閲覧設定
名前変換設定
この小説には名前変換が設定されています。以下の単語を変換することができます。空白の場合は変換されません。入力した単語はブラウザに保存され次回から選択できるようになります
1 /
目次
第一話 魔法
主人公
藍 蒼華(あい あおか)
いじめられてる。何でも許してしまう癖がある。
蒼華「えっ……?早奈……?」
早奈「蒼華……?」
神社の境内で、蒼華は私をいじめている少女、如月早奈(きさらぎ さな)と出会った。
十分前
蒼華はベッドに横になっていた。
その体には無数のあざがある。
「もう、こんなの嫌だ……。」
かすれた声で言った言葉が聞こえたかのように、窓から紙飛行機が入ってきた。
とても偶然とは思えない。
蒼華は開いてみる。
「藍 蒼華様へ
心から叶えたい願いはありますか?
願いがあるならば、今から神社の境内へ。
あなたに魔法の道具、カルディアをあげる。」
なに……これ?
蒼華は時間を確認する。
午後七時。
遅いな……けど、行かないと後悔する気がする……。
蒼華は体を起こすと、こっそりと家を出て近所の神社の境内へ向かった。
そして、今に至る。
蒼華「何で……!まさか、早奈にも、手紙が……。」
早奈「そうよ。」
蒼華「さ、早奈は何でも手に入るし、願いなんて!」
早奈「あるわよ。それに、私は恵まれてなんかいない……。」
蒼華「えっ……?」
早奈「それよりも、みんな待ってるわ。」
蒼華「みんな……?」
蒼華は早奈について行く。
すると、四人の少女が待っていた。
蒼華「……私、藍蒼華。み、皆さんは……?」
紬「……真田紬(さなだ つむぎ)よ。」
麗「相沢麗(あいざわ れい)です。」
雪菜「田中雪菜(たなか ゆきな)。」
綾香「狭間綾香(はざま あやか)。よろしく。」
蒼華「よ、よろしくお願いします……。」
早奈「やっとそろったわね。開けるわよ。」
早奈は中央にあった木の箱を開ける。
中を覗くと、ものが入っていた。
蒼華は細長いものを取る。
すると、包みがとれてなんなのかが明らかになった。
小刀だ。
蒼華「これは……?」
紬「これがカルディアなようね。」
雪菜「これで、魔法が使えるね。」
蒼華「魔法……?」
麗「手紙を最後まで読みましたか?カルディアは魔法が使えるようになる道具。つまり、私たちは魔法少女になったらしいです。」
蒼華「ま、魔法少女…!?」
紬「まぁ、取り敢えず、自分の身の上の話をしましょ。私たち、普通の社会に生きてる人じゃないでしょ?」
早奈「そうっぽいね。」
蒼華「??」
突然のことに蒼華は混乱した。
しかし、分かったことが一つある。
私は、私たちは魔法少女になった、と。
魔法少女戦争の第一話、いかがでしたか?これからは鬱展開が多くなると思います。自分のやる気でセリフの頻度が変わります。あんまり、面白くないかも……。
第二話 願い
藍蒼華
如月早奈
真田紬
相沢麗
田中雪菜
狭間綾香
蒼華「……。」
紬「私、捨て子なの。」
最初に口を開いたのは紬だった。
紬「誰も拾ってくれないから、一人で生きてきた。盗みを繰り返して。」
紬が喋ったのを合図に、みんな喋り出した。
麗は学校でいじめられている。蒼華と一緒だ。
雪菜は両親が殺された。それから一人で生きてると言っていた。
綾香は家庭で虐待されている。
早奈「……私も家庭で虐待されてるわ。」
蒼華「……。」
蒼華は絶句した。
早奈は何でも持っている子だと思ってたからだ。
早奈「だから、言わせてもらうけど、学校で居場所なんかなくていいじゃない。家庭では、恵まれてるんだから。」
早奈はどこか寂しそうに言った。
麗「お前、いじめられてる側になってみろよ!」
早奈「良いわよ。あんたも虐待されてみなさいよ!」
紬「うるさいわ。喧嘩ならよそでやって。それより、みんなの願いって、なに?」
紬は手に入れた本型のカルディアをまじまじと見つめながら言った。
紬「私が欲しいのは、永遠の命。」
早奈「あら、奇遇ね。私も永遠の命が欲しいわ。」
蒼華「私が欲しいのは心。」
雪菜「私は力。」
麗「わ、私も力。」
綾香「私は蒼華と同じく心よ。」
??「それを聞きたかったんだ!!」
全員「!?」
ど、どうでしたか?ファンレターをくれるなら名前も添えてほしいです……。まあ、それ以前の問題だけど……。
第三話 命と欲望
紬「誰?」
みくい「私はみくい。君たちにカルディアをあげた人。」
蒼華「あなたも……魔法少女?」
みくい「私のことはどうだっていいじゃないか。」
早奈「よくないわよ。いい加減、姿を見せなさい。」
そう、みくいの声は頭上から聞こえてくるだけで、姿は見えない。
みくい「君たちは心から叶えたい願いがあるんだよね?私ならそれを叶えられる。でも、全員の願いは叶えられない。だから、生き残った人の願いを叶えよう!チーム戦ね。チームは、蒼華、紬、麗チーム、早奈、綾香、雪菜チームね。」
雪菜「殺すって、方法は?」
みくい「君たちに与えたカルディアだよ!使い方は簡単。風の刃を飛ばしてとか言うだけ!でも、蒼華の首を飛ばしてとかはできないよ!じゃあ、頑張ってネ。」
みくいがいなくなる(?)と、沈黙が訪れた。
蒼華「あの、本当に殺し合うの……?」
早奈「えぇ。」
蒼華「なんで、そこまでして……。」
紬「願いのためよ。」
蒼華「死ぬかもしれないのに……!」
雪菜「別に、いい。今更命なんて惜しくない。」
早奈「大きな世界の中で人一人死んだところで、世界はなにも変わらないんだし。」
麗「じゃあ、来世では仲良くしようね。」
綾香「そうね。」
紬「ご丁寧に森を戦場にしたみたいね。」
麗「そうだね。取り敢えず、家を建てよう。」
紬「拠点ね。」
蒼華「みくいって何者なんだろう……?」
紬「さあね。でも、人間じゃないのは確か。」
麗「家を建てて。」
麗が言うと、強い風が吹いて、目の前に家ができた。
紬「人を殺したくないなら、やめときなよ。」
蒼華「でも、私はあの願いを叶えなきゃ、人じゃないままだから……。」
紬「じゃあ、覚悟は決まった?」
蒼華「うん。」
蒼華は決意した。
人を殺す決意を。
次のお話からやっと、魔法少女戦争ですね。ちなみに、みくいの正体と漢字分かりましたか?漢字で正体分かるかも!
第四話 知ったこと
PG12つけた方がいいかな……?
紬「まず、作戦を立てた方がいいと思う。」
麗「一人が一人を相手にするって感じでいい?」
蒼華「う、うん!ね、ねぇ、紬。」
紬「ん?」
蒼華「それに書いちゃっていいの……?」
紬は作戦の内容を本型のカルディアに書いていた。
紬「う~ん。まぁ、大丈夫なんじゃない?それより。」
蒼華「?」
紬「来てる。」
麗「奇襲だね。」
麗が言い終わらないうちに、風の刃が飛んできた。
それは、紬の頬をかすめて消える。
紬は頬からたれる一筋の血を舌でペロリと舐めた。
紬「木を倒して。」
紬が言うと、あたりの木が一斉に倒れる。
綾香「やるじゃない。でも、残念、ハズれ!」
綾香が紬の後ろから現れる。
助けなきゃ!
蒼華はとっさに小刀型のカルディアを取り出した。
それで、綾香の首を切った。
コトン。
と音を立てて落ちた。
血はあまりでないんだなと、怖いくらい冷静な自分がいた。
早奈「!今日は逃げるわよ!」
早奈の声も自分の心臓の鼓動にかき消された。
私は知ってしまった。
人の殺し方を。
そして、それを知ってしまった自分はもう、人間には戻れないかも知れない。
誰か、バトルシーンの書き方について教えて!(アドバイスして!)このままだと、ゴミ作に……。(いや、元からだけど!)