編集者:おもち
読み方
1話ずつ表示します。
閲覧設定
名前変換設定
この小説には名前変換が設定されています。以下の単語を変換することができます。空白の場合は変換されません。入力した単語はブラウザに保存され次回から選択できるようになります
1 /
目次
今までのCulture消すよ〜プロローグ〜
--- プロローグ ---
この町では、4月11日は**子沢山の日**と呼ばれている
昔、この町で急激に子供の数が少なくなり、町長が4月11日に空に最も近い丘で
『どうか子供を恵んでください』
と願ったところ、次の日から子供がどんどん生まれてきたという
そして、この町で4月11日のもう1つの呼び名が**悪神の日**だ
町長が願った日の夜に、**子供が1人、消えた**のだ
だが、その事実について、その日、町にいたものは誰も気づかない
気づいたのは、その日、その時間帯に町にいなかった、その子供の兄だったのだ
その兄がどれだけ言っても町のみんなは、誰も知らない
記憶を消されているのだから
その兄は、その日のことを日記に綴っていた
**『俺の弟が消えた。俺が出かける4時間前、20時には元気に家にいて、庭で遊び、『早く寝なさい』と怒られていたのに。そして、誰も弟が消えたことを知らない。弟のことすら忘れてしまっている。たった16の弟だ。これからというのに。』**
そこから1年、2年と過ぎたが、誰もいなくなることはなかった
そして100年が経った4月11日
また、**子供が1人消えたのだ**
気づいた人の日記を見ると、どれも、**16〜19の子供、20時から24時の時間帯**に
**500年に1度女子**が。**それ以外の年は男子**が消えていることが多い
そして、**100年が経った日に100年前と変わらない姿でふっと戻ってくるのだ**
なにがあったかはなにも覚えていない
そして、子供が1人消えていくのは、子沢山にさせるための人質なんだとか
100年も経っているから、誰もその子供のことは知らない
ただ、捜索届を100年間出し続ける家もあり、その家の子供は引き取られる
見つかったのは、10000年の間で100人いなくなり、出し続けた家庭10家庭中1人しかいないのだけれど
連れて行かれないようにする方法は、ただ1つ
**『20時から24時の時間帯に絶対に声を出さない』**
そして今日は悪神の日、4月11日当日だ
今夜は誰が消えるのか
<それは、あなたかもしれない>
今までのCulture消すよ〜悪神の日①〜
--- 悪神の日〜町人〜 ---
テレビ『今日は悪神の日です。16歳から19歳の人達は20時から24時の時間帯に絶対に声を出さないでください。』
甘音「悪神の日かぁ。」
賽ノ目町に住む|紫桜 甘音《しおう あまね》はそうつぶやいていた
甘音は小さい頃に両親ともどもなくしている
祖父母の家に引き取られたが、**14の時の祖母**を、**15のときに祖父**を亡くしている
今は、バイトをしつつ1人ぐらしをしている
そして、甘音には誰にも言っていない、家族にすら伝えていなかった事がある
甘音「(´~`)モグモグ(これって、僕も声出しちゃいけないのかな、)」
甘音は、**遺伝子が突然変異**し15で成長が止まっているのだ
その事実を知ったのは、14の時だった
もともと貧血気味だった甘音は、血液型検査をしてもらうために、病院を受診した時だった
血液をもらうときに、すぐに合う血液を入れてもらうためだった
そのそきに、遺伝子検査もできると言われ、好奇心でしてもらったときだ
医師『紫桜さん。あなたの遺伝子は、珍しい遺伝子です。』
そう言われた
甘音はごく普通な家庭に生まれたごく普通な男子だった
医師『紫桜さんは、15歳で成長が止まります。亡くなるときは、◯人事件に巻き込まれたときくらいでしょう。それまでは、生き続けます。この遺伝子を見たのは、記録によれば、1000年前以来です。』
そう告げられたのだ
甘音は信じられなかった
ごく普通な家庭に生まれたごく普通な男子だと思って今まで生活してきた
なのに、いざ遺伝子検査をしてみたらほぼ不老だというのだ
**医師『遺伝子が突然変異したものですね。』**
受け入れるしかない現実だった
甘音は受け入れることを心に決め、病院を出た
ただ、完全に受け入れるまで半年くらいかかった
甘音「わかんないなぁ…(成長止まってるから、15歳判定かなぁ。)」
これで声を出したら、連れ去られ、**誰の記憶にも残らず100年後また戻ってくる**ことになる
ずっと15歳のため、中3のクラスにずっと通っていても怪しまれるだけのため、
すでに学校には通っていない甘音
同年代の友達という友達がいないのだ
甘音が仲良いのは、ご近所のおじいさんおばあさんなのだ
ただ、それなりの年齢はいっている
今日に限ってこの町じゃないところに行くなんて奇跡が起こるわけがない
しかも、今日、話していてどこかへ行くなんて話は1回も出なかった
どこかへ出かけるときは、何故か毎回報告してくれるのだから
甘音「……4時間も声出さずにいれるかな、」
4時間も声を出さずにいるのはかなり大変だ
寝てしまったら、寝言を言ってしまう可能性があるため、ずっと起きていないといけない
いつも、22:30から23:00には寝ている甘音にとってこれは大変なことなのだ
甘音「やばい…あと1分だ…。耐えなきゃ…。」
19:59:57
**3**
19:59:58
**2**
19:59:59
**1**
20:00:00
**0**
甘音の1人の戦いが始まった
<ゴーンゴーンゴーン>
今までのCulture消すよ〜悪神の日②〜
--- 悪神の日〜神〜 ---
りうら「今年は誰だろ。」
ほとけ「毎年誰かは声出してるよね〜。」
初兎「4時間も声を出さずにいるのはかなりキツいやろ 笑」
ないこ「絶対ムリ。」
**20:00**
<ゴーンゴーンゴーン>
いふ「さっ。最初に声を出すのは誰だろうなぁ(・∀・)ニヤニヤ」
悠佑「まろニヤニヤしすぎやろ 笑」
今までのCulture消すよ〜悪神の日③〜
--- 悪神の日 ---
<ゴーンゴーンゴーン>
20時を告げる鐘が鳴った
この鐘は、**4月11日の20時から24時**の間だけ**30分経つごとに鳴る**仕組みになっている
昔、時間の確認するためにこの仕組みが作られたのだという
昔は、1時間毎に鳴っていたが、流石に今の時代だ
4月11日にしかならないようになっている
そう改造した人もすごいと思うなどと甘音は考えながらただ時間をすぎるのを待っていた
**20:30**
<ゴーンゴーンゴーン>
甘音(……長い…。)
りうら「流石にまだ出さないよね〜。」
ほとけ「あんまり30分で声だす人見たこと無い 笑」
**21:00**
<ゴーンゴーンゴーン>
甘音(まだ1時間…。スマホ触りたくても声出る自信しかない…((( )
初兎「意外とみんな耐えるなぁ!」
ないこ「去年とかだともう声出してる人いたんだけどね〜。」
**21:30**
<ゴーンゴーンゴーン>
甘音(午前中、農作業手伝ったからその疲れでちょっと睡魔が襲ってきた…。)
いふ「そろそろみんなキツいんちゃう?笑」
悠佑「そろそろ声だすやつおるやろ。」
**22:00**
<ゴーンゴーンゴーン>
甘音(寝そう…やばい…。睡魔ぁぁぁ…。)
りうら「意外と今年はみんな耐えるね!」
ほとけ「えー。まだかなぁ。」
初兎「誰も喋んなかったりして 笑」
ないこ「ないでしょー。結局誰かしら喋っちゃってるし 笑」
いふ「今年はぎりぎりで喋るんかなぁ。」
悠佑「それ俺らも大変なんよな 笑」
**22:17**
甘音「(あ、やばい…。睡魔…終わった…かも…。)ムリだ…。」
甘音は、睡魔で気が緩み、声を出してしまった
甘音(やば…っ。)
**いれいす「!ニヤッ」**
ザッ
甘音「ビクックルッ っ…!」
りうら「え、かわいー!」
ほとけ「ほんとに16歳以上19歳以下ぁー?」
初兎「じゃないと俺ら反応しないわw」
甘音「っ…ぇ…っ。」
ないこ「じゃあ、今年は君ねー。」
その声を最後に甘音は気を失った