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目次
猟犬兼探偵社員 ✯0✯
名前:二葉亭ひみの
年齢:22歳
誕生日:8月11日
身長:160cm
体重:39kg
体型:痩せ型
髪色:白から毛先に向かって朱
髪の長さ:膝裏まで
目の色:朱
胸:大きい
くびれ:綺麗なライン
尻:美尻
好きなもの:猫
お酒
喧嘩
音楽
蟹
味の素
お菓子
辛い物
金
武装探偵社
ポートマフィア
好きな時間:4人でLupinで過ごす時間
中也と太宰治の愚痴り大会をしている時間
自殺のことを考えている時間
嫌いなもの:犬
予想通り
無駄な知識
茄子
茸
花
仕事
天人五衰
時計塔の従騎士
鼠
組合
嫌いな時間:無駄なことをしている時間
仕事している時間
趣味:料理
作曲
自殺
座右の銘:「此の世の情報は凡て把握するべし」
師匠:夏目漱石
弟子:中島敦
芥川龍之介
立原道造
戦闘スタイル:異能力
素手
頭脳
自分の身長ぐらいの剣
銃
異能力:「浮雲」
異能力詳細:ひみのが思いつく異能力をすべて使える。
結局は、異能力の名前と内容が思いつけば其の異能力を使うことが出来る。
しかし、チートではない。
メリットもあるが、デメリットもある。
メリット:「未来予知」などの異能力を造れば一生負けることはない
デメリット:「未来予知」という異能力を4月1日に使うと、一週間後の4月7日まで
「未来予知」という名の異能力が使えなくなる。
ひみのは名前を変えてこのデメリットを克服しているので、チートになった。
キャラクターを一言紹介
−−−
・中島敦
「可愛い弟子。戦闘スタイルも気に入ってる。」
・芥川龍之介
「可愛い弟子。飲み込みがよく、教え甲斐がある。」
・太宰治
「相棒。マフィア脱走を共にしている。大切な存在。」
・中原中也
「相棒。異能力施設脱走、マフィア加入を共にしている。大切な存在。」
---
中島「太宰さんとひみのさんはなんでそんな包帯ぐるぐる中途ミイラなんですか」
太ひ「私達は激怒した」( ー`дー´)キリッ
中島「………」(ー_ー)
太宰「あっはっはっは 安心し給えよ敦君。私達は怒ってなどいない」
ひみの「いつか聞かれると思ってたからね」
太ひ「この|【封印されし神の手】《ジャッジメントイノセンスブラッディアルティメットエターナルダークネスカタストロフィーゴッド・ハンド》のことを!」(*^▽^*)
中島「完全にルビが迷子ですね」
太宰「!まずい……右手が疼く!」ガバップルプル
中島「え、大丈夫ですか?色んな意味で」
ひみの「いけない!堪えるんだ、太宰!世界はまだ浄化されるべきでは______!」
乱歩「ククク……2人とも…抗うことはないよ、其れが神の意思なのだから」( ̄ー ̄)ニヤリ
中島「なんか此の人乗っかってきたー‼」
独歩「な__なにッ!3人とも切支丹だったのか!?」ドンッ
中島「国木田さん真面目に受け止めないで!」
スノドロ(ぴなっぴ)時代のあげなおしです。
文スト好きが増えた…!
_______
ののはなちゃん、海嘯さん!
文ストあげることにしたよ!
これからもよろしくお願いします!
猟犬兼探偵社員 ✯1✯
??「……彼、か」
中島「(一杯の茶漬け。梅干に刻み海苔 其れに夕餉の残りの鶏肉____其れを熱い白湯に浮かべ、塩昆布と一緒にかきこむ。…旨かったなぁ、孤児院の台所で人目を忍んでった夜の茶漬け…ていうか_____腹減って死ぬ_______)」
---
私の名前はひみの。
___故あって餓死寸前の少年に捕まった。
中島「し、死にたくなければ、さ、財布を置いて行け‼」
ひみの「……う〜ん…いいけど、私の手持ちのお金、ワンコインだよ?……あ、後餡パン。はい、あげるよ」
中島「い、良いんですか?」
あ、此の女性いい人だ……なんか、包帯ぐるぐる巻きだけど。
ひみの「うん、良いよ。餓死寸前でしょ?」
中島「あっ、ありがとうございます……(´~`)モグモグ」
美味しい……
其の頃のひみのは……
かわいい……あれ、私の同僚が流れてるね〜
ひみの「処で少年、川に足が生えているよ‼魔都ヨコハマはやっぱり凄いねぇ…W」
中島「(笑ってた気が……?)…ええい!」
僕は、放って置く訳にも行かず、川に飛び込んだ。此の女の人が巫山戯ていることに気付かずに……。
ひみの「(ありゃ、)」
中島「げほ、けほ、けほっ…」
ホッ……なんとか引き上げられた……てか、落ちたのか?此の人。……ん?此の人も包帯ぐるぐる巻きだな……
ひみの「わぁ‼びっちょびちょ!タオルあげるよ、ほい」
中島「ありがとうございます……」
そんなことを思っていたら、女性がタオルを貸してくれた。
パチッ
ひみの「ありゃ、|彼《同僚》が目を覚ましたようだよ」
あ、本当だ!……ん?
中島「……変なルビが見えた気が…」
??「___助かったか……………………ちぇっ」
中島「(ちぇっつったか此の人!?)」
??「君かい?私の入水を邪魔したのは」
中島「邪魔なんて、僕はただ助けようと_____入水?」
??「知らんかね。入水。つまり、自殺だよ」
中島「は?💦」
??「私は自殺しようとしていたのだ。其れを君が余計なことを___」
中島「は、はぁ…あ、でも、其れなら此の女性も____あれ?」
いつのまにかあの女性は消えていた。僕は其の人のことを忘れていた。後々会うことも知らずに____。
??「まあ__人に迷惑を掛けない清くクリーンな自殺が私の信条だ。だのに君に迷惑を掛けた。此れは此方の落ち度、何かおびを___」
中島「ぐうぅぅぅ」
2人「ポカン」
??「クス……空腹かい少年?」
中島「じ、実は此処数日何もも食べてなくて……」
??「ぐぅうぅぅ」
2人「ポカン」
??「私もだ、因みに財布も流された」
中島「えぇ?助けたお礼にご馳走っていう流れだと思ったのに!」
??「?」
中島「『?』じゃねえ!」
???「おォーい」
???「こんな処に居ったか唐変木!」
??「おー、国木田君、ご苦労様」
国木田「苦労は凡てお前の所為だこの自殺嗜好!お前はどれだけ俺の計画を乱せば_____」
??「そうだ君。良いことを思いついた。彼は私の同僚なのだ。彼に奢ってもらおう」
中島「へ?」
国木田「聞けよ!!!💢」
??「君、名前は?」
国木田さん……
中島「中島………敦ですけど」
??「ついて来給え、敦君。何が食べたい?」
中島「はぁ………あの……」
中島「茶漬けが食べたいです」
??「キョトン…ぷっ」
??「はっはっはっ!餓死寸前の少年が茶漬けを所望か!」
??「良いよ、国木田君に三十杯くらい奢らせよう(๑•̀ㅁ•́๑)✧」
国木田「俺の金で勝手に太っ腹になるな、太宰!」
中島「太宰?」
太宰「ああ、私の名だよ」
太宰「太宰」
太宰「太宰治だ」
書き溜めしてあるので爆速更新します!
猟犬兼探偵社員 ✯2✯
僕たちはあの後、近くの料理店に入った。
国木田「おい太宰。早く仕事に戻るぞ」
国木田「仕事中に突然「良い川だね」とか云いながら川に飛び込む奴がいるか。おかげで見ろ、予定が大幅に遅れてしまった」
太宰「国木田君は予定表が好きだねえ」
太宰さんがそう云うと、国木田さんは机を思い切り叩いた。
国木田「これは予定表では無い‼‼理想だ‼‼我が人生の道標だ‼そして此れには『仕事の相方が自殺嗜好』とは書いていない!」
中島「ぬんむいえおむんぐむぐ?」
国木田「五月蠅い。出費計画の頁にも『俺の金で小僧が茶漬けをしこたま食う』とは書いていない」
中島「んぐむぬ?」
国木田「だから仕事だ‼俺と太宰は軍警察の依賴で猛獣退治を______」
国木田さんは机を叩くのが好きらしい。
太宰「君達なんで会話できてるの?」
---
中島「はー食った!もう茶漬けは十年は見たくない!」
国木田「お前……💢」
中島「いや、ほんっとーに助かりました!孤児院を追い出され横浜に出てきてから食べるものも……あ、餡パンはもらいましたが……寝ところもなく……あわや斃死かと」
国木田「何か猛烈に嫌な予感がするぞ、太宰……」
太宰「彼女のことかい?……あ、今日だ、帰ってくるの。」
国木田「( ゚д゚)ポカーン」
太宰「それより……ふうん、君、施設の出かい」
中島「出というか……追い出されたのです。経営不振だとか事業縮小だとかで」
太宰「それは薄情な施設もあったものだね」
国木田「おい太宰。俺たちは恵まれぬ小僧に慈悲を垂れる篤志家じゃない。仕事に戻るぞ」
中島「お二人は何の仕事を?」
太宰「なァに……探偵さ」
中島「(・o・)」
国木田「(・д・)チッ 探偵と云っても猫探しや不貞調査ではない。斬った張ったの荒事が領分だ。異能力集団『武装探偵社』を知らんか?」
そう云う国木田さんの腰には銃が差し込まれてあった。
『武装探偵社』
聞き覚えがあった。
曰く、軍や警察に頼れないような危険な依賴を専門にする探偵集団_____
昼の世界と夜の世界
その間を取り仕切る薄暮の武装集団
なんでも『武装探偵社』の社員は多くが異能の力を持つ『能力者』と
聞くが_
上を見ていた太宰さんは何かに気付いた様な顔をした。
太宰「あの鴨居頑丈そうだね……たとえるなら人間一人の体重に耐えられそうな位」
国木田「立ち寄った茶屋で首吊りの算段をするな💢」
あははははー……
太宰「違うよ首吊り健康法だよ。知らない?」
国木田「何 あれ健康にいいのか?」←信じた
本当かなあ……
太宰「まず頑丈なネクタイを用意しましょう」
国木田「ふむふむφ(..)」
中島「そ…それで…探偵のお二人の今日のお仕事は (ㆁωㆁ*)オズ……」
国木田「む。虎探し だ」
中島「……虎探し?」
太宰「近頃、街を荒らしている『人食い虎』だよ。倉庫を荒らしたり畑の作物を食ったり好き放題さ。最近この近くで目撃されたらしいのだけど____」
ガタッ
太宰「(開いた瞳孔、嫌な汗の臭い……どちらも緊張による反応……ぷっ、よつん這いになってるWWW)」
中島「ぼ、ぼぼ、僕は此れで失礼します」
国木田「待て」
国木田さんは僕を掴み上げるが、僕は一刻も早く逃げたいのだ。ダメ元で手を動かすが、しゃかしゃかと虚しく空を切る。
中島「む、無理だ!奴______奴に人が敵うわけない‼」
国木田「貴様、『人食い虎』を|知っているのか?」
中島「あいつは僕を狙ってる!殺されかけたんだ!__この辺に出たんなら早く逃げないと_______」
国木田さんは僕を掴んでいた手を離し、目にも追えぬ早さで手首を掴み、足を蹴った。
中島「……ッ!!!」
僕は足を掬われビタンッ!という音とともに倒れた。
国木田「云っただろう__武装探偵社は荒事専門だと。茶漬け代は腕一本かもしくは凡て話すかだな」
国木田さんは掴んでいる僕の手を捻り上げた。
〜〜〜
NO side
中島「…………っ!」
中島が小さな悲鳴を上げた。
太宰「まあまあ、国木田君。君がやると情報収集が尋問になる。社長にいつも云われてるじゃないか。」
太宰が国木田を窘める。
しかし、その表情からは何も伺えない。
国木田「……ふん」
国木田は手を離し、代わりに太宰が話を聞く。
太宰「それで?」
国木田は野次馬達に「なんだ、見せものではないぞ」と云っているが、注目を集めたのは国木田だ。
中島「………うちの孤児院はあの虎にぶっ壊されたんです。____畑も荒らされ、倉も吹き飛ばされて___。死人こそ出なかったけど貧乏孤児院がそれで立ち行かなくなって、口減らしに追い出された。」
−−−−−−−
院「お前が______」
院「お前の所為だ、この穀潰し_____」
中島「何故です、僕は何も________」
院「此の院に穀潰しは要らぬ。」
院「否、天下のどこにもお前の居場所はありはせん______」
院「この世の邪魔だ__。皆の邪魔ゆえ疾く消えよ。此の世から消え失せるがいい」
−−−−−−−
中島「………」
中島は湯呑からのぼる湯気をじっと見つめていた。
太宰は胡散臭い可哀想だ、という顔を貼り付け、中島に云う。
太宰「………そりゃ災難だったね」
国木田「それで小僧。「殺されかけた」と云うのは?」
中島は机を叩き、話し始める。
中島「あの人食い虎____孤児院で畑の大根くってりゃいいのに、此処まで僕を追いかけてきたんだ‼」
−−−−−−−
孤児院を出てから鶴見川のあたりをフラフラしてた時____
捨てられた鏡を覗き込むと白獣が後ろに___
−−−−−−−
中島「あいつ、僕を追って街まで降りてきたんだ!!!!!空腹で頭は朦朧とするしどこをどう逃げたのか」
太宰は中島に問うた。
太宰「それ、いつの話?」
中島「院を出たのが2週間前、川であいつを見たのが___四日前」
国木田は理想の手帳をめくりながら太宰に云う。
国木田「確かに、虎の被害は2週間前から此方に集中している。それに四日前に鶴見川で虎の目撃証言もある。」
太宰は少し考えるような素振りをみせた。そして
太宰「敦君、これから暇?」
中島は嫌な予感に飛び上がった。
中島「……猛烈に嫌な予感がするのですが」
太宰「君が『人食い虎』に狙われてるなら好都合だよね。」
太宰は一息ついて、胡散臭い笑みを浮かべ
太宰「虎探しを手伝って呉れないかな」
と云った。
中島「(疑問符がついていない…!)い、いい、嫌ですよ!それってつまり『餌』じゃないですか!誰がそんな「報酬出るよ」」
中島はピクリと反応した。
太宰は国木田になにかの控書メモを渡していた。
太宰「国木田くんは社に戻って此の紙を社長に」
国木田「おい、二人で捕まえる気か?先ずは情報の裏を取って___」
太宰「いいから」
国木田は控書メモをちらりと見ると太宰を睨む。
中島「ち、因みに報酬はいかがほど?」
手揉みしながら中島は聞く。
国木田「……」
国木田は呆れているような顔で見ている。
太宰はピラッと報酬の額が書かれた紙を中島に渡す。
−−−−−−−
ひみの side
ひみの「……こんばんは。依頼をしたいのですが……」
私は中島少年と会ってから或る所に向かっていた。
??「ご依頼者様ですか?ではどうぞ此方に……」
あら、新人かしら?
??「た〜にざき〜!お菓子頂戴〜!!」
あら、懐かしい声が聞こえる。
…流石の名探偵でも私のことは推理しきれなかったみたいね。
四迷「あのぉ……」
谷崎「あッ‼すいませン、ご依頼ですね?」
??「なぁに?依頼〜?……ッ!」
ふふ、ドッキリ大成功、かしら?
私はうふふ、と笑ってただいま、と云った。
??「もう、本当に君は莫迦だ……帰ってくるなら一言ぐらい云ってくれれば良いのに……与謝野さーん、しゃちょー!」
乱歩の声につられて懐かしい顔が出てくる。
???「どうしたンだい……ッてひみのじゃないか!戻ってたのかい?」
??「なんだ、乱歩……ひみのか、帰っていたのだな」
四迷「ふふ、2人ともただいま。先刻、太宰が流れているところを見たわ」
谷崎「え、えっと……?」
四迷「あら、自己紹介がまだだったわね。私は四迷。二葉亭四迷よ。猟犬と探偵社を掛け持ちしているわ。……でも、あまり猟犬の方は信用していないから……」
谷崎「先輩でしたか!僕は谷崎潤一郎で、此方が……」
???「妹のナオミですわ!仲良くいたしましょうね?」
ナオミちゃん、か。
痴人の愛ね。
四迷「此方こそ、よろしくね。」
与謝野「にしても、ひみの。云ってくれても良かったじゃないか」
社長「そうだ」
乱歩「ホントだよ‼」
四迷「あらあら、ごめんなさいね。一寸ドッキリがしたくて……」
与社乱「可愛いから許す」
…三人とも変わらずね。
んふふ、探偵社に帰ってきたのね
四迷「……あら?国木田くんは?あと、太宰。」
社長「2人とも任務だ。『人食い虎』を探している。」
四迷「ありゃ、其れなら私、もう犯人判ってるのだけど……あと、犯人くんと話したわ。…多分、此処の社員になるから準備しなくちゃね」
乱歩「ひみのが云うならそうだ‼」
四迷「多分、今日虎少年を拾ってきて……明日、入社試験の打ち合わせ、其の次が入社試験だねぇ…」
与謝野「……考えないとねェ…」
ナオミ「四迷さんはどんな入社試験を?」
四迷「ふふっ……職当てクイズの後に国木田くんと太宰を交えて話すわ。良いわよね?3人とも?」
社長「……はぁ、許す。」
ナオミ「ワァイ!」
ナオミちゃんは可愛いわね……。
……結構新人が増えてるみたいね……後で紹介してもらおう。
四迷「結構、新人が増えたみたいね。後で紹介して頂戴?」
乱歩「良いよ〜」
与謝野「今は皆社を開けてるけど……何で判ったンだい?」
四迷「デスクの上の荷物を見れば判るわ。……私が入社したときには使われていなかったデスクの上に結構荷物が増えてるからね」
社長「流石ひみのだな」
ナオミ「そんなことで判るんですの!?……乱歩さんや太宰さんに次ぐ頭脳派ですわね…」
乱歩「因みに、ひみのは僕より頭が良いよ〜」
谷崎「えぇ!?」
四迷「ふふ…でも、私は戦闘要員よ?」
谷崎兄妹「えぇ!?!?」
ありゃ、確かにそうは見えないかもね…
なんせ身長が低い、筋肉がつきにくい体質だから……
ほんっと中也は良いわよね。
筋肉はあるけど着痩せするし。身長同じでもすぐに戦闘要員だって判るし。
乱歩「ポートマフィアきっての体術使いと同じぐらいの戦闘力だよ〜……多分、社長と本気で殺り合ったらひみのが勝つ。」
谷崎「えぇ!?……社長より強いってそンな有り得ない…冗談ですよね?」
社長「いや、一回ひみのを怒らせた時は怖かった……。」
ナオミ「凄いですわ!……太宰さんが仰っていた『15歳からの信頼してる相棒』って云うのはひみのさんのことでしょうか?」
四迷「えっ!?………何、云ってるのよ…太宰…。///」
ナオミ「ん゛ん゛!!!!((((((照れてる四迷さんが可愛いですわ!!!!!」
四迷「んっ、ん……さて、ナオミちゃん、潤一郎くん。問題です。会話の中での違和感は感じませんか?」
谷崎「えッ!?」
ナオミ「違和感……あっ‼名前が違いますわ‼」
ひみの「おや、判ったのだね。そう、私の本当の名前は二葉亭"ひみの"よ」
そう、私は偽名を使っているのだ。
私の本当の名前は『二葉亭ひみの』騙して悪かったわね。
谷崎「よく判ったね、ナオミ」
ひみの「貴女に異能力があればお兄さん以上の探偵になるわね」
ナオミ「当たり前ですわ‼」
……妹可愛さに敵の方に走らないと良いのだけど。
そうなったら無理やり連れ戻さないと。
…あ、入社試験は多分、太宰が『社内ニ於ケル厄介事ノ解決』やらなんちゃらで決めるでしょ。
乱歩「社長は戻ったら?多分国木田が帰ってくるよ」
社長「そうか?……なら戻るとしよう。」
社長が戻った。
もーちょい話したかったけどね……
与謝野「して、ひみの……飯は?」
ひみの「食べてるわ」
乱歩「嘘だね」
ひみの「食べてるったら食べてるったい!」
乱歩「嘘だ‼僕の駄菓子分けてあげるから食べなさい‼」
ひみの「は〜い…‥乱歩母さん……」
乱歩「国木田でしょ‼」
国木田「只今戻りまし…ひみのさん!?矢張り帰っていらっしゃったのですか!?迎えに行けなくて申し訳……」
ひみの「長い謝罪は良い‼私は乱歩達にドッキリを仕掛けたかっただけだ。国木田に非は無い。」
国木田「ありがとうございます…で、太宰の唐変木がこれを…」
ひみの「嗚呼、知ってる。準備は出来てる。‥…国木田、胃薬を持っていけ。」
国木田「…ッ!…最悪です……」
ドンマイ、国木田。
太宰と私が社に入ったのが君の運の尽きだ。笑
ひみの「社長、新人の派遣もお願いします。乱歩、晶子、国木田、…賢治を頼む」
社長「…ッ!何故、新人の名前を知っている?」
ひみの「あら?私のことを誰だと思ってるの?」
国木田「社長!?…只今戻りました」
社長「ご苦労だった。判った、非番だが頼もう。」
ひみの「非番ですか…多分、怪我人も出ませんし、応援も要らないと思いますが……会ってみたいのでお願いしても?」
社長「判った」
国木田も大変ね。
ひみの「んふふ、じゃあ、出発だ〜」
え?私の笑い方が太宰にそっくりだって?
あたりまえ。7年間ずっと一緒に居たのよ?
ひみの「にしても…"猫さん"、立派な存在になったのだね」
さぁ、社長のことを"猫さん"と呼べる二葉亭ちゃんは何者でしょーか!
猟犬兼探偵社員 ✯3✯&桜月への返信
社長「ッ!貴女様にそう云っていただけるとは…」
ひみの「"幼女趣味"はポートマフィアの首領でしょ?おじいちゃんが"いい加減、隠居爺には楽をさせろ"って怒ってたわ」
社長「そうですか……申し訳ない」
ひみの「良いよ、おじいちゃんにはもう少し働いてもらわなきゃ。ね、社長?」
社長「ふっ…そうだな。」
国木田「(゚∀゚)ポカン」
あちゃー…
( ゚д゚)ポカーンってしてるよ。
そういや、治も中也もそうだったなァ……
ん?組織の長と云えば……。
Francis Scott Key Fizgerald…組合の長……
あれ……人虎って確か闇市で70億の懸賞金……
私って何だっけ?
あ、5000兆。
あの、成金背広め……
中島少年のこと、結構気に入ってるのに……
このままだとマフィアと"戦争"になるかもしれないわ…。
多分太宰が"金髪の女性"に盗聴器を仕掛けるから…。
私は川を流れていよう。そうしよう。
ひみの「国木田、出発進行〜しんこー、しんこーしんこー…」
国木田「ちょっ、ひみのさん、壁、壁ぇぇぇえええ!!!!!!!!!!!!」
ひみの「あっ、壁かぁ……しんこー、しんこー……」
国木田「ぐえぇぇぇぇぇぇぇ」
蛙が潰れた音やな。
……近々探偵社は滅ぶ。
其れを阻止できなければ私は"ムルソー"か。
はぁ……。"英雄"を止めなければ。
…まァ、今考えてもしょうがない。
組合のことを考えよう。
ひみの「さて、国木田。私達が行った頃には多分終わってる。どうする?行く?」
国木田「……行きたくないですけど、行きます。」
行く、という国木田を連れて十五番街の西倉庫に向かう。
ふふ……格闘してるわね…。
太宰「君では私を殺せない。」
_人間失格_
太宰「私の能力は___あらゆる他の能力を触れただけで無効化する」
カッコつけちゃって。
ひみの「おォーい‼太宰〜‼只今〜!」
太宰「…その声は…ひみのかい!?帰って来たのかい!?」
私のもとに駆け出してくる太宰。
……変わらないわね。
太宰「んふふ…ひみのの匂いだ……おかえり」
抱きついてお腹にぐりぐりと頭を擦り寄せるのはまるで猫のようだ。
ひみの「ハハッ、只今太宰。…で?やっぱり中島少年が"人虎"かい?」
太宰「流石ひみのだね…ん?"中島少年"?…なんでひみのが敦くんの名前……あっ、餡パンかぁ」
ひみの「うふふ、そうよ」
国木田「おい、太宰‼ひみのさん‼」
太宰「ああ、遅かったね。虎は捕まえたよ」
ひみの「私が大丈夫だって云ったのだよ」
太宰「ああ、そういうことか」
国木田は"虎"を見るために此方に走ってくる。
国木田「!」
国木田「其の小僧……じゃあ其奴が」
ひみの「うん。虎の異能力者。変身してるときの記憶がなかったんだね」
国木田は頭を掻きながら此方を見る。
国木田「全く___次から事前に説明しろ。ひみのさんがいたからいいものを___」
ひみの「ハハッ、いいさ。非番の皆には酒を奢ろう。太宰が。」
太宰「一寸、ひみの!…むぅ…ひみのが云うなら……」
国木田「……太宰とひみのさんはどういう関係なんだ?…やけに親しそうだが」
太宰「え?セフrムグッ!?」
ひみの「…昔は仲が物凄く悪かった相棒?」
…なんてことを云おうとしてんのよ……治……
バタン
ゑ?……あぁ……国木田がショートしてる……
あ、戻った。
与謝野「なンだ。怪我人はなしかい?つまんないねェ」
_与謝野晶子_能力名『君死給勿』
乱歩「はっはっは 中々できるようになったじゃないか、太宰。まあ僕達には及ばないけどね!」
_江戸川乱歩_能力名『超推理』
新人「でも、そのヒトどうするんです?自覚はなかったわけでしょ?」
_宮沢賢治_能力名『雨ニモマケズ』
国木田「どうする太宰?一応、区の災害指定猛獣だぞ」
_国木田独歩_能力名『独歩吟客』
ひみの「そりゃぁ、決まってるよね、太宰?」
_二葉亭ひみの_能力名『浮雲』
太宰「うふふ、勿論」
_太宰治_能力名『人間失格』
太宰は中島少年をちらりと見て、云う。
太宰「うちの社員にする」
ポカンとする人__国木田独歩
何云ってんだ此奴って顔する人__与謝野晶子、宮沢賢治
ニヤニヤしてる人__江戸川乱歩、二葉亭ひみの
国木田「はぁぁぁあぁ!?」
『此れが事の始まり____怪奇ひしめくこの街で変人揃いの探偵社で此れより始まる怪奇譚。これが先触れ前兆し____』
_中島敦_能力名『月下獣』
あ”ーーーーーっっ!!!
探偵社皆狡いよ!!!
ひみ姉を独り占め(?)するなんて!!!
私もひみ姉照れてるの見て見たいし、なでなでして貰いたいし、
ご飯も食べて貰いたい!!
桜月より
ーーーーー
頭?
良いよ、撫でてあげる。
照れてる私は見ないでね?
駄菓子大好きだからねぇ……。
あ、良いこと思いついた。
グロス、あんたののはな様とコラボしなさい。
ほのぼの系で。(笑)
「一寸待った、ひみのちゃん。そんなに簡単にコラボなんて出来ないわッ!そして、作者の扱い酷いッ!」
酷くない、酷くない。(笑)
まぁ、作者のことは放っておいて…。
コラボしてくれるよね!?桜月!
「あ、ちょッ!」
猟犬兼探偵社員 ✯4✯
−−−−−−−
No saede
中島「ふぁ……」
中島は欠伸を一つして目を覚ます。
そして、あたりを見渡し、自分が知らぬ場所だと認識する。
中島「ここ、どこだ……(孤児院の起床喇叭は?早朝点呼は?)」
ピピピピピ
と無機質な音が響く。
中島は驚き飛び跳ねる。
中島「(うわわ、鳴った!ぼ、釦どれ!?)」
カチカチ
と適当に釦を押していると正解の釦が見つかったようで、通話が開始された。
中島「は、はい?」
太宰『やあ、敦君。新しい下宿寮はどうだい?善く眠れた?』
中島「(そうか……僕は)お陰様で……こんな大層な寮を紹介いただいて」
中島はボロッと涙を流す。
−−−−−−−
太宰「それは好かった。処で頼みが有るのだが」
中島『?』
−−−−−−−
中島「助けて、死にそう」
其の言葉を受け、寮の外に出てみると、ドラム缶に嵌った太宰がいた。
中島は何やってんだ、此奴。という顔で見ている。
太宰「やあ、良く来たね。早速だが助けて」
中島「え………?何ですか此れ?」
太宰「何だと思うね?」
中島「朝の幻覚?」
太宰「違う。こうした自殺法があると聞き早速試してみたのだ。が、苦しいばかりで一向に死ねない」
太宰「腹に力を入れてないと徐々に嵌まる。そろそろ限界」
中島「はぁ………でも自殺なのでしょう?そのままいけば」
太宰「苦しいのは嫌だ。当然だろう。」
中島「なるほど」
−−−−−−−
中島 saede
中島「よっ」
僕はドラム缶を蹴って太宰さんが出られるようにする。
太宰「いて」
_僕の名前は敦_
_無自覚のまま『人食い虎』に変身し、暴れていたところを此の人__太宰さんに助けられた_
_太宰さんはかの有名な異能力集団『武装探偵社』の一員らしいのだけど_
中島「同僚の方に救援を求めなかったのですか?」
太宰「求めたよ。でも私が「死にそうなのだ」と助けを請うた時、何と答えたと思う?」
中島「死ねばいいじゃん」
太宰「御名答」
−−−−−−−
太宰「助けて」
同僚「何で?」
太宰「死にそう」
同僚「良かったじゃん」
太宰「そうだけど」
同僚「じゃあね」プツッ
−−−−−−−
_知らぬ者なき異能力集団……ねえ_
中島「ところで今日は何処へ?」
太宰「うん、君に仕事を斡旋しようと思ってね」
中島「本当ですか‼」
太宰「伝手の心当たりがあるから先ずは探偵社に行こう」
僕は仕事を斡旋してもらえる事になった。
此れで食べてはいけるか…?
太宰「任せ給えよ。我が名は太宰。社の信頼と民草の崇敬を一身に浴す男」
急に胡散臭いぞ……
国木田「ここに居ったかァ‼この、包帯無駄遣い装置!」
太宰「_| ̄|○ il||li」
太宰「……国木田君、今の呼称はどうかと思う」←ちょっと傷ついた
国木田さんはつかつかと此方にやってくる
国木田「この非常事態に何をとろとろ歩いて居るのだ!疾く来い!」
太宰「朝から元気だなあ、あんまり怒鳴ると悪い体内物質が分泌されてそのうち痔に罹るよ」
国木田「何、本当か!?ガーン」
いや、嘘だろ
騙されやすいんだな……
太宰「控書しておくといい」
国木田「怒鳴りすぎると痔に罹る……とφ(..)」
太宰「嘘だけどね」
太宰さんがそう云うと、ものすごい音を出しながら国木田さんは太宰さんのことを殴っていた。
僕は冷めた目で見るしかなかった。
中島「あの……「非常事態」って?」
国木田さんは僕の言葉にハッとしたように気を取り直した。
国木田「そうだった‼探偵社に来い‼人手が要る!」
太宰「何で?」
国木田「爆弾魔が……人質連れて探偵社に立て篭った!」
猟犬兼探偵社員 ✯5✯
そう云われ探偵社に急ぐ僕達。
探偵社に着くと、机の上に座った僕より年上ぐらいの青年がいた。
青年「嫌だァ………もう嫌だ……」
青年「全部お前等の所為だ……『武装探偵社』が悪いンだ!」
青年「社長は何処だ、早く出せ!でないと____爆弾で皆吹っ飛んで死ンじゃうよ!」
青年は震えながら叫ぶ。
……僕、関係ないのに死んじゃうの?
……一寸待った……人質、一人はわからないけど、もうひとりは僕に餡パンくれた人…何で!?
太宰「あちゃー」
国木田「怨恨だ」
−−−−−−−
太宰 saede
国木田くんは予定通りの|台詞《セリフ》を云う。
谷崎くんも良い演技するねぇ…
…ヤバい、怯えてるひみのが可愛い。
……今度、新人が来る時は私が犯人役やろうかな…
国木田「犯人は探偵社に恨みがあって。社長に会わせないと爆破するぞ、と」
太宰「ウチは色んな処から恨み買うからねえ」
ナオミちゃんの隣りにある爆弾は昨日のちょっとしたいざこざのモノを使いまわしている。
太宰「うん、………あれ|高性能爆薬《ハイエクスプロオシブ》だ。この部屋くらいは吹き飛んじゃうね」
敦君はえっ!?という顔をしている。
太宰「爆弾に何か被せて爆風を抑えるって手もあるけど……此の状況じゃなぁ」
私はやれやれと肩をすくめる。
国木田「どうする?」
太宰「会わせてあげたら?社長に」
国木田「殺そうとするに決まってるだろ!それに社長は出張だ」
……国木田君は|矢張《やっぱり》演技に向いていないようだ。
勘が良い人ならもう判っている筈。
だって、こんなに大きな声でやり取りしていたらすぐにバンッ!だもの。
……となると敦君は其処まで勘は良くないね。
太宰「となると……人質をどうにかしないと」
私と国木田君はばっと向き合う。敦君はこれから何が始まるのかわからないようでポカンとしている。
ポン
私と国木田君は両方チョキなので相子だ。
ぽんっ
ぱー
ぽんっ
私がパーで国木田君はチョキ。
私の勝ちだ。
私はにたぁと笑い、国木田君を促す。
国木田「(・д・)チッ」
私は植木の影から笑いながら見ている。
−−−−−−−
谷崎 saede
あぁ……ゴメン、ナオミ……
すンません、すンません、ひみのさん………
僕、今日死ぬンじゃないでしょうか……?
太宰さんが物凄く此方を睨ンでるんですけど…
絶対太宰さん、ひみのさんに気がありますよォ……
※谷崎潤一郎は東のヘタレです。
あぁぁぁあああああぁぁぁあああああぁぁぁああああ
−−−−−−−
ひみの saede
……潤一郎君、ドンマイ。
太宰相手にはかりごとをするのが悪いのよ。
…でも、流石に可哀想ね…
…まァ、いいや
−−−−−−−
中島 saede
国木田さんが青年に近づいて行く。
国木田「おい、落ち着け少年」
青年「来るなァ!吹き飛ばすよ!」
国木田さんはサッと両手をあげる。
青年は続ける。
青年「知ってるぞ、アンタは国木田だ!アンタもあの嫌味な『能力』とやらを使うンだろ!?」
青年「妙な素振りをしたら皆道連れだ‼」
太宰「まずいね、これは」
太宰「探偵社に私怨を持つだけあって社員の顔と名前を調べてる。社員の私が行っても余計警戒されるだけか……|却説《さて》、どうしたものか」
太宰さんは此方を見てなにか気付いたような顔をした。
そして、またにやぁと笑う。
僕はそれだけで察してしまった。
これから自分の身に何が起こるのかを_______。
猟犬兼探偵社員 ✯6✯
中島「や、やややや、やめなさーい!親御さんが泣いてるよ!」
……僕は何をしてるんだろう
青年「な、何だアンタっ」
中島「(ひいい怖い!怖い!)」
遡ること少し前____
太宰「社員が行けば犯人を刺激する。となれば、無関係で面の割れてない君が行くしか無い。」
僕は顔から血の気がサーッと引いていくのがわかった。
僕は急いで反論した。
中島「むむ、無理ですよそんなの!第一どうやって」
太宰「犯人の気を逸らせてくれれば後は我々がやるよ____そうだな、落伍者の演技でもして気を引いては|如何《いかが》かな?」
中島「ムリムリ」
太宰「信用し給え。此の程度の|揉事《もめごと》武装探偵社にとっては朝飯前だよ」
太宰さんはニコ、と笑う。
−−−−−−−
中島「ぼぼ、僕は、さ騒ぎをき聞きつけた一般市民ですっ!いい生きていれば|好《い》いことあるよ!」
青年「誰だが知らないが、無責任に云うな!」
青年「みんな死ねば良いンだ!」
中島「ぼ、僕なんか孤児で、家族も友達も居なくてこの前その院さえ追い出されて、行くあても伝手も無いんだ!」
青年「え……いや、それは」
中島「害獣に返信しちゃうらしくて、軍警にバレたら多分縛り首だし、とりたてて特技も長所も無いし、誰が見ても社会のゴミだけど、ヤケにならずに生きてるんだ!だ、だだだから」
−−−−−−−
No saede
青年は中島に押されてじりっ………と後ろに下がる。
人質も呆気にとられている。笑
−−−−−−−
中島 saede
太宰「(敦君、駄目人間の演技上手いなぁ……)」
中島「虫ケラだって生きている!」
青年「えぇ…」
中島「ね、だから爆弾捨てて一緒に仕事探そう」
後から聞いたことによると僕の目は死んでいたらしい。
青年「え、いや、ボクは別にそういうのでは」
太宰「(今だ)」
国木田「手帳の頁を|消費《つか》うからムダ撃ちは厭なんだがな…………!『独歩吟客』」
国木田さんはそう云うと、手帳に何かを書き込み、破いた。
そして其処に書かれていたものは|鉄線銃《ワイヤーガン》…だった
国木田「手帳の頁を|鉄線銃《ワイヤーガン》に変える」
そう云うと、頁は消え、国木田さんの手には|鉄線銃《ワイヤーガン》があった。
そして、青年の手に握られていたスイッチがすっ飛んでいった。
青年「なっ………」
太宰「確保っ!」
国木田さんは|机《デスク》を飛び越える。
青年「!」
国木田さんは青年の顎を蹴り上げる。
太宰「一丁あがり〜」
僕は安心してへな…と座り込んでしまった。
一応爆弾を見るが、カウントダウンは始まっていない。
中島「(はあ、良かった……)」
太宰さんがグッと親指をたててくれた。
僕は、太宰さんに気を取られていたときに、誰かに押された。
トンッ
中島「ぶッ‼」
僕は倒れた拍子に何かを押してしまったようだ。
ピッという音がした。
中島「ピ?」
僕は手をどけてみると爆弾のスイッチを押していた。
中島「あ」
国&太『あ』
_ピッ_
あ ぁ あ ああああああ
中島「あ゛ あ あ あああ あああああ゛あ゛ッ!??」
社員「爆弾!爆弾!あと五秒!?」
中島「(爆発!?部屋がふ、吹き飛ぶっ!?爆風を抑え………)」
中島「(何か爆弾に被せないとっ!)」
太宰「ッ!なっ」
僕は反射的に爆弾を抱えていた。
_ピッ_
中島「(あれ?…僕、何やってんだ?)」
太宰「莫迦!」
太宰さんが急いで此方に向かってきていることを何故か冷静な頭で認識する。
_ピッ_
中島「ッ!」
………………………………静寂が訪れた。
中島「(…………………?)」
僕は恐る恐る目を開ける。
僕の前に並ぶ国木田さん、太宰さん、爆弾魔の青年、餡パンの女性。
中島「え?」
猟犬兼探偵社員 ✯7✯
国木田「やれやれ……莫迦とは思っていたが此れが程とは」
太宰「|自殺愛好家《じさつマニア》の才能があるね、彼は」
餡パン(をくれた女性)「何も自殺したくてやってる訳じゃ無いでしょう?国木田も人を莫迦呼ばわりしない。」
中島「へ?…………………え?」
???「ああーん兄様ぁ!大丈夫でしたかぁぁ!?」
青年「痛だっ!?」
人質だった少女が爆弾魔に飛びつく。
青年「いい痛い、痛いよナオミ‼折れる折れるって云うか折れたァ!| 《ギャー》」
中島「…………………へ?」
国木田「小僧。恨むなら太宰を恨め。若しくは仕事斡旋人の選定を間違えた己を恨め。」
太宰「そう云うことだよ、敦君。つまりこれは、一種の____入社試験だね」
中島「入社…………試験?」
??「其の通りだ」
_武装探偵社_社長_福沢諭吉_能力名『|人上人不造《ヒトノウエニヒトヲツクラズ》』
中島「…」
国木田「社長」
中島「しゃ、社長!?」
諭吉「其処の太宰とひみのめが「有能なる若者が居る」と、云う故、其の魂の真贋試させて貰った」
餡パン「君を社員に推薦したのだけど、|如何《いかん》せん君は区の災害指定猛獣だ」
太宰「保護すべきか社内でも揉めてね」
中島「あんぐり」
太宰「で、社長の一声でこうなった、と」
国木田「で社長………結果は?」
社長は僕を見て目を瞑り言葉を放った
諭吉「太宰とひみのに一任する」
中島「…………」
ひみの「合格だってさ、腹ペコ少年?」
_二葉亭ひみの_能力名『浮雲』
中島「( ゚д゚)ハッ!つまり…………?僕に斡旋する仕事っていうのは、此処の………?」
太宰「クスッ」
太&ひ「武装探偵社へようこそ」
太宰さんと餡パンを恵んでくれた人は両手を広げて云った。
ナオミ「うふ、よろしくお願いしますわ」
青年「い、痛い、其処痛いってば、ナオミごめん、ごめんって!」
_谷崎潤一郎_能力名『細雪』
其の妹_ナオミ_
中島「ハッ!」
ナオミさんのしたに生えている手を見ると、それは人の手によく似た作り物だった。
ナオミさんはそれで来い来い、とする。
ナオミ「うふふ」
中島「……」
僕は思わず腰を抜かしてしまった。
中島「ぼ、僕を試すためだけに……こんな大掛かりな仕掛けを?」
ひみの「此の位で驚いてちゃ身が保たないよ?」
僕はカサカサと後ろに下がる。
中島「いやいや!こんな無茶で物騒な職場僕、無理ですよ!」
太宰「おや、君が無理と云うなら強制はできないね。」
ひみの「となると、君が住んでる社員寮引き払わないと。あと、寮の食費と電話の払いもあるけど……大丈夫?」
…………
せ、選択肢無いじゃないですかああああぁぁ
猟犬兼探偵社員 ✯8✯
喫茶うずまきにて
谷崎「すンませんでしたッ!」
中島「へ?」
僕は急に頭を下げた谷崎さん?に驚いた。
谷崎「その、試験とは云え、随分と失礼な事を」
中島「ああ、いえ、良いんですよ(意外といい人だ、此の人……)」
国木田「何を謝ることがある。あれも仕事だ、谷崎」
ひみの「国木田も気障に決まってたしねえ」
太宰「『独歩吟客』!」
太宰さんは国木田さんの真似をした。
正直、似ていた。
国木田「ばっ……違う!あれは事前の手筈通りにやっただけで」
国木田さんは太宰さんに言い返していた。
満足したのか、結構早く終わった。
国木田「ともかくだ、小僧。貴様も今日から探偵社が一隅。故に周りに迷惑を振りまき、社の看板を汚す真似はするな。」
国木田「俺も他の皆も其のことを徹底している。なあ、太宰」
太宰「あの美人の給仕さんに「死にたいから頸絞めて」って頼んだら応えてくれるかなあ」
国木田「黙れ、迷惑噴霧器」
ナオミ「あら?此処に儚く可憐な美女が居るのに目移りですの?……私がとってしまいますわよ?」
太宰「えぇ!?」
国木田「大体、お前はいつも…くどくどくどくど……」
谷崎「ええと、改めて自己紹介すると……ボクは谷崎。探偵社で|手代《てだい》みたいな事をやってます。」
いてッ
「そンで此方が 」
ナオミ「妹のナオミですわ。兄様のコトなら………何でも知ってますの」
ゑ……僕は冷や汗を掻きながら聞く。
中島「き_____兄妹ですか?本当に?」
ナオミ「あら、お疑い?勿論何処までも血の繋がった実の兄妹でしてよ……?このアタリの躰つきなんてホントにそッくりで……ねえ、兄様?」
中島「いや、でも…………」
_此奴等に関して深く追求するな!_
_あ………はい_
ひみの「私は二葉亭ひみのだ。猟犬と探偵社を掛け持ちしてるわ。……詳しくは太宰から聞いて頂戴。…にしても、餓死しなくて良かったわね」
中島「其の説はどうも……」
ひみの「良いの、良いの。私が好きでやったんだから」
中島「ありがとうございます…そう云えば皆さんは探偵社に入る前は何を?」
_シン…_
中島「?」
太宰「何してたと思う?」
中島「へ?」
ひみの「なにね、定番なのだよ。新入りは先輩の前職を中てるのさ」
谷崎「それッて僕達も参加しないとですよね?」
国木田「そうだな、ひみのさんの前職中て遊戯やってないからな」
猟犬兼探偵社員 9
中島「はぁ……じゃあ…」
判りやすい人から行こう。
中島「谷崎さんと妹さんは、、、、、、、、、………学生?」
谷崎「おっ、中ッた、凄い」
ナオミ「どうしてお分かりに?」
中島「ナオミさんは制服から見たまんま、谷崎さんのほうも___齢としが近そうだし、勘で」
ひみの「やるねえ」
太宰「じゃあ、国木田君は?」
国木田「止せ、俺の前職など如何どうでも____」
中島「うーん、お役人さん?」
太宰「惜しい」
ひみの「彼は元学校教諭だよ。数学の先生。だから時間に厳しいのだよ。」
何か納得……
って云ったら投げられるな
−−−−−−−
国木田「ここはXの累乗を使うに決まっているだろう‼」くわっ
−−−−−−−
太&ひ「じゃ、私は?」
中島「太宰さんとひみのさんは……」
ニコッ
太宰さんとひみのさんはそう笑うが、全く思いつかない。
中島「(想像もつかん……!)」
谷崎「(全く分からん…‼)」
太宰「フフ…」
ひみの「うふふ……」
国木田「無駄だ、谷崎、小僧。武装探偵社七不思議の一つなのだ。太宰とひみのさんの前職は」
谷崎「最初に中てた人に賞金が有るンでしたっけ」
太宰「そうなんだよね」
ひみの「誰も中てられなくて懸賞金が膨れ上がってる。」
ひみのさんと太宰さんは不思議な人だ。
何というか……掴みどころがない、というか……
しかも、太宰さんとひみのさんは行動も一緒だし、タイミングも同じ。
今も太宰さんとひみのさんは紅茶に砂糖を入れてくるくると混ぜている。
国木田「俺は太宰は溢者あぶれものの類だと思うが、此奴は違うと云う。しかしこんな奴が真面まともな勤め人だった筈がない。」
太宰さんとひみのさんは呑気にかき混ぜていたスプウンを舐めている。
ひみの「だから、云ってるじゃぁないか。私と太宰は同じ職場だった、と」
中島「因みに懸賞金って如何いかほど」
ずい……
太宰「参加するかい?」
ひみの「賞典は今_____」
太&ひ「_____七十万だ」
ガタッ!
谷崎「(うおう!)」ビクッ
中島「中てたら貰える?本当に?」
太&ひ「自殺主義者に二言は無いよ」
キッ
中島「勤め人サラリーマン」
ひみの「違う」
中島「研究職」
太宰「違う」
中島「工場労働者」
ひみの「違うし、できないわ!」
中島「作家」
太宰「違う」
中島「役者」
太&ひ「違うけど、役者は照れるね」
中島「うーんうーん」
国木田「だから本当は浪人か無宿人の類だろう?ひみのさんは除いて」
……ひみのさんへの信頼が厚いんだな、国木田さん。
太宰「違うよ」
ひみの「此の件で私達は嘘など吐かない」
そう云うと太宰さんとひみのさんは立ち上がった。
ひみの「うふふ、降参かな?」
太宰「じゃ、此処の払いは宜しく」
太&ひ「御馳走様〜♫」
中島「あっ」
ピピピピピピピピピピピピピ
谷崎「うン?」
ピッ
谷崎「ハイ………え、依頼ですか?」
猟犬兼探偵社員 10
探偵社にて
社に帰ると、ソファにちょこんと座る女性がいた。
谷崎さんが接客で、谷崎さんの後ろに皆が並んでいる。
依頼人「……………」
谷崎「………あの、えーと調査のご依頼だとか。それで……」
太宰「美しい……」
太宰さんはそう云って女性の手を取った。
太宰「睡蓮の花の如き|果敢《はか》なくそして可憐なお嬢さんだ」
依頼人「へっ!?」
太宰「どうか私と、"心中"していただけないだろう_____」
スパァァン
小気味良い音がした。
依頼人「なななな??????」
国木田「あ、済みません。忘れてください。だぁざぁい、そんなことばっかりやってるとひみのさんに嫌われるぞ!?」
太宰「ひみのと私の関係はそんな脆いものじゃ……」
ひみの「さよなら、太宰。中也のところに行ってくるわ。せいぜい元気でね」
太宰「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁあぁぁぁああああ!!!!!!!!!!!!待ってくれ、ひみのぉぉぉおおおおおおおお!!!!」
国木田「それみろ」
依頼人「それで、依頼と云うのはですね、我が社のビルヂングの裏手に……最近善からぬ輩が|屯《たむろ》している様なんです。あ、いただきます」
谷崎「(普通に再開した……変人慣れしてンのかな)善からぬ輩ッていうと?」
依頼人「分かりません。ですが、|襤褸《ぼろ》を纏って日陰を歩き、聞き慣れない異国語を話す者もいるとか」
国木田「其奴は密輸業者だろう。軍警がいくら取り締まっても|船蟲《フナムシ》のように湧いてくる」
太宰さんを閉じ込め終わった国木田さんが眼鏡を抑えながら云う。
国木田「港湾都市の宿業だな」
依頼人「ええ、無法の輩だという証拠さえあれば軍警に掛け合えます。ですから」
国木田「現場を張って証拠を掴め、か…………」
国木田さんはフッ、と笑うと僕の方を見た。
国木田「小僧、お前が行け。」
中島「へッ!?」
国木田「ただ見張るだけだ。それに、密輸業者は無法者だが大抵は逃げ足だけが取り得の無害な連中__初仕事には丁度良い」
中島「でっ、でも」
国木田「谷崎、一緒に行ってやれ」
ナオミ「兄様が行くならナオミも|随《つ》いて行きますわぁ」
−−−−−−−
僕は仕事に向けて準備をしているが、自分でもカチコチしているのは判っている。
国木田「おい小僧。不運かつ不幸なお前の短い人生に些かの同情が無いでもない。故にこの街で生き残るコツを一つだけ教えてやる。」
国木田さんから渡されたのは写真だ。
国木田「此奴には遭うな。遭ったら逃げろ」
中島「此の人は____?」
太宰「マフィアだよ」
隣に太宰さんが居ることに気付かなかった。……吃驚させないで欲しい。
太宰「尤も、他に呼びようがないからそう呼んでるだけだけどね」
国木田「港を縄張りにする兇悪なポート・マフィアの狗だ。名は芥川。マフィア自体が黒社会の暗部のさらに陰のような危険な連中だが、其の男は探偵社でも手に負えん」
中島「何故____危険なのですか?」
国木田「其奴が"能力者"だからだ。殺戮に特化した頗る残忍な能力で、軍警でも手に負えん。」
国木田さんは少し置くと、こう云った。
国木田「俺でも____奴と戦うのは御免だ。」
探偵社にて
社に帰ると、ソファにちょこんと座る女性がいた。
谷崎さんが接客で、谷崎さんの後ろに皆が並んでいる。
依頼人「……………」
谷崎「………あの、えーと調査のご依頼だとか。それで……」
太宰「美しい……」
太宰さんはそう云って女性の手を取った。
太宰「睡蓮の花の如き|果敢《はか》なくそして可憐なお嬢さんだ」
依頼人「へっ!?」
太宰「どうか私と、"心中"していただけないだろう_____」
スパァァン
小気味良い音がした。
依頼人「なななな??????」
国木田「あ、済みません。忘れてください。だぁざぁい、そんなことばっかりやってるとひみのさんに嫌われるぞ!?」
太宰「ひみのと私の関係はそんな脆いものじゃ……」
ひみの「さよなら、太宰。中也のところに行ってくるわ。せいぜい元気でね」
太宰「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁあぁぁぁああああ!!!!!!!!!!!!待ってくれ、ひみのぉぉぉおおおおおおおお!!!!」
国木田「それみろ」
依頼人「それで、依頼と云うのはですね、我が社のビルヂングの裏手に……最近善からぬ輩が|屯《たむろ》している様なんです。あ、いただきます」
谷崎「(普通に再開した……変人慣れしてンのかな)善からぬ輩ッていうと?」
依頼人「分かりません。ですが、|襤褸《ぼろ》を纏って日陰を歩き、聞き慣れない異国語を話す者もいるとか」
国木田「其奴は密輸業者だろう。軍警がいくら取り締まっても|船蟲《フナムシ》のように湧いてくる」
太宰さんを閉じ込め終わった国木田さんが眼鏡を抑えながら云う。
国木田「港湾都市の宿業だな」
依頼人「ええ、無法の輩だという証拠さえあれば軍警に掛け合えます。ですから」
国木田「現場を張って証拠を掴め、か…………」
国木田さんはフッ、と笑うと僕の方を見た。
国木田「小僧、お前が行け。」
中島「へッ!?」
国木田「ただ見張るだけだ。それに、密輸業者は無法者だが大抵は逃げ足だけが取り得の無害な連中__初仕事には丁度良い」
中島「でっ、でも」
国木田「谷崎、一緒に行ってやれ」
ナオミ「兄様が行くならナオミも|随《つ》いて行きますわぁ」
−−−−−−−
僕は仕事に向けて準備をしているが、自分でもカチコチしているのは判っている。
国木田「おい小僧。不運かつ不幸なお前の短い人生に些かの同情が無いでもない。故にこの街で生き残るコツを一つだけ教えてやる。」
国木田さんから渡されたのは写真だ。
国木田「此奴には遭うな。遭ったら逃げろ」
中島「此の人は____?」
太宰「マフィアだよ」
隣に太宰さんが居ることに気付かなかった。……吃驚させないで欲しい。
太宰「尤も、他に呼びようがないからそう呼んでるだけだけどね」
国木田「港を縄張りにする兇悪なポート・マフィアの狗だ。名は芥川。マフィア自体が黒社会の暗部のさらに陰のような危険な連中だが、其の男は探偵社でも手に負えん」
中島「何故____危険なのですか?」
国木田「其奴が"能力者"だからだ。殺戮に特化した頗る残忍な能力で、軍警でも手に負えん。」
国木田さんは少し置くと、こう云った。
国木田「俺でも____奴と戦うのは御免だ。」
猟犬兼探偵社員 16
医務室で着替えていた僕は其の音に驚き、着替えるのを止める。
中島「(爆発………?まさか!)」
僕は、爆発があったと思われる建物に急ぐ。
野次馬「皆殺しだッてよ」
野次馬「非道い……」
ザワザワしている。
野次馬「軍警が言うには、マフィアの武闘派、其の中でも凶暴な実働部隊『黒蜥蜴』って奴らの仕事だって。特殊部隊なみに戦闘術を持ち、しかも恐ろしく残酷だとか」
中島「マフィアの武闘派『黒蜥蜴』……」
もしそんな奴らが事務所になだれ込んだら…………
中島「……」
僕は公衆電話に行く。
ピポパ…プルルル…プルルル…
『カチャ』
樋口『何方ですか?』
中島「僕だ」
樋口『人虎!?(そうか、探偵社で渡した名刺を見て……)』
樋口『先日はお仲間に助けられたようですが、次はそうはいきません。それで、ご用件は?』
中島「…………僕は探偵社を辞める」
樋口『な………!?』
中島「辞めてひとりで逃げる。捕まえてみろ」
樋口『成る程______『だから探偵社には手を出すな』と?』
中島「…………」
ガチャッ
−−−−−−−
ツーツー
私は、切れたガラケーをパチと閉じる。
樋口「『黒蜥蜴』を呼べ」
猟犬兼探偵社員 11
ひみの side
さァ、私の可愛い可愛い芥川くんが爆破する交番に行きますか。
其の後に中也のところに行けば良いでしょう。
??「ゴホ、ゴホ」
お、来たね。
トボトボと交番の中に入っていく彼は芥川龍之介。
……あの鞄の中に爆弾かしら
芥川「ゴホ、ゴホッ………道に、鞄が落ちていました。遺失物、かと」
警察A「ああ、落とし物ね。じゃあ此の書類に詳細を_____」
警察B「おや?あんた、どっかで………」
芥川「_____流石。もう看破なされたか」
芥川「矢張、此の街の軍警は頗る優秀だ」
警察「おい真逆、此奴、手配書の____!」
ニィッ
−−−−−−−
芥川「ゴホ、ゴホ、ゴホ、ゴホ」
女性「あのォ、道をお尋ねしたいんですが_______ひぃッ!?」
壁に寄りかかって絶命している警察。
机にうつ伏せになって絶命している警察。
一般人が見たら気が狂うほど酷い惨状だった。
…私は大丈夫だけど
女性「ひッ………」
男A「うわッ何だコレ」
男B「やべェ、テロか?」
フイッ
ピッ
女性「あの男______!」
ドォッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ひみの「やァやァ、龍。」
芥川「姉さん!?」
ひみの「んふふ、元気にしてたかい?」
芥川「ねぇ、さ……どこ、行って…銀、が、寂しがって…」
ひみの「うふふ、ごめんなさいね。そっちに顔を出せなくて」
芥川「姉さん、太宰さんは…?」
ひみの「相変わらずね。太宰ー太宰ーって…うふふ、私と一緒に居るわよ。安心しなさい」
芥川「……姉さん、帰ってくる|心算《つもり》はありませんか?中也さんも寂しがっておられますし…」
ひみの「龍。判ってるわ、そんなこと。でもね、前を向いて歩き出したお姉ちゃんを応援しては呉れないかな」
私がそう言うと、龍は無言でギュッと抱きついてきた。
20になっても変わらない、私の弟の姿が其処にあった。
でも……そろそろ行かないと。
ナオミちゃんが撃たれてしまう。
ひみの「龍。今日は此れでお別れよ。私も任務があるから…はい、新しい携帯の電話番号」
芥川「……」
ふるふると頭をふる龍。
ちょっと…私が離れられなくなってしまうじゃない…。
ひみの「また三人でご飯食べに行きましょうね」
私は、離れられなくならないうちにそう云うと異能力で其処から飛び去り、裏路地に向かう。
猟犬兼探偵社員 12
中島「なんか……鬼魅の悪い処ですね」
谷崎「……おかしい。本当に此処なンですか?ええと______」
依頼人「樋口です」
谷崎「樋口さん、無法者と云うのは臆病な連中で___大抵、取引場所に逃げ道を用意しておくモノです。でも此処はホラ、捕り方があっちから来たら逃げ場がない。」
谷崎は道の先を指す。
樋口「其の通りです。失礼とは存じますが嵌めさせて頂きました。」
ザワッ…
樋口「私の目的は_____貴方がたです」
ピッ
樋口「芥川先輩?予定通り捕らえました。これより処分します。」
谷崎「芥川………だって?」
芥川「重畳、五分で向かう」
樋口「我が主の為______此処で死んで頂きます。」
谷崎「此奴……」
中島「ポート、マフィア………!」
ドガガガガがガガガ
ひみの「全く…君たちは」
_重力操作_
「「「ひみのさん!?」」」
谷崎「ひみのさん、此処は危険です!逃げてください…!」
−−−−−−−
太宰「!」
国木田「おい太宰、いい加減仕事を______あれ?」
−−−−−−−
樋口「なッ!?何故、何故銃弾が当たらない!?しかも、此れは中原幹部の異能力の筈…!?」
谷崎「あ?チンピラ|如《ごと》きが______」
樋口「!」
谷崎「ナオミを傷つけようとしたね?」
『細雪』
樋口「(雪………?此の季節に?)」
谷崎「敦くん、ひみのさん奥に避難するンだ。此奴は_____ボクが、
「 殺す 」
樋口「くっ」
ドドドドドドドドド
チュイン、チュイン
樋口「!?」
谷崎〈ボクの『細雪』は_________雪の降る空間其の物をスクリーンに変える〉
樋口「なっ……何処だ!」
谷崎〈ボクの姿の上に背後の風景を『上書き』した。もうお前にボクは見えない〉
樋口「しかし………姿は見えずとも弾は中る筈っ!」
谷崎「大外れ」
樋口「____ッ!?」
谷崎「死んで|終《しま》え_____!」
グググッ……
樋口「くッ……あ」
ひみの「こーら、やめなさい。谷崎くん」
芥川「ゴホ、ゴホ」
あれ、龍だ。
龍は、私に気づいていないらしく、谷崎くんに羅生門をくらわせる。
ナオミ「兄様!?……ウッ」
あ、ナオミちゃんもやられちゃった。
芥川「…」
中島「ッ!?」
芥「死を|惧《おそ》れよ、殺しを惧れよ、死を望む者、等しく死に望まるるが故に___」
芥川「ゴホッ!お初にお目にかかる。|僕《やつがれ》は芥川。そこな小娘と同じく、卑しきポートマフィアの狗____…ん?姉さん?」
樋口「御自愛を_____此処は私一人でも…姉さん????」
芥川「先程ぶりです、姉さん」
樋口「え?はぇ?え…??」
樋口「ええええええええええええええええええ!?!?!?!?!?!?!?!?!?」
芥川「………人虎は生け捕りとの命の筈。片端から撃ち殺そうとしてどうする。役立たずめ」
樋口「______済みません」
中島「人虎………?生け捕り………?あんたたち一体」
芥川「元より僕らの目的は貴様一人なのだ、人虎。其処に転がるお仲間は____いわば貴様の巻添え」
中島「僕のせいで皆が_____?」
ひみの「え、私無視?」
_君死給勿_
ナオミ「………え?」
谷崎「……うン?」
ひみの「ねぇー、ひみのちゃんのこと無視ー?酷くなーい?君たち酷くなーい?」
芥川「………」
ひみの「そんな目で見ないで!?ひみのちゃん哀しいッ!」
樋口「………((引」
ひみの「_| ̄|○ il||li」
猟犬兼探偵社員 15
No side
暗い建物の廊下で、老人___広津柳浪は煙草をつける。
広津「……………」
黒服「時間です。」
そう告げる黒服。
ドアの前で鍵を開けようとする黒服。
重火器を持った黒服。
広津「退いてろ」
そう、広津は云った。
そして、ドアの前に立つとドアに手をかざす。
手をかざしただけでドアが吹き飛んだ。
ドアが開いた先にあったのは"宅配業者"が居る倉庫だった。
飛んできたドアを見て目を見開いている従業員に広津は云う。
広津「諸君、仕事中誠に失礼」
従業員「なッ……何だァ、あんたら!?」
広津「我々も仕事だ。何、すぐ済む。実は最近、我々、ポートマフィアの荷を横流しする不埒な連中がいて。此処がその拠点という噂を聞いてね」
従業員「………‼」
広津「証拠を探してる。中を|検《あらた》めさせて貰っても________」
広津がそう云っている間、1人の従業員がそろそろと下がっていって、鉄パイプを手に持った。
そして、広津の後ろに回り、鉄パイプを振り下ろす。
___ガキンッ!!!!!!!!!!!___
そんな音が響いた。
しかし広津は怪我をしていない。
其の上、手で鉄パイプを受け止めている。
広津が少し触っただけで鉄パイプが変形し、従業員が吹き飛ばされた。
従業員「ぐわっ!」
広津は手を拭きながら言う。
広津「ふむ、証拠が見つかったな」
従業員「て、鉄パイプが………」
広津は靴をカツン、カツン、と響かせ従業員に近づく。
広津「異能を見るのは初めてかね?」
そう云い従業員の肩にポンッと手を置く。
従業員「!」
キィィイイン
と、耳障りな音が響く。
従業員「ぎ…っぎゃぁああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バキバキッ!という音が響く。
手や頭があらぬ方向に折れた従業員がヨロッと立ち上がり、ドサッと倒れる。
広津は其の音を聞きながら、煙草に火を着け吸う。
広津「全員殺せ」
その指示を聞いた黒服はジャキッと銃を構える。
広津「矢張り、仕事終わりの一服は格別だな」
猟犬兼探偵社員 14
中島 side
はっ
中島「此処は……」
国木田「気付いたか。全く此の忙しい時に……」
中島「僕、マフィアに襲われて、其れから…」
!
中島「そうだ、谷崎さんにナオミさんは!?」
僕は飛び起きた。
国木田「無事だ。お前も見ただろう?ひみのさんの"君死給勿"」
そうだ、急にひみのさんが現れて……
ゾクッ
国木田「聞いたぞ、小僧。七十億の懸賞首だと?出世したな。マフィアが血眼になるわけだ」
はっ!
中島「そうです!どどどどうしよう!マフィアが探偵社に押寄せて来るかも」
国木田さんはしれっと云い返す。
国木田「狼狽えるな。確かにマフィアの暴力は苛烈を極める。だが、動揺するな」
国木田「動揺は達人をも殺す。師匠とひみのさんの教えだ。」
……国木田さん、だから説得力無いんだよなぁ
中島「あの………手帳逆さまですよ」
国木田「( ゚д゚)ハッ!」
国木田さんは手帳をくるりと回して持ち直す。
国木田「………」
中島「………」
国木田さんは急にガタッと立ち上がる。
国木田「俺は動揺していない!マフィア如きで取乱すか!|仮令《たとえ》、今此処が襲撃されようと俺が倒す!」
_国木田さん、相当焦ってる……_
国木田「あれをこうしてこうばしっと動き、良い感じにぐっとやって倒す!」
ビシッ、ビシッと動く国木田さんはカッコいいが、相当焦ってるようだ。
_説明がワヤワヤだ_
_それだけ探偵社の危機って事だ……_
_僕の所為で_
僕は無意識に布団を握っていた。
国木田さんはスッと席を立つ。
国木田「ふん、奴らは直ぐに来るぞ。お前が招き入れた事態だ。自分で出来る事を考えておけ」
そうだ、僕が、招き入れた…
_僕が……出来る事_
国木田「処で小僧。|先刻《さっき》から探しているんだが、眼鏡を知らんか?」
…国木田さん。貴方の頭の上です。僕には其の一言が云えなかった。
猟犬兼探偵社員 13
中島 side
何だ、何が起こっている___?
ひみのさんの瞳から、スッと光が消える。
ひみの「其れ共何だい?最近のマフィアは私達のことさえ知らないのかい?……なァ…太宰?」
太宰「バレてるとは」
太宰さん!?
樋口「貴方、探偵社の_____!何故此処に」
太宰「美人さんの行動が気になっちゃう質でね」
太宰「こっそり聞かせて貰ってた」
樋口「な………真逆、盗聴器!?」
樋口「では、最初から_______私の計画を見抜いて」
太宰さんはにっこり笑って云う。
太宰「そゆこと」
ひみの「ほらほら、起きなさい、谷崎。男を負ぶって帰るの厭だよ私達」
樋口「ま……待ちなさい!生きて帰す訳には」
芥川「くく………くくく止めろ樋口。お前では勝てぬ」
樋口「芥川先輩!でも!」
芥川「ゴホ、太宰さん、姉さん、今回は|退《ひ》きましょう____しかし、人虎の首、そして姉さんの身柄は必ず僕らマフィアが頂く」
太宰「なんで?」
芥川「簡単な事。其の人虎には_____闇市で七十億の懸賞金が懸かっている。裏社会を牛耳って余りある額だ。そして、姉さんは首領の大事な右腕であり僕等の姉」
太宰「黙れ。芥川。森さんの話をひみのの前でするな」
ひみのさんの様子がおかしい。
太宰さんが急いで抱きしめたが、ひみのさんの体の震えが止まらない。
芥川「……探偵社には|孰《いず》れまた伺います。其の時、素直に七十億を渡すなら善し、渡さぬなら____」
太宰「戦争かい?探偵社と?良いねぇ、元気で」
太&ひ「やってみ給えよ_______________やれるものなら」
僕は寒気がした。
太宰さんとひみのさんが彼処側の人間に見えたのだ。
樋口「…………ッ零細探偵社ごときが!我らは此の街の暗部そのもの!傘下の団体企業は数十を数え、此の街の政治・経済の|悉《ことごと》くに根を張る!たかだが十数人の探偵社ごとき____三日と待たずに事務所ごと灰と消える!」
樋口「我らに逆らって生き残った者など居ないのだぞ!」
太宰「知ってるよ」
ひみの「其の位」
『聴力操作』
太宰さんとひみのさんは頭をポリポリ掻きながら云う。
でも、其処からは聞こえなかった。
芥川「然り。|外《ほか》の誰より貴方がたは其れを|悉知《しっち》している。_______元マフィアの太宰さん、姉さん」
芥川のお姉ちゃんでした。ひみのちゃん。
なんでひみのちゃんはふるえてるのかな…?
猟犬兼探偵社員 17
中島敦は大きな荷物を背負い、カツンカツンと靴を鳴らしながら社員寮の階段を降りていた。
そんな中、国木田は被害にあってはまずい書類を事務所から運び出していた。
国木田「こんな所に居ったか、小僧。お前の所為で大わらわだ。手を貸せ、此奴を___」
中島は話しかけられているが、国木田の横をスッ…と通り過ぎる。
国木田「おい?」
国木田は不審に思って、そう問いかける。
中島はピタ、と足を止め、思い詰めた顔をして云った。
中島「………心配いりません。これでもう探偵社は安全です。」
国木田「……はぁ?」
中島はそれだけ告げると駆け出す。
国木田はギョッとするが、中島は止まらない。
孤児院「(天下の何処にもお前の居場所はありはせん!)」
中島「(其の通りだ。僕は……)」
猟犬兼探偵社員 18
_裏路地_
広津はとある裏路地の壁に寄りかかり、煙草を吸っていた。
広津の隣には黒服の部下たちも居る。
そんな路地裏に複数人の足音が響く。
広津「遅い。2分遅刻」
鼻に絆創膏を張った青年はニッと笑い云う。
??「ジィさんは神経が細かくっていかんね」
立原道造
_武闘組織「黒蜥蜴」十人長_
立原「何だ、陰気臭い銀の野郎も遅刻かよ?」
立原も広津と同じように後ろに黒服の部下を連れている。
立原の質問に広津は煙草を消しながら答える。
広津「もう居る。後ろだ。」
裏路地の暗闇からスッ……と現れたのは立原と同じ黒蜥蜴十人長の銀だ。
銀「……」
銀
_武闘組織「黒蜥蜴」十人長_
立原「相変わらず鬼魅の悪い男だ。癇に障るぜ」
立原がそう云うと、銀はバッと動き、立原の首に|短刀《ナイフ》をあてる。
立原も銀の心臓に銃を突きつける。
銀「………」
立原「……やんのかよ?」
剣呑な空気の中、立原と銀はピクリとなにかに反応した。
広津「止めろ。愚図ども」
広津「2人とも『襲撃に際し戦死』と報告されたいか?」
常人では放てない殺気を放ち、異能力を展開させるのは、"百人長"の広津柳浪だ。
広津柳浪
_武闘組織「黒蜥蜴」百人長_
_能力名『落椿』_
広津の殺気に中てられた十人長の2人は身の毛がよだつような感覚を覚えながら武器をしまう。
立原「………ちっ、わかったよ。喰えんジーサンだ」
銀「……」
ピピピピ
広津「集合した。それで、我ら3名がかりで潰す目標とは?」
樋口『ご苦労です。目標は______』
猟犬兼探偵社員 19
樋口『目標は_____』
樋口『《《武装探偵社の事務所》》』
広津「探偵社?人虎ではなくか?」
樋口『前回の失敗は探偵社の|容喙《ようかい》が原因____』
樋口『同じ轍は踏みません。まずは護衛たる探偵社を殲滅します』
広津「皆殺しで良いか?」
−−−
樋口side
樋口「構いません」
広津『了解した』
ツーツー
芥川先輩が…
探偵社ごときに退くなど…………
あってはならない!
−−−
ひみのside
わお…
美人さんは怒ると怖いねぇ…
私は今、ポートマフィア本部にいる。
何故探偵社員の私が此処に居るかって?
……そんなの当たり前じゃないか。
悪戯しに来たのだよ!
…さて、中也の部屋は…。
変わって無いのか。
怪しまれるといけないから、サングラス掛けて行こう。
ひみの「やぁ、御無沙汰!」
黒服「え、え?あ、ぁ…」
でも……
悪戯してる時間は無さそうね。
社に戻りますか。
私は窓辺に行き、異能力を展開させる。
ひみの「異能力『』…名前思いつかないな。」
あっ!
ひみの「異能力『スーパーマリオブラザーズ』」
ドスンッ!
ひみの「イテテテ…あっ、只今戻りました。」
国木田「ひみのさん!?天井から落ちてきましたが…」
ひみの「そういう異能力を使ったのだよ!」
乱歩「土管の旅は面白かったかい?」
ひみの「それがね、もう、最悪!酔っちゃったよ」
賢治「そんなに凄い土管なんですね!僕も体験したいです!」
与謝野「"あの"ひみのが酔うぐらいだから相当強烈なんだねェ」
ひみの「最悪、最悪ぅ」
乱歩「で?何で帰ってきたの?」
ひみの「乱歩なら判るでしょ。」
乱歩「そうだね。それと、"名探偵のお仕事"が入るよ!」
ひみの「そう。頑張ってね〜国木田、川、流れてくる!」
国木田「川、流れてくるって…ひみのさん…今は業務時間で…」
ひみの「なんだい?国木田。君は社の柱である私に書類事務をしろと?」
国木田「いえ……」
……国木田くんを虐めるのは楽しいけど、流石に可哀想ね。
仕事ぐらいならやってあげましょう。
ひみの「まぁ、いいさ。今日の私は機嫌が良いんだ!どの書類をやれば良いんだい?」
国木田「えっ!?よろしいのでしょうか…?」
ひみの「は〜や〜く」
国木田「では。此れをお願いします」
ひみの「りょーかい!」
purururr…
国木田「はい、武装探偵社。……あぁ、警察の…判りました。時間が空き次第そちらに向かいます。はい。では。」
ひみの「名探偵さんのお仕事?」
国木田「はい、そうです。」
ひみの「さすが世界一の名探偵様だ!」
江戸川「当たり前でしょ!」
ひみの「でも…事件解決は先になりそうね…。」
猟犬兼探偵社員 20
さてさて、猟犬兼探偵社員も早いところでもう20話。
でも、2巻までしか進んでない✯
もう少しペースを上げなければ!と思った今日このごろ。
20話記念をやりますよー。
リクエストが有れば送ってください。(grossはネタに尽きました)
バンッ!!!!!!!!!!!!!!
大きな音がして吹き飛ばされた|扉《ドア》。
なだれ込んでくる黒い人達。
それは紛れもないポートマフィアの黒服たちだった。
黒服たちの後ろにいるのは銀、立原くん、広津さんだろう。
久しぶりに見る顔ぶれだ。
国木田「何ッ……」
広津「失礼。探偵社なのに|事前予約《アポイントメント》を忘れていたな。それから|叩敲《ノック》も」
広津「大目に見てくれ」
バンッ!
一発の銃声が響いた。
ひみの「やぁ、広津さん」
広津「用事はすぐ……は?」
立原「ひっ、二葉亭幹部!?」
銀「……(姉さん?)」
探偵社勢(−乱歩)「……は?」
ありゃ、立原くんひみの先輩!?って言いかけたけど我慢したわね。
そして探偵社勢は何故驚いているのかし……あ
ひみの「立原ァ…良くもヤッてくれたなァ?」
広津「(ひみのくんに中原くんが降臨した…)」
---
敦 saido
……銃声!?
しかもこの方向は…!
僕は探偵社の方向に走り出す。
探偵社の入っているビルが見えた。
其処まで遠くないはずだが、長く走ったようだ。
探偵社の窓が割れている。
何故!?
何故、探偵社が______。
「やめろッ!」