春の桜みたいに儚くて、夜の桜みたいに切ない、そんな物語。
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目次 桜
桜の木の下で、君が笑っていた。
「奇麗だね。桜吹雪だ」
そう零して目を細めた。
やや強い風が桜を揺らし、スカートを翻し、髪を靡かせる。
「ああ。……奇麗だな」
僕はそう答えて、彼女と目を合わせた。
僕もつい、笑みを零した。
これは、僕と彼女の一年間の春の記憶である。
春の桜みたいに儚くて、夜の桜みたいに切ない、そんな物語。
よってらっしゃい、見てらっしゃい__気の利いたもてなしはできないけど、茶くらいは出すぜ。