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目次
星に願いを
ちょっとホラーかも.....?
ベガ、アルタイル、デネブ....
夏は星座や星の観察にぴったりだ。
いろんな星を眺めているとリラックスできる。だから、私は夜が大好きだった....
お父さんが帰ってくるまでは
---
「 やめてよッッッ!」
「お母さん!お母さん助けて!!!」
でもお父さんの暴力はエスカレートするばかりだった。
お母さんも見ているだけで助けてくれなかった。
お父さんがいなくなった後、お母さんは泣いて私に抱きつく。
「ごめんね。ごめんね.....」
違うんだよ。お母さん...私が、欲しかったのは....『それ』じゃないんだ....
だから、
『お父さんがいなくなりますように』
私はつい星に願ってしまった______。
---
それから、1ヶ月。
お父さんが帰って来なくなった。
もう。殴られることはないんだ。
でも、なんで来なくなったんだろう___?
3日後。警察から連絡があった。
『お父さんが亡くなったって。』
大通りの路地裏で倒れていたらしい。
お母さんは泣いていた。
なんで泣くのか私にはわからない。
だって、私も、お母さんも殴られたんだよ.........?
---
お父さんの誕生日。
お父さんの命日。
その日は、星のきれいな夜だった。
皆さんおつらきです。
果たして『それ』ってなんだったんでしょうか?
考えてみてくださいね........?
時雨
ある、秋の末のことだった。
---
ぽつり。僕の顔に雫が落ちた。
「え」
突然の雨に、僕はその場に立ちつくした。
___『綺麗』そんな言葉が似合う雨だ。
その時うっすらと公園の奥に人影が見えた気がした。
自分がいうのもあれだが、今の時間は午前4時。人通りも少ないここにわざわざ来るだろうか。少し近づいてみる。
その時、ちょうどこちらを振り向いた 。
_____一瞬で、目を奪われた。
『綺麗』、『美しい』そんなありきたりな言葉では表せないような人で、、あぁ、、
例えるなら今の|時雨《しぐれ》のように......
その人はこちらを向いて少し悲しそうで、触れたら壊れてしまいそうな顔で優しく微笑んだ。
その瞬間。雨がやんだ。
先ほどまで雨なんか降っていなかったように空は蒼く澄んでいた。
女の人は、いつの間にかいなくなっていた。
---
あの人が、本当に此処にいたのかはわからない。でも、心なしかまた会えるような、そんな気がした。
今度は一緒に______
おつらきです。
今回はこの二人!!!
きくち さら
主人公 菊池 咲良 2-3
みうら りさ
転校生 美浦 璃沙 2-3
いつき しょうと
元彼 斉宮 青斗 3-1
後、クラスメイト達。
始まりはあの一言だった。
「菊池ってなんもできないよな」
「《《美浦と違って》》」
はぁ。くらべられっ子?
くらべられっ子
とっくに知ってるよ....
|璃沙《あの子》より劣ってるのは言われなくても解ってるよ?w
だから比べないで、いや比べんな。
俺をほっといて?
左側が痛いから 困るんだ.....?
「今日から転校して来ました。」
「美浦璃沙です。よろしくお願いします!」
転校生、ねぇ.....
何となく差を感じて、
「美浦さん凄い!!!」
「美浦!一緒にかえろーぜ!」
『俺も誘われたことないのに....』
生きてたけど背伸びして逃げてた。
A B C D E F G
どの選択肢を選ぼうと
失敗のほうが多くてさ?
ドサッ バラバラ『あ"っ』
また、|怪我しちゃった.....?《間違っちゃった?》
痛いの痛いの飛んでけって____
思っても意味無いこと頭によぎって
「菊池凄いな!!!」
「咲良ちゃん委員会いこ~!」
下して いつの間にか泣きだして
トドメ刺せたらどれだけ楽だろう?
_______捨てられたいな.....
くらべられっ子? くらべられっ子。
とっくに知ってるよ?w
大切なモノ馬鹿にされてしまう運命なんだって。
「あんたは青斗君にふさわしくない」
「あたしがふさわしいの!!!!!!」
『...そうですか』
「だから、嫌われて?」
『は.....い.....?』
だから諦めたよ。 もう諦めた!
____俺をほっといてよ
だけど夢に出てくるよw
「咲良。愛してる。」
可笑しいよね....?
ちょっとだけ 少しだけど
ありのままで向き合っていた
1軍、2軍。陰キャ、陽キャ。
どのチームに属してみても
失敗ばかり目立っちゃって
あれ?悪化しちゃったw........。
暗いの暗いの怖いよって
思ったら身体一つでさえ動かなくて。
『出して!!!出してよ!!!』
「ずっとそこで泣いてれば?www」
蓋して 好きなことも霞むから。
となりの彼女 旗を揚げていた
眩しすぎるわ.....w
『私』は無理だったよ.....
---
「・ね。」
「え?まだ来てるの?www」
「さっさとどっかいけよwww」
『あのさぁ!!!』
くらべられっ子。
『くらべられっ子?それでも生きてるわ』
『大した結果も出せないのに図々しく生きてるからさ!』
だから息を吐いて 口を塞いだ
『だから俺をほっといて!!!』
「ッ!なんでそんなこと!!!」
『なんでって。』
『|お前ら《クラス》のせいだよ。』
そしたら瞳閉じるの 終わりだね。
____俺も休んでいい、よね.......?
平行線から交わって
ほら全部外側に置いてってみよう?
『無理だよ....』
くらべられっ子 くらべられっ子
とっくに知ってたよ
最期の日まで報われそうにないことも解ってたよ...........!
だから構わないで 話しかけんな____
ずっと独りでいるからさ?
『私』をほっといて。
「俺は咲良がずっと好きだよ。」
最初から知りたかったなぁ....
_______ 嫌いになっちゃったな.....
『大好きだったよ....!』
くらべられっ子 くらべられっ子
俺に言ってるよ!!!
自分も周りも何も見えなくなって勝手に決めつけてるね....
だから思い出して もう忘れない。
君のこと。
本当は『大好き』だって
息を止めていた君を 抱きしめて
「俺と、一緒にいよう?」
『.....うん!』
「「信じられなくてごめんね___。」」
二人は手を繋いで_______
---
【次のニュースです。】
【今日午前10時。・・高校で男女2人の
遺体が発見されました。】
【警察は_______。】
『最近多いよねこのニュース。』
『_____可哀想....w』
さーて。寝るか。
おつらきです。
凄いヤバくなってしまった。
どうしましょう......
アネモネかもね?♥️
私は|飛鷹鳴依《ひだかめい》。至って普通の小学生6年生。よく周りより大人びていると言われるけど、別にって感じ。
最近、私の周りで不可解な出来事が度々起こっているのだ。
例えば、
きら....苦手な人が学校に諸事情でこられなくなったり、生活態度が悪い人が急に成長したり、
ここまでは、まだ分かる。偶然と言える。
でも、
私の仲良しな人達、好きな人達が次々と事故にあったり、転校したりしているのだ。
____そのせいで、私は疫病神として扱われているのだ。
でも、唯一居なくならず、これまでどおり仲良くしてくれているのが、中学3年生の|神代琉斗《かみしろると》君だ。
嫌なことがあっても、辛いことがあってもいつも支えてくれる。そんな琉斗君が大好きだった。
---
今日は土曜日。休みの日だ。どこかに一緒に行く友達も_____もういない。
市民体育館にでも行けば誰かいるかな...
あっ、今日休みか....
まあ。暇だし散歩ついでにちょっと遠くに行こう。
『いってきます!』
誰もいない玄関に声が響いた。
---
『る...と、く...ん?』
グシャッ ビシャッ
私の前に紅い血が舞い散る。
『なんで...!?どうして.......?』
琉斗君は笑顔でこちらへ近づいてきた。
「あははッ♥️」
「大丈夫?鳴依、怪我ない?」
「よくここまで独りでこれたね♥️」
えらい、えらい。
そう言って私の頭を撫でる。
確かにここは家から遠い市民体育館だ。
琉斗君.....どうしちゃったの....?
『血......?』
「うん。そうだね♥️」
「ほら見て!こいつら全員鳴依を虐めた奴らだよ♥️」
琉斗君が指差した先には紅く染まった床に横たわる、クラスメイトの姿があった。
『.......ッ!!!』
「俺はね。鳴依が大好きなんだ 」
「だからね鳴依を傷つける奴らは」
【俺がお掃除しなきゃ、ね♥️】
「もう。大丈夫。」
「俺がそばにいるからね_____ 」
「俺の事だけ見ていてね。」
" 鳴依♥️"
アネモネの花言葉。
探して見てくださいね~
毎回、ヤンデレっぽくなるのは何故なんだろう.........
○o。. Soap bubble .。o○
♪~
『しゃぼんだま、とんだ』
今日も、怒られちゃったなぁ....
駄目だなぁ。私。
『屋根までとんだ』
_____あぁ、このまま。
飛んでいってしまえれば、
どれだけ楽だろう?
『屋根までとんで』
空まで飛んだら、どこまで行けるかな?
とおい。遠いところまで。
行けるかな?
________でも、そこまで飛んだら、
--- どうなっちゃうんだろう? ---
「おかあさん、おかあさん」
「しゃぼんだまはどうなっちゃうの?」
[シャボン玉さんは壊れちゃうよ]
「こわれたらどうなるの?」
[遠い、遠いところに行くんだよ]
「しゃぼんだまさん。会えるかな」
[会えるよ。きっと]
「きっと、きっとね!」
---
『しゃぼんだま消えた』
『とばずに消えた』
『生まれてすぐに』
『こわれて消えた』
きっと、今の私は
飛ばずに消えたしゃぼんだま。
飛べずに消えたしゃぼんだま。
かぜ、かぜ、ふくな
『しゃぼんだまとばそ』
君が望むなら
私は|天童由絃《てんどうゆづる》。
ごくごく普通の中学生です。
今、ある人との関係に悩んでおります。
.....まぁRさんとでも呼びましょうか。
Rさんとは仲良くさせていただいていますが、最近避けられている気がするのです。
問題はここからです。
今は美術部の休み時間で教室にいます。
机を開けました
↓
なんか入ってる
↓
手紙やんこれ.....
↓
開けるか...... ←イマココ!
さて_______どうします?
---
そうして私は結局開けてみることにした。
手紙をよくみると律儀に名前かいてますけども。
そして、面倒臭いことに
『Rさん』ですけども!?
ぁ、終わったかも.....
しかも、見事に体育館倉庫ですし。
______これボコられるのでは?
大勢に殴られて亡き者にされるのでは!?
あぁ、どうしよう。
もう足は体育館倉庫に向かっている。
帰ろうとすればするほどに向かう足は早くなる。
逃げなきゃ、逃げなきゃ!
『 とん。』
肩を、叩かれた。
私の後ろにはR.....|莉兎《りう》がいた。
「な、何か、な?」
震えながらそうこたえた。
が、莉兎の口から発せられたのは衝撃の一言だった。
「由絃。彼氏浮気してるけどいいの?」
「へ?」
意味がわからない。
私の彼氏_____宗平くんが?
「急にごめん。でもどうしても伝えたくて。」
「うち、宗平に告られたの。」
「だから、どうしたんだろうって。」
「なんで......」
その一言しかでて来なかった。
あなたは私を無視した。
じゃあ、なんで...?
「由絃。」
「無視してごめんなさい。」
「宗平に言われて。」
「でも、従ったうちが悪い。」
「本当にごめん。」
「いってくれて、ありがとう....!」
やっぱり、莉兎は莉兎だ。
昔から変わらない。
中学に入ってから変わってしまったと思っていたけど、謝るときはちゃんと謝る。
莉兎。ありがとう。
「宗平。どうするの?」
「話し合う。それで話が通じなかったら別れて、関わらない。」
「....そっか。」
「てか部活いいの?」
「あ"」
帰った私は何だか、嬉しい気がした。
宗平くん。なんで...?
なんで、私を振らなかったの........?
たぶん。
疲れた。
疲れた。
疲れた。
死にたいって言葉を簡単に使うようになってから、私ってなんなんだろうって思うようになった。
私は何?
何のために生まれた?
何のために生きている?
そんなことは考えても思い付かなくて、友達に聞いてみた。
『意味とか、関係なくない?』
だって。
なんなの?意味わかんない!
---
友達side
『私は何のために生きている?』
『何のために生まれた?』
『私は何なの?』
だって。
知らんわ。w
自分でわからないのに私が分かる訳ないじゃん。
でも意味とか関係なくない?
生まれちゃったもんは生まれちゃったんだからしょうがないじゃん?
______だから今を、生きなきゃいけないんだよ.......
---
たぶん。
私の生きている意味は特にない。
たぶん。
私の生まれた意味は関係無い。
それから、私達がどういきていくかじゃないかな。
死にたいなんて、自分自身のエゴだから。
______でも、それで楽になれるなら......
おつらきです!!!
なんかよくわかんなくなってしまった....
伝われ!!!この気持ち!!
我に凪ぐ
穏やかに凪ぐのは、目の前の波。
少しも悲しくなんてないのにどうして、
_____どうして涙が出るのだろう......?
---
私は|泉津雀《せんずすずめ》。自分に自信がない。というか持てない。
皆の前で発表するのは怖いし、大きな声も出せない。
考えるだけで気分が悪くなる。
『**あぁ。なんで自信が持てないの?**』
何万回自分に問い掛けても答えは一向にに返ってこない。
教科書にも、国語辞典にも載ってない。
お母さんもお父さんも、先生も教えてくれない、私の自信の持ち方を。
誰かがいっていた。
世界は哀しみに満ちていると。
誰かがいっていた。
______でも、
そこから人間は喜びを見つけるのだと。
私は、この世界から喜びを見出だせない。
誕生日に祝ってもらえるのは
《《当たり前》》
何もなくごくごく普通に過ごせるのは
《《当たり前》》
そんな毎日から、喜びを見い出せるのか?
そもそも喜びの定義とは?
考えれば考えるほど答えが遠ざいて行く気がする。
ねぇ神様。
当たり前ってなに?
普通ってなに?
---
なんだ。すぐ近くにあったじゃないか!
当たり前が。
当たり前が喜びであり、幸せなんだ。
当たり前の中から喜びを見つけるのが私達の役目なんだ。
____神様って意地悪なんだね。
---
心なしか海が遠ざかって行く気がする。
周りの音が聞こえなくなって、
浮いているみたいにふわふわして.....
お母さんどこ行くの?
お父さん、なんで泣いているの?
あれ?あれ?
いつのまにか私も、なんだか泣いている。
海は、いつまでも凪いでいる。
いつまでも。
いつまでも。
皆さんおつらきです♪
いかがでしたでしょうか?
なんか、あんまりしっくり来ない...
こここうしたらいいよ❗ってところがあったらアドバイスお願いします
皆様にご縁がありますように....🧩☘️
ちゅーとはんぱボーイ
俺は何をしても中途半端。
勉強もそこそこ。
運動もそこそこ。
友達もそこそこ。
何をやっても何を頑張っても、中途半端。
だからもう辞めた。
つらい、つらいは諦めた。
おばあちゃんに怒られても、俺が悪いから。
俺が。俺が。何も出来ないのが悪い。
何もできないような俺を。
なんで生かしたの?お母さん。
なんで連れてってくれなかったの?
---
俺の小さい頃。
お母さんは事故で死んだ。
お父さんは病気で死んだ。
俺は何も知らせられないまま、今日まで生きて来ていた。
「お父さんは?」
『.....お仕事で遠い所へ行ったよ』
「お母さんは?」
『お父さんと一緒に行ったよ』
なんで、なんで.....?
おいて行かないで、おいて行かないで.....!!!
「起きなさい。裕介。」
---
その一言で一気に現実に引き戻される。
おばあちゃんだ。
『宿題はやったの?』
「やったよ」
『なんページ?』
「.....2ページ」
『....それで終わり?テスト大丈夫でしょうね。』
「........」
『次、100点取れなかったら今度こそ家から出ていって貰うから。』
「.......は、い。」
"おばあちゃん"
それは俺にとって脅威の存在だった。
怖くて、怖くて仕方なかった。
次で、終わりだ。
100点。とらなきゃ。
勉強しなきゃ。
勉強。勉強。
勉強。勉強。勉強。勉強。勉強。勉強。勉強。勉強。勉強。勉強。勉強。勉強。勉強。勉強。勉強。勉強。勉強。勉強。勉強。勉強。勉強。勉強。勉強。勉強。勉強。勉強。勉強。勉強。勉強。勉強。勉強。勉強。勉強。勉強。勉強。勉強。
勉強。勉強。勉強。勉強。勉強。勉強。勉強。勉強。勉強。勉強。勉強。勉強。勉強。勉強。勉強。勉強。勉強。勉強。勉強。勉強。勉強。勉強。勉強。勉強。
ぁぁぁぁぁ。
ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ、
うぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ
嫌だ。こんな生活。
こんなのいつか壊れてしまう。
俺はなんのために勉強してるの?
俺はおばあちゃんのために勉強してるの?
俺は、
俺は?
--- 俺ってなんなんだろう ---
ちゅーとはんぱボーイ。
最初から最後まで中途半端。
そんな男の子のお話でした。
触らぬ神に祟り無し。
※刀剣乱舞。神隠し要素があります。
ぐしゃぐしゃに濡れたベッドの横で、|俺《三日月》は主の手紙を受け取った。
どうやら俺ら宛てらしい。
---
「これを読んでいる皆へ。
これを読んでいるという事は、僕はもうこの世にいないのでしょう?
もうちょっとぐらい一緒にいたかったなぁ.....なんてね。
これから刀に戻るのか、他の本丸に行くのかは分からないけど、気持ちのいいものじゃないよね。
三日月さん。
最初来なくてじじいっていってごめんなさい。今では大事な本丸の柱です。これからも仲良くしてね。
歌仙さん。
お料理美味しい。ありがとうございます。
初期刀としてずっと隣にいてくれたね。かねさんと仲良くしなよ?
薬研くんへ。
初期鍛刀で出てきてくれた時、女の子って思ってごめん。ニキのおかげで夜戦が楽になったよ。ありがとう!
清光へ。
最後まで可愛がってあげられなくてごめんね。愛してるよ。清光。安定をよろしくね。_______ 」
政府からは時間素行軍の襲撃と書かれていた。
加州は泣きじゃくっていたし、歌仙は湯飲みを破壊していた。(片手で)
皆。目的は一つだった。
『時間素行軍を全滅する』
だが、それと同じ日。"今剣"が失踪した。
---
それから3年の月日がたった。
今剣が戻ってくることはなかった。
いや、戻って来なかった。
《《主と共に》》。
「あるじさま。ぼくです。今剣です。」
「あるじさま。」
『ずっと、一緒です。ずっと。ずっと。』
今剣神隠しエンド
こんな感情すてれたら
今日も自室でヘッドホンをかけて、あの子へ愛を呟く。
愛してる。愛してる。ずっと君を愛してる。
『ひまだなぁ...』
ひま?なら僕のところへきなよ。
『あ!りょーまくんから連絡だ!』
....りょーまくんってだれ?
僕の知らないところで男でも作ってたの?
『ふふふっ♪りょーまくんったら...♪』
"りょーまくん"ねぇ....?特定したろか。
そう思い、音源を切る。
僕の住むマンションの3階、85号室の楓夏ちゃん。僕だけの楓夏ちゃん。
なのに。なのに。なんで。
あっ、りょーまくん見っけ....♪
解き放ってあげよう。この僕が。
楽にしてあげよう。この僕が。
分からせてあげよう。この僕が....!!!
楓夏ちゃんには僕しか釣り合わない!!!
「足立涼馬くん。ですか?」
「えぇなんですッ..!?ガハッ...」
あはは。アハハハ。アハハハハハハ!!!
よかったねぇ?楽になれるねぇ?
「よかったねぇ!!!"りょーまくん"?」
---
なんで。楓夏ちゃん。
君には僕だけでしょ。なんで逃げるの?
僕は、僕はこんなに愛しているのに!!!
.....そうか。僕の愛がたりなかった?
そうなんだね。楓夏ちゃん。
たっぷり。君が満足するまで。愛してあげるよ、楓夏ちゃん♥️
....なんで邪魔するのさ。僕。
《お前に楓夏ちゃんは釣り合わない》
はぁ?なにいってんだよ。お前も欲しかったんだろ?
《...こんなやり方は間違ってる》
いい子ぶるなよ。
《...俺はお前の中の正義だ。》
....
《お前だって本当はわかってるんだろ》
うるさい。
《そもそも多重人格者が恋愛なんて向いてないんだよ》
楓夏ちゃん....ねぇ....僕は、どうすれば君にの隣にいられるのかなぁ....
《....さあな。》
多重人格者ってかくの大変ですね.....