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目次
私たちは舞尽きて集う。
私は|染谷七瀬《そめやななせ》。桜華女子高等学校に通う高校3年生。
私はバレエが大好き。…だったらはずなんだけどね。
ただひたすら完璧を求めた。表現、表情、手の使い方、足捌き。全てをただひたすら、完璧に。
七瀬「バカみたい」
私は学校まで歩きながらそう呟いた。
クラスメイト1「あ、落ちこぼれの染谷さんおはよー」
クラスメイト2「そんなこと言わないであげてよー笑」
クラスメイトたち「あははは!」
最悪。私が高校に入ってからバレエを辞めたのは全員知ってる。
だから高校に入ってからずっとこう。先生だって面白がって加担してる。
人間は信用できない。あの人たち以外は。
放課後、私は足早に教室を去った。クラスメイトの笑い声を聞きながら。
---
着いたのは街から少し離れたでも子綺麗な協会。
七瀬「お待たせ」
??「おー」
??「遅かったね」
??「やほー」
七瀬「瞳、美姫、湊斗。自由すぎない?」
瞳「そんなことねーよ」
美姫「うん」
湊斗「そーだな」
七瀬「いやまずスマホから目を離しなさいよ」
瞳「ふっ画面ついてねーよ。そもそも」
美姫「音楽聴いてた」
湊斗「俺もー」
七瀬「そこはイヤホン半分こしないで!」
美姫、湊斗「えー」
この人たちは|新夜瞳《あらたよひとみ》、|仙道美姫《せんどうみき》、|近藤湊斗《こんどうみなと》。瞳は月乃高等学校の全日制に。美姫は月高の通信制、湊斗は月高の夜間定時制に通っている。
そして…
七瀬「それで?私たちを呼び出した張本人は?」
??「ここにいるよー!」
??「ちょ、危ないよぉ〜」
七瀬「クララ!十字架から降りなさい。リラ!クララを降ろして」
クララ「えー!?なんでぇ」
リラ「もー危ないからだって!早く降りて!」
私たちは舞尽きて歌う。
クララ「もー七瀬はうるさいなぁ」
七瀬「そんなことないわ。クララが危ないことするからよ」
リラ「はぁー心臓がバックバクで飛び出るところだったわ」
クララとリラはここの教会の管理人。二人は名前がなかったから私がバレエのくるみ割り人形からクララと眠れる森の美女からリラの精をとってクララとリラ。私たち6人は出会ってもう2年が経つ。
瞳「んーじゃあ歌うか」
美姫「うん」
湊斗「ちょっと待ってろ、準備する」
七瀬「まだできてなかったのかよ」
クララ「七瀬、早く歌おー!」
リラ「クララ〜もう動き回んないでぇ」
瞳「はいはい、やるぞー」
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七瀬『スポットライトに焦がれた日々 不完全なターン、張り詰めた糸』
瞳、湊斗『だけど世界はそれだけじゃない ストリートの風、泥だらけのステップ』
美姫、クララ、リラ『混ざり合わないはずの ステップが今、シンクロする』
七瀬『「綺麗ね」なんて言葉で片付けないで』
七瀬、クララ、リラ『傷だらけの足元に宿る執念』
瞳、美姫、湊斗『幕が上がるわ、新しい私の』
七瀬、美姫『美しく踊って 過去のルールを壊して』
瞳、湊斗『可憐な花じゃ終われない 愛も絶望も全部、ステップに変えて』
クララ、リラ『私たちは生きる、この一瞬を』
七瀬、美姫、瞳、湊斗、クララ、リラ『We are Giselle.』
瞳、湊斗『型にハマるつもりはない』
美姫、クララ、リラ『私のリズムで、私を叫ぶ』
七瀬『崩れる姿勢(フォーム)さえも美しく 不揃いな影が、夜を支配する』
クララ『光を浴びれば浴びるほど 深くなる影』
リラ『でも、その闇すら私たちのドレス』
七瀬『もう誰の操り人形でもない』
七瀬、クララ『美しく踊って 過去のルールを壊して』
瞳、湊斗『可憐な花じゃ終われない 愛も絶望も全部、ステップに変えて』
美姫、リラ『私たちは生きる、この一瞬を』
七瀬、瞳、美姫、湊斗、クララ、リラ『We are Giselle.』
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クララ「さっすがななせ〜今日もすごく上手だった!」
リラ「さすが私たちジゼルのリーダー兼ボーカルね」
美姫「そだね」
瞳「七瀬の歌にはなんかこうグッとくるものがあるんだよな」
湊斗「それわかるかも」
何それ、そんなの言われたことがないよ。ここにきてから言われたことのないことばっか言われる。
嬉しくて、どうしようもなくうれしい。
七瀬「これからもよろしくね、仲間たち!」
瞳、美姫、湊斗、クララ、リラ「こちらこそ!」
第1章おしまい!