おしゃんにしてみました、mmmr二次創作の「カーテンコール」のシリーズ物
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目次
カーテンコール
めめ村様の二次創作……
リメイクものになります(
拍手喝采とカーテンコール、焦がれるような視線に、色とりどりのライトアップ。
楽団が奏でる豊かな音楽に合わせて踊る自分たち。
自分を誇らしく思えたあの頃に戻りたいと。
今は廃れた劇場で、待っています、東雲の前に一つの安らぎを、お届けしましょう。
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少女は歌のようにつぶやいた。
「なんか変なこと起きないかなぁ……」
「どうしたんですか、 さん」
「なんか変なこと起きないかなって」
「もうすぐですよ」
「ンマッ?!」
「w」
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「変なこと起きないかなぁ……」部屋でぼやいた。当然誰かいるわけでもないし、いてほしいわけでもない。私は妖怪とか、幽霊とか、ポルターガイスト、人殺し、人食い、放火、テロ、こんな感じの非日常な出来事に憧れがある……かといって私がカニバリストになったわけでもないし、サイコパスになったものでもない。
人殺しだって被害にはあいたくないし、人食いだって人を食べたくない。放火はちょっぴり憧れがあるけれど、あるだけでやろうとは思いはしない
町ではそんな人殺しなんか起きないし、せいぜい窃盗とかだとおもうし……住んでいる町はいわゆる’’港町’’というやつだ、家から見える魚市場の近くでは漁船が休みなく言ったり来たり
「やりたい職業はなんですか〜?「漁師!!」」
そう。魚に占領された街なのだ。ゴラクシセツというやつはあまりなく、遊具もない原っぱの公園が多数。
THE、暇!!親も共働きだし、月に数回しか帰ってこないし、最近の楽しみは猫にご飯を上げたり、窓を覗いたり……きな粉餅を馬鹿みたいに食べたり……
うーん。人生クソつまんない、人生クソつまんないって看板を掲げてデモ行進したいくらい……?
窓辺を見ることくらいしか楽しみがない、小さく見える町はよくできたおもちゃのように見える
「本でも読もうかな……」
カ キ ー ン ッ ッ ! !
「いやしあ?!!?」慌てて反対の窓を覗いた。「ん〜〜…??」裏山の頂上になにか見える。”何かが” 窓に顔べったりつけてもわからんなら向かうべし!!寝間着をほっぽりだしてタンスのパーカーを引っ張り出す。「ピンどこ!!!ピン!!!!」さっきの音は何なのかがとても気になる。ただの工事現場かもしれないけど、あそこにいかなきゃならない気がする。
そう思って、私は外へと駆け出した。
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前置き長いって思った人、シャワーヘッドを持って僕の家に集合してください((
カーテンコールヲよろしくね
カーテンコール1
キャラ崩壊注意……
住宅街の間の塀を登ったり降りたり…猫みたいにかけてのぼってを繰り返した。山の麓についたとき、一息ついてから思い切り駆け上がる。
その後はあまり覚えてない。それほど夢中だったってこと。
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「はぁ……っ……」久しぶりに動かす体は思い通りじゃなく、日々の運動不足というやつに祟られた
登った先、眼の前にあったのはつるが絡んだ変な建物。古びた看板と色とりどりのガーランド。
一層不気味だが、周囲からは変に肝が座った子と気味悪いと噂されるので怖いというよりとても楽しみというか……
あぁ、こういうことになると見境がなくなるんだ……もう日も落ちかけてるんだよな……
まあ心の声というのは思ってるだけでいいと思いますし……そう思って私は映画の主役みたいにバンッとドアを開けた。
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「……?」ずらりと並ぶ赤シートのかかった椅子の一番奥__。
ステージの上で一人の小さな子(私と同じくらいかな、14くらい。)がカツカツ靴を踏み鳴らして踊っていた。どんどん足を踏み鳴らしてその子に近づく。
興奮というので鼻息を荒くしてるのが自分でもわかるほど、ふんふんっみたいな「?」近くじゃわかんなかったけどつの?生えてる…見た目はポケモソって言うゲームに出てくるポケモソ。あれ丸っこくてかわいいんですよね……うぱーっって感じですね
水色髪でマリンガールの格好。頭には大きな帽子(真っ赤なリボンが付いてますね)を被ってこっちを見てる。そりゃバーンってドーンってドスドスきたら怖いですよね
まあ見た目は喋れなさそうな気がする……つのはえてるし……異世界人的な。
「うっ、うぱぁ」その子はにゃぐにゃぐと引きつった笑顔を浮かべた。えあ、ん?
「シャベッタァアアアアアアアアアアアア!!!」
喋った!?!?しゃべったたった!?「シャベルケドォォォ????」「オキャクサン?」「イヤチガウ」「ステージ、上がって」端から私の答えなんか待ってないみたいですね…ここは素直に上がっておきましょう。ハイドロポンプとかされたらたまらないですし……
登るとその子はにこにこと笑っていった「僕、ウパパロン、うぱさんとか、うぱちゃんとか、好きに呼んで、君は?」そういってうぱさんはずいっときょりを詰めてきた。「らてって言いますけど……遠慮無さ過ぎじゃないですか……」「まあ近いって言われるなぁ」青い宝石をはめたような目を伏せて、にやりとわらっている。
「らてさんからてちゃん、らて、どれがいい?」「あなたの好きにしてください……」「いやーんえっちー!」「は?」なんだこいつ。締め上げますかね……
「んじゃらてね、よろしくらて」ふとうぱさんが右手をドアの方向にぱっと振った瞬間、バタンと開けたよりも大きな音を立ててしま__は?
「今何しました?」
「鍵かけた」
「おい」
「末永くよろしく!」
「おいって」
「とりあえずお部屋、案内しようか」
「話聞けや」
「こっち!」
「おい。」
ぎゅっと手を握られた。ありえない力で、骨がミシミシと折れそうなくらいだ。「痛い痛い痛い!!!」ぱっとはなされた手と、思わず見つめたうぱさんの目は、深くて綺麗な赤い目だった。「君を待ってたよ」
そう言われた瞬間、どくりと心臓が大きく跳ねた。
どきどきするのは不覚ですけど、そんな私を気に止めないというのは流石に恥ずかしいんですけども……
「じゃあ、行こう」
そのあとはされるがままに、階段を引っ張り降ろされた。螺旋状の階段にはところどころランプが飾ってあり、その中ではゆらめく火が陽炎のように燃えていた。
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「らての部屋はここ!いいでしょぉ、僕がデザインしたし用意した、ウパパロン特注!!」
一人しかいないのになぜかある二段ベットに、あかあかとしたいかにも柔らかそうなクッション。
その横にはヒーター、勉強机にタンス、しいてあるカーペットは可愛らしく肉球の模様が描かれて、猫が乗った時計だとか、ちっちゃな冷蔵庫、本棚。その上にバカでかい紙袋。
「その紙袋はらての服ね、紙袋はあげる、冷蔵庫にきな粉餅が入ってるよ」好物をなんで知ってるのかはわからないがきなこもちに免じて許そう。
「じゃ、19:00までに着替えてほしいな……好きな服でいいよ、パーカーじゃ暑いでしょ、そのまんまでもいいけど」
「まあご厚意に答えておきますね…」
「やったー!楽しみにしてるね、部屋を出て、隣の部屋のしいなに案内してもらって、1分でも過ぎたら迎えに来る」
怖いのか嬉しいのかよくわからない感情になりました。まじでなんだこいつ。
そのあとは「じゃあねぇ」とのんびり言って出ていった。早速紙袋を覗くとパーカーやらTシャツやら……とりあえずいろいろ出して来てみた。オーバーサイズのTシャツはゆったりとしてるし、素材がいいのか着てて心地よい。
パーカーは今着てるのと同じだけど、裏起毛のようでふわふわとしている。服の他にも肌着やヘアゴム、ましてやピンまで福袋のようだった。
19時まで十分あるので、しばらく部屋を見ていた。クッションに座ってみたり(人を駄目にするクッションの意味がよくわかった)ヒーターを付けてみたり(あったかく過ごせそうですねぇ)本を読んだりした。が、最終的には部屋の端の紙袋に目が行った。
私一人入れそうな大きな紙袋。紙袋特有の柔らかで温かい匂いが鼻をくすぐって、心を鷲掴みにした。
「ちょっとくらいなら……」昔っから狭いところは好きだった。
宅配の段ボール、パン屋の紙袋をかぶったり、勉強机の一番でかい引き出しに入ったり、キッチンのシンク下で眠ったり。布団を軽く詰めて、やわらかな感触に脚を沈める。全身すっぽり入って、少しうずくまるとものすごい安心感に包まれた。何もかもうまくいくと、頭を撫でられるように。
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ごめんなさいほんと夢中に鳴ると長くなる病気にかかったんです1000文字じゃものたりないんです(((((
めめ村を見よう(布教
カーテンコール2
ずいぶん間が開いたので書き方が変わってたり
「あお゙ぁぁあああああ!!!」
「恐竜か…ほら、言ったでしょ、新人の子」
「でも…紙袋が勝手に…動きました」
「紙袋も生きてるんですよ、ほら、先行ってて」
「…?もうわかんないのだ…」
うぱさんの声。でももうひとり違う人がいた。
誰だろう。
「化け猫でも入れたかな…生きてる?」
つんつんとくすぐった感触に”しょうがなく”目を開ける。
思った通りの水色の髪。やっぱ夢じゃないか…
「ご飯だよ…って着替えてないじゃん、まあいいや」
そっと脇の下に温かみが通って、からだがちゅうにうく。
ぷらーんと脱力していると「あれ…意外と小さいかなって思ったら長いような…身長何センチ?」
「忘れました」
「猫の現象人間でも起きるんだ…」
そのまま振り子時計のように左右に揺らされたり、しゃかしゃか(こんな音はならない)振られたり
おもちゃじゃないぞ、わたしは。
「あれ、目赤色だったっけ」
「?」
「鈍色だった気がするんだけど…」
赤色?
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「うわぁ…なんですかこれ…」まじまじと自分の目玉を見た。黒寄りの薄い鈍色だった(もともと変な色でしたけど)目玉が、真っ赤に赤くなっている。
「いいじゃん綺麗で…それ僕もできるよ」
意味のわからないことをつぶやき、ぱちんとアイドルっぽく目を可愛くつぶり、ぱっと開けると、後ろに映るうぱさんのめは同じ真っ赤に。わたしの幾分か明るい。
「どうやったんですか…」
「ほんとは赤色だもん」
「カラコン?」
「教えなーい」
もう一度、鏡を見てみる。自分は、もっと、うぱさんとはちがう。いわゆる深紅というような色な気がした
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赤目のことをぶつぶつはなして、幾つもの障子を抜けていく。畳にフローリング、コンクリート、花崗岩、ガラス。様々な床と装飾を抜け、やっとの思いで花場という場所につく。
軽く目を見張った。
まるで世界中の人々がかき集められたみたいな、そんな感じ。
色白の子もいれば、日焼け…アフリカ系??みたいな子もいるし、西洋っぽさもあれば、和風っぽいのもあるし…角が生えてれば、熊耳さえも生えている。
「よろしくお願いしま〜す!!!!」
耳が張り裂けんばかりの大声と、歓声。クラッカーの音だとかが聞こえ、その歓声は、綺麗に歌のように混じり合って聞こえた。
「遠慮しないで、すわりなよ」
ぽんぽんと紫色の座布団を叩かれ、そっと座る。
「むちゃいるしめんどくさいからなぁ…紹介するの、後で部屋で教えるよ」とうぱさん。
一通りの名前を聞き、頭の中で少しばかり暗唱し、もう一度、前を向いた。
一同の顔を見回し、そっと一言「よろしくお願いします」
ぱちぱちと高い拍手が広がった。
マトリョシカに最近はまってます(なぞ報告
カーテンコール3
ヴぇヴぁ
下手です許してキャラ崩壊許して
絶え間ないおしゃべりがどっとあふれる中、出された食事を平らげると、長髪の、西洋のお姫様のような格好の人がにんまりと笑ってこっちを見ていた。
「どうです?」
ご飯のことかなと思って、もくもく口を動かしながらうなずくと、またにんまりと笑った。「うひひ」
さみしくない、それだけでこうもご飯がおいしいものかとうれしくなった。お父さんがいないときは一人ですからね。
食器を重ねて洗い場にもっていき、「お先に失礼します…」そっと部屋に戻ろうとしてふすまに手をかけると、ガシッと右手を握られ、思わずびくりと肩を震わせた。
「もどりかた、わかる?」
ふわふわの水色の髪からぶわっとしらない甘いにおいを漂わせて、ずっと距離を詰められた。
「わから、ないです」
「だよねぇ」
うぱさんは周りの人たちにじゃあと手を挙げて、そのまま手を引かれる。いつのまにかぱかりと口を開いたようなふすまにさっと入って閉めると、あの騒がしさがぱっと消えた。
それからわるびれ…いや、恥ずかしげもなくするりと指を間に絡ませてきて、どうしても甘いにおいが鼻につく、きゅっと顔をしかめていると、うぱさんに顔を覗き込まれる。
吸い込まれそうな青色が目に入るたび、なんともいえぬ恐怖感がぞわりと背を這う。
自分はとんでもない場所に足を踏み入れてしまったのではないか、普通ならきっとこう思う、どうにも私は、深い優越感と、やさしい満足感以外のほか、特に何も感じなかった。
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寒い廊下から部屋に入ると、あったかい空気に迎えられて、すこしこわばった心がほどけていった。第一の原因といえばうぱさん。まるで横からにらまれているようで、少し怖い。
「…紹介しなきゃねぇ」
どかっとベットにすわって、ぽんぽんと隣をたたく。できるだけ静かに座ると、重みで少しうぱさんのほうへ傾いた。
それからまるでお経のように様々な名前や性格を聞いた。口癖や好きな食べ物。いろいろメモに取った。きっと、これで覚えれるはずです。
しばらくこちらを見つめてきて、なんだろうと小首をかしげると、うぱさんがばっと立ち上がった。そしておもむろに手を取られ、初めて劇場のドアを開けたときのような、軽やかなステップ。くるくる回って、止まって。初めてなのに、足も完ぺきに動く。
「どう?上手だった?」
「ええ…とても」
「そりゃよかった」
一度見つめあっていると、笑いがこみあげて、小さな爆発を起こした。ひとしきり笑って、しばらく踊って、なんだか疲れて。はあと息をついていると、そっと手を差し伸べられる。
「もう一曲いかが、お嬢さん」
きらりと笑ってそう言った。
「…よろこんで。」
うん
😘