幼なじみの男女二人による少し切ない日常小説。
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目次
君が死にたいと言うから…《0話》
初心者が書いたので温かい目で見てください。
なんか短編なのに短編じゃなかったねw
編集しました!
ララの本音とか入ってて病み要素ありなので苦手な人は退出した方がいいかも?
自己判断で。
プロローグ
「死にたいんだよね。」
「お願い。殺して…」
「え?」
僕は目の前で言われたことが理解できなかった…
《始まり》
わたぬき るか
僕の名前は四月一日 流夏。
いたって普通の学校に通う中学2年生だ。
でも、見た目も中の下がいいところでモテたこともない。
かと言って友達がいないわけでもないが、まぁ隠キャである。
ゆういつ友達に言われるのが幼なじみのことだ。
その幼なじみというのは きさらぎ るり
如月 流莉 という。
まぁ、僕が言うのもなんだが、流莉は僕と違って見た目も可愛いく、性格も良い。
いわゆる陽キャだ。
誰にでも積極的に声をかける。
そんな彼女はクラスでとても人気がある。
なのに家も隣同士で親も仲が良い。
こんな僕が幼なじみなんて僕としてもびっくりだが、
これは親同士が仕組んだもので、お互いの母が僕達の名前も似たような、ましてや、誕生日までも一緒にしようとしたのだ。(結果、同年同月同日に無事誕生。)
母親同士がすごく仲が良かったから仕方ないか。
そして、毎年のように行われる合同誕生日会、、、
正直、うんざりである。
なので兄弟のようになってしまった。
感想待ってます!
誤字ってたりしたら言ってね?
ファンレター欲しいな(*´꒳`*)
ごめん。作り替えたンゴw
これで合ってる?
短編なのに長編だったわw
質問箱!
https://peing.net/ja/lala1106
待ってます!
君が死にたいと言うから…《1話》
初心者が書いたので温かい目で見てください。
なんか短編なのに短編じゃなかったねw
編集しました!
ララの本音とか入ってて病み要素ありなので苦手な人は退出した方がいいかも?
自己判断で。
『FAST DAY』
今日はあとはもう帰るだけだ。
そう思った。
ホームルームのせんせーの話を聞いて…
「じゃあ、四月一日と如月よろしくな。」
ん?
なんか用あったっけ?
ま、あとで流莉に聞いてみるか。
なんか今日あった?
と僕が聞くと
流莉が少し怒りながら
「もう!忘れたの?今日の放課後は明日の文化祭の準備があるって言ったよね!?」
あー。
なんかそんなこと言ってたな。
だるいからさっさとやっちゃおうぜと言うと、
「は〜。流夏何もわかってない!うちのクラスが何やるかわかってる?」
えっとなんだっけ?
あ!確か劇だよな?
なんか流莉と僕がダブル主演の…思い出すだけでも恥ずかしい…
なんであんなことになったんだっけ。
あ、クラスの女子が恋愛物の劇をやりたいって言って、なぜか主演に僕達が選ばれたのか〜。
風邪で休んでて忘れてた!
ん?でもなんで僕達だけなんだ?
「あ、そうか流夏はしらなかったよね。他のシーンは全部撮り終わっててあとは私と流夏の
シーンだけなんだ。」
「しかも、今年はコロナだから動画で撮って各クラスで見る形になったから。」
「はい、台本。」
(台本を読んで。)
はい??
なんだこの甘々な恋愛物は?
誰が考えたんだよw
え?これをやるのか?
無理でしょw
こんなのこいつとできるはずない!!
「じゃあ、シーンとるよ。」
早くない!?と抗議するが流莉は全然聞く耳を持たない…
えっと、なんて美しいんだ…?
「ちょっと!ストップ!ストップ!」
「なにそれ?雰囲気が全然違う!!!」
「えーとなんていうか、、、ここはロマンチックな感じで!!」
って流莉もわかってないじゃないか!
僕がそう言うとなんかおかしくなって2人で笑ってしまった。
これが僕達の日常。
そして、なんとか全てのシーンが撮り終わり2人で帰ることになった。
「ちょっと、トイレ行ってくるから待ってて」と言われたのでトイレのそばで待っていることにした。
まわりを見てみると誰もいない。
明日のために残っている人もいたが、さすがにもういない。
だってもう6時を過ぎたあたりである。
文化祭前日のため、全部活休みのためなおさらだ。
ん?
ふと窓に目をやると、急にまぶしい光がした。
一瞬だったからなんの光かはわからないけど、、、
「おまたせ〜。帰ろっか。」
流莉が出てきた。
うんと返す。
すると、流莉が
「ちょっとこの後時間ある?寄りたいとこがあって。」
と、言われた。
まぁ特になにもなかったので、
「じゃ、付いてくよ。」と言った。
そして、流莉が向かったのは、
『屋上』だった。
そして、冒頭に戻る。
はぁ???
(謎の沈黙)
え、なんで?
僕の頭の中はクエスチョンでいっぱいだった。
「理由は聞かないで…」
いや、聞かないとダメだろ(?)と日本語なのかよくわからないことを言うと、
流莉は笑っていた。
笑っているというか苦笑の方があっているような気がする。
「自分が誰なのかわからないんだよね。」
「誰も信じられないし、怖い。」
流莉がぽつぽつと小雨のように話していく。
「どうせ、あんたも生きろって言うんでしょ?」
「綺麗事ばっか並べて、事実を隠そうとする。」
「なんで生きたい人は死んで、死にたい人は死ねないんだろうね。」
「私にとってここは生き地獄なの。」
小雨だった言葉が大雨になり、雷を落とした。
僕は何を言っても無駄だと思った。
だって普段何があっても泣かない流莉が泣いていたから。
かわいい顔がぐしゃぐしゃになっていた。
家の近くで可愛がっていた野良猫が死んだ時も、クラスで仲の良かった親友が転校した時も、僕もみんな泣いていたのに流莉は泣いていなかった。
ひょっとしたら、ずいぶんと前からそう思っていたのではないか。
僕は死んでいいよ。
それが流莉の一番やりたいことなら。
と言ってしまった。
でも最後に命日を伸ばしてくれない?
「え?なんで?」
「僕と付き合ってほしい。」
????
何を言っているんだ。僕は!?
自分でも何を言っているかわからない。
ってかその後の記憶が無い。
さいごに流莉が
「今日から“幼なじみ”から“彼氏くん”に昇格だね❤︎」と耳元で囁かれたことしか覚えていない。
ん?てかなんでそのことなんだ?
でも、とりあえず流莉がすぐ死ぬことはないだろう。
帰りにこれからのことを2人で話した。
流莉が死ぬのは二週間後。
その間に僕とこれから先も一緒に居たいと思ったら死なないでくれるらしい。
本当かどうかはわからないけど。
でも、流莉が死にたいと思っているのは事実のようだ。
感想待ってます!
誤字ってたりしたら言ってね?
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ん?って思った方!
0話読んだ??
シリーズのとこから飛べるよーん
君が死にたいと言うから…《2話》
初心者が書いたので温かい目で見てください。
なんか短編なのに短編じゃなかったねw
編集しました!
ララの本音とか入ってて病み要素ありなので苦手な人は退出した方がいいかも?
自己判断で。
《流莉が死ぬまであと14日》
今日は土曜日。
だが文化祭があるので学校に行かねばならない。
家の前集合である。
集合といっても家がとなりなのでそう急ぐことはない。
でも、待たせるのは彼氏としてどうかと思ったので集合時間の5分前に着いた。
さすがに早く来すぎたかな。とそんなことを考える。
内心だるいと思いながらも、流莉を死ぬまでに楽しませたいからと自分に暗示をかけた。
「おっは!」
流莉だ。
「待った?」
ううん。早く来すぎちゃってさ。と僕が言うと、流莉が笑う。
いつも通りに見える。
もし、僕が1、2年の付き合いだったら気づかなかっただろう。
流莉の笑い方がいつもと違ったことを。
でも、僕はそれには触れずにたわいもない世間話をする。
世間話と言っていいのかもわからないけど。
というか、こうやって流莉と二人で登校するのは何年ぶりだろう。
男女だからかわからないけれど、小学校高学年あたりから疎遠になっていた。
だから、少し嬉しい…?
ん?ちょっと待て流莉のことを考えすぎでは?
平常心、平常心と。
「瑠夏?聞いてる?」
「え?あ、今日の文化祭でどんなのがあるかだよね?」と聞くと、
「やっぱり聞いてなかった!」と、口を尖らせる。
と、不穏な空気になってしまった。
そんなムードのまま、学校の前に着いた。
すると、流莉が急に「うわぁ。やっぱすごいねーと大きな声をあげた。」
ん?何が?流莉の視線の方を見ると、それはそれは豪華に装飾をまとった校門が見える。
うちの学校の校長が美術の専門学校的なとこを出てて、賞もいくつかとっているからか、毎回張り切っている。
装飾がメインと言っても過言じゃないほどにだ。
「今年もこってるねー」
と僕が言うと、流莉が「これぐらいやんないとねー」と返ってきた。
よかった。怒ってない。
僕は安堵のため息をする。
教室へ行く途中、「私、遅れていくね。」
「クラスの人たちになんか言われるの嫌だし。」
あ、うん。
そして、クラスの教室を開ける。
中には、クラスメイトがたくさん集まっており、流莉と一緒に登校してきたことが一人にでもバレたらクラス中そして、学年中にへと広まってしまう…そんなことを考えていると、
「おはよー。」と、クラスで1,2番目に仲のいい本田が話しかけてきた。
僕もおはよーと返す。
すると、本田が、
「やっぱお前すごいなぁ。クラスのB3の一人の流莉様とあんな恋愛ドラマを繰り広げるなんてよ〜。」とからかいのように言ってきた。
ちなみにB3というのはクラスの三大美女の略で男子達が勝手に呼んでいる。
でも、そんなことが女子にバレたらやばいのでわからないように略している。
ちなみに、残りの二人は泉川雪菜さんと音葉琴音さんだ。
泉川雪那さんはモデルさんのように美しく、音葉琴音さんはアイドルのようにかわいい。
ま、うちの幼なじみには負けるがな。
「いや、こっちも好きで一緒にいるわけじゃないよ?w」
「ほんとか?w 羨ましいもんだぜw」
「ってかお前流莉のこと狙ってんのか?」
「うーん、かわいいけど俺は雪那さん派かなぁ。大人っぽくていいなぁって。」
「雪那さんか…」
正直、雪那さんはかっこいいとは思うがあんまり好印象が持てない。
あまりにもクールすぎるのだ。
僕にだけ当たりが厳しいような気もするが。
すると、先生が入ってきた。
ん?なんかいつもより早くね?
「やべ、俺席戻るわ。」
本田が自席へと戻る。
「はい、みなさん今日は文化祭一日目です。張り切っていきましょう。」
先生が文化祭前の決まり文句的な事を話している。
早く終わらないかな〜。
そう、思っていると不意に後ろから視線を感じた。
たしか後ろの席は…雪那さん。
少し後ろを向いてみると、視線をそらされてしまった。
「おい、四月一日聞いているのか?」
「え?あ、聞いてましたよ。文化祭の話ですよね?」
「そうだ。おまえと如月にかかってるんだからな。」
すると、流莉が、
「え?先生見てないんですか?最終チェックお願いしたはずじゃ」
「あー。すまん、すまん。実は装飾だのなんだのって先生達も忙しくてな、だから今日は少し早めに上がってきたんだ。」
ん?待って、嫌な予感がする。
そして、先生は笑顔でこう言った。
「クラスみんなで見ようと思うんだ!」
やっぱり…フラグ回収早いって。
これは一生の黒歴史になるな。
先生はなんの躊躇もなく、動画をスタートさせた。
あーやめてくれ〜。
自分も一緒には見たくなかった。
流莉と僕がたんたんと演技をしていく。
早く終われ。そう思っていた。
そして、やっと最終シーン。
流莉が本当に愛しているのは僕だと告げるシーン。
あれ、流莉この時指輪なんて付けてたっけ?
疲れてて忘れただけかな?
そして、映画はラストを迎えて終了した。
一応言っておくがほとんど僕と流莉しか映っていないのはクラスの連中が仕込んだことで僕たちがそうしろといったわけじゃない。
👏👏👏
盛大な拍手が鳴った。
先生は、
「結婚式ちゃんと見に行くからな。ちゃんとクラスメイト全員呼ぶんだぞ。」
と、訳の分からないことを言っている。
「あはは…そうですね。」
苦笑して返した。
流莉は顔を真っ赤にしていた。
この先生たまに冗談かそうで無い時があるから心配になる。
結婚式か…
成人するまで流莉が生きてればね…
感想待ってます!
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君が死にたいと言うから…《3話》
初心者が書いたので温かい目で見てください。
なんか短編なのに短編じゃなかったねw
編集しました!
ララの本音とか入ってて病み要素ありなので苦手な人は退出した方がいいかも?
自己判断で。
9時。文化祭スタート。
映画をただただ上映するだけなので受付二人と中で上映する人の三人だけなのでとても楽だ。
僕は3時から3時半までというラストだ。
しかも、流莉と二人で受付になっている。
あいつら…(怒)
とりあえず、流莉にいや、本田に一緒に回ろうと言うか。
「本田〜。一緒に回ろうぜ!」
すると、申し訳なさそうに。
「それはちょっと無理かな。お前には先客がいるみたいだし。」
「先客?」
反射的に後ろを向くと流莉が立っていた。
「瑠夏と回るために全部断ってきた☆」
え。何言ってんすか、この人。
なんで僕なんかと。
というか、クラスの人達にバレたくないって言ってませんでしたか?
「どこ行く〜?」
「なんで僕と…」
「やっぱりまずはクレープ屋にでも行ってみますか!」
強引に手を引っ張って行く。
「ん?流莉さん話聞いてらっしゃいますか?」
「聞いてないよ」
「は?え?ちょっと…」
クレープ屋到着。
「もう、瑠夏?せっかくの文化祭なのに楽しんでないでしょ。
楽しまないと損だよ?」
誰のせいでこんな風になったと思ってんだよ。
とほほ…
「えっと、僕と一緒に回っていいんですか?」
「何回聞くのよ!いいに決まってるでしょ。っていうか私がそうしたいの!」
???
「昨日のこと忘れたの?あんなこと言ったの初めて。今でも実感ないんだ。」
「はあ。」
「真面目に聞いてるの?」
流莉は少し怒りながらクレープを食べる。
こんな時に言うのはあれかもしれないけど、やっぱ絵になる。
「あ! さあや達だ!やっほー。」
「流莉じゃん!隣は彼氏?w」
どうやら、流莉の友達のようだ。
何て答えるんだろ。
「うーん、まあそんな感じ!それより二人はそんなに急いでどこ行くの?」
「え?知らない?なんかイケメンの怪盗が現れたらしいよ!だから見にいこうかなって。」
「え。怪盗!?」
「うん。なんなら一緒に見に行く?」
「ごめん、私達はいいかな。他に行きたい場所あるし。」
「そっかぁ。じゃあ、彼氏さんと楽しんで。じゃあ。」
流莉は手を振る。
「僕のことなんていいから一緒に行けばよかったのに。」
僕がそう言うと、
「流夏もやっぱりわかんなかったか。」
「え?何が?」
「私、あの人達のこと嫌いだよ?」
「は?なんで?あんなに楽しそうに話してたじゃん。」
「あんなのそうしないといけないからだよ。ほんとのこと話したらどうなるかわかんないでしょ?」
やっぱり流莉の闇は深そうだ。
「暗い話しちゃってごめん。次どこ行く?」
あ、切り替え早。
「うーん、無難にお化け屋敷とかどう?」
「いいじゃん、行こ!」
その時、あとでとても後悔することになることに僕はもちろん、流莉も全く思っていなかった。。。
感想待ってます!
誤字ってたりしたら言ってね?
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君が死にたいと言うから…《4話》
初心者が書いたので温かい目で見てください。
なんか短編なのに短編じゃなかったねw
編集しました!
ララの本音とか入ってて病み要素ありなので苦手な人は退出した方がいいかも?
自己判断で。
「着いたー」
「本当にここで合ってるの?すごく不気味な場所だけど…」
僕たちが着いたのは学校の敷地内にある、古い校舎だった。
「いやいや、お化け屋敷なんだから当然でしょ?w」
僕がお化け屋敷と言い出したけど、実はホラー系はちょっと…
「それにしても凝りすぎじゃないですか!?」
「そういえば、流夏苦手だったよねwホラー系w
小学校の時の修学旅行の肝試しで帰ってこれなくなったってほんとだったんだww」
「な、なんで知ってんの!?」
「めっちゃ噂されてたもんwみんな知ってるよ?w」
え、待って僕の知らない間に黒歴史広まってる説。
「怖がりなの認めるから、やめましょ?流莉様!?」
「え〜、どうしよっかなぁ。でも流夏が言い出したんだからね?その責任は取ってもらうよー!」
そのまま強引に流莉にお化け屋敷の中に入れられてしまった。
「怖いよ〜(;ω;)」
「大丈夫だって!全部作り物なんだから怖がる必要ないってw」
たしか、流莉は僕と違って全然怖がりじゃなかったな。
「で、でも…(泣)」
「手、繋ぐ?」
「繋ぐ〜(泣)」
「これ、普通逆だと思うんだけど?ww」
「弱くてすんません。」
は〜。つくづく僕って流莉より劣ってんな。
「しくしく、しくしく」
ん?泣き声?
「ついに流莉も怖くなったk…」
「私じゃないわ。見て!あそこ!」
流莉が指を指した場所を見ると井戸の淵で白い服を着た女性が泣いていた。
「ギャー」と叫びそうになったが流莉に手で止められた。
「静かに。様子がおかしいわ。あんなにリアルに再現できるかしら。
それに。最初から思ってたけど、このお化け屋敷少しおかしいわ。」
「え?それ先に言ってよ!!」
すると、さっきまで泣いていた幽霊(?)がこっちを見て言った。
「私の指輪知らない?」
ゆ、指輪? なんで?
僕たちがずっと黙っていると
「それだわ!返して、返して、返して私の指輪。」
流莉の方に向かって
ヒステリックに叫びながら近づいてくる。
「走って!」
流莉が言った。
僕たちはお化け屋敷の中を一目散に逃げた。
そして、物陰に隠れた。
「お化け屋敷にしては誰もいなさすぎじゃない?それに、ここって取り壊すって言ってたから文化祭のやる場所っていうのはおかしいと思う。」
「え、でも…」
僕が言おうとした時さっきの幽霊?がこっちにやってきた。
僕たちのことを探しているようだ。
「返して、返して、返して、私の指輪を。返せ…」
指輪?そういや流莉指輪してなかったっけ。
「流莉、左手見せて。」
「え、なんで?」
そういうことか。
「流莉、あの幽霊?の前に行くぞ!」
「なんで?」
「おい、幽霊!見ろ!これが欲しいんだろ!」
「私の…指輪…私の…」
やっぱり。
すると、みるみる幽霊から大人の女性の姿になった。
「ありがとう」
笑顔で流莉の左手の薬指からダイヤの指輪を抜く。
「この指輪はね、私の大切なものなの。彼は、私と同じ教師だったわ。新米のね。
私の方が先輩だったの。彼は私に一目惚れしたと言い、汗水垂らして働いていたわ。
買った後私に渡すと言ってこの空き教室で待ち合わせしていたの。でも彼は来なかったわ。後で知ったけど彼は過労死で倒れてここに向かう途中交通事故に遭ったって。私は泣き崩れたわ。受け入れられなくてずっとここで待っていたの。30年間ずっと指輪をずっと待っていたの。死んだことにも気づかずにね。彼が現世に送ってくれると信じて。」
その人は僕たちを襲ったことをとても謝っていた。
とても良い人だった。
「私はそろそろ成仏するね。」
すると、耳元で
「隣の彼女幸せにするのよ。」
そう言い残し、魂がゆうゆうと空へ昇っていった。
「天国で会えるといいね。」
流莉は満面の笑みで言う。
「そうだね。」
でも、なんで指輪は流莉が持っていたんだろう。
「流莉、あの指輪どうしたの?」
「あ、あれ?えーっとどうしたんだっけ?」
「覚えてないの?」
「うん、思い出そうとすると霧がかかってて…」
「霧?」
まさか…わかったかもしれない。
僕が黙っていると
「え、何?わかったの?」
「なんとなくね」
「おしえて〜」
「どうしよっかなー。こわがりなのを取り消してくれたらいいけど?」
「取り消す!取り消すからー」
夕陽が眩しい…
キラキラと光っている。
二人を微笑むかのように。沈んでいった。
「あー!忘れてた!」
「ん?何が?」
何か忘れてたっけ?
「受付!!」
「え?あーー!!今何時なの?」
「あと5分で開始。」
「ここから教室まで結構あるよ!?」
僕たちは全速力で教室に向かった。
感想待ってます!
誤字ってたりしたら言ってね?
ファンレター欲しいな(*´꒳`*)
君が死にたいと言うから…《5話》
初心者が書いたので温かい目で見てください。
なんか短編なのに短編じゃなかったねw
編集しました!
ララの本音とか入ってて病み要素ありなので苦手な人は退出した方がいいかも?
自己判断で。
「お前らー遅いぞ!どこで道草食ってたんだよ!!」
本田に初めて怒られた。
「すまん。すまん。ちょっと色々あってな。」
「お?何か進展あったのか?w」
本田がにやにやしながら聞いてくる。
「そんなんじゃないってw」
「ほんとか?w」
「2人共?本田くんは教室入って!仕事しなさい。」
流莉が少しほを赤くして、本田を無理矢理教室に入れた。
ん?ちょっと待てよ。この話した後隣にいるとか気まずくね?
「あんたも早く隣に座りなさいよ…」
「は、はい…」
「…………」
「…………」
「あの、今って映画やってますか?」
あ、お客さんだ。
「はい。ここに名前を書いて教室の方にお入り下さい。」
しっかりしなくては。
そうだ。そうだ。
からかわれることなんて些細なことじゃないか。
気にしない。気にしない。
「…………」
無理だーーーーー。
なんかめっちゃ気になる…
そんな風に思いながら、隣(流莉)を見ていると…
「何よ…。そんなに見られると恥ずかしいんですけど…」
「す、すいません。」
「あのさ」
流莉が話をふってきた。
「うちの学校のジンクス知ってる?昔、学校の池に心中した人がいたらしいの。」
「しんじゅー?」
「諸事情でお互いに愛し合ってるのに公に交際できなかった人たちが一緒にいることを願って一緒に死ぬことだよ。」
「え、そんなに愛し合っている人達がいたんだ…」
「うん。それはたくさんの人が命を落としたらしいわ。それは昔の話なんだけど、今もそれがあったみたいなの。
三組の藤山くんと三笠さん。あの二人失踪したじゃない?
ほんとはジンクスを信じて身を投げたんじゃないかって噂があるんだけど、どう思う?」
「えー、でもその話、昔の話なんでしょ? 今も信じてる人っているのかな。」
「でも、よく考えてみてあの二人さ、三笠さんの家は超お金持ちだったじゃん。お父さんが社長なんだっけ?だから、早いうちから婚約者探してたっぽいよ。でも、それに比べて藤山くんは大家族だからそこまでお金無いんじゃないかって。三笠さんは藤山くんのこと大好きだったから…」
「………」
なんだろう、言葉にできないけどなんか複雑な気持ちだ。
みんな同じ人間なのに愛する人も選べないなんて。
「神様は私たちのこと平等に作ったとか、人はみな平等であるとか言うけど私はそうは思わないかな。
だって、この二人かわいそすぎるよ。一緒にいるために命を落とすなんてさ。
そういう運命になったのってこの二人がこう言う家庭に生まれちゃったからじゃん。
だからさ、二人が心中したのは私は正解だと思うの。」
僕が言いたいことをそのまま言ってくれたような気がする。
でも、命を落とす事は正解だったのかはわからない。
感想待ってます!
誤字ってたりしたら言ってね?
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君が死にたいというから…《6話》
初心者が書いたので温かい目で見てください。
なんか短編なのに短編じゃなかったねw
編集しました!
ララの本音とか入ってて病み要素ありなので苦手な人は退出した方がいいかも?
自己判断で。
四時半。
「ふー。終わったねー。」
「うん」
僕たちの受け付けの仕事はこの時間で終わりなので、この後は自由だ。
「この後、どーする?」
特に考えてなかったし、聞いてみた。
「やっぱり、メインの花火は外せないよね〜。」
だから、それまでには間に合うよーになんか良さげなとこ行こー。」
「うん、五時からだからなー。結構時間があるね。」
「あ、見て見て!同じクラスの榎本さんと河合さんと山下くんだー。」
流莉が校庭にいる3人に手を振った。
「花火までに時間まだ結構あるよね? 何してるんだろう?」
「流夏はやっぱ知らないか〜ww」
「何かあるの?」
「うん、実は榎本さんと河合さんね、どっちも山下くんのことが好きなの。
榎本さんの方が先に好きになったらしいんだけど、親友の河合さんも好きになっちゃったみたい…。
河合さん、そのこと気にしててさー。しかも、榎本さんそのこと知らなくてね。
今日、二人に話したいことがあるって言われたんだって。」
「じゃあ、今日榎本さんが告白するんだね!
うまくいくといいね(*^▽^*)
でも、河合さん複雑だね…」
「うーんとね、ちょっと違うかな。話したいことっていうのは事後報告っていうか、その…
付き合ってることを河合さんに伝えることなんだよね…。
実は榎本さん知ってるの。河合さんが山下くん好きってこと。
小学生の頃からずっと仲良しだったから気づいちゃったみたい。
榎本さんも悩みに悩んですることらしいよ。」
「えーーー! そうなの!?
ってかなんで知ってるの?」
「実は二人から相談受けてて…」
これ一番複雑なの流莉では…?
流莉っていつもこんな相談ばかりされてるのか。
こうなるわけだな。
「みんなに相談されただけでこうなったわけじゃないよ?」
「今、僕の心読んだ!?」
震えた声で僕が言う。
「あ、」
流莉は、やってしまったという感じで固まっている。
僕もびっくりで言葉が出ない。
お互い何も言わなままの時間が続く。
数十秒間の沈黙の後、何かを決意したのか流莉が話そうした時だった。
何者かの黒い影がそばを通った。
「君の恋人は貰っていくよ。」
そう言い残し、何者かは去っていった。
代わりにポストカードくらいの大きさの紙を残して。
ほんの一瞬の出来事だった。
僕はその時、流莉にはもう一生会えなくなるような気がした。
追いかけようと思ったが、足が動かない。
「流莉!!」
声だけが廊下に響き渡る。
僕は黒い影を追わなかったのをその後、とても後悔することになる。
今回は恋愛のあれこれ詰めてみましたー
今後ララの実体験入れていくよ!
流莉はどこに!?
そして流莉を連れ去ったものは何者なのか…
感想待ってます!
誤字ってたりしたら言ってね?
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君が死にたいと言うから…《7話》
初心者が書いたので温かい目で見てください。
なんか短編なのに短編じゃなかったねw
編集しました!
ララの本音とか入ってて病み要素ありなので苦手な人は退出した方がいいかも?
自己判断で。
目から涙がこぼれ落ちる。
その瞬間立っていられなくなった。
僕はここで気づいた。
僕が一番愛していたものは他でもなく、“流莉”だったことを。
『近くにいることが普通だと思っていた人ほど、失うと本当に愛していたことに気づく。』
そう誰かに言われているような気がした。
僕は情けなかった。
たった一人の彼女さえも守ってあげることが出来なかった。
いや、僕は今までずっとそばで見てきたのにたのに流莉の心がボロボロになっていたことも気づいてあげられなかった。
そっちの方が正しい。
だからこそ、僕は流莉を見つけてこの気持ちを伝えるんだ。
とりあえず、涙を拭かないとな。
「大丈夫?」
顔を上げるとそこには正統派系美少女が心配そうな顔で見ている。
「あ、いえその…」
緊張してまともに話せない。
「だ、大丈夫ですよ、あはは。」
緊張で声が裏返ってしまった。
恥ずかしい。
これが隠キャである。
「そうですか…」
僕は持っていたハンカチでなみだを拭き、
「あのー、どの辺から見ていらしたんですか?」
と返した。
我ながら変な敬語だ。
「あ、つい先ほどからです。校内の見回りをしてて四月一日くんのクラスに行こうとしたら廊下で泣き崩れていたもので。」
ん?何で僕の名前を知っているんだ?
「え、僕に何か用ですか?」
「四月一日くんって面白いこと言うんですね。私ですよ。同じクラスの音羽琴音ですよ。
生徒会長なのですから、時間外まで営業している出店には声をかけないと!」
あー。そうだった。
流莉のことで気が動転してた。
四時半までで終了だから声をかけに生徒会の人が見回りにくるんだった。
それにこの子、アイドルもやりながら生徒会長も務める完璧な子だった。
「あ、すいません。寝ぼけてました。」
「四月一日くんってかわいいところあるんですね。」
天使のような笑顔で言う。
仕草もかわいい。
これがオールステータス100億満点。
「いや別にそういうわけでは…」
何だろう。なんかドキドキする。
「教室の中にも誰か残ってるんですか?」
「あ、はい本田が残っているはずです。」
ってかなぜに敬語。
「あの、さっきのことは内密にお願いします。」
「さっきのこと…?あーオッケー!
二人だけの秘密ができちゃったね“❤︎”」
いたずらっぽく笑っている。
やっぱり、ちゃんとアイドルしてるな。
ガラガラガラ
教室のドアが開く。
「お前らうるさいよ。って音羽さん!?
なんで二人で…お前やるじゃん」
本田、何言ってんだよ。
「音羽さんは見回りで来てただけで…」
「待ち合わせしてたんだよね?
琴音と回りたいからって強引にここで会おうって持ちかけたでしょ!
もう、ツンデレ〜」
え、音羽さん!?
「じゃ、お前らで楽しめよ」
不敵な笑みを残して、本田は行ってしまった。
「ほんd…」
その時、僕は白い煙を吸ってしまった。
読んでくださり、ありがとうございます!
筆者のララです!
流夏はやっと流莉の大切さに気づいたようです!
実は、『近くにいることが普通だと思っていた人ほど、失うと本当に愛していたことに気づく』というこの名言私が作ったんですよ!
えへへ、すごい?((やめなさいw
さてさて、流夏はどうなるのでしょうか!
続編をお楽しみに!
感想待ってます!
誤字ってたりしたら言ってね?
ファンレター欲しいな(*´꒳`*)
君が死にたいと言うから…《8話》
初心者が書いたので温かい目で見てください。
なんか短編なのに短編じゃなかったねw
編集しました!
ララの本音とか入ってて病み要素ありなので苦手な人は退出した方がいいかも?
自己判断で。
『流莉視点』
目を開けるとどこかの建物内に居た。
場所がわからないのは窓ガラスにガムテープが貼られており、景色がわからないからだ。
とても広い場所。
それに、私と同い年くらいの女の子が沢山いる。
日付と時間が中央に表示されている。
さっき私がいなくなった時の時間とほぼ変わりない。
そして、私は信じられない光景を見た。
「やめて!殺すことないでしょ!」
さあや?
「これがわたしの仕事だ。」
言い合っているのは泉川さん?
どういうこと?
バンッ。
銃声が響く。
さあやの取り巻きの一人が殺された。
たった今だ。
「さあや? どうしてここにいるの?」
私は声をかけてしまっていた。
「流莉!?
私は怪盗を見にいく時に眠らされて気づいたからここに居て…」
「おしゃべりはそこまでだ。お前もあいつと同じ運命になるんだからな。」
「泉川さん!どういうこと?
なんでさあやたちは死なないといけないの?」
「それは後で説明する。まずはこいつの始末からだ。」
泉川さんの冷酷な声が響いた。
「やめて、やめて…」
さあや
そのあとには銃声が。
「さあ、君にもなんでここに居るか、説明しよう。
まず、君には恋愛ゲームを行ってもらう。
第一ステージはこれだ。」
すると、プロジェクターの写すやつ(名前分からん)が出てきた。
そして、なにやら映像が流れた。
流夏だ。
「泣いてる?」
「そうだ。四月一日流夏は君がいなくなったことで絶望して泣いている。
そこでだ、我々はここである人物を投入させる。
そう、誘惑だ。
これを我慢できるかどうかで、君の運命は決まる。
このメーターを見ろ。これは、やつの相手に対する好意のメーターだ。
これが満杯になった時君には死んでもらう。
簡単だろう? だって君たちは恋人同士だ。
それに、君たちは幼なじみだとそう聞いている。」
リストらしきものを見ながら言う泉川さん。
「なんで、こんなことをするの?
このゲームに誰も得をしないわ。
それに、どうしてあなたが関わっているの?」
私は泉川さんの目を見て訴えた。
「それは…
そんな事、君は考えなくていい。
全ては上からの通達だ。
それにこれは“私の仕事”でもある」
冷酷な声で話す。
「わかったわ。
そのゲームとやらを始めてちょうだい。」
このままだと、らちが明かないので了解した。
「物分かりが良いですね。
それでは。」
不敵な笑みを浮かべると同時に止まっていた動画がスタートする。
緊張するな。
でも、流夏のことだ。
きっと…。
ん? ちょっと待って私たちって別に恋愛感情なく無い!?
だって付き合ったのって…
それに好きなんて一言も言われてないんですけど?!
いきなり、流莉視点になってすいませんw
流夏じゃないの?って思ったよね?w
なんか日常じゃなくなってますね。
日常系求めてた人すんません
感想待ってます!
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君が死にたいと言うから…《9話》
初心者が書いたので温かい目で見てください。
なんか短編なのに短編じゃなかったねw
編集しました!
ララの本音とか入ってて病み要素ありなので苦手な人は退出した方がいいかも?
自己判断で。
やばいよ
私まだ死にたくないよ
流夏とまだ一緒に居たい。
お願い、
“何このかわいい子。”
え、流夏?
画面の流夏が言う。
「10上がりました。」
機械の音声が言う。
ちょっと待って、あれって音羽さん?
「やはり、男は愚かだな。」
泉川さんが呟く。
“音羽さん、かわいいな”
「50%」
機会音声がまた言う。
“オールステータス100億点満点の可愛さだ”
「四月一日流夏の心拍数上昇」
機械音声で何度も繰り返し言われる流夏のこと。
「やっぱり納得できない。
そもそもこの映像が本物かどうかもわからないのにこんなゲームするなんて。」
機会音声と流夏の声が流れる。
でも、そんなの私は気にしない。
今は、このゲームにイラついてたから。
いや、違う。
流夏にイラついてたかもしれない。
“満タンです。”
「お、どうやら終わったようだな。如月流莉、私からの個人的な殺意は無いが君には死んでもらう。
悪いな。私も心が痛むよ。」
さっきの私の言葉が聴こえていなかったように泉川さんは言う。
「さっきの私の言葉聞いてた?」
「いや、その嘆きは地獄でしな。」
拳銃を撃ってきた。
すかさず避ける。
「実は、昔ちょっとばかり命のやりとりをしててね。こういうことには慣れっこなんだ。」
「くそ、なぜ当たらない。」
何発も撃つ泉川さん。
「今ので10発。その拳銃は10発しか撃てない。
つまり、ジ・エンドだ。」
私はその瞬間泉川さんのみぞおちを蹴った。
急なシリアス展開来ました!
流莉は一体何者なのでしょうか…
感想待ってます!
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君が死にたいと言うから…《10話》
やっほー
お久しぶりです!ララです!
みんな待ってた?
待ってる訳ないかw
それではお話の世界へレッツゴー!
血を吐く泉川。
さすがに殺しはしない。
気を失っている。
「立場が逆転したな。」
「っく、、。お前、何をする気だ。」
「大したことはしないよ。 君には君の事情がある。
私は生きたい。 公平性にするためだ。」
流莉は泉川さんの銃を奪う。
「さっきとまるで違うのはなぜだ?」
血を吐きながら喋る泉川さん。
「あー、そのことか。私は如月流莉ではない。
ちょっとばかし、体を借りているだけだ。
さっき、お前が攻撃しそうになったからな。
もし、私がいなかったらこの体の持ち主、如月流莉は死んでいただろう。」
「身代わりというわけか、ならお前に用はない。
如月流莉ではなかったらこのゲームの意味はない。
ということで、一時帰宅してもらう。」
「身代わりではないが、まあいい。
それはお前の独断だが、ボスに知らせなくていいのか?」
「ふっ、冗談を。
もう、始末済みだろ。」
そう言うと、どこかに電話をかけた。
“おかけした電話番号は、現在使われていないか…”
「気づいていたみたいね。」
「お前、[漆黒の狼]の称号をもつカミラだろ?」
数秒の間。
「誰だい? それは?
知らないね。
それより、じきに警察が来るだろう。
逃げなくていいのか?」
「そうか」
すると、パッと泉川が消えた。
「たぶん、やつは人間ではないな、
私と同じ世界のものだ。」
今回、短くてごめんなさい、、、
最近忙しくて。((言い訳
いや〜ちょっと厨二病入ってるw
感想待ってます!
誤字ってたりしたら言ってね?
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君が死にたいと言うから…《11話》
おはよー
今、朝の8時なんだけど超絶眠い(@ ̄ρ ̄@)
今日はミニオンの映画見に行くんだ〜((どーでもよw
それでは、小説の世界へレッツゴー!
ピーポーパーポー。
ピーポーパーポー。
なんの音だろう?
「大丈夫ですか?
傷がこんなに、」
「少しめまいが…
ここで何があったんですか?」
「あなた、ここにいたのに覚えていないんですか?」
「ここに着いたあたりから記憶が無くて…」
「それは大変だ、すぐに病院へ」
たくさんの女の子が救急車に乗せられ運ばれていく。
私もその中に混じる。
おぼろげに曇った視界。
「流莉!流莉!」
誰かが私を呼んでいる。
あなたは誰なの…あなたh
ここで私の視界が真っ黒に染まった。
「流夏に会いたい…」
《流夏視点》
ここはどこだろう?
確か、流莉がいなくなって、音羽さんと…
ん?
手が縄で縛られている。
「おはようございます、流夏くん。」
「音羽さん? ここはどこなんですか?
これ解いてくださいよ。」
「いっぺんに質問するの禁止!
まず下の名前で呼んでよ〜」
「え、何を言って…」
「ここは秘密の場所。
黙って私の言うこと聞いといた方が身のためだと思うよ?」
音羽さんはいつもと違う口調で僕に顔を近づけて言う。
1時間後。
「………琴音…」
「よくできました!」
音羽さんはまるで赤子をあやすように僕に褒めてくる。
「なぜ、僕にこんなことを…?」
「まだわかんないの〜?
琴音、流夏のことが大好きだからだよ!」
「え!?」
「でも、琴音はアイドルだから恋愛禁止なの…
ここならイチャイチャできるでしょ!」
「……僕には彼女がいて…」
「そんなの知っているわよ。
如月流莉とお付き合いされているのでしょう?
あんなブスより私と付き合った方が何倍もいいに決まっているわ。
あの子は一般人、私はアイドル、
どちらがいいか、
頭の悪い人でもわかると思うけど?」
「それを言ったら、僕も一般人ですが…」
「ノープロブレム!(問題なしという意味)
私が選んだ男よ?
だからバカな選択はしないでねー
5分間、考える時間をあげる。
それまでにどちらを取るか選んでね!」
そのまま、彼女は別の部屋に行ってしまった。
僕を拘束したまま。
どういうことだ?
音羽さんが僕のことを好き!?
そんなことあるのか?
同じクラスではあるが、テレビや雑誌に引っ張りだこのアイドルで、
生徒会長だぞ?!
たしかに、音羽さんはかわいくていい子だけど…
流莉とはなんか違う。
一緒に居た時間が違うのだ。
流莉は生まれた時から一緒、音羽さんは…中学からだし。
それに、さっき僕に見せた顔は僕も知らない音羽さんの顔だった。
ん? でも、流莉は僕のこと好きなのか?
それに、まだ流莉に僕の気持ちも伝えていない。
あと、流莉のことを僕は理解していない。
僕は、流莉を愛する資格があるのか…
好きの定義ってなんだろう。
僕は5分間ずっとこのことを考えていた。
「流夏ー!
答えは出たー?」
5分間きっかりに彼女は来た。
「はい、出ました。
僕は、あなたと付き合えません」
「どうして?
あいつより私が劣っているとでも言うの?
あーもう、手荒なまねはしたくなかったのにな」
すると、どこから持ってきたのか、拳銃を僕に向けようとしてくる。
「ちょっと待ってくれ、
だからと言って音羽さんのことが嫌いなわけではない。
音羽さんはかわいくて、いじめられてもめげずに
仕事をこなしつつ、学校にもちゃんと来て、生徒会長としても頑張っていて
しかも、影で頑張るタイプなのは知っている。
一週間前の昼休みに校舎裏にいただろ?
クラスの陽キャの女子にその…牛乳をかけられてたのを見たんだ…
あとほぼ毎日公園で一人で練習してるだろ?
よく塾の帰りに見かけるんだ。夜遅くまで…」
「もうやめて!
なんでそんなことあんたが知ってるのよ!」
音羽さんは拳銃を落とした。
「あれはたまたま見たって言うか…その…」
やばい、怒らせた!?
「やっぱり、流夏は優しいね」
?
アイドルとは思えないほど顔が涙と鼻水でぐしゃぐしゃになった
顔で笑顔で言う。
まるで、そこにだけ日の光が当たってるみたいに。
そして、泣きながら僕に語った。
「私は小さい頃にスカウトされてからずっといじめられてきた。
でも、頑張れたのはファンがいたから。
人一倍練習して、成果を出せばいじめっ子も認めてくれるんじゃないかって
思ってた。
だけど、現実は甘くなかった。
いじめはひどくなる一方で、相談しようにも、
そんなこと、マネージャーやプロデューサー、ましてやファンにバレたら
私自身も事務所にだってダメージを受ける。
でも、流夏の言葉で私の人生は変わった。
いつも、何気なく優しく接してくれて私の心はポカポカになる。
幸せだった。
けど、いつも流夏の隣には如月流莉がいた…
みんな、二人はお似合いだって祝福してた。
公言しなくてもわかるよ。付き合ってることくらい。
お互いに信頼し合うってこういうことを言うんだって思った。
でも、私は微笑ましくなかった。
あいつがいるかぎり、私は幸せになれない。
それに気づいたからこの場を用意したの。
でも、馬鹿みたい。
こうなるって最初からわかってたはずなのに。
さっきの流夏の言葉で我に返ったよ」
「じゃあ、僕のこと解放してくれるんだね」
「うん、いいよ。
でも、少しお話に付き合ってくれるかな。
まだ時間が残ってる」
時計を見せてきた。
「う、うん」
時間? この部屋を借りる時間かな?
なんの話…?
「知ってる?
誰かの不幸の上に人の幸が成り立ってるんだよ。
今回の場合もそう。
私が流夏から手を引くから、如月流莉と幸せになれるの。
でも、これっておかしくない?
なんで私がこの身を犠牲にしてまで二人を幸せにしてあげなくちゃなんないの?
そんなの嫌だよ…」
「僕は…」
「な〜に?」
怖い笑顔で尋ねてくる。
ひるまずに…
「僕がもし、好きな人が別に好きな人がいてお互いに愛し合っているなら、身をひくかな…」
「は? なんでよ」
今度はにらみながら尋ねてくる。
「僕は好きな人の幸せが“僕の幸せ”だからだよ
好きな人が幸せなら嬉しいし、その幸せに僕が必要ないなら身を引く。
辛いけど、好きな人の幸せを守りたいから」
「うわ〜ん」
「あわわ」
泣いちゃった〜
どうしよう…
「い、いつか絶対振り向かせてやるんだから!
待ってなさい!」
音羽さんは走って部屋を飛び出してしまった。
「え、ちょっと…」
この後、僕に何があったか憶えていない。
覚えていることといえば眠ってしまったことくらいだ。
流莉の記憶が無いってことはつまり…
流夏のこと監禁するって音羽さんなかなかやりますねw
でも、音羽さん陰で努力してたんだね…
なんか泣けてくる←自分で書いたのに!?
感想待ってます!
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君が死にたいと言うから…《12話》
みんな、久しぶり〜
全然投稿してなくてごめんね🙏
たぶん、作者のことあんま興味ないと思うので、
お話の世界へレッツゴー!
起きると、僕は学校の廊下だった。
あ、流莉のことすっかり忘れてた…
僕は学校を飛び出し、走り回った。
「流莉! 流莉!」
僕はいろんなところを探し回った。
でも、流莉の姿はどこにもなかった
僕は疲れ切って、駅のベンチで休んでいるとビジョンに突然臨時ニュースが流れてきた。
「速報です!
十六夜地区の3丁目の突如現れたビルで発砲事件があった模様です。
しかも、[怪盗〕に誘拐された女の子達がそこで何人も倒れていたということです」
画面が変わり、生中継の映像が流れた。
火事があったのかと思えるほど、救急車や消防車が次々と建物の敷地に入っていく。
「なお、犯人は見つかっていないようです」
僕は、何だか胸騒ぎがした。
十六夜地区ってここからすぐ近くじゃないか!
もしかして、あそこに流莉が…
僕は居ても立っても居られなくなった。
気づくと僕は走り出していた。
「流莉…無事で居てくれ…」
僕は、天に願いながら必死に走ってそこへ向かった。
着くと、救急車に運ばれていく女の子たちの姿があった。
「流莉! 流莉!」
僕は、無我夢中で流莉の姿を探した。
「流夏に会いたい…」
「流莉…?」
声のする方を向くと、血だらけの流莉が目をつむっていた。
一粒の涙を流して。
「流莉…
嫌だよ、早すぎるよ…
もう少しだけ生きるって言ったじゃん、
なんでよ…
これからだったじゃん、
僕と流莉がちゃんと話すようになって…
これからいろんなことするはずだったよね…
僕の大好きな流莉…
なんでよ…」
僕は泣いて泣いて泣きまくった。
たぶん、人生で流すであろう涙を全て流したと思う。
「あなた、この方の恋人ですか?
でしたら、救急車にお乗りくださいい」 「ほっといてくれ…
今はそんな気分になれない」
「ですが、この方の命に関わることですので」
「すいません、乗ります」
僕は、何を言っていたんだ。
僕はそのまま流莉と一緒に救急車に乗り込み、病院に向かった。
流莉…。
これ書いてる時、泣きそうだった(T ^ T)
流莉と流夏のイラスト描いてくれる人いる〜?
いたら、ファンレターでもすしすきーでも送ってきてね〜
たぶん、いないと思うけどw
感想待ってます!
誤字ってたりしたら言ってね?
ファンレター欲しいな(*´꒳`*)
君が死にたいと言うから…《13話》
みなさん、お久しぶりです!
何ヶ月ぶりなんだろ…?
忘れてないよね??
ちょっと忙しくて投稿できませんでした!
すいません!
それでは小説の世界へレッツゴー!
病院に着くと、そのまま緊急手術が始まった。
「お願いだから、無事でいてくれ…」
僕はお母さんに電話をしてことの経緯を説明した。
お母さんは突然のことで言葉が出てきていなかったが、しばらく経ってから、
「お母さんも行くからそこで待ってなさい。」
と言われた。
しばらくして流莉の母親と僕の母親がやってきた。
手術は次の日までかかった。
そして、先生が出てきた。
「先生、流莉は助かるのですか?」
僕は血相な顔で尋ねた。
「一命は取り留めました。
ですが、元から付いていた傷のせいで手術が難航しました」
「元から付いていた傷…」
「はい、事故の時より前に出来た傷です
ですが、一週間ほど入院すれば退院できますよ」
「一週間もですか!?」
「恋人のことを思うのも大事だが、君も寝てないんじゃないか?
一回、家に帰りなさい」
「はい…」
流莉の意識が戻るまでそばに居たかったが、医者に言われては仕方ない。
そして僕は家路に着いた。
その日、僕は全く寝付けなかった。
流莉のこともあるが、一番気になるのはなぜ流莉がさらわれたのか。
流莉がさらわれなければ、こんなことにはならなかったはずだ。
それに、謎の組織と音羽さんはどういう関係なんだろう。
そもそも、同じ犯人なのか…?
“第一幕 終了”
はい、ってことでね第一幕が終了しました!
どうでしたか?
んー、なんかファンレター最近あんまり届かないから反応がわかんないんだよねー((?
感想待ってます!
誤字ってたりしたら言ってね?
ファンレター欲しいな(*´꒳`*)