オリジナルのポポポとメタナイトの昔話です。
※注意※
・妄想・捏造が入っています。
・本家様とは一切関係ありません。
・多分バットエンドです。
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目次
ポポポとメタの昔話 1話 ポポポ
「ガルルル」
「あ…あぁ…」
ガブッ
「うぁ!い、痛い…だれか…助け…て」
「大丈夫!今助けてあげる!」
ズバッ
「ギャンッ」
「君!大丈夫?」
「うぅ…」
「思ったより怪我がひどい…とりあえず安全な場所に連れて行こう」
---
「…ぅ…う〜ん……!」
ガバッ
「こ、ここは…」
(もしかして僕死んじゃったの…)
ガチャ
「あ、起きた?」
「えっと…あなたは?」
「多分…君と同じ、旅人だよ。」
「旅人…ですか」
「それにしてもよかった〜。君、僕が来るのもう少し遅かったら多分死んでたかもしれなかったよ」
「そうだったんですか!あ、ありがとうございます。」
「どういたしまして!そういえば君の名前は?」
「えっと…実は僕…名前が無くて…」
「なるほど…君、出身は分かる?」
「分かりません…なのでそれを探す為に色んな所を旅をしてるんです。」
「ふ〜ん、じゃあさ!僕と一緒に旅する?」
「え!」
「見た感じだと君弱いわけじゃないでしょ?」
「はい、まぁ少しだけ剣を使えますが…」
「僕が君を強くしながら一緒に旅をする。そしたら君は強くなれるし、それまで僕が守ってあげるから危険な目に合う事は無い、それに自分を探す旅が出来る。どう?」
「え、えっと…」
「だいじょーぶ!すぐに決めなくてもいいから!僕はもうしばらく魔獣を退治するためにここに滞在するから」
「分かりました…」
「あ、そういえば!」
「?」
「僕、自分の名前言って無かったよね!」
「は、はい…」
「改めて、僕はポポポ、よろしくね!
ポポポとメタの昔話 2話 名前
数日後
「傷、大分治ってきたね」
「はい、ありがとうございます」
「この分だとあと2、3日で完全に治るかな〜」
「あのっ!ポポポさん!」
「どうしたの?」
「その…数日前の…旅の話なんですけど…」
「うん」
「えっと…僕を!弟子にしてください!一緒に旅をさせてください!」
「…」
「っ!」
「いいよ」
「!ありがとうございます!」
「君ならそう言ってくれると思ってた。これからよろしくね!」
「はい!」
「それはそうと…1つ決めなきゃいけない事があるんだ」
「なんですか?」
「君の名前、じゃないと君の事呼ぶ時困るでしょ?」
「確かに…」
「どんな名前にしたい?」
「う〜ん…」
「ちなみにね、僕の名前も自分で考えたんだよ!」
「そうなんですか?」
「だから、自分で考えてみたらどう?」
「……じゃあ、メタがいいです」
「メタ!いい名前だね!どうしてその名前に?」
「とある国では「超えて」という意味があるそうです。いつか、師匠を超えてみせる、という意味です!」
「っ!ふふ、じゃあこれから頑張らないとね!」
「はい!」
ポポポとメタの昔話 3話 暗黒の支配者
数ヶ月後
カキン
「っ!」
スル
「そう!相手の方が力が上なら受け流す事も大事!でも…」
キン
「あっ!」
ザク
「受け流してから反撃するまでが少し遅いね」
「師匠が早すぎるんです…」
「え〜そうかなぁ〜?」
「そうですよ!」
「あ!そういえばさメタ、自分だけの剣を持ってみない?」
「自分だけの剣…ですか?」
「うん、剣は自分に合った物の方が扱いやすいでしょ?」
「確かにそうかもしれません!」
「よーし!そうなったら善は急げ!行くよ!」
「は、はい!」
---
「やっほー!ネビュラく〜ん!」
「おい貴様、そう呼ぶなと何度も言っておるだろう」
「ごめんごめん!」
「師匠…この方は…」
「あ、メタは会うの初めてだったね。彼はダークネビュラ、暗黒の支配者だよ」
「あ、暗黒の!」
「御主があやつの弟子か、噂には聞いていたぞ。名はなんと言う」
「め、メタと言います…」
「そうか、それで…今日は何の用で来た」
「今日は2つ用があるんだ!1つ目はメタの新しい剣について」
「剣か、だが我は鍛冶屋ではないぞ。それとも…」
「うん、前に君に預けたあの剣をメタの新しい剣にするの」
「本気か?あの剣は選ばれた者にしか扱えぬぞ。御主ですら扱えぬというのに…」
「大丈夫、メタならきっと扱う事が出来るよ」
「…分かった、持って来るから少し待っておれ」
ポポポとメタの昔話 4話 宝剣ギャラクシア
「持ってきたぞ」
「ありがとう!ネビュラくん!」
「師匠、この剣は?」
「この剣は宝剣ギャラクシア、自分に相応しい主を待っている剣」
「意思を持ってる…って事ですか?」
「まぁ…多分そんな感じかな?とりあえず持ってみなよ」
「はい…」
ギュ
「「!」」
「とても軽いです!それに初めて持つのにすごく手に馴染んで…」
「……」
「ね、言ったでしょ?メタなら大丈夫って」
「…そうだな、少なくとも今回は御主の勘は当たったようだな」
「どういう事ですか?」
「実はその剣、選ばれた人以外は扱う事が出来ないんだよ」
「触れると最悪の場合、命を落とす事もある」
「えぇ!先に言ってくださいよ!」
「だって先に言うと触りづらくなるじゃん?」
「あれ?でもネビュラさんは普通に持ってましたよ?」
「我は少し不正をして死なないようにしておる。だが出来るのは触れる事のみで扱うことは出来ぬ」
「いいなぁ…ネビュラくん、僕だって持ちたいのに…」
「あの、本当にいいんですか?」
「いいんじゃない?ギャラクシア本人が君を選んだんだし」
「ありがとうございます!あの…」
「試し切りをするのなら、部屋を出て左に曲がって突き当たりの部屋でするといい」
「わぁ〜ネビュラくん優しい〜」
「黙れ…消し炭にするぞ?」
「はいはい、メタ!折角だからやってみなよ!」
「はい!」
ガチャ
「頑張ってね〜!」
バタン
「…それでポポポ、2つ目の用事の事だが」
「うん、まぁ内容はいつもと同じ」
「だろうな」
「でも今回はこっちからもいくつか報告がある」
「…あの弟子の事か」
「うん、おそらく関わりはあると思う。自覚はしてないけど」
「本当に大丈夫なのか?ギャラクシアを渡して」
「あの子なら大丈夫」
「御主が言うからには本当なのだろう」
「よし、じゃあそろそろ最近の《《あいつ》》の動向について教えて」
「分かった」
ダークネビュラが宝剣ギャラクシアを触れる理由、面倒でちゃんと説明出来てませんでした。いつか話します。
ポポポとメタの昔話 5話 提案
めっちゃ久しぶりです!
「と言っても、魔獣の出没が少し増えた程度で他は特に無いな。それに増えたと言ったが雑魚程度の魔獣でボスクラスの魔獣は少し減った程だ」
「あ〜確かになんか最近増えたなぁ〜と思ってたらやっぱり増えてたのか」
「それともう一つ、気になる事がある。」
「ん?どうしたの?」
「最近、有力戦士の失踪が相次いでいる。しかも魔獣の出没が増えた地域だ」
「なるほど…」
「我からはそれくらいだ」
「じゃあ次はこっちね」
「あの弟子の事か」
「うん、メタも多分…僕と生まれは同じだと思う」
「しかし、ヤツの記憶は無いぞ?」
「メタは僕に会うまでの記憶が一切無いんだ…おそらく何か記憶を失うような出来事があったんだと思う」」
「そういう事か」
「メタも…僕と同じ…アイツの失敗作として…」
「ポポポ、これ以上は言わなくても良い、わざわざ自分の傷を抉る必要はないだろう」
「…ありがとうね、ネビュラ」
「それと、言い忘れていたが1つ提案がある」
「提案?」
「最近有力戦士の失踪が相次いでいると言ったな」
「それがどうかしたの?」
「御主はこれをどう考えている?」
「…アイツが新しい魔獣の材料にしている?」
「我もそう思うのだ。ヤツに魔獣にされると元の戦士より力が数段強くなる。そのおかげでもっと強い戦士を自分の元に引き寄せる事が出来る。おそらくヤツはそれを繰り返しているのだろう」
「ってことは…」
「あぁ、いずれ我々も狙われるだろう。そうなった時、御主とあの弟子の2人きりだったら?」
「かなり、危ないね…」
「ならばしばらくの間、我と共に行動するのはどうだ?」
「え?」
「有力戦士を集めれば、ヤツもそう簡単に手出しは出来ぬだろう」
「なるほど!それはいいかも!じゃあメタに伝えてくるね」
「いや、我が行く」
「え?」
「御主はする事があるだろう?」
「…!ありがとう!ネビュラくん!」
なんかポポポさん…闇深そうですなぁ…(どういうこと?)
ポポポとメタの昔話 6話 話
ズバッ
「はっ!…やぁ!」
ガラ
「あ、ネビュラ…さん!」
「ギャラクシアの使い心地はどうだ?」
「とっても使いやすいです!まるでずっと昔から使ってたような…」
「御主、両利きか?」
「はい」
「両利きだと腕をどちらか負傷しても剣を振れるな」
「そうですね、でも…僕は怪我をするような事が無いと…嬉しいです」
「…そうか」
「ところで、ネビュラさんはどうしたんですか?」
「…何がだ?」
「あ、いえ…なんとなく…そんな気がしただけです…すいません…」
「いや、御主の言う通りだ」
「え?」
「我は確かに今、御主に用があって来た。それを何故見抜けたか、分かるか?」
「えっと…僕とネビュラさんは今日初対面で、なにか用事があったら師匠が来ると思うんです。でもネビュラさんが来たって事はネビュラさんが僕になにか用事があるんじゃないかと…」
「なるほどな」
「あ、あと…」
「?」
「もしかしたら…その話って、師匠に聞かれたくないお話でしょうか?」
「フッ…合格だ。確かに、この話は彼奴に聞かれたくない話だ」
「やっぱり…」
「では本題といこうか。だがその前に1つ、この話を彼奴に話すな。出来るな?」
「分かりました。絶対に話しません」
「御主、彼奴の生い立ちを知っているか?」
「いえ…知りませんが」
(…やはり…話していないか…)
「ならば我々が誰と、何の為に戦っているかは知っているか?」
「はい、少し前に師匠から聞きました」
「そうか…では…最初から話すとしようか」
「何を…ですか?」
「我と、彼奴と、この世界についてだ」
大事な所を次にしようとしたら今回もの凄く短くなってしまいました…
次回、多分めっちゃ重要な回です。なるべく早めに出します!(頑張る)