誰かともしかしたらコラボした時ように作っておく
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たまこととのコラボ小説【これを見ている君は】
下手です!たま!これでいいのですよね?
こっち先に読みましょう↓
https://tanpen.net/novel/806f0aae-af0a-40c8-99c8-62bf451cdf44/
その時だった。
母から、兄の死の知らせを聞いたのは。
覚悟はしていた。
兄が徴兵された時から。
溢れそうな涙を必死に堪え、手紙の内容を思い出す。
兄が死んだからには、葬式の準備をしなければならない。
ほぼ空っぽな兄の遺品を整理し始める。
その時、戸を叩く音がした。
兄………?
なわけないと思っていた。
でも、可能性を捨てきれなかった。
僕は、戸を開けた。
そこには、兄の姿があった。
怪我だらけだけど、しっかり両足で立っている。
「兄ちゃん!?なんで………。」
「俺も死んだと思ったんだけど、決死の特攻で、敵の気がそれて、奇襲に成功したんだ!」
「じゃあ、戦争は、終わったの?」
「うん!」
兄は笑う。
「ただいま!」
「おかえり!!」
兄弟は抱き合った。
うーん………これでいいのだろうか?
たまこととのコラボ作品【霊】
すまぬ。たまことよ。
大分、路線変更した。
こっちを先に↓↓
https://tanpen.net/novel/de1315d3-fcfa-48a0-86e9-33546484931b/
僕は霊の方に手を伸ばした。そのまま手を握る。
グチャ
不快な音がして、霊が地にひれ伏し、圧縮される。無表情で、更にその手を左へと動かす。上へ、下へ、前へ、後ろへ………。
なかなか死なない相手に苛立ちを憶えながらも、《《作業》》を続ける。ふと、胸が苦しくなり、体をくの字に曲げた。口からなにかが溢れ出す。畳の上に零れ落ちる赤い液体。
「!?」
血だった。能力を乱用したからか………?霊が僕に襲いかかる。とっさに腕をのばして、霊に触れた。瞬間、霊が花びらで覆われた。出てきたのは、母だった。長い黒髪に青色の綺麗な目。英人とのハーフな母はその静かな青色の目で、僕を見ていた。
「母さん………?」
唇が震える。なんという事だろう。僕は母さんである霊を攻撃してしまっていたのだ。
『裕次郎』
形の整った美しい口が僕の名前を呼ぶ。
『一緒に逝こう』
絵に描いたような笑みを口元に浮かべる母。言われた途端、夢を見ているような感覚に陥った。僕は、今にある短剣を取ると、喉元に突き刺した………。
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昔、霊能力のある家系がありました。その家系は一人一人、能力を持っていました。
当主の眞樹(父)の能力は「物体操作」。あらゆる物体(生命体を含める)を意のままに動かせる能力です。子供の裕次郎(僕)の能力は父の能力の「物体操作」+「祓清」。悪霊化した霊を清める能力です。そして、母の朔菜(母)の能力は「思考操作」。あらゆる生物(非生命体を含めない)の思考を意のままに操る能力です。
すまぬ。変だ。