「君が最初の恋」を略して「君恋」
8月13日から毎日一章ずつ公開!
時刻は午前6時です。
時刻は社会人の方もいるかなって思って社会人や学生が見れる時間って早朝じゃないかなって思って
決めました。
君恋は六章までにします。
「理由はストーリーをつなげるの意外とむずいからです。」
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目次
君が最初の恋 第一章:春の出会い
桜の花びらが舞い散る四月の朝、高校一年生の流奈は緊張しながら新しい教室の扉を開けた。
制服のスカートの裾を整え、ちらりと教室内を見渡すと、窓際の席で一人の少年が教科書を読んでいた。
柔らかな春の光が彼の横顔を優しく照らし、細く長い睫毛が微かに震えている。
その瞬間、流奈の心臓が不思議な高鳴りを始めた。
「あの…すみません、この席空いてますか?」
流奈が声をかけると、少年はゆっくりと顔を上げた。
透き通るような茶色の瞳が流奈を捉え、そしてほんの少しだけ微笑んだ。
「どうぞ。僕は春翔です」
その声は春風のように柔らかく、流奈の頬が知らず知らずのうちにほんのり赤らんだ。
「私…流奈です。よろしくお願いします」
次回二章
いいところで終わってごめんね。(いつもだけど...)
君が最初の恋 第二章:図書室の秘密
それから数週間、流奈と春翔は自然と親しくなっていった。
二人とも図書室で時間を過ごすのが好きで、特に流奈は文学の棚の前で何時間も本を選ぶのが好きだった。
ある雨の午後、流奈が背伸びをして高い棚の本を取ろうとした時、春翔がそっと彼女の横に現れた。
「これ、探してた?」
春翔は彼女がずっと欲しがっていた詩集を手にしていた。
流奈は驚いて目を見開いた。
「どうして…?」
「君が先週、この本について話してたのを覚えてるよ」
春翔は照れくさそうにうつむき、本を流奈に手渡した。
その時、二人の指がほんの一瞬触れ合い、流奈はまるで小さな電流が走ったような感覚を覚えた。
次回三章
君が最初の恋 第三章:夏の祭り
夏休みが近づくある金曜日、クラスメイトたちが地元の夏祭りに行く計画を立てていた。
流奈は友達に誘われたが、春翔が行くかどうか気になって仕方がなかった。
「春翔くんも祭りに行くの?」
勇気を振り絞って聞くと、春翔は少し考え込むような表情を浮かべた。
「うん…もし君が行くなら」
その言葉に流奈の心はまた高鳴った。
祭りの夜、浴衣姿の二人は金魚すくいや綿あめを分け合い、やがて花火大会が始まる河原へと向かった。
「綺麗だね」
大輪の花火が夜空に咲き誇る中、春翔がそっと呟いた。
流奈はうなずき、ちらりと春翔の横顔を見た。
花火の光が彼の顔を照らし、その表情は何かを決意しているようだった。
「流奈」
突然、春翔が彼女の方を向いた。
「僕…君に伝えたいことがある」
次回四章
続き気になる?
君が最初の恋 第四章:秋の逡巡
夏の終わりから秋にかけて、二人の関係は微妙に変化していった。
春翔はあの夜、何かを言いかけてやめたが、それ以来、時折流奈をじっと見つめることが多くなった。
流奈もまた、春翔に対する自分の気持ちが単なる友情ではないことに気づき始めていた。
文化祭の準備で二人は劇の脚本を書く係りに選ばれた。
放課後の空き教室で、何時間も話し合いを続けるうち、流奈は春翔の意外な一面を知ることになった。
普段は穏やかで控えめな彼が、創造的なアイデアを次々と提案する姿に、流奈はますます惹かれていった。
「ここ、主人公が自分の気持ちを打ち明けるシーンだけど…」
春翔が脚本の一節を指さしながら言った。
「どうしたら自然に伝えられるかな?」
流奈はページをめくり、ふと顔を上げると春翔が真剣な表情で自分を見つめていた。
「本当の気持ちなら…飾らずに伝えるのが一番だと思う」
その言葉に春翔の目がわずかに見開かれた。
次回五章
君が最初の恋 第五章:冬の告白
初雪が降った日、流奈は図書室で春翔からのメモを見つけた。
「放課後、屋上に来てくれますか?」
その文字を見た瞬間、流奈の胸は期待と不安でいっぱいになった。一日中授業に集中できず、ついに放課後のチャイムが鳴ると、彼女は階段を駆け上がった。
屋上にはすでに薄く雪が積もり、春翔は柵にもたれかかって遠くを見つめていた。流奈が近づく足音を聞き、彼はゆっくりと振り向いた。
「来てくれたんだ」
「何か…用があったの?」
流奈の声は少し震えていた。春翔は深く息を吸い込み、そして一歩前に進んだ。
「長い間、言えなかった。でも…もう隠せない」
雪が二人の間に静かに舞い落ちる。
「流奈、僕は君が好きだ。君が…僕の最初の恋なんだ」
次回最終回です。
六章お楽しみに!