代理)下手くそな気がする
主)ひどっ
代理)こんなやつですがぜひ見てください
主)ファンレター待ってます!
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目次
 
    
        灰色の声
        
        
        目を覚ましたら 世界が消えてた 
誰かの夢に 僕は混ざっていた
 鏡の中で 笑う誰かが 
僕の名前を 奪っていった
呼ばれても 応えられない 
僕はもう 僕じゃない
 灰色の声が 胸を叩く 
「ここにいるよ」って 誰にも届かない 
透明な痛みが 指先を染めて 
生きてるふりを 繰り返してる
昨日の記憶 穴だらけの空
 繋ぎ止める糸 誰が切ったの 
優しささえも 怖くなって
 触れられるたび 壊れてしまう
願ったことも 忘れてしまった
 僕はもう 夢の中
灰色の声が 夜を裂いて
「ここにいるよ」って 誰にも届かない 
孤独の温度が 心を溶かして 
消えていく僕を 誰も知らない
もしも この世界に
 僕の影が残るなら 
それだけでいい 
それだけでいい
        
    
     
    
        夢の底
        
        
        夜の底に 沈む街 
誰も知らない 色でできている 
灯りは 記憶のかけら 
風は 言葉にならなかった願い
歩くたび 足音が消えて 
僕は 僕じゃない誰かになる 
鏡の向こうで 笑う影 
それは 昨日の僕か 明日の君か
空は 眠る海のようで 
星は 溺れた心の泡
 手を伸ばしても 届かないものばかり 
それでも 伸ばしてしまうのはなぜ
夢の底で 君に会えたなら 
名前も 顔も いらない 
ただ その声だけが
 僕を ここに留めてくれる