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目次
彼らの苦悩はいつまでも続く #2
リレー小説2話目!
少し暗めかも(黒づくめが出ているので)。
〜赤井side〜
「対象は沈黙、オールクリアです。」
俺は赤井秀一、または沖矢昴だ。
今日はFBIの仕事で今ちょうど狙撃が終わった。
・・・しかし、この二重生活も意外と疲れる。
沖矢のときは子供達と遊ぶ。別に嫌なわけではないか、少し疲れる。
それに神経を使う狙撃の仕事と来たものだ。それは疲れる。
どこか旅行にでも行きたいが、|あいつら《黒づくめ》がいる限りそうもできない。
そういえば、彼は元気だろうか?
〜赤井side終了〜
〜スコッチside〜
「ふう・・・。」
敵対組織のアジトだ、流石に手こずった。
オレはスコッチこと諸伏景光。
公安だがある組織に潜入をしている。
・・・やはり、この仕事は精神的に来るものがある。
ゼロ、元気かな?
『バーボン』としてではなく、『ゼロ』としてまた会いたいなあ。
「ま、頑張りますか。」
〜スコッチside終了〜
〜松田side〜
「ど〜したの陣平ちゃん。疲れてる?」
そりゃそうだ・・・。
松田陣平、これが俺の名前だ。
こいつは幼馴染の萩原研二。
同じ爆処に所属している。
「ま、立て続けにたくさん仕事あったもんね。」
「ああ。やっぱこの街普通じゃねえぜ・・・。」
「それ何回言ってるの。」
「さあな。」
こんな簡単に爆弾が作れるとは、おかしすぎる。
なんでだよ・・・休めねえじゃねえか。
〜松田side終了〜
こんな早く書き上げたの初めてかも・・・。
少し短かったかな?
彼らの苦悩はいつまでも続く#4
警察学校組とコナンのエンカウントみたいなぁ。
~メアリー世良side~
「く・・・。」
やはりこの体だときついな。
トレーニングをしていて思う。
「ママ、あんまり無理しないでね。」
「ああ。わかっている。真澄もやるか?」
「僕はいいよ・・・」
早く、元の体に戻りたい。
そのためには、やはり|あの少年《コナン》から解毒剤を入手しなければ。
「真澄、解毒剤のこと、頼んだぞ。」
「わかってるよ、なるべく早く頑張る。」
~メアリー世良side終了~
~伊達航side~
「はあ・・・。」
最近仕事ばかりだな・・・とため息をついていたころ、ちょうど電話がかかってきた。
「もしもし?」
『班長か?』
相手は松田だった。
「おう。元気か?」
『全然。事件ばっかで忙しいよ。』
「確かに。俺も最近ナタリーに会えてないよ。」
ナタリーは心配してくれているが、なかなか会えない。
『大変だな。彼女は大事にしろよ。』
「ありがとな。」
『そういや|零《ゼロ》と|景《ヒロ》、最近連絡がつかないんだよな。』
「そうなのか?」
『零は既読スルーするし、景はそもそも見ないんだよ。』
「あいつらもなんか色々あるんじゃないか?」
『・・・確かにそうかもな。』
「じゃ、切るぞ。」
『ああ。』
そういって松田との通話は終わった。
「俺もあいつらに連絡するか・・・。」
~伊達航side終了~
補足:降谷が既読スルーしているのは生存してるという確認。返事まで返す余裕がない。
諸伏は組織の仕事の間は電源を切っているため見れていない。(最近組織の仕事が続いている。)
星屑さん、遅くなりすいません。
彼らの苦悩はいつまでも続く#6
~降谷の部下side~
最近、上司や先輩が寝ない。
ゼロである降谷さんはかれこれ三徹はしている。
「降谷さん、寝てください・・・。」
「あとでな。」
パソコンから顔もあげず答える。
このやり取りは何回目だろうか。
先輩の一人である風見さんも寝ていない。
「風見さんも、降谷さんも寝てください!」
「今は無理だ。」
風見さんの隈は大分濃くなっている。
「ゼロ、みんな寝てって言ってるよ?早く寝てよ。」
そういうのはもう一人の先輩、諸伏さんだ。
「ヒロのほうが寝てないじゃないか。」
「ゼロのほうが寝てないって。」
・・・今回は諸伏さんのほうが寝ていない。
「皆さん早く寝てください・・・。」
「「「無理。」」」
~降谷の部下side終了~
~灰原哀side~
「はぁ、」
学校の帰り道、元気に喋っている少年探偵団を見ながらこっそりとため息をつく。
早く、もとの体に戻りたい。
すると、
「きゃー!」
悲鳴が聞こえた。
見ると、バックを持った男が走り去っていくのが見えた。
ひったくりらしい。
「追いかけるぞ!」
江戸川くんをはじめ、子供たちが一斉に走り出す。
私も追いかける。
「早いですね・・・!」
ひったくりは意外と早い。
「まずい!」
路地裏に逃げ込んでしまった。
「逃げられると厄介だ!灰原は俺と、光彦と元太と歩美ちゃんはあっちから回り込んでくれ!」
「おう!」
「はい!」
「うん!」
江戸川くんが指揮を取り、みんながそれに続く。
路地裏に一斉に入り込むと、ひったくりは倒れていた。
(どういうこと?)
「その人、なにかに躓いて転んでたよ。」
・・・喋りはじめるまで、もう一人の存在に全く私は気づかなかった。
青いパーカーに、ギターのケースみたいなものを背負った人だった。
「ラッキーだねコナンくん!」
「ドジだな~このひったくり。」
「とりあえず、警察に連絡しておきます!」
--- その時だった。 ---
(!)
鳥肌のたつようなプレッシャー、冷たい視線・・・。
(組織の人がいる!!)
すぐに江戸川くんの後ろに隠れる。
(偶然・・・だとは思うけど。早く逃げなきゃ、早く!)
そんな私の様子に気づいたのか、江戸川くんが
「じゃあ、警察が来るまで分かりやすい車通りの多いところで待ってようぜ。」
と提案してくれた。
「で、何があったんだ?組織の人間か?」
江戸川くんが小声で聞いてくる。
「ええ・・・多分あのひったくりは転んだと言っていた人。」
「やっぱりか・・・偶然に転ぶわけないから、あの人がわざと引っかけたんだろうなとは思ったけど・・・。」
「とにかく、あの人に気を付けて。」
(何者なの、あの人・・・。)
~灰原哀side終了~
時間的には降谷の部下サイドの数日後が灰原さんサイドです。
哀ちゃんのセンサーは組織メンバー全員に反応すると仮定しています。
星屑さん、大変遅くなりすいません。
読んでくださりありがとうございました!