「正義より悪、その方が素敵でしょう。」
月がぼんやりと照らす夜、奴等が動き出す。
大金と引き換えに何でも願いを叶えると噂な「何でも屋」。
これは昼間輝くヒーローではなく、闇夜に輝くヴィランの物語。
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目次
主人公達
・何でも屋のリーダー
・警察のリーダー
・正義側のリーダー
名前:シエラ・ノーセント
年齢:21
性別:?
容姿:薄ピンク色の高めポニーテール 、 パッチリ開いた二重の赤よりのピンク色目 、 色白 、 ピンク色のネイル
服装:黒のワンピース 、 黒のブーツ
口癖や癖:本気でキレると無表情になる 。
良い事が思いつくと唇を舐め、目を細める 。
好きなもの・こと:メイク 、 裁縫 、 ショッピング 、 ヘアアレンジ 、 お喋り 、 マカロン 、 シチュー
嫌いなもの・こと:特になし
得意なこと:メイク 、 ヘアアレンジ
苦手なこと:ゲーム
趣味:メイク 、 ヘアアレンジ 、 裁縫
役職:何でも屋のリーダー
部屋:2階
一人称:僕
二人称:君 、 (名前)ちゃん・くん・さん
三人称:あの人 、 (名前)・ちゃん・くん・さん
サンプルセリフ:
「初めまして依頼人さん!ようこそ、殺人から猫探しまで幅広い依頼を受ける何でも屋へ!」
「ありゃりゃ、ど〜したの?髪傷んじゃってるよ?しょ〜がないな〜!僕が直してあげる!ほら、そこの椅子座って〜!」
「あ、ねぇねぇ(名前)ちゃん!もし良ければなんだけど〜…今日の晩御飯、シチューに出来ないかなぁ?」
「依頼料は看板に書いてある通りです。指定の依頼料をお持ち頂いてからお話をしましょう。(ニコッ」
「あ〜!!駄目駄目駄目!!そっちいっちゃ駄目だってば〜!!(ゲーム中)」
「武器の手入れしなきゃなぁ…また違う依頼すぐにきちゃうよ〜!次の依頼は服が汚れない殺し方にしなきゃ…」
絡み台詞
「だから僕は捕まらないって言ってるでしょルーペル〜!捕まったとしても、それは捕まったフリだからね〜!」
「…君、正義ばっか信じてさぁ、他人に頼って生きる事しか知らないんでしょ?僕は君みたいな人間が嫌いだ。だから、手を離してよ…」
死んでもいいか:🤫
過去:🤫
その他:たまに「怒るよ〜!!」と言って軽く怒る事があるが、本気でキレると無表情になって氷のように冷たい目をする。(その目で見られて辞めた人も何人か‥(情報漏洩の危機だったので後に殺された)
依頼を受ければ殺しを躊躇わない。元々殺して欲しいと願われる程酷い事をしてた奴だろうし、と思っている。
たまに依頼内容を聞いてお金を貰ってからバックレる時もある。そういう時は大抵浮気調査。
ゲーム中は体が動くタイプ。マリ○カートをやるとあっちに体を傾けこっちに体を傾け…
希望:🤫
---
名前:ルーペル・パラッパリーグ
年齢:24
性別:男
容姿:黒髪センター分けショート 、 紫色のツリメ(目つきが悪い)
服装:警察服
口癖や癖:呆れると腰に手を置く 。
イラつくと眉間に皺がよる 。
好きなもの・こと:読書 、 秋 、 ピリ辛カレーライス
嫌いなもの・こと:犯罪 、 何でも屋 、 悪 、 冬
得意なこと:フラッシュ暗算 、 暗記
苦手なこと:寒さに耐える 、 絵を描く
趣味:読書
役職:警察のリーダー
一人称:俺
二人称:お前 、 フルネーム
三人称:あいつ 、 あの方 、 フルネーム
サンプルセリフ:
「俺は悪が嫌いだ。犯罪者は地獄へ落ちて、死ぬことの出来ない苦しみを味わっていればいい。」
「お前新人か?初めましてだな、俺はルーペル・パラッパリーグ。この担当リーダーだ。」
「何でも屋とかふざけたグループのせいで残業が続く…あいつらをさっさと消して仕事を終わりにしたいな。」
「俺は暗記が得意だ。何か覚えて使いたい情報があれば教えてくれ。俺が覚えよう。」
「この仕事が終われば警察を辞める。結局、警察は正義の味方なんかじゃない事を知ってしまったからな。」
絡み台詞
「シエラ・ノーセント。大人しく降参するか、味方までを危険に晒すか。どちらか好きな方を選べ。」
「カミラ・ヘリーツェ、そっちの調子はどうだ?…何も進展なし、か。さっさと情報を掴んで何でも屋を捕まえるぞ。」
死んでもいいか:🤫
過去:🤫
その他:絵は絶望的。何描いてるのか読み取れる人は一人もいない。
何でも屋を誰よりも憎み、嫌っている。彼ほど何でも屋を嫌う人間は存在しないだろう。
希望:🤫
---
名前:カミラ・ヘリーツェ
年齢:21
性別:女
容姿:茶色のロングヘアー 、 睫毛多めのパッチリ赤目 、 色白 、 可愛い顔
服装:白のワンピース 、 白のカチューシャ 、 水色のジャケット 、 茶色のブーツ
口癖や癖:イライラし始めると腕を組む 。
好きなもの・こと:絵を描く 、 マカロン 、 お風呂 、 ポメラニアン
嫌いなもの・こと:汚れる( 泥まみれになるとか服が汚れるとか )事 、 辛いもの
得意なこと:似顔絵を描く 、 治療
苦手なこと:辛い物を食べる
趣味:風景画を描く
役職:正義側のリーダー
能力:絵に描いた物を現実に出す能力
一人称:私
二人称:あなた 、 君 、 (名前)
三人称:あの人 、 あの方 、 (名前)
サンプルセリフ:
「私はカミラ・ヘリーツェ、一応この組織のリーダーよ。でも私の上にもう一人お偉いさんいるから、そこは気を付けてね。」
「急に雨降ってきたからびしょびしょ…お風呂入ってる人いる〜?シャワー浴びたいんだけど〜!!」
「絵を描くのは得意よ。昔から画家になろうって下手だけど努力してたからね。ま、私がなったのは画家じゃなくて正義の味方なんだけど。」
「実家で昔ポメポメ飼ってたんだよね〜。まぁ、私がここに入る年にお空に登っちゃったんだけど。」
「何それ、美味しそうな見た目してるじゃん!一口頂戴!…ん!は、はらいはらい!!ちょっと、辛いなら先に言ってよ!!」
絡み台詞
「シエラ、私ずっとあなたを探していたの。あの日からずっと、あなたの事が気になって仕方がなかった。だから、お願い。」
「ルーペル、毎日毎日仕事仕事…大変じゃないの?ていうか、一日くらい何でも屋捜索ほっといて休みなさいよ。見つける前にあんたが死ぬんじゃないの。」
死んでもいいか:🤫
過去:🤫
その他:絵は基本鉛筆で描く。白黒で描いて、その後に色をつけるかはその時のやる気と時間次第。
仲間思いで友人関係は大事にしている。あまりキレることがない。キレてもそんなに怖くはない…多分童顔なせい(
希望:🤫
0.未来
あの日、未来を見た。
この組織にいる自分が死ぬ未来を。
確かに、この目で見た。
確かに、この能力で見た。
大切な人が巻き込まれて死ぬのを見た。
死ぬのが自分だけならよかった。
けれど大切な人まで巻き込むのは嫌だった。
だからこれは、全部仕方のない事なんだ。
自分が死なない為に。君を死なせない為に。
夜、建物の電気が消え始めた頃に外へ出る。
仕事着から昔君と買った服に着替える。
「…大丈夫。」
ボタンをしめる手が震える。
これがあの未来を見たせいなのか、それとも君と離れるのが寂しいのかはわからない。
鏡に映る自分が今にも泣き出しそうな顔をしていた。酷く情けない。
「…」
机の上の写真立てに入れていた置いてある君との写真を抜き取る。離れていてもずっと一緒。
絶対に忘れない。
「…未来は変えられるよ。」
あの未来を変えるんだ。
その為に自分が犠牲になっても構わない。
でも、これは自分が犠牲になる為じゃない。
自分達の未来を守る為なんだ。
着替えが終われば窓を開ける。
強風に煽られて部屋の書類が飛んでいく。
髪がボサボサになる事など気にしない。
壁に手をつき、窓辺に立つ。
見下ろせば下が見えない程高い場所。
前に踏み出す瞬間、そっと壁から手を離した。
彼が窓から飛び降りる姿を見た者はいなかった。
---
未来を見る能力者。
彼は今何処にいるのか。
いなくなった理由はなんなのか。
生きているのか死んでいるのか。
全てが謎に包まれていた。
彼がいなくなってからは、
喜ぶ者、嘆き悲しむ者、追いかけて死ぬ者…
皆が別々の選択をとる。
謎に包まれていても確信を持って一つ言える事。
それは、彼は人に愛される人間だったという事。
全てを愛した彼は、全てに愛されていたのだ。
全てが謎に包まれたあの日から少しした後、
幕を閉じた者の物語が再び始まった。