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目次
桜川に春が訪れるまで
心愛(ここあ) 余命一年
恋心(れんと) 同じクラスの男の子
私、心愛は中学3年生になった。
でも、受験はしない。
だってもう私には未来がないから。
心臓検診で引っかかって病院に行ったら余命宣言されちゃった。
小説でしか読んだことなかったけど、本当にあったんだね。
ちょっとびっくりした。
なんてことはさておき、今日から学校!
春休みが終わり、始業式。
時の流れって早いね。
先生 「桜川さん。話聞いていますか?」
なんてことを思ってたら先生に注意されちゃった。
心愛 「ごめんなさい。ちょっとぼーっとしてました。」
なんて嘘だけど、こんな冗談を言ったら先生に
先生 「保健室で休みますか?」
って聞かれるんだよね。
余命宣言されてから先生に心配されるようになっちゃった。
心愛 「いえ、大丈夫です。」
とか言いながらね。
私はすぐ遠慮しちゃうんだよね。
逆に人に甘えるやり方がわからない。
みんなすごいよね。
自分とうまく付き合ってる。
とか言いながら授業終わって昼休み。
私はいつも本を読んでるの。
余命があるからって理由で友達作らないから暇なんだよね。
本は私と友達。
いつも仲良くしてくれる大切な相棒みたいな存在。
今日は恋愛ものを読もうかな。
?? 「ねぇ、君。いつも本を読んでるよね。本好きなの?」
心愛 「!?」
私は話したいと思っても話さない。
いつもそう。
現実逃避してるだけだ。
恋心 「僕、恋心って言うんだ。図書委員をしてるよ。よかったらその本借りない?その本ね、主人公がいい人すぎて・・・」
初めて本語りできる人に出会えた。
最近の人は携帯とずーっと睨めっこ。
私は携帯なんてものを持ってないからわからない。
でも、この人なら仲良くしてもいいかな?って心から思えた。
どうしよう。
友達いたことないから話し方がわからない。
恋心 「大丈夫?ご、ごめんね。僕図々しかったよね。」
仕事に戻りそうな彼の手を掴んだ。
心愛 「あ、あの!こ、この本借りてもいいですか?」
恋心 「///はい!もちろんです!こちらにきてください。二週間後に返してくださいね。」
心愛 「あの・・・。恋心くん!」
恋心 「! なんですか?」
心愛 「話し方わからなくて・・・でも、話したい!話し相手になってくれないかな?」
恋心 「! もちろんです。じゃあ明日もこの図書館に集合で!」
心愛 「・・・うん!」
と言うと恋心くんはニコッと笑ってくれた。
その笑顔になぜかドキドキしている。
この正体に気づくまでにはまだまだ時間がかかりそう。
まって、普通の物語の書き方忘れた!
あってる?
なんかコメントください!
最後まで読んでくださりありがとうございました♪
桜川に春が訪れるまで②〜恋心くん目線〜
次の日も同じ時間に図書室に集まった。
恋心 「この本おすすめだよ?」
心愛 「ほ、本当?読んでみるね。」
なんて他愛のない会話が毎日続いた。
そんなある日、突然桜川さんが学校に来なくなった。
彼女は携帯も持ってないし、連絡手段がない。
先生に聞いてみるか。
恋心 「先生!」
先生 「どうしたの恋心さん。」
恋心 「今、桜川さんはなんで休みなんですか?」
先生 「あ、あぁ。大したことないと思うわ。」
恋心 「家を教えてください。お願いします。」
先生 「・・・。わかった。」
で、先生に教えてもらった地図を見ながら病院へ急いで向かった。
恋心 「あの、桜川さんの病室はどこですか!?」
?? 「202号室です。」
恋心 「ありがとうございます。」
はぁはぁはぁ。
疲れた。
でも早く彼女に会いたい。
この気持ちは一体?
202号室に着いた。
コンコン
恋心 「入るよ?」
心愛 「!な、なんで!」
恋心 「バカ!なんでこんな大事なこと隠してたんだよ。」
心愛 「ご、ごめん。先生に聞いた?」
恋心 「そうだよ。」
心愛 「あ、あのね。友達今までいたことなかったの。それはこの病気のせい。」
恋心 「がん・・・。」
心愛 「もう治らないんだって。余命宣言もされちゃった。」
恋心 「!あとどれぐらい?」
心愛 「長くて一年だって。」
恋心 「・・・」
心愛 「あれ、なんで涙が?」
恋心 「大丈夫?」
しばらく心愛は僕に抱きつきながら泣いていた。
恋心 「落ち着いた?」
心愛 「!ご、ごめん」
恋心 「いいよ。」
心愛 「なんで泣いちゃったんだろ?いつも泣かなかったのに。」
恋心 「余命宣言されたら僕は悲しくてずっと泣いちゃうと思う。」
心愛 「私、ずっと友達が欲しかったのかもしれない。」
話し始めると咳が出ていてとても苦しそう。
恋心 「ゆっくりでいいよ。」
心愛 「病気だから友達は作ったらダメなんてことを自分の中で決めていただけかもしれない。」
恋心 「うん。」
心愛 「でも、それでも、やっぱり誰かと話したかった。」
恋心 「うん。」
心愛 「でも、友達ができても自分が死んだらその友達が悲しむだけって思うと話しかける勇気が出なくて・・・。」
恋心 「話してくれてありがとう。確かになくなったら悲しいよ?でも、その人といた時間は一生の宝物で、自分の中には残ってる。だから!」
心愛 「うん。」
恋心 「時折悲しくなる時があるかもしれないけど、それでも、友達っていう覚悟を決めたなら!
その人ととことん向き合ってあげる必要があってことだよ。」
心愛 「うん。」
僕の言葉に彼女は静かに涙を流していた。
恋心 「さっき泣き止んだばかりなのにまた泣かせちゃった。」
心愛 「違う!さっきのは悲しかったから泣いてるの。でも、今は違う!今は・・・その言葉に感動してるんだよ。」
恋心 「!」
心愛 「ありがとう。元気になったら学校でいっぱい話そうね。」
恋心 「うん!」
このあといろいろなお話をして名残惜しかったけど、時間なので彼女の病室を出た。
自分で描いて感動しました!
最後まで読んでくださりありがとうございました♪