短編集です!
戦国になる可能性もあれば、二次創作の世界になる可能性だってあります。
なんでも許せる方向けです!
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目次
転生したら上杉謙信の恋人でした。
リクエストいただいたので作りました!
リクエストいただいたのに作る遅くなってすみません…
私、浮田詩織はもう限界だ。こんな会社に勤めるんじゃなかった。
同僚から仕事をいくつも押し付けられ、課長からもミスで説教され、仕事を増やされ…
「そうだ。飛び降りよう」
私は思わず呟いてしまった。それで屋上に上がると…
「やっと、上杉謙信様の元に行けるんだ…」
私は無類の上杉謙信好きなのだ。激務の私には上杉謙信が全て。
さぁ、あの世へ行こう。
--------------------------
「…ここは…?…」
「よかった…!妙子、よく起きてくれましたね…!」
どこよここ!?てか妙子って誰?この男性も誰!?
「…今いつですか…?」
「あなたは2ヶ月寝ていましたから…1554年1月9日ですよ。本当によかったです、そなたが昏睡から目覚めてくれて」
いやいや私自殺したはずなのになんで1554年にいるの!?あー、まさか転生した系?じゃあこの男性誰だよ。
「…あなたはどなた…?」
「…私のことを忘れたのですか?長尾景虎、あなたの恋人ですよ」
はぁ!?上杉謙信様なの!?てか恋人ってどういうことだよ!
ここは演技していた方がいいのかな…
「…あと…少し頭がまだ痛むんです…」
「まだ昏睡から目覚めたばかりですからね。…私は用事があるので少しここを離れますが、用事が終わったらすぐ来ますので」
えーっと、状況を整理しよう。
・私は転生したこと
・私は1554年1月9日にいること
・あの男性は長尾景虎こと上杉謙信様であること
・私は上杉謙信様の恋人ってこと!
これなら夢オチ方がマシだったかも…あのイケメンが上杉謙信様って…やっぱり上杉謙信様は性格だけでなく容姿もお綺麗なのね…
------------(上杉謙信様の用事が終わったあと)
もう夜か…謙信様まだかな…
「お待たせしました。体調はどうですか?」
はい最高。イケメンです〜
「…ええ…少し…」
「…では今日は満月なので二人で眺めませんか?」
私は謙信様になぜかお姫様抱っこされてしまった。最高すぎだろ!
「…月もあなたの目覚めを祝福してくれているのでしょう。ねぇ、妙子」
唇寄せてきたー!!!もー我慢できない!私は妙子じゃねぇったら!
「…あの!私妙子?って人じゃありません!浮田詩織です!ただの社畜です!」
「妙子じゃない!?」
そりゃそうだよな。中身が恋人じゃないんだもの。
「…あなたは一体誰なのですか…?」
「私は会社にこき使われて屋上に飛び降りたんです!そしたら…」
「…少しおかしいとは思いましたが…妙子ではなかったのですね…」
あっ、しゅんとしちゃった。謙信様が悲しむのを見るとこっちも悲しい…
「…あなたは死のうとしていたのですよね?」
「…は、はい…」
「なら、妙子の代わりにあなたが精一杯生きてください」
「えっ!?私がですか!?」
「はい。私があなたの面倒を見ます」
------------3年後
「詩織、こっちへおいでなさい」
「はい」
私は謙信様の妻になっちゃった!謙信様は妙子さんのことじゃなくて私自身を見てくれている。ちゃんと外では妙子さんに化けてるよー。大変だったよ、妙子さんのこと覚えるの。
「…もうすぐですね。ちゃんと体調が悪ければ誰でもいいですから言ってくださいね。ずっと言っていますけど運動はしていけませんよ」
「もちろんです。承知してます!」
今、私のお腹には謙信様との赤ちゃんがいるの。元気に生まれてきてね。
この世の中、生きるか死ぬかですが、私は死ぬ気で生きます!
転生したら宮の御方の女房でした。
宮の御方は源氏物語に出てくる蛍兵部卿の宮(光源氏の弟)と真木柱(髭黒の長女で紅梅の後妻)の娘です。
女房は奥さんって意味の方ではありません。侍女とかそっちの方の女房です。
私、神田琴葉は転生しました。それも宮の御方の女房に。3ヶ月前に交通事故に遭って、それで目覚めたら宮の御方の女房、若葉の君だったのです!物語の中、しかも登場しないキャラに転生することなんてあるんだね…
「…若葉、これをお母様に…」
「承知しました!」
ご主人様はとっても内気で誰にも会いたがろうとしない。ご主人様が心を開いているのは母君、紅梅の大納言の中の姫君、私ぐらいね。
「…真木柱様。姫様からです」
「若葉、ありがとう。それにいつもあの子のこと気にかけてくれてありがとね。あなたも宮の御方と同い年なのにとてもしっかりしていますね」
そりゃそうですよ。前世では27だったからね!なのに今じゃ16歳の乙女だよ…
「…若葉、中の君を呼んでちょうだい。3人に貝合わせをしましょう」
「ええ。そうしましょう!」
ご主人様はとても可愛らしい。現代なら学校の高嶺の花になれるくらいって感じ。
あと紅梅の大納言の次女、中の君とはとっても仲がいいの。
「中の君様!」
「うわぁ。びっくりした!若葉、どうしたの?」
「ご主人様がご主人様と私と中の君様で一緒に貝合わせをしたいって!」
「やろうやろう!」
3人で貝合わせした。週に3回くらいの頻度で私たちはよくやるんだ。ま、この時代の乙女たちはやることがないのよ。
私は第二の人生を宮の御方の女房で一生を終えるつもりです!
転生したらかぐや姫でした。
私はかぐや姫です。といってもなんていうんですか…
現在、戦国時代なんですがかぐやと名付けられた九条家の姫君です。
でも私はかぐや姫です。なんでかって?竹取物語に出てくるかぐや姫が私の前世なのです!実は地球に転生したら記憶を思い出したんすよ。
ややこしいんですよね…つまり私は、
『お団子食べすぎの罪』で地球流刑→かぐや姫としてじいさんとばあさんに育てられる→月で『お団子食べすぎの罪は無罪法』ができて私は記憶を失って月に帰る→17年前に地球に生まれる→最近記憶を思い出す
ってことです。
「姫様。また恋文が大量に…」
「そう…焼き捨ててちょうだい」
毎日毎日うんざりよ。私は結婚したくねぇっつーの。
「姫!姫や!」
一応父親と呼べばいいんすかね?父親がやってきました。
「主上から書状が送られてきたぞ!」
はぁ!?主上!?
「…父上…嫌ですわ」
「まぁまぁそこら辺の貴公子たちとは違うのだ。主上だぞ。少しでいいから会いに行きなさい」
それもそうだな。じゃあ行きますか。
------------(主上との対面)
「そなたがかぐやか。よく来たな」
「大変恐縮です主上」
まぁ主上というほどだから顔はかなりいいな。
「単刀直入に言う。そなたが女御は嫌だと言っても、せめて尚侍になってくれると嬉しいのだが」
「…それは少し考えておきますのでお待ちくださいまし」
------------(5年後)
「主上」
「さぁおいで」
まぁいろいろ考えた末に女御として入内してついに中宮に!その方が実家への貢献にもなるだろうからさ。私の子供は東宮、女一宮、女二宮よ。とても可愛くて食べちゃいたい!おっといけない。また食べすぎの罪で追放されちゃうねっ!
私は前世のかぐや姫としても、今世のかぐや姫としても、後世にまで名を残すぞ!
転生したらいきなり警察に捕まりました。
俺は三浜勇斗。病で確かに死んだはずなのに…俺は今ここにいる。てか部屋散らかってんな…
『ピンポーン』
インターホンが鳴った。誰やろ。
「はーい」
「警察だ」
えっ!?なんで警察?てかこの男のこと全然知らねぇから何にもわかんねぇ…
「|東門長《ひがしかどなが》警察署の者です。捜索差押令状を持ってきました」
ここは東門長っていうのか。なんか聞いたことあるような気がする地名だな…俺は警察に手渡された捜索差押令状を読む。
被疑者の名前と年齢は…松平良太っていうのか。平成××年×月×日生まれなら俺と同い年だな!
罪が…ん?なんやねんこれ『過剰な好意の不法投棄』って!
「…すみません。『過剰な好意の不法投棄』ってなんですか?」
「先月の法改正で施行されることになった罪だ。そんなことも知らんのか。ようはLINEで『了解』の次にスタンプを三つ以上連続で送った罪だ」
はぁ!?そんな罪初めて聞いたぞ!一体今は令和何年なんだよ…
あれ…今令和じゃないじゃん!新光3年だって?天皇が変わったのか…
------------(裁判)
「主文、被告人を懲役3年に処する」
こんなんで懲役3年なの!?俺の第二の人生刑務所からじゃねぇか…
それより、3年しかないだって思った方がいいのかな…?
転生したらハンバーグでした。
人外じゃん…
俺は|石橋明《いしばしあきら》。俺は東京の宮本線大浦駅で作業をしていたのだが電車に轢かれた。それで死んだはずなのだが…誰だ?俺の目の前の人間は…
「お待たせいたしました。チーズINハンバーグにございます」
「ありがとうございます」
まさか…俺は…チーズINハンバーグに転生したのか!?
「美味しそうだね」
「ちょっと食べる?」
やめろぉぉぉぉ!!!!!ナイフで切り取るな!ぎゃぁ!痛ぇ…
「はい。あーん」
「あーん…おいしいね!」
何あーんしてんだよ…彼女いない歴=年齢の男への当てつけか!?やめろぉ…俺を切り取るな…痛いんだよ…
「めっちゃ美味しいね。やっぱりここのチーズINハンバーグは最高だよ」
「私も今度来る時はチーズINハンバーグにしよっかな」
こいつらムカつく…こうなったらお前の腹の中で暴れてやろうか?
------------(ついに残り一口!)
「あーあ、もう最後かぁ。いっただきまーす」
やめろぉ!やめろぉ!やめてくれぇぇぇぇ!!!
転生したらほこりでした。
そんなことある?
俺は安藤真一。こないだ友人に橋から突き落とされて死んだ。…はずなんだが…どうもおかしい…なぜなら俺は今家にいるからだ。しかも視界が床なんだが。目の前に至ってはゴミ箱だしな。
「よぅ。お前さん。元気にしてっか?新入りか?」
「誰だお前。あと俺たちの正体はなんなんだ」
嘘だろ!?喋れたんだけど!
「俺か?俺に名前なんてねぇよ。あと俺たちの正体はほこりだぜ?そんなことも知らないのか。じゃあ明らかに今日きた新入りだな」
ほこり…?ギャー!!!!俺は潔癖症なんだ!
「あっ気絶した」
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「お前さん。気分はどうだ?」
「…ああ…ってよくないよくない!!こんなほこりに俺が転生するなんて…」
「俺もなぁ、昔は人間だったんだよ。この家のほこりの前世はみんな人間なんだ。あとこのほこりに転生できるのは459分の一の確率なんだよ。な、あたぼうよ」
「そうだぜ!」
その459分の一のくじを引いたのが俺か…他の人に譲った方がマシだ…こんなほこりに俺が転生なんて…うう…
『さぁて、お掃除するかな』
「まずい!掃除女がきた!あたぼう、逃げるぞ!お前も逃げろ!」
あー、そうなんだ。俺は…掃除されよう。こんな自分がほこりとして人生を歩むことになるなら掃除してもらおう。
『あーら、ほこりが少しあるわね。取らなきゃ』
取ってくれてありがとう!早く俺をゴミ箱に放り投げてくれぇぇぇ!!!!