Backroomsをモチーフとしたお話を書きます。書きたいと思ったレベルを書いていくので、順番等は無視です!
読み切りっぽくしようと思ってます 多少のグロありかも?
1話1話が結構短編なので読みやすいと思います!よろしくお願いします!
(全てのレベルを書くにあたって、fanbom wiki 等に上がっているwikiを参考にしています。)
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目次
Level 0 【ロビー】
…
ここはどこだろう。
壁は黄色く、カーペットはやや湿りっぽく感じる。天井の蛍光灯は「ブーン」と耳障りな音を出している。
どこを見渡しても、終わりが見えない。まるで迷路みたいだ。
目の前に見える景色に、感動と絶望を覚える。
事の発端は、とある動画配信サイトで、こんな動画を見たことだった。
『開け!異世界への道!?誰でも簡単にできる異世界へ行く方法!』
再生回数は5回ほど。アカウント自体の知名度も低く、正直信用していなかった。
けど、やっぱりいつになっても童心は忘れられない。その異世界が気になってしまった。
動画でやっている手順に従って準備を進める。
その動画の最後に、
「あとは壁に向かって勢いよく走るだけ!この動画では異世界の様子は取り上げないけど、気になるよって人はぜひ自分で確かめてみてね!」
と言っていた。
これが嘘だったら最悪だな、とか思いながら深呼吸をして、壁に向かって走った。
ぶつかる。
そう思った瞬間、視界が歪んで、体から力がなくなった。
そうして、今に至る。
ここがどんな所だとか、何があるかとかなんて誰も分からない。
けど、1つだけ言える事がある。
ここが本当の異世界だってこと。
** 正真正銘の、“Backroom”だってこと。**
* 終わりの始まりへようこそ。放浪者よ。*
Level0 ロビー
ここに資源や食料はありません。カーペットが湿っていますが、そこに染み込んだ液体は水ではないので、摂取は推奨されません。
エンティティは存在しておらず、他の放浪者に出会うこともできません。そこにあるのは孤独だけです。
一部の人達は、黒い人形のようなものがいたと証言していますが、それは幻覚によるものだと言われています。
永遠と続く迷路の中で、出口を見つける事はできますか?
では、良い旅を。
Level1 【居住可能区域】
…
霧がかかっている。その上薄暗く視界が悪いように感じる。
しかし、あの黄色い迷路の部屋とは違う。
駐車場のような構造をしていて、ちらほらと水たまりが見える。
壁は汚いが、目立った傷は確認されない。
ここは水や電気が供給され続けていて、他の放浪者グループもいるようだ。
居住可能区域とはそういうことか。
あちらこちらにダンボール箱があり、放浪者グループがその中を漁っている。
自分も漁ってみたほうが、損はなさそうだな。
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しばらく探索していたが、先ほどから天井の蛍光灯の様子がおかしい。
先ほどから頻繁にチカチカと点滅している。
故障だろうか。万が一のために、点滅が収まるまで放浪者グループのそばでそっと待機していよう。
そう思った瞬間。
バツンッ!
大きな音を立て、全ての照明が消えた。
暗闇だ。何も見えない。
ヴアァ…
……待てよ、遠くの方から何かが聞こえる。人の声ではない。怪物みたいな声。
いや、違う。怪物みたい、じゃない。”怪物”がいるんだ。
おかしい。停電する前は何もいなかったのに。
頭の中でパニックになっていると、近くからこんな声が聞こえる。
「隊長!これはなんなんですか!?急に暗くなるし、恐らくエンティティも複数いますよ!」
「落ち着け新人。きっと数時間後には電気が復旧する。それまではこのライトを持って、必ず集団で行動しろ。」
「あ、ありがとうございます!でも、ライトを付けたらこちら側に気付いて寄ってきてしまうのでは…?」
「いや、ここにいるエンティティは、光と集団を嫌う。だから、このレベルではライトが必需品なんだ。いいか新人。」
なるほど。そう言うことか。
幸い、ライトは持っていないが放浪者グループの近くにいる。集団を嫌うとも言っていたし、復旧するまでは放浪者グループの後をついて行動しよう。
全く、backroomsには怪物とかいないと思ってたんだけどな。あの時放浪者グループの近くにいて良かったよ。
…ん?あの目の前にいるのはなんだ?人型で皮膚があるな…
ああ、人間か。せっかくだし、少し挨拶でもしてみるか。
*”引き裂かれる音“*
*その選択が、命取り。*
Level1 居住可能区域
ここには継続的に水と電気が供給されており、放浪者グループもいくつか存在するため、半永久的に生活できると言われています。蛍光灯が点灯している時に危険はありません。探索を進めたり、グループに入ったりしましょう。
しかし、このレベルでは8日ごとに「消灯イベント」が発生します。
このイベントが発生すると、レベル全体が暗闇になり、エンティティが発生します。集団で行動するか、ライトを付け行動する事で生き延びる事ができますが、ライトは貴重品なため早めにグループに加入する事をおすすめします。もしライトを持っておらず単独の場合は、部屋の隅でただ息を殺してください。
蛍光灯の復旧には数時間〜数日かかります。
孤独からは逃れられない。
Level fun =) 【パーティーへようこそ🙂】
…
愉快な音楽が聴こえる。ここが異世界だとは思えない。
赤いカーペットが敷き詰められ、壁には何らかのキャラクターの絵がたくさん描かれている。
目の前の看板にはこう書かれていた。
“パーティーへようこそ!🙂ここは楽しい場所だよ!🙂だから、ずっとここに居てね!🙃”
さすがにずっと居る気にはならなかったが、部屋中に漂う愉快な雰囲気に安心感を覚えた。
少し歩いてみると、体力の机の上にちらほらとケーキが置いてある。
ちょうどお腹が空いていたし、ただのケーキなら食べても問題ないだろう。
そう思ってケーキに近づく。いや、待てよ。ケーキに何か刺さっているな…
これは…
…指?
そんな馬鹿な。いや、でも、これは確かに人間の指だ。
よく見ると、いちごソースのように見えるものは全て血だったし、中に入っているいちごのようなものは肉塊だった。しかも、そばに置かれているジュースの中には目玉が入っていた。
ゾッとした。愉快な雰囲気が一気に消えた。怖い。
ここは、楽しいパーティー会場なんかじゃない。
きっと恐ろしいなにかがあるに違いない。
脱出しなければ。なるべく早く。
そう思いとにかく足を動かした。
走って、走って、出口を探し続けた。
『どうして帰ろうとするの?🙂』
…なに?誰かが自分に話しかけている?
一度立ち止まって辺りを見渡す。
誰もいない。
きっと幻聴に違いない。とにかく出口を探そう。
『ここは楽しい場所だよ?🙂』
『僕と一緒に遊ぼう!🙂』
『ケーキを食べようよ!🙂』
走れば走るほど、幻聴の数が増える。
だんだんパニックになってきた。
早く帰りたい。帰らせてくれ。
息を切らしながら走る。そうすると、目の前に何やら人々が盛り上がっている様子の場所が見えてきた。
何やら楽しそうにしている。
あれは放浪者グループか?助かった。自分も仲間に入れてもらおう。
そう思い、最後の力を振り絞ってそこへ近づいた。
人ではなかった。
不気味な笑顔を浮かべた、大きな人型のナニかだった。
間違えた。間違えた間違えた間違えた。
死ぬ。
また走らなきゃ。
逃げないと。
即座に後ろに振り向き走り出した時
『ここに出口はないよ🙃』
『だから一緒に遊ぼう!🙃』
………うん、そうだな、そうしよう!🙂
*パーティーへようこそ!=)*
Level fun =)
ここは楽しいパーティー会場だよ!🙂疲れた体を休めて、僕達と一緒に遊ぼう!🙂
危険なエンティティは何も存在しないよ!🙂僕達が君のことを歓迎するよ!🙂
何?帰りたい?どうして?ここから帰る必要はないでしょう?🙃
”ここには絶対に立ち入るな“
Level14 【楽園】
…
あたりを見渡す。枯れ木ばかりが生え、足元には赤い草が生えている。
空を見上げると、紫がかっているように見える。これは紫色の霧のせいだろう。
Backroomsに迷い込んで長い歳月が経った。命に危険が迫るようなピンチや、少しホッとできる場所。
そうした情緒の上がり下がりにどうしてもついていけない。
けど、ここは少し違う。
危険な香りも、安全そうな雰囲気も、何もない。
そこにあるのは、静かで美しい空気。
それにしても、独特な色合いだ。
全体が紫がかっていて、薄暗いようなそうでないような。
一度深呼吸をしてみる。
心が落ち着いた。
ここまで心が落ち着いたのは初めてだ。
ここは、楽園なのではないか?
ᙎᥱꙆᥴoຕᥱ, ᥒᥱω ⳽oᥙꙆ. ᙎᥱ ᥲɾᥱ ᖾᥲρρყ to ᖾᥲʋᥱ ყoᥙ ᖾᥱɾᥱ.
……誰かが自分に話しかけている気がする。
けど、ボソボソとしていて聞き取りづらいし、英語のような感じがしたが、自分は英語なんて一切分からない。
ᙓʋᥱᥒ ຕoɾᥱ ᖾᥲρρყ tᖾᥲᥒ ყoᥙ ᥲɾᥱ to ᑲᥱ ᖾᥱɾᥱ. ᙃo ᥒot ᑲᥱ ᥲƒɾᥲɩᑯ. ᔑtᥲყ ᥲ ωᖾɩꙆᥱ.
けど、1つだけ聞き取れる単語は、「happy」
Happy…幸せ、か。
確かに、ここはエンティティもいない。孤独だが、安心できる。
ᙓxρꙆoɾᥱ oᥙɾ ᑲᥱᥲᥙtɩƒᥙꙆ ρᥙɾρꙆᥱ ⳽ƙɩᥱ⳽. ᒐᥲყ ɩᥒ tᖾᥱ ຕᥲɾooᥒ ɠɾᥲ⳽⳽. Ƴoᥙ ᥴᥲᥒ ᑲᥱ ᖾᥲρρყ ᖾᥱɾᥱ ωɩtᖾ ᥙ⳽.
……ここで私達と一緒に幸せになれるって言ったか…?
最後の方に、そんな事言っていたような気がする。
なら、いつまでもここにいてもいいんじゃないか…?
いや、ダメな気がする。
この場所自体が悪いとかじゃなくて、ただただ、現実世界に帰らなきゃいけない気がする…
ᙎᖾo ᥒᥱᥱᑯ⳽ ᥲ ⳽ᥙᥒ ωᖾᥱᥒ ყoᥙ ƒᥱᥱꙆ ᥒotᖾɩᥒɠ ᑲᥙt ᥱꙆᥲtɩoᥒ ᥲ⳽ Ꙇoᥒɠ ᥲ⳽ ყoᥙ ᥲɾᥱ ᖾᥱɾᥱ?
………
頭の中が無意識に渦巻く。
帰りたい、けど帰りたくない。
ここは楽園だ。
~~ 違う、楽園じゃない。帰るんだ。 ~~
ここで幸せになれる。
~~ なれない。もっといい場所がある。 ~~
どうして楽園から帰ろうとするの?
~~…それは、分からないけど~~
*帰らないでいよう*__帰らなきゃ。__
You’ll be happy here, we’re sure of it.
Level14 楽園
レベル全体が紫がかっており、非常に広大です。
エンティティは存在していません。 この風景の奇妙な色彩は、あなたの正気をゆっくりと消耗させます。
なるべく早くこのレベルから退出してください。
なぜ楽園を離れたいのですか?
Level🗿 【🗿】
…
なんなんだここは。どこを見渡してもモアイばかりだ。
ここは本当にbackroomsなのか?
いや、なんというか、本当にモアイしかない。
満点の青空、新緑の草原、そしてモアイ。
これだけ大量にあるっていうことは、何かしらあるはずだ。
このモアイに触れたら死ぬとか?…それは、考え難いな…
このモアイは実は動くとか…いや、モアイはそもそも石像だしな…
モアイに触れたら自分もモアイになってしまうとか?
もしかしてモアイに洗脳されるとか…
色々考えた。考えた末、考えるだけでは無駄だと思い、モアイに触れてしまった。
……何も起きない。
手にあるのは、石の少々冷たい温度だけ。
えーと、じゃあ、このlevelは何のために存在するんだ…?
ま、まぁいいや。目の前には道が続いている。とりあえずここを進んでみよう。
進んだ先にあったのは、ちょっとした原始的な集落。
そこには、モアイの頭をした人型の村人らしきものが立っていた。
ちょっとばかり奇妙だ。
試しに挨拶をしてみるも、「🗿👋😁」と言われただけだった。
恐らく、「こんにちは」と言っているのだろうか。
色々と話をしてみても、返答は全て絵文字で返ってくる。
恐らく、この集落の住民はコミュニケーションを絵文字に依存しているのだろう。
言っていることが全く理解できないわけでもないし、敵対的でもない。
何かと友好的なので、しばらくはここで情報を集めていよう。
えっ、ここでは釣りもできるんだって?
本当に便利なlevelだな…
脱出についてはゆっくり考えよう…
🗿🎶😝🫶
Level🗿 🗿
ここに存在するのはモアイと小さな集落だけです。
集落に住むものたちは少し奇妙な姿をしていますが、攻撃性はなく放浪者に友好的です。
ここでは釣りも行えるため、食料や水に困る事はありません。
放浪者が安全に生活できるlevelとされています。
🗿🤝👍☺️