__私の夢は作家。
描くのではなく"創りたい"のだ。
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目次
描いて、創りたい。
これは、ある少女のお話、、、
ガタンゴトン
電車で一人、キャンバスを抱える少女がいました。
才能も無く、唯ひたすら好きなように描く。
学校帰りの一本の電車。
人も少なく、古い電車でした。
---
少女は今日も電車に乗ります。
学校についたら支度をして、真っ直ぐに部室へ向かうのが日課。
「あった。」
重たいロッカーを開けるとそこには古いパレットと、絵の具がありました。
そう、ここは美術部の部室なのです。
いつも抱えてるキャンバスを置いて水を入れたバケツと絵の具を台に広げ鼻歌を歌う。
こっそり持ってきた小説を捲る。
『あるところに、3つ離れた姉妹がいました。妹は才能豊かで____ 』
この小説は余命が少ない妹の願いを姉が手伝う。
そんな物語だ。
そして、妹が先に亡くなるのではなく、姉が先に亡くなってしまう。
それがこの物語の最後だ。噂で聞いた話だが、その後妹は自決したとか。
____私の夢は作家。
こんな物語を作りたい。
人生を描くのではなく、"創りたい"のだ。
** 「あ、やっぱりここにいたぁ!!」 **
この物語は、少女の思いを伝わるように記したいですね、、、