むかしむかし、ある街に優しい少女がいました。
彼女は困っている人をよく助けてくれたため、街では人気者でした。
彼女は怪我をした人を治したり、泥棒を捕まえたり、いじめられている人を守ったり、迷子になった子供を家に帰してあげたり、いつも街の平和を守ってくれていました。
やがて数十年が経ち、彼女の命は尽きました。
彼女の強い思いは亡くなった後も、『レインボーダイヤ』として街の人達の手元に残りました。
その優しさ、強さ、そしてみんなを分け隔てなく愛した慈悲深さを讃え、人々は少女をこう呼んだのです。
『生命のヒーロー』と・・・。
そして、年老いた彼女の遺志を継いだ3人の弟子が、レインボーダイヤにあった13の力を、秘宝として形にし、各地に散りばめました。
その秘宝はそれぞれ違う場所に暮らす人々が手にいれ、大切に持っていました。
やがて更に何百年が過ぎた現在。
レインボーダイヤは失われ、世界各地に魔物が現れました。
秘宝を持つ12人は2代目の『ヒーロー』として、再び動き出しました。
周年映画からヒントを得た、スピンオフ(のような)作品。
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目次
We are hero
むかしむかし、ある街に優しい少女がいました。
彼女は困っている人をよく助けてくれたため、街では人気者でした。
彼女は怪我をした人を治したり、泥棒を捕まえたり、いじめられている人を守ったり、迷子になった子供を家に帰してあげたり、いつも街の平和を守ってくれていました。
やがて数十年が経ち、彼女の命は尽きました。
彼女の強い思いは亡くなった後も、『レインボーダイヤ』として街の人達の手元に残りました。
その優しさ、強さ、そしてみんなを分け隔てなく愛した慈悲深さを讃え、人々は少女をこう呼んだのです。
『生命のヒーロー』と・・・。
そして、年老いた彼女の遺志を継いだ3人の弟子が、レインボーダイヤにあった13の力を、秘宝として形にし、各地に散りばめました。
生命の秘宝、『レインボーダイヤ』。
勇気の秘宝、『大空の剣』。
愛の秘宝、『夢見る首飾り』。
知性の秘宝、『クィーンブック』。
情熱の秘宝、『太陽のランタン』。
心の秘宝、『オーロラブレス』。
治癒の秘宝、『癒しの杖』。
友情の秘宝、『友達のペンダント』。
絆の秘宝、『キラメキの懐中時計』。
執念の秘宝、『チタンシールド』。
希望の秘宝、『パンドラボックス』。
真実の秘宝、『本物を写す鏡』。
慈悲の秘宝、『海賊の宝冠』。
その秘宝はそれぞれ違う場所に暮らす人々が手にいれ、大切に持っていました。
今でも秘宝は、その人々が守り続けているのだとか。
それから時は流れ、現在。
ホタル「パパ・・・大丈夫?」
ダイオウ「あぁ・・・。なんとかな。だが、レインボーダイヤは盗られてしまった・・・」
ホタル「そんなこと言ってる場合じゃないわ。こんなに怪我して・・・あいつらなんだったのかしら」
カラフルピーチと出会い、レインボーダイヤを悪用しない約束で、それを守り続けることにしたダイオウ親子。
しかし、何者かにダイヤを奪われてしまったらしい。
そこへ少女がやってきた。
少女「ホタル、一つだけ宝物が残っていた」
ホタル「え・・・?」
少女「これ・・・『友達のペンダント』は、ホタルが持っておくといい」
ホタル「私が・・・?でも、こんなの守れないわよ」
少女「大丈夫。いいかホタル、よく聞いてくれ」
ホタル「うん」
少女「私とホタルで、レインボーダイヤを取り戻すんだ。そのペンダントがあれば、きっと大丈夫だ」
ホタル「これ、何なの・・・?」
少女「これは・・・『生命のヒーローが残した秘宝』さ。私も持っている。共にヒーローとなり、ダイヤを取り返そう」
少女は勇ましい笑顔を浮かべた。
最後まで見てないから、あの親子がどうなったんかわかんねぇ・・・。
なこちゃん教えてくれぇ
dream、sword、sky、sunny、pirates and mermaid
じゃぱぱ「にしても・・・なんもないねここ」
のあ「暑くも寒くもないですし」
とことこ歩く2人を、後ろから狙う影が。
それはじゃぱぱとのあに飛びかかった。
じゃぱぱ「・・・⁉︎のあさん下がって!」
のあ「え?きゃーっ⁉︎」
じゃぱぱが間一髪気付き、のあの腕を引っ張った。
それは悔しそうに2人を睨んだ。
じゃぱぱ「鬼だ・・・」
今度こそ絶体絶命。その瞬間!
?「`眠れ`」
機械的な声が聞こえた。2人を襲った鬼は、いつの間にやら寝ている。
じゃぱぱ「え・・・⁉︎バク⁉︎」
のあ「なんで、ここに・・・っ」
?「死ねえぇぇぇぇ!」
さらに別な少女が鬼を切り倒した。
鬼は狼に変わり、消えた。
じゃぱぱ「君達は・・・」
バク「ボクは|夢見《ゆめみ》のヒーロー、バクだよ」
恵子「私は|聖剣《せいけん》のヒーロー、ケイよ」
ゆあん「やばいやばいやばい⁉︎」
えと「待って死ぬ!ほんとに死ぬ!」
ゆあんとえとはなぜか雲の上に飛ばされ、フードを被った玖の鬼に追いかけられていた。
ゆあん&えと「助けてええええ!」
?「`サンバースト`!」
謎の爆発が起こり、玖の鬼はどこかに吹っ飛ばされていった。
えと「あ・・・え?ミノル・・・?」
ミノル「よぉ。お前ら大丈夫かよ」
ゆあん「なんで⁉︎お前死んだんだろ⁉︎」
ミノル「まーな。けど、|生命《いのち》のヒーローだっていう『レインボー・ライフ』って言う女が、俺と母さんを生き返らせてくれたんだよ」
自慢げに話すミノルの後ろから、別の少女がひょっこり顔を出す。
ゆあん「お前誰・・・?」
あみ「私は|大空《おおぞら》のヒーロー、あみ。そして彼は、|太陽《たいよう》のヒーロー、ゲミノールムだよ」
もふ「まじかぁ・・・」
シヴァ「これ、どうすんの?」
シヴァともふは、なんとオーシャンパイレーツの船に転送されていた。
そして弐の鬼と鉢合わせし、逃げられない状況。
本来の弐の鬼は無能力なのに、奴は氷を操る力を持っていたのだ。
もふ「いやだって海の上じゃん!終わったって!」
シヴァ「武器もないし本当にどーすんの⁉︎」
2人はパニックになり、少しずつ追い詰められていく。すると・・・
?「`アクアショット`!」
水の玉が飛んできて、弐の鬼を海に突き落とした。
ホタル「よかった、間に合ったみたいね」
シヴァ「ほたる⁉︎」
もふ「それと、君は・・・」
たくみ「私はたくみ、|海賊《かいぞく》のヒーローだ。そしてこっちが・・・」
ホタル「ホタル。|人魚《にんぎょ》のヒーローよ」
いやぁ、登場人物結構出せた・・・。
続きもこんな感じだけど、誰が出てくるか多分想像つくかも笑
prologue
一方、カラフルピーチのシェアハウスでは。
ゆあん「じゃぱぱ〜!これ!見て!」
じゃぱぱ「どしたのゆあん」
カラフルピーチのメンバー、ゆあんが持ってきたのは新聞。
海賊の一味は精神的ケアを受け、刑務所で罪を償い、本来より短い期間で出所したらしい。
そして現在は、正義の海賊団『オーシャンパイレーツ』として、海の平和を保っているのだとか。
じゃぱぱ「そうか・・・ほたるもダイオウも、ちゃんと変われたのかな」
ゆあん「だといいよな」
じゃぱぱは何気なくテレビを付けた。
その瞬間、テレビの画面は恐ろしい現実を映し出したのだ。
アナウンサー「緊急速報です!世界各国に謎の怪物が現れ、破壊活動を始めています!専門家は、その怪物に角が生えていることから、『鬼』と呼んでいます。現在死者はいませんが、重軽傷者は合わせて500万人を超えています!」
見覚えのある姿。
じゃぱぱ達が何度も戦い、激闘の末に勝利した、忌まわしきあの存在・・・。
じゃぱぱ「こいつら・・・リア鬼の鬼達だ!」
全員「はあああああ⁉︎リア鬼の鬼が現実に⁉︎」
カラフルピーチのメンバー達は、テレビのニュースの話を聞いた途端、信じられないという顔で叫んだ。
じゃぱぱ「間違いない。あの時映ってたのは、三つ目の黒い鬼と骸骨の鬼だけだけど」
のあ「それ、相当やばいんじゃ・・・」
たっつん「どうするん⁉︎」
じゃぱぱ「もちろん戦うしかないよ!でも・・・ここは現実だし」
戦うと言っても、マイクラの世界じゃあるまいし、死んでしまうリスクだってある。
動こうにも動けないのだ。
全員が考え込んだその時。
メンバー達の足元が、抜けた。
じゃぱぱ「・・・へ?」
素っ頓狂な声を出した直後、メンバー全員が落下した。
悲鳴をあげ、11人は真っ暗な穴の底へ、真っ逆さまに落ちていった。
気がつくと、じゃぱぱとのあの2人は、平原に飛ばされていた。
周りには木が何本かあるだけで、目立った特徴はない。
じゃぱぱ「何ここ・・・?」
のあ「異世界、ですかね?」
とにかくあたりを歩き回ってみる。
特に何もない。
じゃぱぱ「これからどうしよう?」
のあ「なんだかマイクラの世界みたいです・・・。木でも取ってみます?」
じゃぱぱ「そうだね・・・」
試しに木を殴ってみると、メキメキと音を立てて倒れてしまった。
じゃぱぱ「マイクラの世界・・・とはちょっと違うような」
のあ「でもライフゲージはありますし・・・変ですね」
2人は首を捻るばかりだった。
映画はマイクラで撮ってるけど向こうでは現実世界設定やから・・・
あーもーややこしすぎるわっ!
doctor、thunder、fortune、monster、intelligence and music
るな「なおきりさん大丈夫ですか⁉︎」
なおきり「大丈夫じゃない!」
現在、2人は火山のような場所に飛ばされ、陸の鬼から隠れていた。
陸の鬼は火を吹きながら2人を探している。大ピンチ。
るな「もし見つかったら・・・っ」
なおきり「バレませんように・・・!」
2人の祈りも届かず、声を聞いた陸の鬼が迫ってくる!
その瞬間、雷が鬼の真上に落ちた。雷を食らった鬼はどこかに行った。
るな「助かりました・・・」
なおきり「誰だったんでしょう・・・今の」
?「その答えはあたしよ」
少年の声がした。顔を上げると、見知らぬ少女と見覚えのある顔が並んでいた。
るな「エレナ⁉︎」
なおきり「え⁉︎なんで・・・⁉︎」
エレナ「久しぶり。|医学《いがく》のヒーローになったエレナよ」
ルカ「そしてあたしが、|落雷《らくらい》のヒーロー・ルカね」
ヒロ「ほんとにここどこ⁉︎」
うり「暑いししんどいし鬼いるしいぃぃぃぃぃ!」
ヒロとうりは密林に飛ばされ、肆の鬼に追い回されていた。
ジャングルを駆け回り、2人の体力は暑さと疲労で限界寸前。
とうとう走れなくなり、座り込んでしまう。そこに鬼が容赦なく弓矢を放った・・・のだが。
カイク「危ないっ!」
懐かしのカイクが現れた。
持っている盾がキラキラと光っている。これで矢を防いでくれたらしい。
カイク「みんな大丈夫か⁉︎リラ!敵は⁉︎」
リラ「大丈夫、もういないよ!」
カイクの後ろにいた女が鬼を追い払ったのだろう。
2人はふう、と息をついた。
ヒロ「カイク・・・その盾、一体どうしたの・・・?」
うり「お前も、助けてくれたのはありがたいけど・・・」
リラ「私、リラ。|占術《せんじゅつ》のヒーローとして活動してるの」
カイク「オラも、|魔族《まぞく》のヒーローをやってる。詳しく話すから聞いて欲しい」
たっつん「おいおいおいおい、なんやねんマジで・・・」
どぬく「鬼が出るなんて聞いてないよ〜!」
たっつんとどぬくは砂漠地帯に飛ばされ、捌の鬼をやっと撒いたところだった。
たっつん「あいつ倒さなここから出られへんのちゃうかな」
どぬく「それはキツすぎる・・・捌の鬼すごい苦戦してたよね」
2人で話していると、隠れていた洞窟の奥から誰かが来た。
?「どうされたんですか?・・・ってあれ?あなたって・・・」
どぬく「え?あーっ!君、あの時ビルにいた!」
ちえ「はいそうです!私ちえです!覚えててくれたんですね!」
たっつん「もしかして、チェーンソー男がいた⁉︎」
ちえ「はい!おかげさまで無事、|頭脳《ずのう》のヒーローやらせてもらってます。こちらは仲間の・・・」
まや「まや。|音楽《おんがく》のヒーローよ」
やっと書けた・・・。
てかおらふくんのお母さん亡くなったんやってね
おらふくんには申し訳ないけど、新たな物語思いついてしまった・・・
近いうちにドズル社の話書くかもしれんね
13 hidden treasures
じゃぱぱ「じゃあ・・・バクはそのライフ・・・?って人に人間にしてもらったんだ」
バク「そう。あの人なんかすごい人みたいで、|生命《いのち》のヒーローって自分で言ってた」
のあ「生命のヒーロー・・・まさに原点って感じですね」
ケイ「私は元々、レインボー・ライフのことも秘宝のことも知ってたわ。秘宝を持ってる人は、ヒーローとしての資格を手に入れられるみたい。私が持ってる秘宝は、絆の秘宝・キラメキの懐中時計よ」
バク「ボクのは愛の秘宝・夢見る首飾り。秘宝はレインボーダイヤを含め、全部で13個あるよ。ボク達の他にもあと10人、ヒーローの資格を手に入れて戦ってる人がいるんだ」
(場面転換)
えと「じゃあ、ミノルとヒマワリさんはライフさんに・・・?」
ミノル「そう。俺もあみも秘宝を持っていてな。ヒーローとして世界を救う役割を与えられた」
ゆあん「秘宝・・・ってなんぞや」
あみ「秘宝はレインボーダイヤを含め13個あってね。私は勇気の秘宝、大空の剣。ゲミノールムは情熱の秘宝、太陽のランタンを持ってるよ。他にも仲間はいるから、まずは合流を目指そう!」
(場面転換)
もふ「ほたるとたくみさんは・・・なんでそんな強いの⁉︎」
ホタル「秘宝を持ってるからよ。私は友情の秘宝、友達のペンダント。たくみは慈悲の秘宝、海賊の宝冠を持ってる」
たくみ「私達の敵は|ClariS《クラリス》だ。そこのボスは女性ということしかわかっていない」
シヴァ「もしかして、バクや鬼を作ったのも・・・⁉︎」
たくみ「そうかもしれんな。とにかく、奴らを捕らえればはっきりするさ」
(場面転換)
なおきり「つまり・・・その秘宝の力でヒーローになったんですか」
るな「そしてライフって女性が、ヒーローの原点である・・・ってことですか?」
エレナ「そういうこと。私は治癒の秘宝、癒しの杖が手元にあるわ」
ルカ「あたしのはパンドラボックス。希望の秘宝よ。仲間が各地に散らばってる。合流しに行きましょう」
(場面転換)
ヒロ「それで、倉庫をあさってたら執念の秘宝、チタンシールドがあったと」
うり「これめちゃくちゃかてーな・・・」
カイク「まあチタンだからね。秘宝は13個あるんだって」
リラ「私は真実の秘宝、本物を写す鏡を持ってる。10人の仲間が他のメンバーを助けてると思う。合流しよう!」
(場面転換)
たっつん「つまり秘宝は13個あって、その秘宝を持ってる人がヒーローとして活動してる・・・」
どぬく「各地に広がって敵と戦ってて、メンバーたちもその人達が助けてる・・・って感じかな」
ちえ「そうです!話が早いですね。私の秘宝は知性の秘宝、クィーンブックです!」
まや「うちのは心の秘宝・オーロラブレス。とりまみんなのとこ行けばどーにかなるんじゃない」
たっつん「いやテキトーすぎるやろ・・・」
prison girl
〜からぴちが異世界に飛ばされる数日前、???にて〜
?「くっそ、開かない・・・っ!」
どこかにある檻の中で、1人の少女が鍵を開けようとあれこれやっている。
しかし、鍵はかなり硬く、なかなかうまくいかないようだ。
?「いつもなら余裕なのに・・・!やっぱり“ライア”が作ったからかしら・・・」
少女は諦めたのか、カバンをゴソゴソとまさぐった。そうして取り出したのは、鼠が入っている瓶。
少女はメモ帳とペンを取り出し、何かを書き記した。その紙を鼠にくくりつけ、窓の鉄格子から逃がした。
?「お願い、このメッセージを誰か受け取って・・・!」
〜からぴちが飛ばされる当日、オーシャンパイレーツの船にて〜
ウニ「おやぶーん!こいつが荷物に紛れ込んでたっす!」
ダイオウ「ん?鼠・・・?何かついているな」
ダイオウは鼠にくくりつけられていた紙を取り出し、内容を確認した。
そこには、この世界の運命を握る恐ろしい秘密が書かれていた・・・。
ダイオウ「・・・⁉︎お前たち!今すぐに???に行くぞ!」
ウニ「え、今からっすか⁉︎」
ザリガニ「まずは目的地に向かわないと。用事なら荷物を下ろした後よ」
ダイオウ「ああ・・・すまん」
やがて船は港につき、ホタル、たくみ、シヴァ、もふは船を降りた。
ダイオウ「それじゃあ頼んだぞ。ホタル、たくみ、シヴァ、もふ」
たくみ「もちろんだ。必ず無事に帰り、レインボーダイヤを取り返してこよう」
ホタル「待ってて、パパ。私、これをきっかけに強くなってみせるから!」
シヴァ「まあ、死ぬようなヘマはしませんよ笑」
もふ「信じて待っててください!」
そう言うと、4人はかけだした。
ダイオウ「ホタルももう、大人なんだな・・・」
ダイオウは少し天を仰いだ後、子分の3人に向き直った。
ダイオウ「お前達!これから向かうは???だ!船を出せーっ!」
3人「サーイェッサー!」
そうして4人を乗せた船は出航した。
行き先は・・・後ほど判明するだろう。
のあ「ん・・・?あ!あれほたるじゃない⁉︎」
じゃぱぱ「おーい!ほたるー!」
ほたる「みんなー!久しぶりねー!」
バク「まずは4人合流できたね!」
たくみ「バクにケイじゃないか。無事だったんだな」
もふ「バク⁉︎のあさんの夢の中にいた・・・!」
シヴァ「は⁉︎じゃあお前敵じゃねーか⁉︎」
バク「話聞けよ・・・。まぁいいや、ケイ」
ケイ「わかってるわ。バクはあなた達に危害は加えない。生命のヒーローより人間の心と体をもらい、光堕ちした状態よ」
もふ「え?敵じゃないの⁉︎」
バク「だから違うって。ボク達の敵は|ClariS《クラリス》だよ」
clock tower
ゆあん「ん・・・?あそこ誰かいる」
えと「本当だ。誰だろ・・・」
ゆあん、えと、ゲミノールム、あみの4人は空から降り、地上に来た。
ゲミノールム「地上に下りるのも久しぶりだな・・・」
あみ「今まではずっと空の上で活動してたもんね」
ゆあん「・・・あっ!あれもしかして、ヒロさんとうりじゃね⁉︎」
えと「えぇ!マジじゃん⁉︎うり〜!ヒロくーん!」
ヒロ「えとさんとゆあんくん!2人とも無事だったんだ!」
うり「ミノル⁉︎お前生きてたん⁉︎」
ゲミノールム「ちげーよ!ライフ様に生き返らせてもらったんだよ」
カイク「ヒーローの始祖って言われてる、生命のヒーローだよな?オラも聞いたことある!」
リラ「とりあえず8人集合・・・かな?」
ゆあん「そういうことじゃないか?」
えと「鬼は⁉︎」
カイク「大丈夫、追ってきてない」
ヒロ「よかったぁ」
うり「で、俺らは何と戦えばいいん?」
ゲミノールム「俺達の敵は、犯罪組織『ClariS』。ここは異世界と現世の間の場所で、俺達は『ハザマ』って呼んでる」
あみ「とにかく、この世界の真ん中にある時計台に行きましょう!誰かがいるかもしれません」
リラ「場所はわかるから、ついてきて」
なおきり「ん・・・?あれは⁉︎」
るな「たっつんさんとどぬくさんです!」
エレナ「みんな無事だったみたいね!」
ルカ「みんなー!」
たっつん「おっ!なお兄にるな!エレナもおるやん!」
どぬく「久しぶり!元気してた⁉︎」
ちえ「初めまして、ですね。どぬくさんに助けていただいたちえです」
まや「エレナ、そっちはどうだった?鬼いた?」
エレナ「いたわ。なんとか助けてここまで来たのよ」
るな「知り合いなんですか?」
まや「ClariSの敵対組織だからね、あたしたちは」
ルカ「これからどこにいく?」
エレナ「まぁとりあえず、中心部にある時計台に行ってみましょうか」
たっつん「時計台⁉︎嫌な思い出しかないねんけど・・・」
どぬく「でも、他のメンバーにも会えるかもしれないんだよ?」
ちえ「あー・・・私もあんまり行きたくないですね・・・。山の上とかなら目立つんじゃないですか?」
エレナ「でも、時計台はちょうど真ん中にあるのよ。今は何も起こっていないから、安心していいわよ」
なおきり「それなら、早速出発しましょう!みんな待ってるでしょうし!」
ちえ「あっ、ちょっと!・・・ギリッ」
ちえは恐ろしい表情で歯軋りをするのだった・・・。
truth to be exposed
〜???〜
?「ん?外が騒がしい・・・。誰かがあのメッセージを受け取ってくれたのかしら」
少女が外を覗くと、誰かがいる。
?「ねぇあなた!もしかして、私を助けにきてくれたの⁉︎」
ウニ「お?あの鼠を送ってきたのはあんたっすね?おやぶーん!例の子、いましたっす〜!」
ザリガニ「この子があたし達に?器用なもんねぇ」
ウツボ「待ってろ、さっき牢屋の鍵を手に入れたんだ。これで・・・」
ガチャガチャ、カチャッ・・・
ダイオウ「いたのか⁉︎よくやったぞウニ!」
?「ありがとう、助かったわ」
ダイオウ「君はなんという?」
レイ「私はレインボー・レイ。ヒーローの始祖であるライフの子孫よ」
ウツボ「ライフって・・・ホタルが言ってた、生命のヒーローか?」
レイ「そうよ。・・・それにしても、よくここがわかったわね。私は`“時計台”`としか書いていなかったのに」
ザリガニ「地図を見つけたのよ。そしたら、地下に1人いるから逃すなってわかりやすく書いてあったわ」
ウニ「セキュリティ結構ガバガバだったんすよ!」
レイ「そうだったのね。ありがとう、オーシャンパイレーツの皆さん。新聞で見たから知ってるわ」
ダイオウ「礼には及ばん。して、何故レイはここにいたんだ?」
レイ「・・・ここはClariSの本拠地。私はここを突き止めて、奪われたレインボーダイヤを取り戻したわ。でも、逃げる途中で見つかって・・・。レインボーダイヤは取られないように隠していたから今も持ってるけど、かなりまずい状態よ」
ウツボ「どういうことだ?」
レイ「とにかく、私を上へ連れて行ってちょうだい。そこではっきりするはずよ」
じゃぱぱ「みんな!無事だったんだ!」
のあ「やっと全員集合ですね!」
たっつん「ほんま怖かったで・・・」
ゆあん「今まで出会った人達もいるじゃん!」
シヴァ「にしても鬼来なかったな」
どぬく「合流できたぁ!よかったぁ〜」
うり「めっちゃ人数おるやんけ」
えと「うるさっwww」
ヒロ「24人・・・かな?」
なおきり「初対面の人もいますね」
もふ「こんだけいれば、鬼に勝てるでしょ!」
るな「エレナとカイクとほたる以外わかんないです・・・」
カラフルピーチ達24人は全員合流することができた。
ダイオウ達も時計台から出てきた。
じゃぱぱ「あ!ダイオウ!」
ダイオウ「久しぶりだな、お前達」
久々の再会に喜んでいると、ダイオウ達の後ろから声が。
レイ「それで、あなたはだあれ?`偽物のヒーローさん`」
reader of ClariS
じゃぱぱ「偽物・・・?」
レイ「よくもまぁ、勝手に私の名前を使ってくれたわね?ClariSのラスボス、`ライア・ロイド・ヴァイオレッタ`!」
レイの目は、ちえの方を向いていた。
ちえ「な、何言ってるんですか⁉︎ライア・・・?さっぱりわかりません!」
レイ「誤魔化すのがお上手なこと。ちえは私よ。私が使ってる“偽名”。本名はレインボー・レイ」
黙ってやり取りを見ていたリラが、おずおずと口を開いた。
リラ「私、変だなって思ったことがあるんです。さっきたまたま鏡がちえちゃんを写してて・・・。見てみたら、《嘘で固められたClariSの黒幕》って出てたんです」
ちえ「な・・・」
ヒロ「え?じゃあ、まさか俺たち・・・敵を助けちゃってたってこと⁉︎」
ゆあん「あの時は命懸けで助けに行ったのに・・・!全部無駄だったってことなのかよ⁉︎」
ダイオウ「思い出した・・・。ちえ、お前は俺に変身ビームを渡した女だな。イカリと一緒にいた」
たっつん「ちえ・・・嘘やろ⁉︎」
どぬく「まさか、これまでの黒幕って、君・・・?」
ライア「`あーあ、バレちゃった。せっかく上手く行ったと思ったのに`」
ちえの表情は一瞬で変わり、いかにも悪人な笑顔を浮かべた。
ライア「そうよ。私はライア・・・。あんた達をこっちに連れてきたのは私。変身ビームをダイオウに渡したのも、鬼やダルマを作ったのも、バクを作ったのも、ぜーんぶ私達ClariSよ!」
のあ「チェーンソー男に捕まってたのは・・・?」
ライア「あいつは私達ClariSの協力者だった。でも私達の作っているものを知った途端、あいつは裏切った。だからあいつの家族を部下に殺させたのよ。そしたらあいつ逆ギレしてね。いかにもあいつを恐ろしい殺人犯・・・って感じで写真を公開したら、これが大成功。まんまとあんた達が助けてくれたってわけ」
得意げに語るライアに、レイが冷たく告げた。
レイ「私は他のヒーロー達に会ったことはない。だからこそ、私を騙ってもバレないと思ったわけね。浅はかだわ。私が助けを求める可能性もあったのに。ま、そのおかげで手遅れになる前にあんたを見つけられたけど」
ゲミノールム「てめえ・・・今まで俺達を騙してたのか!」
エレナ「信じてたのに・・・!こんなのあんまりだわ!」
ライア「なんとでもいうがいいわ。あんた達は詰んでる」
ライアが指を鳴らした瞬間、床が抜けた。
ライア「鬼達、こいつらを殺してしまいなさい。どんな手を使ってでも」
hero diary
ケイ「くっ・・・落とされたか!」
じゃぱぱ「うわああああ⁉︎これ大丈夫なのかよおおお⁉︎」
2人が落とされたのは、森の中。でも周りに石壁が立っている。
ケイ「じゃぱぱ、大丈夫?」
じゃぱぱ「なんとか・・・」
ケイ「どうやらここ、建物の中みたいね。木がたくさん生えてるけど」
じゃぱぱ「あっ、ここに本がある」
ケイ「本当だわ。これは・・・ライフの日記ね」
じゃぱぱ「読んでみる?」
ケイ「今は敵もいなさそう。読みましょうか」
日付が掠れていて、読めない。
日記は最後のページ以外が破り取られていた。
1708年?月?日
私の命は、もう明日には尽きるでしょう。なんとなく、わかるのです。
今これを読んでいる人がいるなら、ここで伝えておきます。
これは、私が死ぬ前に残した文章・・・遺書だと思ってください。
私は、この街の多くの人達を助け、ヒーローと呼ばれていたみたいです。
神様は、私が生きた証としてレインボーダイヤを作ってくださいました。
この宝物を巡り、争いが起こることは明白です。
なので私は、自分を師匠と慕ってくれた3人の弟子に、宝物を託したのです。
今頃、彼らが宝物を持って旅立っているでしょう。
何の役に立つかはわかりませんが、弟子の名前を記しておきます。
1人目、ダイアーク・バトラー。乱暴ですが、この一年で大きく変わりました。
彼ならきっと使命を果たしてくれるでしょう。
2人目、エリン・イーリス。スーリヤ王国の王女であり剣士です。
彼女は誠実ですし、心配する必要はないと思っています。
3人目、イカリ・クライシス。彼は数々の発明品で人々を支えていました。
彼のことも、心配する必要はないでしょうね。
あの3人なら、きっと大丈夫。
私は、そう信じています。
この街の皆さん、そして弟子達、これからもずっと愛しています。
レインボー・ライフより愛を込めて
ケイ「これ・・・遺書ね。ライフはこんなものを残していたのね・・・」
じゃぱぱ「バトラー・・・イーリス・・・ディアロスとエレナの名前と同じ!それにイカリって・・・⁉︎」
ケイ「あら、確かにエレナと同じ姓だわ。あとの2人はわからないけど・・・知っているのね?」
じゃぱぱ「うん、エレナの国を襲おうとしてたディアロスって魔王がいてね。そいつと姓が同じなんだ!イカリも多分・・・ClariSに協力してて、モノパイにいた男だ!」
ケイ「なるほど・・・奴らの手掛かりが掴めるかもしれないわね。もう少し探索しましょう」
じゃぱぱ「そうだね」