--- め…さ…めめさん！ --- めめんともり:はっ…! iemon:やっと起きましたか…! めめんともり:ここどこですか…? 大体､見渡すと大理石で出来た宮殿のような場所に一台のモニターがあった あと､他のメンバーの皆さんも… iemon:俺にも分かりません ヒナ:ルカ兄…！こ、怖いよぉ！ ルカ:大丈夫､大丈夫だから落ち着けっ… 茶子:ここ…どこなんですか？ れいまり:どうしてこんな所に…? ぐさお:皆居る…でも、なんで？ 八幡宮:分かりませんよ… みぞれ:ど、ドッキリかなんかなのだ？ メテヲ:デスゲーム…とか？ レイラー:め、メテヲさん怖いこと言わないでくださいよ… ぜんこぱす:そうだよね!きっとドッキリだよ！ latte:誰が仕掛け人なんですか! うぱぱろん:早く出てこいよ…! ガンマス:本当にドッキリなの…？ ?:あっ、やっと皆起きた〜♪ みぞれ:モニターが…! ?:皆､今ここがどこ〜?とか話し合ってた感じ?w めめんともり:そうですが…？ ?:やっぱ､昔から何も変わってないなー…､つまんなっ ルカ:は…？ ?:まぁいいや ?:君達には今からあみだくじをして貰うんだ〜 ぐさお:あ､あみだくじ？ ?:ただのあみだくじかと思ったら大間違い! ?:君達が今からやるのは〜… --- 死のあみだくじだよっ♪ ---

れいまり:死のあみだくじ…？ ?:そう!最後の1人になるまで帰れません! iemon:は？警察呼びますよ…? ?:よくポケットの中身見てみなよ レイラー:携帯がない⁉︎ 茶子:私も… ぜんこぱす:俺もです… ?:そうでーす!なんと､この僕直々に連絡手段を全部なくしました! メテヲ:くそがよ… ?:なんとでも言えばいい ?:だって、運が良ければ生きて帰れるんだからね めめんともり:そうゆう問題じゃ…！ ?:ﾊﾞﾝｯ(弾がめめんともりの横を通り抜ける) ?:次反抗したら問答無用で当てるから iemon:っ… ?:それじゃ、この白紙に名前を書いてねっ♪ --- 私達はモニターのあいつの言う通りにするしかない為仕方なく白紙に名前を書いた --- ?:うんうん､ちゃんと書いたね､それじゃあ､死のあみだくじ… ?:スタート! ?:ありゃ…運が悪かった子は八幡さんとヒナちゃんだね〜 八幡宮:嫌…だ 八幡宮:私､ここで死ぬの…? ヒナ:嘘っ… めめんともり:八幡さんっ…､ヒナちゃん… ルカ:大丈夫だ、きっと､あいつの言うことなんて嘘だから…! ?:ふーん?そんな事言うんだ〜 ?:じゃあ､それが嘘か柊鳴ルカ､君自身で確かめてみよっか〜 ルカ:う、あ、頭がっ… 茶子:ひなにいさん…？ ?:柊鳴ルカ､八幡宮とヒナを殺せ ルカ?:はい､承知しました --- そう言ったひなにいさんは､いつものひなにいさんとは違う｡それは一目見て分かった --- --- だって､いつものひなにいさんなら妹と仲間を殺すはずない… --- ヒナ:ルカ兄っ…今までありがとう! 八幡宮:ルカさん､私はルカさんのこと最期まで好きでしたよ! ﾊﾞｧﾝｯ(発砲した音) --- そう､《《いつものひなにいさんなら》》 ---

?:それじゃ､次…と言いたい所だけど､君達のメンタル的に休憩時間を1時間与えよう ?:それじゃ、1時間後にまたね〜♪ そう言ってモニターの人物はどこかに行ってしまった だけど今そんな事はどうでもいい 今はとにかくルカさんを…! ルカ:なん、で…俺があんな事言ったか、ら… みぞれ:ルカさんは悪くないのだ! latte:そうですよ!､モニターの奴が悪いんです! レイラー:あいつが死のあみだくじをやるとか言ったから… ルカ:俺がっ…俺が殺したんだよ! めめんともり:皆さん､やめてください! うぱぱろん:なんでですか! めめんともり:ひなにいさんが悪くないのは事実です れいまり:なら…！ めめんともり:ですが、反抗したら死ぬ可能性があるんですよ…! めめんともり:あいつは､何時どこで私達を見てるか分かんないんですから… ぐさお:あの、さっきまで､頭がパニックでよく分かってなかったんだけど… ぐさお:今思うと､あのモニターの人って何者なの…？ iemon:そういえば確かに…! メテヲ:フードを被っててよく見えなかったけど､子供ぐらいの背丈だった気がする… 茶子:じゃあ、私達を巻き込んだのって子供なんですか…？ ガンマス:確証はないけど､多分そうですよ latte:なんで子供がこんなこと…？ ?:あれ〜､僕のこと話してるの? ?:いや〜､人気者だと困るなぁ､すぐに話題にされちゃうからさ♪ みぞれ:貴方って何者なのだ…? レイラー:名前は…? ?:もう聞き飽きたよその質問…､でもしょうがない、僕が特別に質問に答えてあげるよ ?:まず何者かだけど… ?:ただ死と絶望を喰らう悪魔…つまり死と絶望を好んでいる悪魔だよ ぐさお:悪魔… めめんともり:それで名前は! ?:うーん…､僕に名前はないしなぁ… ?:あっ、でもこの｜身体《器》の名前ならあるよっ! れいまり:か、｜身体《器》？ ?:そうだよ､確かこの｜身体《器》の名前は… 春?:春だよっ 春と名乗る人物は､不適な笑みを浮かべながら深く被っていたフードをとった 私達は一回だけ春という人物と面識がある だが一回だけしか会っていなくてでも分かる､この人物は明らかに春ではない 見た目が少し違うのもあるが、喋り方も表情も何もかも全てが違う 茶子:春…なの？ うぱぱろん:でも喋り方とか全然春じゃない… 春?:あぁ…安心して､この｜身体《器》はコピーして僕が乗り移ってるだけだからさ♪ 春?:それに､記憶から探って喋り方とかも似せる事も出来るし〜? 春?:あとさー､｢ルカさんは悪くない｣とか言ってるけど… 春?:八幡宮とヒナを殺したのは柊鳴ルカという事実は変わらないから♪ ルカ:やっぱり俺が殺してっ…俺のせいで死ん､で… iemon:ルカさんっ…! 春?:あははっ!､良いねぇ…その絶望した顔っ!最高だよ… latte:お前は黙ってろ!､それにまだ1時間も経ってないでしょ? 春?:…まぁ、その通りだね 春?:お望み通り黙っててあげるよ 春?:それじゃあ、またね〜♪ 少しあいつの態度に腹が立ったが､それ以上にひなにいさんが悲しい顔をして苦しんでいるのが耐えられなかった めめんともり:ひなにいさん、自分をそんなに責めないでください! ルカ:で、も… めめんともり:最期に2人は笑っていましたよ… ルカ:っ… めめんともり:だから､2人の分まで生きてください! めめんともり:これ村長命令…仲間命令ですから! ルカ:…分かりました

iemon:ルカさん､落ち着けましたか…？ ルカ:は、はい…迷惑かけてすみませんでした みぞれ:誰でもああなるのは仕方ないと思うのだ… iemon:俺でも､きっと同じようになっていたと思いますし… 春?:おっ、皆元気そうだね〜! メテヲ:どこを見たら､そんな事を言えるんだろうな…(小声) 春?:聞こえてるよ〜? 春?:ま、いいやっ､慣れちゃったし うぱぱろん:(心の声:慣れたってどうゆう事だ…?) 春?:それじゃあ…第二回死のあみだくじ… 春?:スタート‼︎ 春?:おめでとう!｜あたり《死》を当てた運が悪かった子達はみぞれさんとうぱぱろんさんでーす! レイラー:嘘…!､嘘だと言ってよ… 春?:あれ〜?､まだ信じてない子が居るの〜? 春?:もう既に殺されちゃった子が2人も居るのにさぁ… ルカ:うっ… めめんともり:ひなにいさん!? ルカ:大丈夫です、死体の光景を思い出して吐き気がしただけなので… ぐさお:休んだ方がいいですよ… 春?:それじゃ､何か話してる所悪いけど､まだ信じてない子に｜頼もっかな〜《殺してもらおっかな〜》 レイラー:うぐっ…あ、あ…？ れいまり:お、おいレイラー⁉︎ ルカ:俺の時と同じだ… ガンマス:え？ 春?:レイラー､うぱぱろんとみぞれを殺せ レイラー:はいっ、承知しました みぞれ:レイラーさん､あの時救ってくれてありがとうございました! レイラー:…! --- 幼い頃 みぞれ:いっ、痛いのだ!やめてくれなのだ! A:じゃあ､その｢のだ」やめろよw B:てかさ〜…みぞれちゃんって､なんか雪女みたい みぞれ:え…？ C:それな〜w D:まじで分かるw､なんで髪の毛白いの？w みぞれ:ううっ… A:あれ〜泣くの?､こっちがわざわざ相手してやってんのに？ みぞれ:だってぇ…怖いからぁっ… C:何その態度､また殴られたいの? --- ｶﾞﾗｧｯ(扉が乱暴に開く音) --- レイラー:いじめなんかやめろ!! A:えっ、なんで他クラスの奴が… B:そ、そうよ！教室帰りなさいよ! レイラー:他クラスなんか関係ない D:はぁ？ レイラー:そんな事より… レイラー:お前がその子を殴って良い権利があるなら私にもお前を殴って良い権利があるんだよな?ｶﾞｼｯ(Aを掴む) A:ﾋｲｯ!す、すみませんでしたっ！ レイラー:は?､謝る相手間違ってんだろ B:私は､そいつに言われてっ…しょうがなくやってただけでっ…！ レイラー:でも､その子を傷付けたのは変わらないだろ? D:それ、は… レイラー:お前らもだよ!(クラス全員に視線を向けながら) レイラー:なんで､見てるのに知らん振りしてるんだよ! レイラー:助けてやれよ! E:その､助けたら殴られそうでっ… F:そ、そうだったんだよ!怖かったんだよ! レイラー:1番怖かったのはその子だろ? F:…っ レイラー:全員､その子に対して謝れ! レイミゾ以外:いじめてごめんなさい! みぞれ:もう､いじめないのだ…? C:うん､絶対にしないよ みぞれ:なら…許してあげるのだ レイラー:その子が許してあげるなら私はもう何も言わないよ レイラー:でも次いじめたら…分かってるよね？ A:はいっ！ レイラー:なら良い そう言って急に教室の中に入って来た女の子は行ってしまった --- レイラー:私はっ…､殺せっ､ない… 茶子:レイラーさんの様子がっ… 春?:嘘だろ…？こ、こんなっ…こんな事今までっ…！ レイラー:みぞれっ…さん！ みぞれ:レイラーさん…どうしてナイフを自分に向けてるのだ…? レイラー:…絶対に生き残ってくださいね! --- ｸﾞｻｯ(ナイフが刺さる音) --- そこには､虚な目をした段々と冷たくなって行く｜少女《死体》があった＿｡ latte:っ…⁉︎ ぜんこぱす:じ、自殺…? みぞれ:レイラーさん…？どうして､こんな冷たいのだ…? みぞれ:嫌だぁっ!返事をしてよぉ！レイラーさんっ…！ みぞれ:どうしてっ…私を殺さなかったのだ…？ みぞれ:私はレイラーさんに生き残って欲しかったのに… その日の犠牲者は2人だった 1人目は自殺し､2人目は心に傷を負った 何せ希望の人が死んでしまった､そんな状況ならこんな状態になってもおかしくない でも､私達は何もできなかった ｜希望を託した少女《　　レイラーさん》と｜絶望で泣き叫んでいる少女《　　　　　　　みぞれさん》を見ていることしかできなかった

春?:まさか僕の…いや､でも…ま、まぁいいや！ 春?:それはそうと､僕としても君達としても休憩時間を与えてあげよう 春?:それじゃあ､また1時間後ね〜… 誰も口を開こうとしない そりゃそうだろう､もう目の前で3人も仲間が死ぬ様子を私達は見たのだから うぱぱろん:あの…！ そんなこんなで数分間の沈黙を破ったのは殺されるはずだったうぱさんだった 茶子:ど、どうしたんですか…? うぱぱろん:その､春の様子がおかしい気がするんです latte:なんでですか? うぱぱろん:さっきまでは､気楽そうだったのに急に動揺したり､｢慣れた｣とか気になる言葉を言ってたりしてたので… みぞれ:なんで､あいつは人が死んだのに気楽そうなのだ… みぞれ:なんでレイラーさん達が死ななきゃっ…! ルカ:みぞれさん…! ルカ:大切な人が居なくなる苦しみなら分かるから… みぞれ:うるさいのだぁ! ルカ:っ…すみません… ぐさお:今はそっとしておいた方がいいですよ… iemon:それはそうと､あの春は本当に謎が多いですね… 茶子:確かに､前にもデスゲームをやっていたとしても謎が多すぎます… ガンマス:そうゆうの、もうやめましょうよ めめんともり:ガンマスさん､それってどうゆう… ガンマス:こうやって仲良しごっこするのはもうやめませんか?って言ってるんです れいまり:仲良しごっこってっ…! ガンマス:いい加減皆さん現実を見てください ガンマス:最初に､あの偽春が言ってましたよね?運が良ければ生き残れるって ぜんこぱす:それはっ…そうですけど… ガンマス:ならば､もう信じれるのは｜自分《運》だけです ガンマス:あとさ､私はこの中に内通者がいると思ってるよ めめんともり:そんなこと誰も｜賛成《信用》する訳が…！ メテヲ:すみませんが､俺もガンマスさんの意見に一理あります みぞれ:私もなのだ…! めめんともり:なんで､ですか… メテヲ:だって､もう3人も死んでて… めめんともり:なんで､こんな簡単に私達の絆を壊すんですか! ぐさお:めめさん落ち着いて! めめんともり:どう、してっ… iemon:めめさん､村長の貴方が落ち着かなかったら､これ以上に統一がなくなりますよ… ルカ:めめさん､あの俺は多分大丈夫だから､他の人達を頼みます… めめんともり:皆さん…頼ってくれてありがとうございます! ガンマス:人の話…聞いてた? れいまり:めめ村のメンバーにまともに話聞く人が居る訳ないじゃないですか! めめんともり:なんか悪口に聞こえたんですけど…? れいまり:カオスだから楽しいって意味ですよ〜… ぜんこぱす:それよりもっ､内通者ってどうゆう事ですか? ぐさお:恐らく､私達をこんなデスゲームに巻き込んだ関係者って事じゃないですか…? ガンマス:そうゆうことっ ガンマス:私が怪しんでるのは… --- 茶子さん｡貴方ですよ ---