおいしいですね。なんでバナナジュースを売ろうと思ったんですか?」
私はお客さんにそう聞かれて、一瞬とまどった。
「それはね────」
🍌
日替わりお題 (16) クラスメイト
「あの…私、嫌いなクラスメイトがいるんだ」
私はグループのみんなに、そう打ち明けた。
「えっ?!誰?」
と、真っ先にそう聞いたのは、リーダーの|茉莉《まり》。
クラスの中でもしっかり者の子だ。
「|唯奈《ゆいな》にも、嫌いな子っているのか…」
そう言ったのは、優しくて穏やかな|琴音《ことね》。
一緒にいると落ち着く。
「まぁ、誰にでも嫌いな子はいるよね」
元気いっぱいの|瑠花《るか》がそう言った。
私が嫌いなクラスメイトっていうのは、|七海《ななみ》。
クラスの中でも結構嫌われている…と思う。
---
七海が休んだ日、クラス会議が行われた。
先生も出張でいない。
「七海に仕返ししたいよね!?」
『はい!』
私たちは、七海を仕返しする計画を立てた。
みんなに七海がやった悪事を言ってもらい、
特にひどいものを2つ選び、それを七海にやる。
…という計画だ。
クラスメイトとして、みんな気合いが入っている。
明日が楽しみだなぁ…
---
次の日。
1時間目はプール。
私が間違えて七海をプールに落とす…という作戦。
「あっ、ごめん!」
バシャーン!!
「何やってくれるのよ!!」
「ごめんって~!」
私は精一杯謝った。
…本気じゃないけどw
---
昼休み。
バスケをやることになった。
茉莉が間違えて七海にボールを当てちゃう…という作戦だ。
「あっ、当たっちゃう」
「いたぁっ!!今日は不幸なことばっかり…イラつく!」
もうそろそろネタバラしした方がいいかな。
「実は、七海に仕返ししてたんだよね」
「自分がどれだけ悪事を働いたか、これで分かったでしょ?」
---
七海はおとなしくなり、クラスに平和が戻った。
「よかった♪」
日替わりお題 (17) 接戦
毎日投稿が続くとはね
「腕相撲対決、よーいスタート!」
私は相手の手を思いっきり握った。
相手の腕をぐいっと横にやる。
しかし、相手も負けていない。
相手も私の腕を横にやる。
「これは接戦です!どっちが勝つのでしょうか!」
腕が震えている。
「がんばれ!」
その声が耳に入ったとき、
なぜか力がたっぷり入ってきた。
「|凛《りん》の勝ち!」
歓声が上がった。
「嬉しい…ありがとう!」
そして私は、景品のお菓子をもらった。
---
「腕相撲対決、めっちゃ接戦だったよね」
「だよね!凛ちゃんかっこよかった♪」
私は少しの間だけ、腕相撲対決に勝った人として
有名人になった。
日替わりお題 (18) 楽しそう
楽し"そう"…??
友達と仲良く遊んでる姿。
「楽しそうだな…」
彼氏とイチャイチャしている姿。
「楽しそう…」
きょうだいと一緒に遊んでる姿。
「楽しそうだなぁ」
親と一緒に出かけてる姿。
「楽しそうだなぁ…」
私は全ての人が、楽しそうに見える。
何事も楽しいのが一番だと思う。
私は楽しそうな人を、羨ましく思う。
`「楽しそうなんて、滅びればいいのに」`
「あ、|友美《ともみ》ちゃん。やっほー」
この子は|花《はな》ちゃん。
|楽《らく》しそうな人だし、|楽《たの》しそうな人だ。
「|楽《らく》しそうな人でいいね。さらに|楽《たの》しそうな人だし。」
**「そんな人なんか、私にはいらない!」**
私は花ちゃんを刺した。
「みんな…楽しそうだし、|楽《らく》しそうな人…。羨ましいよ」
だって私は─────
虐待を受けているから。普通の家庭じゃないから。
日替わりお題 (19) 無限
もうちょいで20じゃん
はや
このシリーズはいつまで続くかわからない
才能がない、何をやっても失敗ばかり
こういうことへ悩んでいる君へ。
みんなはまだダイヤモンドの原石。
努力すれば、きっといつか輝ける日が来る。
失敗ばかりでも、その経験が役に立つ日は必ず来る。
その失敗も、いつか人に笑って話せる日が来る。
可能性は無限だからこそ、
たくさんの道がある。
無限の道に迷って、悩むこともあるかもしれない。
でも、それを乗り越えれば、きっといい未来が待っている。
世界中のみんな、無限の可能性を持っている。
**さあ、無限の可能性へ走ろう!**
日替わりお題 (20) 秘密
秘密だよ🤫
「ねえ、|亜梨沙《ありさ》ちゃん。好きな子っているの?」
「秘密!」
「ねえ、亜梨沙ちゃん。好きな食べ物ってなに?」
「秘密~」
この通り、亜梨沙ちゃんは秘密が大好きな女の子。
私が知っているのは、誕生日と名前くらい。
亜梨沙ちゃんは秘密が多すぎて謎だ。
苦手と思っている子もいるみたい。
亜梨沙ちゃんの家に行ってみたいと思って、
「遊びに行っていい?」と聞いてみたが「ダメ」と言われた。
好きな食べ物すら教えてくれない。
友達なんだから、もうちょっと教えてもいいのに。
---
私は亜梨沙。
前の学校でいじめられていたので、|岡野《おかの》小学校に転校してきたの。
最近、|乃愛《のあ》ちゃんと友達になった。
でも、私は事情でいろいろなことを秘密にしなくちゃいけない。
なんでかって?
私の家はお金持ちで、それが理由でいじめられていた。
だから、お金持ちってことを明かしたら
またいじめられそうって思った。
乃愛ちゃんや他の子には申し訳ないけど、
私はずっと、たくさんのことを『秘密』にしていく。
日替わりお題 (21) 恋愛相談
日替わりお題いつまで続くかな
100までいきたいんだけど…
まあ詳細は日記で話します
「|華恋《かれん》ちゃん。恋愛のことで相談があるんだけど…」
ふふ、今日も恋に悩む子が来た。
私は恋愛相談室をやっている。
「|悠翔《はると》くんが好きなんだけど、その子は付き合ってる子がいるみたいで…」
「そっか。なら、告白すればいいじゃない?」
「…うん。ありがとう」
そして私は、悠翔くんのもとへ向かった。
「悠翔くん、あのね…付き合ってる子がいるのは分かってるけど、君のことが好きな子がいるの」
「…えっ?」
「|結衣奈《ゆいな》ちゃんだよ」
私は 相談した相手の好きな子に話しかけて 君に好きな人がいるんだよ、と情報提供をする。
そして、相手の本心を聞く。
「あの子…地味で目立たないから、気になってはない…」
「ええ、そうなの?結衣奈ちゃん、裏でたくさん努力してるんだよ。しかも、優しいし。」
「確かにあいつ、優しいな…しぐさも可愛いし」
「でしょ?結衣奈ちゃんと付き合ってもいいと思うなー」
こうすれば、付き合うことに成功する。
「よし、僕 結衣奈ちゃんと付き合うよ」
---
そして結衣奈ちゃんと悠翔くんは付き合うことになった。
恋愛相談室は行列ができている。
1日ひとりまでの制限をつけているので、予約の行列だ。
私の恋愛相談室は「相談したら必ず成功する」
と評判になった。
日替わりお題 (22) 子ども
こども
私は公園でのんびりしていた。
ベンチに座って、遊び回る子どもを見ながら。
私には子どもがいない…というか、いなくなってしまった。
病気を持ってうまれ、3歳で天国へ旅立った。
子どもを産むのにも、育てるのにも、たくさんの苦労がある。
でも親は、遊び回る子どもを見るだけで幸せだろうな。
子どもを亡くした私から見ると、とても幸せそうに見える。
日が暮れてきたので、私はベンチから立ち上がり 家へ帰った。
---
「次のニュースです。近年、子どもの産まれる数が減ってきています────」
少子高齢化…か。
出産に不安がある人や、結婚しない人が増えているからかも。
確かに独身の方が楽かもしれないなぁ…
子どもがいる幸せもあるけど、独身の幸せもある。
どっちも幸せだけど、どちらが幸せかと思うのは人によって違う。
子どもが減るとデメリットが増えてくるけど、
私が人のことを決めてはならないし、みんなの意識次第かな…?
私は答えがわからず、考え込んだまま眠りについた。
日替わりお題 (23) 正義
最近は日替わりお題さんも機嫌がいいのでしょうか
私は正義を大切にしている戦士。
意地悪をしている者はこの世から取り除く。
この世にウソや犯罪があってはいけない。
「正しい」こそ正義だ。
「ルーン!人々を病気にさせている龍がいるって!」
「なに?!それは取り除かないといけない」
私は龍が住む町に向かった。
---
私は病気にさせている龍をすぐに倒した。
人々に悪さをする者は倒さないと。
`それこそ《《正義の戦士》》なんだから────`
「ねえ知ってる?病気にさせている龍、実は幸運をもたらしている龍だったみたいよ」
「そうなの?!正義の戦士が倒したって聞いたけど…」
「それじゃあ、不運が増えちゃう!正義の戦士ならそれくらい見抜けたはずなのに」
えっ…?
じゃあ、間違った情報を流したのは誰?
そいつを倒さないと…
「あのねぇルーン。すぐに何でも信じちゃダメだよ。疑いの心っていうのはないのか?」
「そんなの、正義の戦士にはいらない!!」
正義の戦士には、疑いの心なんて不要。
私の役目は、「正義を守ること」なんだから。
私は友人の言葉を無視して、間違った情報を流した人を倒した。
日替わりお題 (24) レシピ
なんのレシピかな
私は本屋に行って、レシピ本を買った。
この本を買うとき、店員さんの顔が青ざめてたけど、なんでだろ?
---
さっそく私は、レシピを試してみることにした。
まずは…『人間を用意する』
誰にしようかな~
|優愛《ゆあ》ちゃんにしよう!
私ね…優愛ちゃん、嫌いなの。
「優愛ちゃん、《《大切な》》用事あるから 家に来てもらっていい?」
「いいよぉ~」
優愛ちゃんに家に来てもらった。
次は…『包丁を用意する』
キッチンから包丁を持ってきた。
「それ…包丁だよね?何するのぉ?」
「なんだろね~」
私は優愛ちゃんの視界を見えなくするため、タオルを巻いた。
「ほんとになにする…の… ッ」
私は優愛ちゃんを屋根裏部屋まで運んだ。
そして服を脱がせ、目隠しを外し、黒いバラをまわりに置いた。
最後におまじないをかけ、
タオルを上にかぶせ、そしてドアを閉めて 鍵をかけた。
そう────
私の買ったレシピ本は、『人を呪うレシピ本』。
黒いバラの花言葉「あなたを呪う」「永遠の死」
日替わりお題 (25) 問題集
日替わりお題も夏休みを知ってるのか…?
「はぁ~…」
5冊ほど積み上がった本を見て、私はため息をついた。
夏休みだからって、ママが問題集をたっぷり買ってきたのだ。
夏休みの宿題に問題集…
せっかくの夏休みなのに、全然遊べない!
私はムカムカして、床に落ちていたクッションを投げた。
こうなったら、気合いで1日で終わらせてやる!
---
よし、あと1ページだ!
私は2時間くらいで宿題も問題集も終わらせた。
丸つけもササッと終わらせた。
「|穂乃花《ほのか》~、宿題やったの?」
「やったよ」
きっと今ごろ、みんな頑張ってるんだろうな~
私はタブレットを手に取り、勉強アプリで勉強した。
日替わりお題 (26) 自転車
もうちょっとで30だと?!
私は自転車で町を走っていた。
緑豊かな自然を見ながら。
私はやっと自転車を買ってもらった。
これで友達の家に早く行ける!
私は毎日自転車で町を走ることにした。
---
飽きっぽい私だけど、毎日自転車で走っている。
もう1週間続いていた。
自然豊かで空気がおいしいし、
立ち止まって小さな花を観察することもある。
毎日自転車で自然豊かな町を走っているおかげか、
友達から「|春奈《はるな》、なんか優しくなった?」って言われた。
朝6時に起きて、自転車に乗る。
今日も自転車に乗り、自然を感じながら走っていく。
日替わりお題 (27) 一人称
久しぶりに難しいお題が、
うわーんどうしよ
私は一人称について悩んでいた。
家では「私」、学校では「|唯《ゆい》」みたいに、一人称がふたつあるから。
一人称変えようかなって思ったけど、これが意外に難しかった。
学校で「私」と言おうとすると、「ゎ唯」になってしまう。
家で「唯」と言おうとすると、「ゅ私」になってしまう。
一人称を統一しないと、と思っていた私は
親友の|理乃《りの》に相談した。
「理乃~!一人称統一したいのに変えれないよ~!」
「またよくわかんないことで悩んでるね…?」
理乃はとても頼りになる子で、裏切らないし口もかたい。
秘密は絶対に守ってくれる。
「一人称ね…統一しなくてもいいと思うけど?」
「えっ…?」
「私だって、学校では私っていってるけど、家では理乃って言ってるもん。」
理乃も…一緒…?
「そうなの?」
私は嬉しいと驚きの感情で、今の気持ちがよくわからない。
「理乃も一緒なんだ…、無理に統一しなくてもいいよね!」
「うん、ちょっとずつ頑張ろ!」
私はさらに理乃との絆が深まった気がした。
日替わりお題 (28) 研究所
研究所…
田舎の町にぽつんと建っていた建物。
それこそ、有名なロボット研究所───『ミライ研究所』だ。
人と同じ見た目のロボットを作るため、人間を研究している。
そして、人と同じ見た目のロボットを作っているのだ。
研究される人は、成人した女性。
なぜ成人した女性なんだ…?
研究される人を募集しており、研究所のドアには
「研究されてほしい人募集!」のポスターがはられていた。
来る人いるのかな…と思ったが、5人くらい来るそうだ。
無料で見学もできるので、僕は見学してみることにした。
ドアが開き、モダンな部屋が見えた。
「あの…見学したいんですが…」
「なら、あちらで見学できます。ごゆっくりお楽しみくださいませ。」
スタッフさんが指差した方向の部屋へ向かうと、ガシャガシャという音が聞こえてきた。
ロボットを作っているのだろうか。
僕は部屋へ足を踏み入れた。
「…ッ!」
思いもしない光景が広がっており、僕はそそくさと部屋から出た。
走って家に帰り、テレビをつけた。
ちょうどニュースをやっていた。
「次のニュースです。○○県○○市のミライ研究所で、研究される女性に性的な行為をした疑いで、ミライ研究所の研究員6人が逮捕されました。」
日替わりお題 (29) コウテイペンギン
はなこと遊びも更新したぁぁい
「わぁぁ…」
5歳のとき、家族で水族館に行った。
その時に私はコウテイペンギンを見た。
私はその水族館でペンギンのキーホルダーを買った。
それくらい、ペンギンが好きになったのだ。
---
私は人見知りで、友達がなかなかできなかった。
まわりが友達と喋っている中、ひとりで本を読んでいた。
「ねぇ、|宮本《みやもと》さんだよね?」
声をかけてきたのは、|春野《はるの》|咲良《さくら》ちゃん。
あまり目立たないが、穏やかで気遣いができる子だ。
「う、うん。」
「宮本さん、ペンギン好きなの?私も好きなんだけど…」
確かに春野さんはペンギンのキーホルダーをつけていた。
私とお揃いの─────
「一緒だ…!」
そしてその日から、私は春野さん…いや、咲良ちゃんと一緒に過ごすようになった。
「|唯花《ゆいか》ちゃんにペンギンのぬいぐるみ買ってきたんだ~」
「かわいい!ありがとう!」
ペンギンが好きにならなければ、咲良ちゃんとは仲良しになれなかっただろう。
私はランドセルについたペンギンのキーホルダーをにぎった。
日替わりお題 (30) 出会い
すみれとなのかの百合小説を書かないといけない!!
私をいじめから救ってくれたあの子。
いつも一緒にいてくれたあの子。
どうやって出会ったんだっけ────
---
中学でいじめに合い、誰も味方してくれなかった。
そんなとき、あの子が助けてくれた。
その日からあの子と一緒にいた。
他の友達もできたけど、やっぱりあの子が一番信頼できた。
一緒に笑ったり、怒ったり、泣いたり。
あの子といると、毎日が楽しかった。
嫌なことがあっても、たくさん共感してくれた。
それなのに、なんで…
なんで、あの子は死んじゃったんだろう。
病気があって、生きられるか分かんないって
早く言ってほしかった、それならもっとたくさん過ごせたのに。
病気があるって知ったとき、あの子が死んだとき
私は誰よりも泣いた。
あの子の命日、私は手を合わせてこう願う。
「あの子が、天国でも幸せに過ごせますように」と────
日替わりお題 (31) ゴミ
🚮
「あんたはいらない」
この言葉を何回聞いただろうか。
姉だけ可愛がられ、私にはちっとも気にかけない。
いつか撮った家族写真。
ぐちゃぐちゃに丸めて捨ててやった。
「はぁー、毎日毎日いらないばっかり。」
それなら、私を産まなきゃよかったじゃないの。
お父さんと結婚しなければよかったじゃないの。
ああ、20年前に戻って結婚をやめさせたい。
そう思ったとき、私は何もない真っ白の空間にいた。
「どこ…ここ…」
『20年前に戻れるよ。さぁ、いくよ!』
「えっ待って!誰なのあなたは…ッ」
---
20年前の町についた。
そして、私の叔父である人とお母さんが結婚することになった。
これで私は産まれない。
---
「あなた誰よ?勝手に家に入らないでもらえる?」
いくらお母さんだって、私の存在を忘れることはない。
どうなってるの?
『あなたは違う夫婦のこどもということになっている。だから───』
「嫌だよっ、ついにゴミになっちゃったじゃん!!」
私はもう全てが嫌になり、どうにでもなれと思い自殺した。
日替わりお題 (32) タイムトラベル
はなこと物語を書こうと思ったのにネタを忘れた
最悪だ
『過去に戻りたいなー。』
『未来にいってみたいなー。』
そんなことを思うことはありませんか?
あ、名乗ってませんでしたね。
私はミライと申します。
カコミラ研究所の研究員です。
ついさっき、タイムトラベルの道具が完成しました。
その道具を試す人を募集しているのですが、
試してみたいですか?
試してみたくない人も、試してみたい人も
これから注意事項を説明するので、よく聞いてくださいね。
---
① 過去はあなたが産まれた年まで戻れます。
つまり、あなたが2012年生まれだとしたら、2012年まで戻れます。
産まれた瞬間を見るなんてことも良いですね。
② 未来は10年後までいけます。
今は2025年なので、2035年までいけます。
自分がどうなっているか、を見るのも良いですね。
③ 過去や未来に行くときは、大切なものを持っていく。
現在に戻ろうとしたとき、戻れない可能性が70%です。
自分の大切なものを持っていきましょう。
④ タイムトラベルの道具が壊れる可能性がある。
タイムトラベルの道具は安物のため、壊れる可能性が85%です。
壊れると現在に戻れなくなる可能性があります。
戻れなくなった場合、過去または未来で暮らさないといけません。
---
注意事項はこれで終わりです。
どうですか?
タイムトラベル、してみたいですか?
今ならまだ、変更できますよ。
なんか前の小説と似てるね、?
日替わりお題 (33) 学校一の美少女
ピンポイントなお題だね?
まあ書きやすいけど…
「あ、あの子じゃない?学校一の美少女!」
学校一の美少女として話題になっているのは、
|天音《あまね》|愛花《あいか》という子。
確かに目がぱっちりしてて、肌も白くて、
髪もサラサラで…と、芸能人になってもいいくらい可愛い。
性格も優しいという、カンペキな子らしい。
「愛花ちゃん、どの部活にはいるんだろうね」
「ね。愛花ちゃんが入った部活、喜びそうだよね」
そんなことを、親友の|双葉《ふたば》と話していた。
---
「ねえ|瑠奈《るな》!愛花ちゃん、美術部に入ったんだって!」
「え?!私美術部なんだけどっ…」
愛花ちゃんは絵が相当うまくて、繊細な表現が伝わる。
あっという間に時間が進み、下校時刻になった。
「愛花、虐待受けてたの…?」
その声は、愛花ちゃんの友達である|夢乃《ゆめの》ちゃん。
「うん。両親が離婚したから、今はお母さんとお姉ちゃんと暮らしてる。」
複雑な家庭環境だったのか…。
そのことを知ってから、愛花ちゃんの表情が暗くなっている気がした。
「ねえ梨々香…愛花ちゃんの表情、暗くなってる気がするんだよね」
「ええっ?!私はそんな風に見えないけどな… でも瑠奈の勘は当たるし…」
愛花ちゃんの笑う顔も、心から笑っていないような感じがする。
ここは先輩として、相談に乗ってあげよう!
「愛花ちゃん!なにか悩んでる…?」
「あ、瑠奈さん…。実は」
母と高校生の姉と暮らしている。
しかし、母の帰りが遅いため、姉と一緒にご飯を作っているけど
姉が受験勉強で忙しくて、疲れがたまっている…とのこと。
「そっか。そうだ!うちに泊まりなよ。のんびりしていいから」
「いいんですか…?ありがとうございます!」
---
泊まった次の日、愛花ちゃんの笑顔が穏やかになっていた。
改めてたまには休むことも大事だよなー、と思った。
日替わりお題 (34) 田舎
私は田舎が好きです。
私は田舎に住んでいる。
コンビニやスーパーには車で20分くらいかかる。
そんな環境を私は嫌だと思っていた。
両親が家庭菜園とガーデニングをやっているので、
新鮮な野菜が食べれることや気持ちが穏やかになることは嬉しい。
私は将来、都会に住みたい。
こんな田舎には住みたくない。
---
10年後。私は社会人になった。
たまに実家に帰ってくる。
昔は田舎なんて嫌!って思ってたけど、今は田舎の空気がおいしく感じる。
都会も便利だけど、田舎も緑豊かでいいなぁ。
私は会社の上司が厳しすぎてストレスがたまっていたため、
会社をやめて いったん実家に住むことにした。
新鮮な野菜で栄養をとり、よく寝てよく運動した。
そして2ヶ月後、しっかり休んだ私は
新しい会社に就いた。
今もたまに実家に帰って、田舎のおいしい空気を吸っている。
「田舎も都会も、どっちもいいよね!」
日替わりお題 (35) 植物
しょくぶつぅ
「ママ!お花だよー」
「えっ、どこどこ?」
私の娘・|乃愛《のあ》は、道ばたの小さな花にも気づくような、優しい子だ。
「ここだよ!木の下!」
「ここか!よく見つけたね~」
桜の木の下に、青い小さな花が咲いていた。
本当にすごく小さくて、多分乃愛じゃなきゃ見つけられなかっただろう。
「乃愛は小さいお花も見つけられてすごいね~」
「将来、小さいお花発見する仕事したい!」
と言うほど、すごく気づく。
花に関係する仕事に就くのかなぁ、
と勝手に思ったりしていた。
---
20年後、乃愛はフラワーデザイナーになった。
結婚式の飾りつけをしたり、いろいろ忙しいようだ。
乃愛の公式サイトを見て、デザインをこっそり覗いたりしていた。
そんなある日、テレビに乃愛が出ていて、叫びそうになった。
「フラワーデザイナーの|花宮《はなみや》|乃愛《のあ》さんにインタビューしました!なぜ、フラワーデザイナーになろうと思ったのですか?」
「幼い頃、小さい花を見つけるのが得意で。見つけると必ず母に報告していました。花を見つけると喜びが感じられて、皆さんにもこの思いを感じてほしい。と思って、フラワーデザイナーになりました。」
私は乃愛の言葉を聞いて、涙が出そうになった。
前にも乃愛さんいたけど別人だよ
日替わりお題 (36) 姫
👸
ある王国に、マリアという姫がいた。
マリア姫はとても美しく、頭もよかったという。
そんなマリア姫は、たくさんの王子から結婚を申し込まれていた。
でも、マリア姫は全て断った。
"私は、結婚よりも自分を磨きたいの"
その言葉は、マリア姫の口癖でした。
王様と王妃様は、できれば結婚してもらいたいところだ。
しかし姫は、そんな気持ちなど気にせず、自分磨きに力を入れていた。
---
「マリア。話があるのだが」
「はい。なんでしょうかお父様」
「もうそろそろ、他の国の王子と結婚してもらいたい。」
「お父様。私は自分磨きに夢中なのです。結婚なんてしません。」
案の定、マリア姫は結婚を拒否。
王様は頭を抱えてしまった。
「はぁ、毎日毎日 結婚しろって。聞きあきたわ。`…そうだ!`」
次の日、王様と王妃様が倒れていた。
すぐに病院に連れていったものの、志望が確認された。
「昨日、何も異変はなかった。となると、誰かに殺されたのだろう」
その時マリア姫は、城から逃げていた。
`「口うるさい親なんか、もういらないわ。消してよかった♪」`
日替わりお題 (37) 終わり
終わり
「地球が今日で滅亡します。」
その言葉を聞いたとき、僕は泣きそうになった。
まだまだやり残したことがいっぱいあるのに。
「|唯斗《ゆいと》!!」
「|晴樹《はるき》?!」
「地球が今日で滅亡するんでしょ?だから唯斗と会っておこうかなって思って」
「それじゃ、俺の家に泊まるか?一緒に地球滅亡まで過ごそうぜ。」
もう日が暮れている。
地球が終わるのもあと少しだ。
---
「地球が滅亡するなんて、嘘みたいな気もするけどな」
「僕は嘘だと思いたいな」
そんな話をしていたら、あっという間に夜だ。
「地球滅亡まで起きてよう。」
「そうだな、明日まで起きてようぜ」
窓から月の光が差し込む。
ずっと、唯斗と話していた。
「…24時だ。じゃあね、唯斗」
「またどこかでな」
そして地球は滅亡した。
日替わりお題 (38) 文房具
ぶんぼーぐ
俺たちは文房具。
持ち主の勉強を手伝っている。
書いたり、消したり。
持ち主が勉強するとき、いつも手伝ったのは俺たちだ。
なのに持ち主は俺たちに感謝もせず、
使えなくなったらゴミ箱へポイ。
そして新しい文房具を手に入れる。
たまには俺たちに感謝もしてほしいよ。
文房具がなかったら、絵も描けないし勉強もできない。
どうだ、文房具に感謝したくなったろ?
これからは文房具を大切に使ってな。
日替わりお題 (39) 矛盾
むじゅん
矛盾。
この世は矛盾だらけだ。
「やる」と言ってもやらない。
矛盾ってなんであるんだろうな。
私は矛盾が嫌いだった。
だから、私は「やる」と言ったらやるようにした。
そうしたら、「責任感が強い子」として褒められるようになった。
社会に出たあとも、上司から尊敬される存在となった。
それがモチベーションとなり、私は仕事が早く終わるようになった。
矛盾を嫌い、やると言ったらやる。
これが私の決まりとなってよかったと思う。
むじゅーーーーーーーん
日替わりお題 (40) ポンコツ
ぽんこつ
「ポンコツだね」
そう 何度も言われてきた。
いつも笑って流していたが、正直嫌だった。
だから私は、ポンコツと言われないように努力した。
たまにポンコツが出るくらいがいいよね、と思い
完全に消さないようにした。
「|凛《りん》、勉強できるようになったよね」
「そうかな~ あ、宿題教えてあげよっか?」
「お願いします!」
今となっては、宿題を教えたりするほど勉強ができるようになった。
「えっとこれがこうで…あっ違った」
「凛って、たまにポンコツ出るの可愛いよねw」
完全なポンコツから抜け出し、ちょっと天然な子に変身した私。
変身してから、私の日常は楽しくなった。
「凛!この問題分かんないんだけど…」
「どこ?えーっと、ここはね…」
だんだん短くなってる
日替わりお題 (41) 命の価値
もう40こえてる
ホッホッホッ。はじめまして、わしは神様じゃ。
信じるか信じないかは置いといて、わしの話を聞いてほしい。
地上には「寿命で死ぬもの」と「自分の存在が嫌で死ぬもの」がおる。
寿命で死ぬものにはしょうがないとしか言えないが、
自分の存在が嫌で死ぬものには、少し言いたいことがある。
まず、人が産まれる確率は70兆分の1。
とんでもなく低いだろう。
70兆分の1の確率で与えられた命を無駄にするなんて、
わしはそんなことをやってほしくないと思う。
もし また人間として生まれ変わるとしても、
生まれ変わる確率は人が産まれる確率より全然低い。
だから、死にたいなんて思ってる君。
70兆分の1の確率で与えられた命だ。
寿命で死ぬまで、大切にしてほしい。
おっと、もうそろそろ戻らんと。
まぁ、命の価値を分かったならよろしいぞ。
日替わりお題 (42) 学園生活
学園生活
『|花宮《はなみや》学園』
私はその看板を見つめていた。
今日から私は、花宮学園に入学する。
「さーくらっ」
「わ、|美桜《みお》…」
幼馴染みの|倉本《くらもと》|美桜《みお》が声をかけてきた。
「学園生活、楽しみだよね」
「…うん」
そう答えたが、正直不安でいっぱいだった。
友達できるかな。授業についていけるかな。
「きっと大丈夫だよ!さ、早く行こっ さくら!」
「ありがと、」
---
「今から、花宮学園入学式を始めます。名前を呼ばれたら返事をしてください」
「倉本美桜」
「はい!」
次…私だ。
大丈夫かな…
「|小林《こばやし》さくら」
「は、はい!」
よかった、ちゃんと返事できた!
美桜が『ナイス!』と言うように、ニコッと笑った。
入学式が終わると、私は美桜と喋りながら帰った。
そうだ、私はひとりじゃない────
美桜っていう、心強い味方がいるんだ。
そして私の学園生活がスタートした。
日替わりお題 (43) 賢者
実は1話目と繋がってます
私は|夢宮愛莉《ゆめみやあいり》、賢者の弟子だ。
前 師匠だった|凛々奈《りりな》様は、実は悪の魔法使いと言うことが分かって
師匠を変えた。
名前は|瑠々奈《るるな》様。凛々奈様と似た名前だな…
と思ったが、悪の魔法使いではなさそうだ。
瑠々奈様は優しく魔法を教えてくれた。
そのおかげで、私は魔法を使いこなせるようになった。
---
「愛莉。実はずっと隠していたことがあったの」
「えっ…?」
「愛莉の前の師匠は、凛々奈だったでしょう?私、凛々奈の妹なの。」
「、、?!」
凛々奈様の妹…。それだと瑠々奈様も悪の魔法使いなのかな?
そんなわけないよね…
「そ、それじゃあ、瑠々奈様も悪の魔法使いなの?」
「ううん。前は凛々奈と同じ悪の魔法使いだったよ。」
「でも、改心して賢者になったんだよ。」
「そうなんだ。」
---
10年後、私は賢者になった。
弟子も5人ほどいる。
「愛莉さん、愛莉さんってなんで賢者になったの?」
「それはね────」
日替わりお題 (44) 元カノ
元カノ
「ねぇ|太一《たいち》。この写真は何?」
そう言ったのは、僕の彼女である|遥菜《はるな》。
その写真は、元カノの|絵美里《えみり》と腕を組んだ写真だった。
「私、太一に元カノがいるなんて知らなかったんだけど?」
まずい…遥菜は一途だから、元カノがいるなんて知られたら…
「ご、ごめん…」
「もう嫌。太一とは別れる。」
たった1ヶ月の付き合いだった。
---
「太一。元気?」
今も絵美里とは連絡をとっている。
「元気だよ」
「よかった~。今日、大事な話があるんだけど…」
「うん、何?」
「実はさ、太一とまた付き合いたいんだ。」
絵美里もそう思ってたのか…
「実は僕も。」
そうして、絵美里とまた付き合うことになった。
---
最近、誰かに後をつけられている気がする。
「は、遥菜!!」
そう、元カノの遥菜だ。
ストーカーしていたのは遥菜だったのだ。
「誰?ストーカーするなら通報するけど」
「あ、え、えと…ごめんなさいっ」
忘れたフリをして、僕は遥菜を追い出した。
そして絵美里と結婚し、幸せな日々を過ごしていった。
日替わりお題 (45) 社畜
しゃちく
私は貧乏な家に生まれた。
夢も希望も全て失っており、髪もボサボサ。
上司の言いなりになって、ひたすら働いている。
それなら給料もそこそこあるかと思いきや、
会社はブラックで、給料が全然なかった。
「私は…上司のために生きてるんだ」
もっと働こう、そう思い
風邪を引いても会社に行った。
そんな私をまわりは心配したが、私は働くのをやめなかった。
「いいんだ、これで…」
「いいん…だ…、」
日替わりお題 (46) 前世の記憶
つかれたよ
前世の記憶。
そんなのあるわけないじゃん、なんて思う人もいるかもしれない。
でも私には、前世の記憶があるのだ。
前世はとても頭が良い子供だった。名前は思い出せないけど…
交通事故で天国へ行ったのだ。
そして普通の子供──として、生まれ変わった。
前世は天才だったからか、つぎつぎと前世の記憶がよみがえり
普通の子供ではなく、頭がいい子供と認識されるようになっていった。
前世を特定したり、年を重ねると記憶が薄れると聞いたことがある。
私はニュースをすみから調べ、前世を特定した。
名前は|山本《やまもと》|莉衣《りい》。
そして私の今の名前は、|村本《むらもと》|唯衣《ゆい》。
ところどころ似ている。
その日から前世の記憶が薄れていき、ついに普通の子供として生きれるようになった。
最近みじかいね…
日替わりお題 (47) 高校生
うちの兄が高校生です。
「はぁ~あ」
私は大きなため息をついた。
窓からはあたたかな日差しが差し込んでいる。
私は|春野《はるの》うらら。4月から高校生だ。
だけど、高校生活は不安だらけ。
友達できるかな。勉強についていけるかな…
あぁもう、無限に出てきちゃうよ。
お姉ちゃんにLINEしよ…
お姉ちゃんの名前はさくら。とっても優しい性格だ。
21歳で、もう1人暮らし。
『高校生になるの、不安だよ~。。』
『大丈夫だよ!私も不安だった。笑顔が大切だよ、笑顔!』
笑顔…?
---
なにかいいことがあるのかは知らないけど、お姉ちゃんのいう通り
笑顔で過ごしていた。
話しかけられて友達ができ、勉強もギリギリついていけてる。
笑顔って大切だな。
笑う門には福来たるっていうもんね!
私の高校生活は、笑顔でスタートを切った。
日替わりお題 (48) 召喚
天才 を 召喚した !! (?)
この 話は フィクション です。
「召喚魔法ができないとな…」
この言葉を何回聞いてきたか数えたくもない。
私は召喚魔法が大の苦手で、ドラゴンを召喚したはずなのに
スズメが出てきたこともある。
そもそも、召喚魔法を使うことってあるのかな?
無料でなにかもらえるのはいいけど。
せっかくなら自分で買いたい。
達成感あるし。
「召喚魔法って、誰が考えたんだろう?」
---
召喚魔法を考えたのは『フィーネ・アルバルト』。
何千回も試して、やっと召喚魔法を生み出したらしい。
何千回も試してるのか。すごいな。
まぁ、試しに一回練習してみよ…
結末 は ご想像 に お任せ します
日替わりお題 (49) 鳥
もう49だと、?!
「鳥っていいよね、空を飛べてさ」
私───|鳥井《とりい》|絵美《えみ》は、鳥を見て思わずそうつぶやいた。
「そうだよね。私も空を飛んでみたいな」
親友の|原野《はらの》|彩華《あやか》も、うなずいた。
彩華は優しくて、私のしょうもない悩みやつぶやきも聞いてくれる。
「鳥に乗って、空から街を見てみたいな~」
「将来、そんなことができるかもしれないね」
と、のんびりと話していたその時。
鳥っぽいものが私の顔面めがけて飛んできた。
「わぁぁあ?!」
『ごめーん、スピード出しすぎちゃった。あ、私はルル。よろしくね』
「よ、よろしく。それで何しにきたの…?絵美と話してたんだけど」
『へぇ、そうなんだ。何の話をしてたの?』
「鳥に乗れたらな、って話。」
『いいね。乗れるよ。乗ってみる?』
「「いいの?!乗る乗る!!」」
見事に同じセリフを言った彩華と私。
ルルが大きい鳥を2匹呼び、私たちはその鳥に乗った。
---
雲の上で一旦下ろしてもらった。
ふわふわで気持ちいい。
「わたがしみたい!雲の布団とかあったらいいのになぁ」
「ね!もしあったら、最初は絵美と寝たいな」
そんな空想の話で盛り上がっていた。
鳥はまた飛び始めた。
空から見る街は、高いビルでさえ小さく見える。
鳥は私と彩華の家まで送り届けてくれた。
「鳥に乗ったことは、私と彩華だけのヒミツだよ♪」
「うん!絶対、誰にも言わないでね。」
私と彩華は、ヒミツの約束をかわした。
日替わりお題 (50) 掛け合い
今回は漫才みたいな感じです
司会「次は、ゆいはるペア!どうぞ~」
ゆいはる「「はーい!」」
そう言って、|結衣《ゆい》と|春瑠《はる》が出てきた。
結衣「今年、めっちゃ暑かったよね 50℃くらいだっけ?」
春瑠「そんな高くないから… 40℃越えだよ」
結衣がボケ役、春瑠がツッコミ役らしい。
観客席は笑いに包まれている。
結衣「9月も中旬なのにさ、まだ暑いって鬼すぎん?願えば涼しくなるかな」
春瑠「まぁ涼しくなるかもね。ここはエアコン効いてるから涼しいけど」
結衣「じゃあさ、エアコン切ったらどうなる?」
春瑠「あんたが鬼だよ…観客に迷惑かけるってやばいな」
結衣「ぎぃやぁ、ごめんなじゃい!!」
結衣はおじぎをし、そのまま春瑠と一緒に帰っていった。
観客「やっぱ、ゆいはるの掛け合いは面白いな」
日替わりお題 (51) 自立
「ふぅ、来月から一人暮らしかぁ」
来月から自立しないといけない。
料理も掃除も、全て自分でこなさなければ───
そんなことを考えていると、プレッシャーで眠れなくなってしまう。
そんなこんなで、一人暮らしをはじめる日になった。
18年間過ごしていた家を出て、一人暮らしする家へ向かう。
ふと後ろを振り向くと、見送っている両親の姿があった。
いつもはなんとも思わなかった家も、今はあたたかみを感じる。
「きっと大丈夫、がんばろう!」
---
一人暮らしを始めて半年。
たまに実家へ帰りつつ、大学へ通っている。
実家のあたたかみが好きで、月1で帰ってきている。
高2の妹とも会えるし。
「うぅ~ やっぱお母さんの料理はおいしぃ~」
日替わりお題 (52) 風景
ふうけい
「この風景…きれいだな」
パシャッ。
きれいだな、と思った風景は
いつも持ち歩いているスマホでパシャッと撮る。
そしてその写真を見ながら、風景画を描く。
この時間がなにより楽しい。
---
試行錯誤して、やっと夕暮れの風景が完成。
SNSにアップしてっと…
私はInstagramに風景画をあげていて、
フォロワーは20人、いいねはだいたい50くらいつく。
有名なのかは分からないが、
コメントでモチベーションがあがるので、コメントしてくれる人には感謝している。
そうして私は、いつものようにどこかで撮った写真を見ながら、
風景画を描いていくのだった。
ごめんなさい短いですね、…
日替わりお題 (53) メイド
「おいメイド。私に紅茶を持ってきてちょうだいな」
「かしこまりました、お嬢様」
お嬢様の名前は|西園寺《さいおんじ》|華恋《かれん》。
そして私は、お嬢様────華恋様につかえるメイドだ。
メイドは私だけではない。他にも私を含めて7人ほどいる。
でも一番長くつかえているのは私だ。
1週間に一度「メイド当番」が回ってくる。
月曜日 : |桜井《さくらい》|春花《はるか》
火曜日 : |夏野《なつの》|七海《ななみ》
水曜日 : |秋村《あきむら》|楓《かえで》
木曜日 : |雪山《ゆきやま》|玲奈《れいな》
金曜日 : |森本《もりもと》|緑里《みどり》
土曜日 : |金沢《かねざわ》|陽葵《ひまり》
日曜日 : |桃園《ももぞの》|愛莉《あいり》
今日は月曜日だから、私───桜井春花。
「メイド!」
「はい、お嬢様っ」
今日も私は、お嬢様につかえるメイドとして
せいいっぱい働く。
みどりひまりあいり
三つ子みたい…
日替わりお題 (54) ドクター
私はある病気になり、入院してきた時期があった。
そのとき、いつも優しい|お医者さん《ドクター》がいた。
5年くらいたち、私は中学生になった。
あのお医者さんみたいになりたくて、お医者さんの勉強をしている。
無理とかできないとか言われたって無視。
私の人生は私だけのものだから。
「私」としての人生は一度きり。
人に振り回されるなんてイヤ。
寝る時間を少し削り、私は10時くらいまで勉強していた。
「将来は自分で決めないと。10時過ぎたし、寝よっと」
そして私は眠りについた。
将来を夢みて─────
日替わりお題 (55) 秘密基地
魔物使いってお題あったけど
前にもあった気が…()
「|遥香《はるか》!秘密基地、ここに作らない?」
前から、友達の|千愛《ちあ》と「秘密基地を作ろう!」
って約束していた。
でも、習い事や門限とか、いろいろ事情があって
秘密基地を作ることが難しい状況になってて。
今日は水曜日で2:30下校、どちらも習い事は休み またはない
ということを利用し、秘密基地を作ると決めた。
「いいね!そこに作ろう!」
そこら辺に落ちていた草などを拾い、大きな木の裏に草を敷き詰めた。
カーペットみたいで気持ちいい。
「妹にも引き継ぎたいなぁ」
千愛も私も妹がおり、とても仲良しだった。
どちらも3歳、千愛と私は12歳。
妹が12歳になる頃、私たちは21歳。
引き継ぎにもちょうどいい。
---
そして9年後、私たちが21歳になり、引き継ぎのときがきた。
「|桃香《ももか》!|乃愛《のあ》ちゃん!」
「もう千愛たちは使わないから、乃愛たちに引き継いでもらうよ」
「桃香ちゃんと使うの、楽しみ!引き継ぐよ!」
そうして9年前に作った秘密基地は、桃香と乃愛に引き継がれた。
日替わりお題 (56) 現実
現実よりも、空想の世界が好き。
空想の世界では、現実では不可能なことだって
できちゃう。
友達と遊んだり、好きな人と結婚したり、
天才になれたり、可愛くなれたり────
現実よりも空想の方がずっといい。
現実見ろって?空想してストレス発散してるのに…ストレスをためろってこと?
現実なんて嫌い。
空想だけ見て生きていく。
ばいばい、現実。
時間なァァァアい