とある男の犯罪を描いたもの。不定期で投稿します!
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目次
■■■■■の犯罪
シリーズ予定です。
とある男が、暗い闇の街を歩いていた。深夜を打った時計も静まり、男は孤独を感じながら歩いていた。背中を丸めて歩く彼は、とても小さくなっていた。「なんで俺が…。」そうつぶやくと、またどこかへと歩いて行った。男の名を、田中 圭一という。
圭一は、小企業の下っ端だ。ブラックで過酷な場所で日々心をへし折られていた。希望は、家族の笑顔だった。しかし、ある日。愛する妻から離婚届を突き付けられた。「離婚しましょう。」なぜ?男は一瞬理解できなかった。不倫もしていない。子供にも愛情をしっかり注いだ。なぜ?そのまま離婚になり、圭一は希望を失った。
心の支えが何もないのは、辛くて底辺な生活だった。とりあえず借りたアパートに、1時ごろに帰宅し7時に出勤。風呂も入らず毎日コンビニ弁当。それが毎日続き、圭一は心体共に衰弱した。
ある日。夜4時頃。強くドアが叩かれた。いや、殴られた。体を起こして出る。そこにいたのは、離婚した妻の母親だった。つまり、赤の他人。「誰です?」思わず、知らないふりに出た。相手は上から目線で堂々と言う。「誰も何もあなたに不幸せにさせられた可哀想な娘の母です。」いくらなんでも話が違う。俺は出て行かれた側だぞ。怒りを感じた。相手は続ける。「養育費の請求に来ました。」「娘は最低でも月10万は…」なんだと?養育費?出ていったのに?勝手に。理由も言わず。なのに金をよこせだと?圭一は猛烈に怒りを感じた。
赤の他人が帰った後、俺は復讐してやろうと思った。夜4時にのこのこ来て、言いたいことだけ言って帰った、赤の他人と、妻に。あの子供達が可哀想だが、仕方ない。ー復讐の方が大事だー。
ー続くー