僕のシリーズ小説『魔物が悪なんて誰が言いました?』のシリーズを作成しました!
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目次
魔物が悪なんて誰が言いました?
この世には、魔物に分類される種族がいる。
昔々の、その昔、人間と魔物は共存して生きていました。
しかし、ある者が「魔物は悪。滅ぼすべき」と、噂を流し、
いつしか魔物が差別される存在となっていた。
そして今、立ち上がろうという者がいた。
その者の名は、ディーア。
魔物を統べる、魔王である。
配下「ディーア様、見回りが終わりました。今日も異常ありません」
ディーア「あぁ、ありがとうな。下がれ」
配下「はっ」
ディーア「はぁ………いつになったら人間は|俺たち《魔物》のことを理解してくれるんだろうか………」
配下2「ディーア様!!!この城に侵入者が…!」
ディーア「ほう…皆を下がらせろ。俺が行く」
配下2「し、しかし………」
ディーア「久しぶりの侵入者だ。どんなものか見てみたい」
配下2「………御意」
大広間
??「ヒック………ヒック………」
ディーア「………子供………?」
??「ひっ…!ごめ…なさ……(泣き出し)」
ディーア「あっ、な、泣くなって……よ、よーしよし……」
??「うぁ……おにいちゃん……?」
ディーア「兄…?いや、俺は兄じゃ……」
??「え……おにいちゃんじゃ……ないの?」
ディーア「あ、いや…!お兄ちゃんだぞ~ほ~れほれ~…」
??「!んふふ…おにいちゃんっ!」
ディーア「で、お前の名前はなんだ?」
??「わたし、?わたしはピア!」
ディーア「ピアか。いい名前だ」
ピア「えへへ…そうでしょ!」
ディーア「でもピア。なんでこんなところにいるんだ?母親はいないのか?」
ピア「ママ……ママどっか行っちゃった……わたしに「ここにいてね」って、言ったのに……ずっとかえってこないの……」
ディーア「そうか……(捨てられた…なんて言ったらまた泣くだろうな……)」
ピア「でもおにいちゃんがいっしょならだいじょーぶだもん!」
ディーア「ふっ……そうだな。とりあえず、着替えにいこうか」
ピア「うん!」
久しぶりの小説投稿!!
もうほんと語彙力と文章力が落ちたような……((
4月5日、この小説のキャラを募集するため、自主企画開催しまーす!!
もしよければ、参加してください!
魔物が悪なんて誰が言いました?#2
ディーア「さて、まずは……」
ピア「……?」
ディーア「……(服を脱がせるの……俺じゃない方がいいのでは……?)」
?「あら、ディーアったら、お困りかしら?」
ピア「?」
ディーア「あぁ…カリーか…」
カリー「ピンポーン。で、何を困ってるのかしら?」
ディーア「あぁ…実は……」
ピア「おにいちゃん、このひとだぁれ?」
ディーア「ん?こいつは__」
カリー「あら!この子可愛いじゃない!お名前はなんていうのかしら?」
ピア「わたし?」
カリー「えぇ、あなたのことよ」
ピア「わたしはピアっていうの!おねえちゃんは?」
カリー「私はカリーよ。強いて言えば、ディーアのお姉ちゃんね」
ディーア「いや、別に姉弟じゃな__」
ピア「じゃあカリーおねえちゃんだね!」
カリー「ええそうよ~♪」
ディーア「……はぁ………」
カリー「で、この子の着替えの手伝いをすればいいのね?」
ディーア「あ、あぁ……(こいつ…強引だが、なんだかんだ鋭いんだよな……)」
カリー「じゃあピア。お着替えしましょうか〜♪」
ピア「うゆ!」
カリー「可愛い……!!!!」
ディーア「やらかすなよ……?」
カリー「ええ、もちろんよ」
ディーア「……(本当に大丈夫だろうか…?)」
魔物が悪なんて誰が言いました?#3
数分後
カリー「終わったわよ~♪」
ピア「おにいちゃっ!」
今のピアの恰好
https://picrew.me/ja/image_maker/2512593/complete?cd=P2OBFeMiwd
↑(し)ょうじょめ~か~様より制作させていただきました
ディーア「お、いいじゃないか…」
カリー「ただ……」
ディーア「?」
ピア「スリスリ♪(ディーアの足部分に顔をスリスリしてる)」
カリー「ほら、ピアちゃんの髪、少し長いと思って切ろうとしたら…(両手を見せる)」
ディーア「その手……」
カリーの手は、火傷のようにひどくかぶれていた
カリー「えぇ…ピアちゃんは"何か”に守られてる……ただ、それが魔物か聖者なるものかわからないのよね……」
ディーア「手は大丈夫なのか?」
カリー「何言ってるの。私の再生能力を舐めないでもらいたいわ。こんな怪我、治そうと思えばいつでも簡単よ」
ディーア「それもそうだな……」
カリー「でも、そのままにするのも、不便だと思うのよねぇ……」
ピア「?」
ディーア「なら、切るのではなく、結んだらどうだ?」
カリー「そうね。そうしましょうか!」
ピア「…?」
カリー「ピアちゃん、こちらにおいで~」
ディーア「……(誘い方が本当に悪魔だな……)」
ピア「んゆ!」
数分後
カリー「はい、完成よ!」
ピア「わぁ…!✨」
ピアの髪型は両方に三つ編みを垂らしてる感じ
ピア「おにいちゃん!どう??」
ディーア「うん。似合ってるぞ」
ピア「えへへ~」
ディーア「さて…これからどうするか……」
配下「ディーア様…」
ディーア「ん?」
配下「客人です」
ディーア「わかった。今行く」
配下「はっ…」
魔物が悪なんて誰が言いました?#4
ディーア「さて…客人は……」
?「やーっほ!」
ディーア「おっ…ジェリアか…」
ジェリア「んふふ…久しぶりだね」
ディーア「今日はどうしたんだ?」
ジェリア「いーや?特に何もないけど……なんだか懐かしいような気配を感じてさ」
ディーア「ふーん……(懐かしい…?)」
ピア「おにいちゃん?」
ジェリア「…!」
ピア「だぁれ?」
ジェリア「……」
ディーア「ジェリア?」
ジェリア「……初めまして、ボクはジェリア。よろしくね」
ピア「うん!わたしピアって言うの!よろしくね、ジェリア君!」
ジェリア「あ、うん……__ボク君づけなんだ__……」
ディーア「ジェリア、懐かしい気配とは…?」
ジェリア「ううん、ボクの勘違いだったみたい。ごめんね」
ディーア「そうか…それならいいが…」
カリー「あら、ジェリアくんじゃない!」
ジェリア「あ…カリー…」
カリー「丁度よかった。今料理ができたの。一緒に食べていかない?」
ジェリア「あぁ…じゃあ……」
ピア「ねぇねぇおにいちゃん」
ディーア「ん?なんだ?」
ピア「りょうりってなぁに?」
ディーア「あー…料理っていうのはな…ご飯をより美味しくするための工程だ」
ピア「ごはんたべれるの?」
ディーア「あぁ、そうだぞ」
ピア「✨✨」
ディーア(こいつの母親は、まさか飯もまともにあげてないのか?)
ピア「わたし、ごはんたのしみ!」
ジェリア「ふふ…よかったね」
ピア「うん!」
食堂
ピア「うわぁ…!…おっきぃ!」
ジェリア「本当にね、ここの食堂、ディーアはそんなに人を招くことないでしょ?」
ディーア「まぁな……」
カリー「皆集まったわね。じゃあ、いただきましょうか」
ピア「ん!いただきますっ!」
ディーア「なんだそれは?」
ピア「?おにいちゃん、しらないの?」
ジェリア「人間がご飯を食べる前にする挨拶だよ」
ピア「たべるまえに「いただきます」って言って、たべおわったら「ごちそうさまでした」っていうの!」
カリー「へぇ…ちゃんと守ってて偉いわねぇ」
ピア「うん!」
ディーア「ふーん…そうなのか…」
次の回は自主企画でキャラを募集し終わってから投稿します!
明日からなので、是非参加してください!!
魔物が悪なんて誰が言いました?#5
久しぶりのまもあく投稿となります!
一部ですが、参加者様方も出てきております。
次回には敵枠以外の全員出すつもりでいますので、そのつもりでお願いします。
ディーア視点
皆と食事を終えて数分後、ピアがキョロキョロと辺りを見回していた。
ディーア「ピア、どうかしたか?」
ピア「あ、えっとね、わたしのおともだちがきえちゃったの!」
ディーア「お友達?」
ピア「うん!とってもたいせつなおともだちなの!」
カリー「それは大変ね。どこまで持ってたか覚えてるかしら?」
ピア「えっとね……ママといたときはもってて……ここにくるときはなくなってたの…」
ジェリア「じゃあ、そこまで戻ってみたら?」
ピア「うん!そうする!」
ディーア「じゃあ、皆で行くか」
カリー「そうね。行きましょピアちゃん」
ピア「分かった!」
---
森
ディーア「大分暗いな……」
ジェリア「もう夜だからね。仕方ないよ」
ピア「ブルブル……」
カリー「ピアちゃん、私の近くにおいで」
ピア「うん……」
ディーア「早く見つけて帰るか……」
ジェリア「……ん、ここら辺じゃない?」
ピア「ぁ……みたこと……ある…」
ディーア「当たりだな」
カリー「えーっと………あ、ピアちゃん、これかしら?」
ピア「!そう!ピアのともだち!」
ピアが指を差したのは、少し汚れている兎の人形だ。
カリー「見つかってよかったわね~」
ピア「うん!あ……!」
ディーア「ピア…どうかしたか?」
ピア「見て!かわいいうささん!」
兎「?」
カリー「あら~可愛らしいわね~!」
兎「ブルブルブルブル」
カリー「あれ…?」
ディーア「カリー、魔力が漏れすぎて怖がられているぞ」
カリー「あぁ、そういうことだったのね…」
兎「ぴょんぴょん」
ピア「あ!まって~!」
ジェリア「あ、ピア!あんまり遠くに行き過ぎると……!」
ディーア「早いな…」
カリー「ねぇ、あの子の行った先…魔物の気配があるわ」
ディーア「本当か?」
カリー「えぇ、それも強力ね」
ジェシア「急いで行こうか」
ピア視点
ピア「うささーん?」
どこいっちゃったんだろう……。
カリーおねえちゃんのこと、こわかったのかなぁ?
じゃあ、カリーおねえちゃんに、いっしょにごめんなさいして、なかなおりしてもらわなきゃ!
ピア「あ!うささ……」
魔物「グルルルル……」
ピア「?」
このこ、うささんじゃない…。
おおきいくまさんだ……。
ピア「ねぇくまさん。うささんがどこにいるのかしってる?」
魔物「グアァ!!」
ピア「ひっ…!」
こわいっ……こわいよ……。
いたいことしてこないで……。
???「よっ」
ピアを抱えながら魔物の攻撃を避けて、近くに逃げる。
???「お前、大丈夫?」
いま、たすけてくれたの…?
ピア「う、うん……ありがとう…………」
そのひとのかおを見ようとしたら、もういなくて、おおきいくまさんがいたばしょにいた。
ピア「かっこいい…!」
ディーア「ピア~!!」
!おにいちゃんのこえだ!
ピア「おにいちゃん!」
ディーア「ピア、大丈夫だったか?」
ピア「うん!たすけてくれたの!」
ディーア「助けてくれたって…」
???「あれ?もしかしてディー君?」
ディーア「その声……クリスか?」
おにいちゃんがびっくりしたかんじでわたしをたすけてくれた人のなまえ?をよんでる。
クリス「久しぶり~!元気してた?」
カリー「あら、クリス君じゃない。本当に久しぶりね」
ジェリア「うん。最近顔も見てなかったもんね」
クリス「カーちゃんもジェリさんも!」
ディーア「こんな夜中になんでいるんだ…?」
クリス「今日は星が綺麗だったからさ!久しぶりにディー君にも会いたいし、一緒に見たかったから!」
ディーア「なるほどね…」
クリス「ところで、この子は?」
たすけてくれた人が、わたしとめせんをあわせて聞いてくる。
ピア「わたしピアっていうの!おにい?おねえ?」
あれ?この人どっちなんだろう……?
クリス「どっちでもないよ。クリスって呼んで!」
ピア「クリス!」
クリス「そうだよ~。よろしくね~」
あたらしいおともだち…!
ピア「んふふ……」
またおともだちふえたのがうれしくって、ついつい声に出しちゃった。
カリー「ピアちゃんったら、もうクリスのことを友達認定したみたいね」
ディーア「あぁ、本当に早いな」
クリス「え?ほんと?嬉しいなぁ~」
ディーア「まぁ、今日はもう遅い。クリスも来るか?」
クリス「じゃあ甘えさせてもらって~」
ジェリア「ボクはそろそろ帰るよ。またね」
カリー「えぇ、また」
クリス「ばいば~い」
ピア「ばいばいっ!」
ディーア「帰ったら風呂入らないとな……。カリー。頼んだぞ」
カリー「えぇ、わかったわよ」
ディーア視点
次の日
また朝が来た。別に悪魔は日光が苦手とかそういうのはないが、窓から差し込む光は眩しくて目が覚める。
ディーア「ううん……」
ピア「おにいちゃーん!」
ボフッ(ピアがディーアの上に乗る)
ディーア「うぐっ…」
ピアは軽いからいいけど……急に乗られたら痛い……。
ピア「あさだよ!おにいちゃん!」
ディーア「わかったわかった…。着替えていくから、カリーと待っててくれ…」
ピア「カリーおねえちゃんいないの!」
ディーア「あぁ…帰ったか…」
まぁ長い間いると疲れるだろう。また気が向いたら呼ぶとするか……。
カリー「ただいま~」
と思ったらカリーが帰ってきた。
いつもなら何も言わずに帰ってるのに……。
ピア「おねえちゃん!」
カリー「ピアちゃんおはよう。よく眠れたかしら?」
ピア「うん!」
ディーア「カリー、消えたり戻ってきたり…どうしたんだ?」
カリー「これには事情があってね。私だってピアちゃんの相手をしていたいけど、魔物たちの保護もやっていかないとなの。貴方の頼みだからね」
あぁ…そういえばそうだったか。
かなり昔に、魔王の保護下に入っていない魔物を保護してくれって頼んだか……。
俺やクリス…それと、酒鬼マラと言う魔王がいるが、正直面識はない。
今現在魔王は3人いるし、魔王の保護下にいない魔物は多い訳じゃないが、それでも0まで行くのは程遠い。
もう日常的にやってくれてるおかげで、保護下に入っていない魔物は少なくなっているはずだ。
カリー「だから、私の同僚を連れてきたのよ。彼ならいつでも暇人だろうし」
ディーア「あ~…カナタか…」
カリー「えぇ」
確かにそいつなら、ピアを任せられるし、信用に足る人物だ。
本人が承諾すれば俺も快く任せられる。
だが、そいつもそいつで暇ではないのでは…?
カリー「問題ないわ。彼の仕事は私が引き継ぐつもりよ」
ディーア「それならいいか……」
ピア「あたらしい人くるの…?」
カリー「えぇ、カナタ。いつまでそこで突っ立ってるの。こっちに来なさいな」
カナタ「は、はい!!」
ピア「?」
カリー「ピアちゃん、紹介するわ。この人はカナタよ」
カナタ「俺はカナタや。覚えておいてくれや〜」
ピア「カナタおにいちゃん!」
カナタ「おお~、人懐っこくてかわええな~」
ピア「んふふ……」
カリー「カナタ、今日はピアちゃんのこと、頼んでいいかしら?」
カナタ「カリー様の為ならお任せください!」
カリー「そう、よろしく頼むわね」
ディーア「お願いするよ」
カナタ「任せとき〜!」
そして俺は、いつもの仕事へと戻ることにした。
やっべ全然出てきてねぇ……………。
やっぱりキャラ崩壊してたら本当にごめんなさい………。
次はジェリア視点から入ります!
次はもうちょい早く書けたらいいなぁと思ってますので気長にお待ち下さい!
では!
参加者様へお知らせです
僕の自主企画に参加して頂いた方々だけでも見ていただければ嬉しいです。
どうも皆さん!!
せるあでっす!!
こんな唐突にお知らせを出したのは言うまでもありません!
今後のまもあく制作についてちょっとだけ知ってもらおうかと…。
ん?そんな暇あるならさっさと書きなはれ?
ハイ本当にその通りでございます(((
現在一部参加者様方が出るように考え中です。
しかし!!!
やっぱりストーリーより参加者様方を出してささっと書けるようにしたい……。
でもそうするともしかしたら参加者様方の予想と違った登場になるかもしれない……。
いやそんな理由で他の参加者様方を待たせて投稿を遅らせたくない……。
という事で!!
考えた結果、少し皆様と登場の仕方が変わるかもしれませんが、投稿頻度を考えてまもあく投稿させていただきます!
なるべくキャラは崩壊させないよう進めるのでご心配はなく!
でももし「これ大丈夫かな」と思うものは迷惑かもしれませんが、毎回確認を取らせてください。
他にも「こんな事言わせてほしい!」とか「こんな感じで活躍でしてほしい!」等の希望も言ってくれれば出来る限りやるつもりです!
あと一つお知らせです!
もう少しでテスト期間……。
まもあく最新話1話、頑張って2話程はテスト期間入る前に投稿したいと思います!
それではまた!!
ばいばいっ!
魔物が悪なんて誰が言いました?#7
あぁあぁぁぁぁぁぁ………………。
あぁあ……………あぁぁぁあ………(放心状態)
説明しよう!(誰やねん)
せるあ君は不要な小説を削除しようとしたら、間違えてこの小説を消しちゃって半分ほど書けていたのに全部パーになって絶望中だぞ!!(((
うんうん!なんて馬鹿な人なんだろうね!!
きっとファンレターを書いてくれましたら復活するよ!
いや嘘ですちゃんと書きますでももうちょっと時間かかりすぎて死にそう誰か死にs
本編はっじまっるよ~!!
ディーア視点
急な来客のジェリア達8人を連れて、大広間へと案内する。
ディーア「どうぞ入ってくれ、自由に座ってもらって構わない」
ジェリア「いつ見てもほんっと大きい部屋だね……」
そうだろうか?自慢ではないが、この部屋と同じ大きさの部屋はまだ何室かあったはずだ。
ディーア「あとは飲み物だな……リュウ、紅茶の用意を頼む」
リュウ「かしこまりました」
俺の唯一の配下、リュウは、俺が魔王になった時、初めて配下になった者だ。
ディーア「少し待っていてくれ、俺はピアを連れてくる」
イフリート「ピア?ジェリアが言っていた、昨日拾ってきた子の名前?」
ディーア「あぁ、さっきまで寝ていたはずだから、まだ部屋にいると思う」
そう言い残し、俺はピアがまだいるであろう部屋に向かう。
---
テクテクテク カチャ
ディーア「ピア~………?」
ピア「どおしたの?」
寝起きなのか、いつも以上に滑舌が悪い。
ディーア「カリーやジェリアが集まってるんだ。一緒に来るか?」
ピア「うん!」
ディーア「ん、じゃあ行こうか」
ピア「うゆ!」
---
大広間へ
ディーア「待たせたな」
ピア「………?」
カナタ「お~ピア。ぐっすり寝れたか~?」
ピア「!うん!」
ラフェル「ふ~ん、これが拾った子ね~……」
純粋神「人間かな……?」
サリジア「………」
酒鬼「ほう……その童が……」
リュウ「失礼します。紅茶を持って参りました」
ディーア「お、ありがとう」
リュウ「礼には及びません」
リュウが紅茶を持ってきたと同時に、ピアの周りにいた人たちがさっきまで座っていた席へと戻る。
紅茶を配り終わった後、リュウは俺の後ろに立って、周りは静かになり、沈黙が流れる。
ディーア「じゃあ、まずは自己紹介していこうか」
俺は長い机の奥の、真ん中の席で、自然と司会をすることになった。
ディーア「俺はディーア。皆知っているだろうが、魔王をしている。この子はピア。たまたま俺の城へ入ってきて、拾うことになった」
ピア「ん……よろしく……?」
俺とピアの自己紹介が終わり、リュウへ視線を向けると、視線を変えることなく一歩前に出た。
リュウ「リュウと申します。ディーア様の配下として、忠誠を誓っております。以後、お見知りおきを」
言い終わると、一歩戻り、人形のようにピクリとも動かない。
カリー「カリーよ。ディーアの古い友で、一部からは「赤い姫」って呼ばれることもあるわ。さっきは敵対してごめんなさいね」
酒鬼「構わんよ。何も言わずに来た俺たちにも責はあるはずだ」
ディーア「謝罪も後でにしよう。今は自己紹介中だ」
カリー「えぇ、そうね」
__カナタ「カリー様の髪が靡く姿もやはありお美しい……!」__
クリス「妾の名はクリス・ナーゼ。狐だからってなめるないでよ!」
カナタ「俺はカナタや。覚えといてくれや~」
サリジア(悪魔の人ら多いなぁ……)
次は右にいるジェリア達だ。
ジェリア「ボクはジェリア。急に近くで爆発させてごめんね」
イフリート「爆発させたのはラフェルだけどね」
ラフェル「ごめんって~」
ディーア「じゃあ……次は…」
名前がわからず、口が止まってしまう。
イフリート「んー?自己紹介?いいよぉ。えーと…名前、偽名でもいい?」
偽名か……いや、問題はない。人に知られたくない事情など、俺にだってあるんだから。
ディーア「大丈夫だ」
イフリート「ありがと。で、名前だよね。僕はイフリート。元炎ノ神…かな。堕神って知ってる?あー、堕天使の神バージョン、って言えばわかるかな?うん、まあそんな感じ。…まあ紹介はこんなもんかな、よろしくね。」
ピア「ん!」
俺が返事をしようとしたら、ピアが元気よく返事してくれた。相当懐いたのだろう。
ラフェル「オレはラフェル!!···こんなんでも一応邪神だ。あ、敬語使わなくていいぜ!!」
ラフェル……この者が爆発させた本人か。まぁ……ジェリアが連れてきた中で一番やらかしそうなのは、確かにラフェルだな。
純粋神「僕の名前は純粋神。元神なんだ。よろしく。」
元神……ということは、ジェリアと同じく、邪神の一人か。
……ん?もしかしてこの4人って邪神か……?
…………まぁ……そういう事もあるか。
酒鬼「俺は魔王 酒鬼マラ。酒呑童子とも言われるな」
サリジア「うちはさっき言った通り、サリジアやで!」
ディーア「これで皆の自己紹介が終わったな」
さて……ここからが問題だ。
ディーア「マラ、何故ここにやってきた?」
もし戦争をふっかけるようなら、こちらもそれなりの対処をしなければいけない。
酒鬼「何、戦いを望みに来たわけではない。ただ、不気味な気配がそちらで感じてな」
不気味な気配……?
酒鬼「昨日そちらが拾ったという、ピアだろうな」
やはりか……俺としてもまだピアに関して多く知っているわけじゃない。
酒鬼「だが、ピアは見た所まだ幼い。危害は与えないと誓おう。無論、童らにもな」
ディーア「そうしてもらおう」
それで……ジェリア達の方は……。
ジェリア「ラフェル達はボクが誘っただけ。爆発の件は……ちょっとね……」
本当に何があったんだろうか……。
いや、これでこの集まった者たちは無害だとわかることができた。
別に問題も起きていない。そのまま帰ってもらうことにするか……。
リュウ「……ディーア様、また来客者のようです」
ディーア「ん、そうか」
今日はまだ、落ち着ける様子ではないようだ。
今思い出しました。
最推しの名前がカーリー……
でもって我らが姉貴的存在カリー……。
んわあすっごい似てる((
いやもうほんっと最近気づいて……。
なんで最推しの名前と似てるって気づくの遅いんだよ馬鹿か(((
それではまた次回!ばいばい!