オリジナルの歌詞を書いては更新する短編集的作品です。メインタイトルは完全に意味無しです。
※本連載にて公開されている全ての歌詞を、他人が使用する事はできません。歌詞に関する全ての権利は、歌詞の作者である水野志恩が持っております。
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目次
「ショウエンド」
ねぇねぇそこのお嬢さん方 退屈なビートに身を委ねてませんか?
そんな 量産型じゃ物足りんでしょ?
能書き そしてノータリン え、少し待ってよ「No!足りん」ですか!
はいはい了解!
それじゃ魔法をかけましょ
お代は君の心臓を
ねぇねぇそこのお坊ちゃん方 ナンセンスなもんばっかで耳を腐らせては
いけません 正しく処理をしないとね
ほらチクとやって ここは元気にどうもハッピーでしょ?
ほらほら踊って笑いなさい
ユートピアは一歩この先に
辛い事とか喜びまでもを
全て含めて「記憶」というのに
僕ら愚かな人間様は
一人じゃそれに気付けない!
さぁSHOW TIME!
右から左を
オーディエンスを沸かすのダンスタイム
君の笑顔が見たいだけ!
そして 泣いて笑ったら三拍子
カンタレラ ふざけたってその調子
もっと もっと
狂うほど僕の隣で
この世はおかしく回るスターライト
ならずっとずっと楽しまないと
損でしょ? そのつもりでしょ?
酔いが覚めちゃってはつまんないでしょ。
あら あら 怖がっていますの?
大丈夫 ここに痛いものなんてないよ
さぁ遊びましょ
SHOW TIME!
何がホントかなんて考えなくて良いんだぜ
目の前の暗闇 消してあげましょうか
その代わりにお手を拝借!
舞台が終わったとしても
僕が君の偶像になりましょ
ねぇ SHOW TIME
どうしてこんなに 楽しいと思えるのに
君も君も もう逃さないから
どんな観客も虜に それが僕のモットー手短に
済ませましょ
さぁ SHOW TIME!!
絶対終わらない!
ここは君の楽園 理想の世界!
泣く意味なんて知らないよ!
君の心の痛みなんて言われても困るの!
だからもう笑え!
痛みなど忘れてしまえ!
お手を取れ、毒されてしまえ。
「ホウセキボシ」
一人ぼっちの 宇宙人
求めた居場所の エピローグ
ここで良いかなって思えたのにな
また変わらないで
繰り返してんだ転だ
愚痴を聞くために選んだわけじゃないよと
一人ぶつくさ中
ぐるぐる回るお椅子と
めぐる頭の中さ
まるでお揃いぼっちだね
ねぇ誰か
ホウセキボシに乗って逃げたい
一緒に逃避行しようねと笑う
「君」はどこにもない
ホウキボシのように輝けば
孤独でもいたく光るなら
いーのにな
一人になりたい
孤独が嫌なんだ
違うよ 違うの
誰かも分からないな
孤独だ__
誰もが持つ宝石
きらきら眩しいのに
私のだけ 濁るんだ
消えるままに
みんな内輪で笑いっぱなし
未だ軌道には乗れません
人生のレール 失敗しちゃったかな
ホウセキボシに乗って駆けたい
失敗すら甘えられるような
「あなた」は探せもしないから
ホウキボシはいいなとか
羨んでも失敗続き地続きだ
なんでなんだろな
孤独でしょうがないの
みんなみんな笑ってるよ
私だけ観測されない
誰にも見られずに朽ちていく 小惑星さ
ねえ 誰か輝かせて
ねえ 誰か私を見て
なんで なんで
私だけが
孤独なんだ__
ホウセキボシのようになりたい
みんなと同じに立ちたいな
ランデブーとか ほんとは憧れてるのに
なぜだ どうして
私 私は
ホウセキボシの上に乗って
大切を見つけに生きたいんだ!
今はまだその時じゃないんだけれど
ホウキボシを探した時
きっと私はもう一人じゃないんだと
思いたくて
一人で居られても
孤独ではないような
そんな惑星になりたかったんだな
私にごめんねが言いたくて
どうしようもないほどに
私は
孤独だ__!
繰り返しても変われなくて
ビックバンする勇気もなくて
どこをとっても一人きり
孤独な宇宙人
「創作戦争」
この世は今 大創作戦争
「アレ作りたい」氾濫した世界
毎日誰かが持ち上げられて
毎日誰かが嫉妬に駆られて
見えぬ船底に
突き落とされてしまったよ
もう 何も、見えない
平和を望んでおきながら
結局誰かが誰かを奪うのかい
それは
誰がため 僕のため
思考丸パクリされちゃった
誰がため 世界のため
ヒーロー気取りで あっはっは
いたったった
この世は今 大創作戦争
「アレ似てんな」反乱した未来
息が詰まってしょうがないよな
本質を見失うやつから一等賞
それは
誰がため 僕のため
四文ぽっちの得 なんてこった
誰がため 欲のため
ヒロイン気取りで あっはっは
至ったんだ
ぶつけ合って
分かり合えなくて
競い合って
卑怯にやり合っちゃって
静寂を分けて
甲乙を探して
そうしてる内にどれが誰なのか
分かんなくなっちゃった
誰がため 僕のため
居なくなってしまえばいいや
誰がため 僕のため!
ヴィラン気取りで あっはっは
笑えないんだわ。
空は
誰そ彼 愛を裂け
なあ
この世はいつか幕降りるかい
「通りゃん世」
一つ 現世のお話さ
少女が纏めて連れ去られたとさ
人の不幸は蜜の味
手前の言葉にゃ
納得出来ねえわ
二つ 前世は信じるかい
顰めっ面で佇むあの子も
精一杯生きているのかい
紅の召し物に
アタシ どうも気に食わねえんだ
人を咎めぬ世の中に
条理 恋しい 逃避の脳に
貴方はどう思う
行きは良い良い 帰りは怖い
試してみるか 地獄の門番
アタシの文句を聞いとくれよ
|生糸《きいと》ぶら下げて
行きは宵、宵 帰りは怖い
女狐が啼く 満月十五夜に
何が起こるかな
きっと手前に
三つ 来世に賭けるのかい
そいつぁ良くない 悪手だ
憎まれ口の作家が言うにゃ
睨まれ愚痴を吐かれる君の事
生きは良い良い 帰りは怖い
いろはにほへと 塵と化す
貴方の愛しき恋文よ
聞くの今だけよ
生きは酔い、酔い 帰りは怖い
子捨て夜を連れ 逃げ惑う旅
最中縺れる
君の前足
恐怖、愉悦、催促
未来、呪縛、梅毒
夜這、楽園、才能
無情、愛情、|衷情《ちゅうじょう》
行きはよいよい 帰りは怖い
音頭踊る頭まわる
苦しみ最中の悲劇を前に
手前の瞳を
生きは良い良い 帰りはもう無い
騙され抉る|腸《はらわた》は
狸に取って食われちまうわ
罰の味を頂戴
生きはもう良い 帰りは来ない
疲れたもう 休みんしゃい
アタシが楽にしてやるさ
さあ、おいで
(ららんららんららん……)
タイトルは普通に「とおりゃんせ」と読みます。
「娯楽に意味や知恵はいらない。」
娯楽に意味はいらない
娯楽に知恵はいらない
娯楽に乗せるものは
常にこの"心"でいい
創作は堅くはない
作るやつの思うままでいい
それに乗せるものは
常にその"心"であれ
常にその"心"であれ
伏線なんて無くてもいいんだ
震える気持ちと衝動があればいい
世間がいくら「駄作」と言っても
お前が最高だと思うのなら
それは世界一の名作なんだ
大層なことも
誰かを救うメッセージも
何も無くていいのさ
娯楽に意味はいらない
娯楽に知恵はいらない
娯楽に乗せるものは
常にこの"心"でいい
娯楽だからって軽んじるやつには
ヘッドロックお見舞いしながら
お前らしくやれ
お前の"心"で、やれ
ありきたりな話でもいい
お前が「書きたい」と思ったんなら
世間がいくら「ダメだ」と言っても
お前が満足だと思ったんなら
そこに価値はある
娯楽に意味はいらない
娯楽に知恵はいらない
娯楽に乗せるものは
常にこの"心"でいい
作る理由はなんでもいい
金が欲しいからでもいい
何かの手段でいい
それが"心"だから
それが"心"だから
自分にしか書けないものなんて
本当はないのかもしれない
でも 案外そんなもんだと
割り切って 進むしかない
盲目で 信じ切って やりきるしかない
娯楽に意味はいらない
娯楽に知恵はいらない
あった方がウケるかもしれないけど
気にしないならやらんでいい!
娯楽に意味はいらない
娯楽に知恵はいらない
娯楽に乗せるものは
常にこの"心"でいい
馬鹿にする虫には
殺虫剤缶ごと投げつけながら
自分らしくやるのさ
作る理由はなんでもいい
暇だったからでもいい
何を作ったっていい
何で作ったっていい
怒りも悲しみも喜びもお前の"心"
お前の"心"で進め
常にその心であれ
「似非主義」
タイトルは「にひりずむ」と読みます。
僕ら迷ってしまった
まるで愚かな子羊
こんな世界に生まれ落ちてしまった
人生とは暇潰し
だって死んだら金も愛も想いも
天には持って逝けない
屍にさえなってしまえば
天才も 愚鈍も皆墓の子よ
意味なんてないのに
「意味を求めて意味がある?」なんて
矛盾に寒気だ
嗚呼
死んだら何も残らない
この歌や言葉だって忘れられて
僕もそうだ 例外はないや
どうしてここで走るの
どうしてここで笑えるの
教えてよ
きっと僕と君らは
似て非なる
現世に生まれてしまった
二人きりの犯した罪を許さない
その口さえなくなれば
さえずる鳥も毛繕いの猫も
あんなに|尊《たっと》いのに
愚かな血が消えない
「どうせ死ぬなら失敗ノーカン」
「人生一度きりだということ」
違う 違う まるで違うんだ
どうしてそんな輝かしい目が
できるんだ
嗚呼
死んだら何も残らない
この気持ちや息だって亡くなって
君もそうだ 例外はないのに
歪んだ思想で結構だ
でもなんだかこんなに熱が足りない
氷漬けで
|似非《えせ》模様
(嗚呼 嗚呼……)
ねえ
空いた胸がまだ
無性に君を求めているとして
それでも間違いなんて言わないで
言わないで
だって
死んだら何も残らない
君への恋も愛も全部消えて
苦しい逃避の声だった
本当なんてもう知らない
ただあなたの思想に縋っていたい
でも でも
弱い僕のままで唱えるさ
僕は変わらずに
|似非《えせ》模様
涙浮かべたまま
|似非主義《にひりずむ》