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目次
転生令嬢家出します 私の生活
「あんたは他人よ、我が家の人間じゃないから」
「え…」
やったぁあああああああ!!これで自由になれる!!!!!!!
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「ふわぁ…眠い…」
「おはようございますジェンティーレ様」
「っ…おはようルナ」
私は部屋の外を数々の人が通る音で目が覚めた。私はジェンティーレ・ガイル、公爵令嬢となっております。起こしてくれたのはメイドのルナ。私が小さい頃からお世話になってる。あと実は誰にも言ってませんが転生者。前世の名前は鈴木 里奈。ありふれた名前を組み合わせたような名前です…生き様もありふれてたし…ですがなぜか気づいたら赤ん坊になってましてね、驚いたわけですよ。それでなんだかんだ過ごしてきて…時間って怖いですね、理解不能なことも時間のせいですっかりもう受け止めていますよ
「ジェンティーレ様、お食事をお持ちしましょうか?それとも旦那様とアンナ様とブジャールダ様と共に食卓でお食事をなさりますか?」
「持ってきてもらってもいい?」
「かしこまりました」
私は体を起こす。それですら少し辛い。私は今世は体がものすごく弱い。持病持ちだって、心臓病。
ものすごく心臓が弱くて、歩くことすらままならない。時代が前のヨーロッパかなにかだろうけど、医学が進んでいない。
「ジェンティーレ様、お食事でございます」
「ありがとうルナ」
「お姉様っ!おはいようございますわ!」
「っ…おはいようブジャールダ。」
ブジャールダはアンナさんと共についこの間我が家へ来た。そう所謂、父の妾の子だ。私の母は2年程前に私と同じ心臓病で、亡くなった。父は喪が開けてすぐアンナさんたちを連れてこようとしたけれど、周りの反対も合って1年長引いた。ブジャールダは少し…いや結構…だいぶ面倒な性格の持ち主で、私含め昔からいるメイドや執事たちは多々不満を感じている。
「…それ…」
「あ、お気づきですか…?お父様とお母様が、お姉様”は”着れないからあなたがもらっておやりって…”お断り”したんですけど圧に負けてしまって…」
「…そう、よく似合ってるわ。大事にしてちょうだいね」
「…はい!もちろんですわ!」
とまあ一見、見ただけではどこが面倒なのかわからないでしょう。この子、私”は”って言った、別に着れないわけではない。そのドレスは豪華で、私が一番気に入っているもの。なぜなら、お父様とお母様がニ人で考えて買ってくださったものなのだから。多分、このドレス欲しいとでも言ってどうせジェンティーレは着ないんだからってもらったのを聞こえが良く言っているだけなのだ。大事にするって言っても、こないだ私が取られたドレスの内一つが切り刻まれて捨てられていたと言うし…まあ両親には本性を隠しているのでしょうね、アンナさんはいい人だから…どうしてこんな子になったのか…しかもいちいち報告に来なくてもいいし、ニタニタと…気味が悪いわ
「まだ体調が万全ではないの、また今度お話しましょう?」
「ええ!楽しみにしておりますわ!お姉サマ♪」
やっとブジャールダは部屋を出ていった。あぁ…相当面倒な人間。父も私が面倒になってきているのか、私付きの侍女はもうルナだけ。前までは3人はいたのに。
「いつも迷惑かけるわねルナ…」
「いいえ、お気になさらず」
動揺もせず、さらっと流してしまうルナは強い。まあ私がいつも言っているからかもしれない。
ちらりと窓から外を眺めていると、馬の軽快な足音が聞こえてくる。
「…お客様かしら」
「はい、本日は旦那様主催の夜会がございますから」
「そうなのね、賑やかになるわ…」
全く持って聞いてない。少しぐらい言ってくれてもいいじゃない。
「ジェンティーレ様の睡眠を邪魔しないよう精一杯努めさせていただきます」
「っ、何真面目な顔で言っているのよ…よろしくね」
「申し訳ありません」
この子の真面目で、少し抜けたところがいつもすごく面白くて、私に元気をくれる。
ドアがノックされる。
「どうぞ」
ルナが大きい扉を開ける。
「ジェンティーレ、今日は夜会がある。ブジャールダの婚約者候補を決めるためのものだ。」
「わかりましたわお父様」
眼の前にいるちょっと怖い顔した人はお父様。リジリアント・ガイル公爵。
「いつも放ってばかりですまんな…」
「いいえ、お役目がお忙しいのでしょう?」
「あ、あぁ」
私は皮肉たっぷりの笑顔でそう返すと気まずそうに目を逸らしながら答えるお父様。
立派な人だけれど、精神面的に弱いのよね。
「私はいつも通り参加しなくていい?」
「…いや、参加してほしい。」
「え?」
「は?旦那様正気ですか?」
「ルナッ」
「あぁ、今日は我が家が主催。それで娘が1人しか出ないのはおかしいだろう?」
「そうかも知れないけれど…」
「ジェンティーレ様をどうやって参加させるのです!?」
「そこにあるタイヤの付いた椅子に乗って、ルナが押して移動してくれ」
前世で言う車椅子ね、そこまでして参加させたいなんて初めてじゃない。
「お父様、なぜ本日は?」
「…王太子様もいらっしゃるからだ」
「「え?」」
「でも体調が悪いとお伝えすれば…!」
「ルナ、相手方に既に調子を聞かれている。相手の要望だ。」
「…そればかりは仕方ないですね」
諦めないでよルナ!!私夜会なんて初めてなのだよ!!??
「ブジャールダの婚約者候補を決めるだけなら別に私参加しなくてもよろしいのでは?」
「いや、お前の婚約者候補も決める」
「「…」」
「「は?」」