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目次
僕は幽霊になりたかった
(結構前の)自主企画の参加用でーす!
シナ国や反抗は身近にあるものでは関係ないです!
謎世界線ですかね、
でも、
この世界では死んだ人は幽霊になります、幽霊は幽霊で話せます
でも時々、幽霊になれず、意識だけになる人もいます
そのどっちになるかは死んでからじゃないとわかりません
死んだ人に会える可能性は半々です
では、題名から察せると思った人は、少し、違いますよ?
……………………………僕は、幽霊になりたかったんだ
---
「やーい幽霊!こっちくんな!」
いつも、そう言われた、僕はまだ生きてるのに
でもキミはいつも
「______くん!ほら一緒に遊ぼ!」
こんな僕に話しかけてくれた、だから気にしていなかった
でもそんな日々も終わった
「ねぇ知ってる?近所の女の子がいきなり、ごめんごめんって言いながら自殺したらしいわよ」
「いやよねぇほんとに」
キミは居なくなった、
後から分かったのは僕をずっといじってきていたやつらが彼女をずっといじめていたということだけだ
そんなことがあった、数日後の事だ
---
僕)………
ト、ト、ト、ト、……
学校で僕はずっと幽霊と言われている、止めてくれた人もいたけどもういなくなってしまった
?(もー、ねぇ______くん、もうそろちゃんと寝たら?クマすごいよ?
僕)大丈夫だよ……
キミはあの後、僕の近くに幽霊になって会いにきた
---
?(おーい!元気?
僕)元気なわけないよ……それになんでいるの
?(え?幽霊になったからだよ、ごめんね?先に逝っちゃって
僕)別にいいんだけど……幽霊なのに扉使うんだ……
?(そ、そこは気にしないでね⁈
僕)うん……
---
?(おーい⁈聞いてる?
今でも信じられてはいない、キミが幽霊になって会いにくるなんて
?(ほら!ついたよ?学校
僕)………うん
カタ
「おい!幽霊がきたぞ!w」
「帰れよ幽霊!ここはお前のいていい場所じゃねーよw」
まただ、ずっと幽霊って言われる、理由はわからない
?(……私が生きてたら、守ったのにな
僕)別にいいよ……
ト、ト、ト、ト、……
ガラ
ワイワイザワザワ
僕)………
ガタ、
キーンコーンカーンコーン……
ガララララ
先生)お前ら席座れ〜
---
先生)じゃあ皆さんさよなら
「さよなら〜!」
僕)………
?(先生さようなら!
僕)なんでキミも言ってるの………
?(ふふん、癖だよ!
僕)そうなんだ……
---
……今日も、キミはずっと僕と一緒にいる、でも疑問が生まれた
何故キミはみんなから見られているのに話しかけられていないの?
何故キミはいつもまるで生きているみたいに生活しているの?
何故キミは………ずっと、悲しそうな顔で僕を見ているの?
---
?(______くん!ほら!起きて!今日も学校行こう?
僕)ねぇ、
?(どうしたの?
僕)なんでキミは、いつも泣きそうな顔で僕を見ているの?
?(……
ああ、ついに聞いてしまった、もしかしたら、これを聞くだけで一緒に居られなくなるかもなのに
それでも、知りたくなってしまう、
?(……
ねぇ、どうして?どうしてキミはそんな泣きそうな顔をしているの?
?(………ごめんね、______くん、私に、真実を言える勇気はないよ
真実?どうゆうこと?真実なんてない、はずだ
あれ、なんで僕は、今否定しなかったんだ?
なんで?
?(………ねぇ、______くん、一緒に………学校、行こ?
僕)………うん、行こうか
僕は、一体、どうなっているんだろうか
---
---
(?視点)
私は、目の前で友達を、守りたかった子を失った
この世界では死んだら幽霊になる、
私は少し霊媒体質だったらしく、幽霊の言葉だけが理解できた
だから私は意識だけになっていたアナタを見つけれた
?)………ねぇ、アナタはいつ気づくのかな
あの日、アナタは私が突き落とされそうになった時に身代わりになった
でもアナタは私が死んだ物だと思っている
本当に死んでしまったのはアナタなのに
?)……アナタは、意識だけになってしまった、幽霊でもないのに
そして聞かれてしまった
僕(なんでキミは、いつも泣きそうな顔で僕を見ているの?
……ごめんなさい、私に、この真実を言うことはできない
?)ごめんね………|______《笠谷》くん、私に、真実を言える勇気はないよ
アナタには、______で聞こえているであろう名前を言おう、
私はアナタの事を見れていない、見れないの
ずっと声だけで把握してきた、でももうすぐアナタは意識すらも消えてしまう、
そう、察してしまった
だから私は今日もアナタの、日常を、少しでも、守っていこう
---
僕は、今日も|生きている《逝きている》
---
私は今日も|死んだことに《生きているけど》
---
僕/私/は、/幽霊になりたかった/アナタを守りたかった
---
でも、そんな日常は、長くは続かない
---
僕)………(眠い)
ガチャ
僕)………(あれ?ここ、僕の部屋じゃない、キミ、の部屋だ)
ギシ…
僕)……?(でも、ここは掃除したはずなのに、なんでものが散らかってる?)
ガタ
僕)⁈………(なんだ、本か、……あれ?でもたしかあそこには日記、が)
カサ
僕)……(少し、だけなら)
パラ
僕)………え?
---
×月△日
私は、______くんを見つけた、
死んでしまったのなら幽霊になっているかもと思って探してたんだ
でも______くんは幽霊じゃなくて、いつか消えてしまう、
意識だけだった、やだなぁ……また、会えなくなっちゃうんだ
でも、______くんは、死んだのは私だと思っていた
好都合だ、どうせならそのままで、消えるまで、日常を演じよう
頑張らなくちゃ
---
僕)………死んだのは、僕の方?
ガチャ
?)……______くん?なんでここに……⁈それ!
僕(………ねぇ、どうゆうこと?死んだのは、僕だったの?
?)……
僕(ねぇ、教えてよ……なぁ!"來奈"!
來奈)⁈……名前まで、思い出しちゃったんだ、"笠谷"くん
僕(あぁ、これを読んで、やっとわかったんだ、僕の本当の名前を、
來奈)そうなんだ
僕(……で、來奈、僕の方が死んだ、のは本当?
來奈)……うん、本当、笠谷くんは、私があいつらに突き落とされそうになったときに庇って、死んだ
僕(……
來奈)あの後、あいつらは全員退学になった、でも、それ以外の罰はない
僕(……僕が、死んでた
來奈)だから、せめてのも、気持ちで私は日常を演じ始めた
僕(……僕は、消えるの?
來奈)………うん、もうすぐ
僕(………そっか、なら、來奈、最後に一ついい?
來奈)………うんいいよ笠谷くん、
僕(……今までありがとう、愛してたよ………來奈
來奈)……!……うん、私もだよ、笠谷くん、愛してる、そして、さようなら……!
僕(………ニコ…
サラ…サラサラ…
來奈)………(ノ◡`)ありがとう
はい、今回は完全にはじめての書き方しました!
解説です!
まず、
僕=笠谷くん
?=來奈ちゃん
です
簡単に言うと、
笠谷くんは來奈ちゃんが死んだと思っていた幽霊になれなかった少年
來奈ちゃんは真実を知っていても日常を演じた少女
みたいな感じですね、
できれば細かいことは考察してみてください!
私は貴方とこれからも
姉さん!
---
私には妹がいたらしい
たった1人だけの妹だったらしい
「姉さん!」
いつも私に呼びかけてくれていたらしい
そんな可愛い妹もいつかは離れていくらしい、それは嫌だった
だから、知ることにした
---
「……姉さん?どうしたの?話って」
『いや、ただ……あなたも、いつか私の元からいなくなるのかなって……思って』
「………」
『ごめんなさい、変なこと聞いちゃって』
「ううん、大丈夫、私は姉さんの元から離れないよ」
『ほんと?』
「うん!姉さん大好きだもん!」
---
ほんとに、優しい妹だ、
でも………なんでだろう、いつも気になる事がある、これじゃない、なんだろう
……………あ、そうだ、わかった
なんで、私はずっと、"牢屋にいるのか"だ
私、悪いことしてたのかな?
---
---
大丈夫?
---
いつもそう聞いてくれた優しい姉さんが事故にあった
その事を知ったのは、友達と旅行に行って帰ってきた日だ
『杏和!』
そう言ってくれた姉さん、ずっと好きだった、大事にしたかった
でも、一部の記憶が消えて、私の事も少し忘れてしまった、でも、私以外の事は
"一つも"覚えていないらしい
だから、あの事を聞かれた時、少し嬉しかった
---
『杏和……』
「……姉さん?どうしたの?話って」
『いや、ただ……あなたも、いつか私の元からいなくなるのかなって……思って』
「………」
『ごめんなさい、変なこと聞いちゃって』
「ううん、大丈夫、私は姉さんの元から離れないよ」
『ほんと?』
「うん!姉さん大好きだもん!」
---
そう、大好き
私は姉さんの事が大好きなの、
優しい優しい姉さんが大好きだった
大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き💕
絶対離さない、
記憶がなくなってもっと可愛くなった!
もっと可愛い姉さんを見たい
だから
私は牢屋に閉じ込めた、監禁ではないよ
だって、ちゃんと外にもだしてあげてるよ?
それに………
姉さんは、私と一緒にいないとね?
---
---
私は牢屋にいる、多分今日も明日も
でも私は分からない、だから私は
私は貴方とこれからも
はい、簡単に言うと
妹、杏和は姉さんの事が好きで好きで拗れて監禁し
記憶を一部なくした姉さん、は監禁されてる事に気づいているけど杏和の場所以外いれる場所がないからそこにいる、
いつか思い出したらどうなるのだろう
ポジティブ?違うよ、変えてるだけ
少しいじめとも考えられるところがあります、
舞台は____________ですよ
)おはよ〜
「おはよ」
今日もちゃんと遅刻しずにこれた
よかった
ドンっ
)あ、ごめ
『うえっこっちくんなよ汚ねぇ』
)………うん、ごめんね
これはいつもだ、
まぁでも、こんなのは他の人と比べたら軽い方だろう
---
)………♪〜
『どけよ』
)………はーい
スッ
『チッ死ねよ』
そんなこと言われても無理
でも毎回そんなこと言われてもすぐ忘れる、自分がこうゆう時ナイスすぎる
---
)………あれ、靴どこだろ?
カタ
)あ、あった、またかぁ、いや、これは初めてだなw
今回は靴が三段下に下げられていた、雑だなぁw
まぁでも、他の人よりはマシだな
---
今日は僕の友達のいつもいる場所をあいつに奪われた、
だから、睨んでみた
『こっち見んなよ、お前の場所じゃねぇから良いだろ』
いいわけがない、
---
ある日
あいつにいきなり言われた
『関わってくんな』
自分から関わりにいっているわけじゃない、
お前からこっちに来ているのに、何を言っているのだろう
---
---
そんなことがいつも続いた、
そしてそれは次の日には忘れて笑い話にする
だってこんなくだらない話、みんなには面白い話になるだろう?
さぁ、今日も行こう、また話のネタを増やそう、
これがいじめとは言われたけど、
言われたのは
(死ね、こっちくんな、こっち見んな、関わってくんな、汚ねぇ、うえぇ)
こんだけだし
やられたのは
(ぶつかられた、靴を三段下に下げられた)
こんだけだし
これをやっている人数もたった3人
軽い、
友達に比べたらあまりにも軽い、こんなのは笑い話になる
ならばこんなので病むわけがない
リスカとかもしないさ、痛いのは嫌いだから
自殺もしない、痛いのは嫌いだし、なによりみんなに迷惑がかかる
だからね、消えるのは全てに嫌われて、誰にも見られなくなった時だ、
それまでは僕は存在していよう、
友達のリスカも自殺も止めないさ、でも、毎回、
やりすぎないように呼びかけたり、
痛くない自殺にするように言ったりする
そうすればいいだろう?
それに僕はポジティブらしい
このままで、
はい、意味わからないでしょう?
分からない方がいいかもですけどよかったら考察してみてくださいね、
ちなみにこれ、登場人物は2人で文字数は888なんですよね
これ割ったら数字どうなるかな、
甘い甘いモノ達は
カランカラン…
カリ
モグ…
人華)………甘いなぁ
---
この世界に住む人間は全員に味がついている、
ほとんどの人間が辛かったり苦かったりするが稀に甘い人間もでてくる、
確率だと10000人中1人か2人だ
そしてそれ以上に希少なのは味のない人間である、
10000人いても1人でもいればいい方、といえるほどだ
だが味のない人間はこの味があることが普通な世界の人々からすると忌み嫌うものなのだ
何故なら人間には全員あると聞かされてきたからだ、
だから味のない人間は常に追いやられてきた、
ならばどこに味のない人間がいるのか、簡単だ
裏だ
---
---
人華)お、おっはー偏食家
人紀)だれが偏食家だよ甘党
人華)だってお前辛い人間しか食べないじゃん
人紀)そっちは甘い人間だけだろ
人華)まぁ美味しいからね、ほとんどのやつが私達が|non gustum《味なし》だって知ったら笑ってくるのがうざいけど
人紀)それはうざいよな、辛い人間は大体受け入れて食べられてくれるから楽だけどな
人華)そっちはいいなぁ、甘い人間にもそーゆーのいないかなぁ
人紀)いないだろ
人華)そっかぁ
人紀)………そういえば
人華)ん?
人紀)最近、|non gustum《味なし》が襲われてるんだってよ
人華)襲われてる?
人紀)あぁ、しかも"食われてる"
人華)え、でも私達|non gustum《味なし》でしょ?なんで
人紀)わからねぇ、お前も気を付けろよ
人華)う、うん………
人紀)じゃあ、食ってくるな
人華)気を付けてね?人紀
人紀)あぁ
---
カッカッカッカッ…
ギィ…
人紀)どうも|Suavis《味あり》さん、いや、違うか|Abnormes gustus《異常味覚》さん、だろ?
?)そうだよ|non gustum《味なし》さん!ほら、食べられて?
人紀)………あぁ、俺が今回の"|coctione《生贄》"だろ?
?)うん、ごめんね?君若いのにさぁ
人紀)注文表にはいつもと違うものと書いてあったからな、それだと俺か人華しか当てはまらない
?)つまり君はあの子を守りたいのかな?
人紀)あぁ、だから、俺は食われてもいい、あいつはまだ食うな
?)うん、いいよ、|coctione《生贄》のお願いならきいてあげるよ、ほらきて
人紀)はい
ス…
?)………いただきます
ガリ
---
人華)………人紀、来ないなぁ、ん?手紙?
パラ
---
人華へ
ごめんな、多分これが届いたなら俺は食われてるだろうな
なんで|Abnormes gustus《異常味覚》が俺たちを食ってるのか、最後に教える
だから逃げろ
|Abnormes gustus《異常味覚》が俺たちを食べる理由は、
"俺たちは体に味がない代わりに心に味がついているからだ"
普通の|Suavis《味あり》には体に味があって心には味がない
だが|non gustum《味なし》はその反対だ、体に味がなくて心に味がある
|Abnormes gustus《異常味覚》はその心の味にハマった、だから
時々|non gustum《味なし》を差し出して
そのかわり一か月の間|non gustum《味なし》の食料を提供してもらう
その約束があるんだ、それで今回は俺の番、
いつもと違うものと書いてあったから俺らしかいないから名乗り出たんだよ、俺が行くってな
だから、人華、お前は逃げろ、食われるな、じゃあな
---
人華)………は?食われたの?人紀、嘘でしょ?
カラ
人華)………何これ………あ
チャリ…
人華)ピアス………?あれ、もう一つ手紙が
---
ピアスの意味は「いつどこでも自分の存在を感じてほしい」だぞ
---
人華)………はっあいつめ………いいよ、付けたげる、守ってよ?人紀、てかちゃんとこれ右用じゃん
チャリ…
人華)うん、ありがとね、人紀
女性の右耳へのピアスは「優しさ、守られる人」を意味する
また来たいのりは僕の元へ
とあるイキモノ達の話
--- 「神様、神様、私の願いを聞いてください」 ---
今日も人が願い事をしていく
探し物を見つけたいや恋愛成就やら、いろんな願い事だ
でも、とある日、あの日は違った
---
--- 「神様、神様、私の祈りを聞いてください」 ---
………祈り?
これまでのヒト達は全員願い、だった
祈り………どんなものなのだろう、
今回は聞いてみるか
--- 「………あの人に、あの時のあの人にまた会えますように」 ---
あの人?だれだ
分からなかったら叶うことはないんじゃ
--- 「神様、覚えていますでしょうか、私の事」 ---
?どうゆうことだ
女など、話した覚えもないが?
--- 「あの時、助けてくださってありがとうございました、このままだとわからないでしょうけれど」 ---
………?この女は、なんのことを言っているんだ?
ヒトを助けた覚えなどないが、
---
ポンッ
---
にゃぁ〜
--- 「覚えていますでしょうか、神様」 ---
………猫?ん?だが尻尾が2つ?どうゆうことだ
--- 「私は猫又、昔、貴方様に救われた猫です」 ---
………猫、猫、そうか、"あの時"か
---
---
)〜♪〜〜〜♪………ん?なんだあれ、毛玉?
にゃ、にゃぁ〜………
)………猫?生きてるか?
にゃぁ………
)………生きてるな…"癒せ"…
パァァァァ……
………にゃぁ〜!
)………可愛いな、まぁいいか、じゃあな猫、もうこんなところにはくるなよ?
---
---
………あの猫か
--- 「今回、私はお礼を言いにきました、あの時、助けてくださってありがとうございました」 ---
……そうか、助かってたんだな
--- 「これだと祈りではないですね……w、また来ます、ではさようなら神様」 ---
あぁ、また来てくれ、さようなら、
あの時の子猫よ
はい、謎ストーリー!
な ん だ こ れ !!!!!
?
ぼくはにんぎょうです
にんげんさんにたいせつにされていました
でも、あたらしいにんぎょうをかってきたにんげんさんたちは
ふるいぼくをすてました
でも、ぼくはうらみません
にんぎょうにうまれたから
いつかあきられるのはとうぜんのことだときかされてきたからです
でも、ぼくはまだいしきはあるし、ながねんこのからだにいたおかげで
すこしなら、はいずるくらいならうごけるようになりました
なぜぼくが、にんぎょうがこんなにもうごこうとするのかにはりゆうがあります
それは、ぜんせのやくそく、というのです
---
?)_____さま!指切りしませんか?
「指切り?なぜだ?」
?)だって私達、明日には会えなくなるんでしょ?だから、いつかまた会いましょうっていう約束です!
「それならば指切りじゃなくてもいいだろ、口頭とかで」
?)だめ!だめです!もっと深い約束がいいんです!絶対忘れないために!
「………なら、何がある?」
?)………わかんない
「ならいいだろう、口頭で」
?)…いやです
「………なら、合図で、どうだ」
?)……………合図?
「合言葉とかだ、2人しかわからない言葉や行動を決める、それでいいだろ」
?)……!はい!
---
あれ、まだあいつは、おぼえてるのだろうか
せかいもちがう、じかんもたったいま、わすれていそうだな………
ズリ
ズリ
ズリ
ズリ………
ん?かげ…?なんでかげが………ひと?
?『人形?てかこれ動いてたんだけどどうゆう仕組み?』
ヒョイッ
もっもつな!おちたらこわれる!
?『すごい暴れてる……おろせってことかな』
コト
……ふぅ、よかった
?『で、人形くん、きみしゃべれる?』
……分からない、しゃべれるだろうか………
「………あ…」
?『お、喋れるんだ!名前は?』
なまえ………
「…た、しか………て、い、や、みかど、にのはら、の、の、で、てい、や」
?『………帝野?なんか聞いたことあるような………気のせいかな、あ、私は藍莉!』
「あ、いり?」
?『そう!あいいろの藍に紫茉莉、の最後のやつ!』
………このこ、せつめいへただな?
「……せつめい、へた」
?『あ、ごめんw』
「でも、ぼくは、わかるよ、オシロイバナ、すき」
?『オシロイバナ?これってムラサキノマツリでしょ?』
「オシロイバナは、べつめい、はなことば、は、こいをうたがう、と、うちき」
?『そうなんだ、てかなんでしってるの?そんなの』
---
?)ねぇ_____さま!これって知ってます?
「なんだ?それは」
?)オシロイバナです!別名はムラサキノマツリで花言葉は恋を疑うと内気!
「よく知ってるんだな」
?)この花だけは、知ってるんです
---
「むかし、あるこがおしえてくれた、」
?『そうなんだ………ねぇ、一ついい?』
「なに……?」
?『……僕らの花は?』
「……!………スターチス」
?『……正解、久しぶり、帝野さま』
「…ひさしぶり、あいり、いつ、おもい、だした?」
?『オシロイバナの花言葉を言われた時ですよ、貴方に教えたのは……私だけ、ですから』
そうか、あいりはおぼえてくれていたのだ、こんなあのときとはぜんぜんまったくちがうせかいにきても、ぼくのことをおぼえていたのだ………"あいつ"はこのせかいにいないといいが………とりあえず、
「あいり」
?『はい、何ですか?』
「あい、ことば、かえ、ないか?」
?『へ?何にですか?』
「………スターチス、じゃなくて、フクジュソウ、がいい」
?『はい、分かりました、帝野様、僕らの花は?』
帝野「………フクジュソウ」
藍莉『正解!』
はい、平仮名でうつの面倒い、帝野のセリフ面倒いし、今回のわけわからんでしょ、
あ、登場した花の花言葉載せとくね
スターチス(変わらぬ心・永遠に変わらない
フクジュソウ(幸せを招く・永久の幸福
この2人の永遠の願い、叶いますように、ね
え、口調が途中からいきなり変わった?
………ふふ、さぁ、なぜでしょう?
じゃあ、ヒントになる質問をあげますよ、
「スターチスの花言葉は、変わらぬ心、じゃあ何が変わっていない?」
そして、人形となった帝野は、目は見えていない、
そして、あいつとは誰だろう?
もし、藍莉と声が似た者がいたのなら、見分けはつくのだろうか
さぁ、わかる?
(もし、予想ができたらファンレターとかでください、もし、合ってた+名前書いてあったらその人お気に入り登録しますね)
さよなら?
今回は、よくお菓子を食べている少女と意味を知りたい少女の話
今回の世界設定
・小さい街が所々にありそれぞれの街に化け物が住んでる
・化け物は崇められている場合が多い
・月に一度生贄が選ばれる
・生贄に選ばれると1ヶ月の間毎日好きなものがもらえる
・もらえるものはどんなものでもいい
・生贄については本人と街の長以外は生贄の日に知る
・生贄の日は一般的に供日、と言われている
・供日は絶対泣いてはいけない
・泣いてしまった者は祝福とは名ばかりなものをうける
・祝福をうけたものは記憶を失う
「ねぇ、ずっと思ってたんだけどさ、なんであんたいつもそんなグミ食べてんの?」
『………好きだから、かなぁ』
「好きなの?なんで〜?」
『うーん、………すぐなくなるから』
「………?すぐなくなるから?」
『1番好きなのは………ぶどう味だよ』
「ぶどうも美味しいよね〜」
『そうだね』
---
---
「おっはー!沙焚!」
『おはよう、倭紀』
「今日はたしか供決めの日だったよね!誰になるのかなぁ…」
『さぁね、でも、倭紀は選ばれないようにね』
「………そっちこそ!」
先生)倭紀!お前の番だ
「はーい!」
タッタッタッ
ガラ
---
ガラ
『倭紀、どうだった?』
「私供じゃないよ!」
『!……よかった」
先生)沙焚!お前の番だ!
『はい、行ってくるね』
「うん!」
---
先生)沙焚、今回の供だが……お前に決まった、やってくれるか?
『………はい、光栄な事でございます』
先生)………何がほしい?
『なら………グミでお願いします』
先生)グミ?そんなのでいいのか?
『はい、ぶどう味でお願いします』
先生)あぁ、わかった、もう戻ってもいいぞ
『はい、わかりました』
---
ガラ
「沙焚!どうだった?」
『大丈夫だったよ、さ、今日は帰ろ?どうせこのまま帰ってもいいんだし』
「うん!先生さよーなら!」
---
「じゃあね!沙焚!」
『うん、バイバイ』
パタン
『………っ』
ガタ
『なんで、なんで私なのよ……!まだ、やりたい事あるのに……』
カタ
『…でも、こんなこと言ってられない、残り1ヶ月なんだから、全部しないと………そうだ』
---
1日目、
今日は、倭紀と公園に行った、
ブランコ楽しそうだった
---
2日目、
今日は、テストがあった、
倭紀はずっと「オワタ…٩( ᐛ )و」と言っていた
---
3日目、
今日は、言っていたグミをもらった、
結構高いやつだったから美味しい
---
4日目、
今日は、もらったグミを倭紀と分けた
すごい美味しそうに食べてた
---
5日目、
今日は、供について説明をうけた
どんどん別れが近づいていることを自覚してしまう
---
6日目、
今日は、倭紀の家に泊まることになった、
7日目と8日目は書けないだろう
---
9日目、
今日は、テストが返ってきた
私は98点だった
---
10日目、
今日は、供が選ばれる条件の授業があった、
11日と12日目の場所を使ってメモっておく
条件1、成績が平均以上であること
条件2、口が硬いこと
条件3、大事なものがあること
条件4、別れを受け入れられる事
条件5、この世界の真実を受け入れられること
---
13日目、
もうすぐ、真実、を少しずつ伝えられる
この日記はどうしようか
---
14日目、
真実は、毎日一個ずつ伝えられるらしい
絶望してしまわないように
---
15日目、
最近、日記なのに日記のように書けていない気がする、
気にしては負けか
---
---
---
26日目、
もう、3日前だ、これまで伝えられた真実をここに書き記しておく
誰かがこれを読んだなら、この日記を、燃やしてほしい
この街が崇めている神は、化け物だ、外と繋がる為には生贄、供がいる
そして、大切なものがあることが条件である理由は、祝福を必ず誰かに与えなければいけないから
だから、私が逝けば倭紀が泣いて祝福を与えられる、そんな感じかと思う
これだけ、これだけだった、伝えられたのは
---
27日目、
今日は、倭紀がもうすぐ誕生日だけど何がほしい?と聞いてきた
もう私は、誕生日まで生きていけないのに
でも、私はバレないようにグミと言っておいた
倭紀は、また?と言って笑ってくれた
---
28日目、
もう、明日だ
---
---
「今日供の日かぁ……沙焚、大丈夫かな、今日休んでるし」
先生)お前ら〜供見学いくぞー!
ハーイ
---
『……ごめんね、倭紀』
)お綺麗です供様
『ありがとう』
)それにしても、よろしいのですか?供様にはご友人方に手紙を送ることができますのに
『えぇ、どうせなら、私の存在を消したいぐらいだもの』
---
ザワザワ……
)供様の、ご登場です
コッ…コッ…コッ…
「……………沙焚……?」
『……皆さん、こんにちは、供に選ばれた花暗沙焚、です」
---
「……ど、うゆ、うこと?」
---
『私は、一か月前、供に選ばれた事を言われました、寿命による死はそこでもう諦めました、後は神に捧げられるのみなのだから』
---
「……やだ、やだよ、沙焚、私を一人にするの?」
---
『そして今、今日を迎え私は神の元へ逝きます、どうか皆さん、泣かぬように』
---
「沙焚…」
---
『あぁ、そうだ、もし何かを下さるのならばその時は、できれば…グミをくださいね?』
---
「沙焚……」
ポタッ…
---
『ごめんなさい、倭紀』
コッ…コッ…コッ…コッ
---
)倭紀、祝福を与える、こちらへ来い
「……はい」
---
次の日
---
)倭紀〜!おはよ〜!
「おっはよー!」
)今日元気だね〜
「うーん、なんか忘れてる気がするけど、まぁいっか!いこ!」
はい、変なのは気にしないで、
次は今日も私は頑張ります!の二話と人狼ゲームのかぁ、人狼ゲームの題名どうしよ……
題名募集しちゃおうかな、感想と同時に
あぁ、そうだグミの意味はあなたのことが嫌い、らしいですよ
誰に対してでしょうね
読み切り系での、設定(最初に書いてるやつのみ)まとめ
--- 僕は幽霊になりたかった ---
この世界では死んだ人は幽霊になります、幽霊は幽霊で話せます
でも時々、幽霊になれず、意識だけになる人もいます
そのどっちになるかは死んでからじゃないとわかりません
死んだ人に会える可能性は半々です
--- 甘い甘いモノ達は ---
この世界に住む人間は全員に味がついている、
ほとんどの人間が辛かったり苦かったりするが稀に甘い人間もでてくる、
確率だと10000人中1人か2人だ
そしてそれ以上に希少なのは味のない人間である、
10000人いても1人でもいればいい方、といえるほどだ
だが味のない人間はこの味があることが普通な世界の人々からすると忌み嫌うものなのだ
--- さよなら? ---
今回の世界設定
・小さい街が所々にありそれぞれの街に化け物が住んでる
・化け物は崇められている場合が多い
・月に一度生贄が選ばれる
・生贄に選ばれると1ヶ月の間毎日好きなものがもらえる
・もらえるものはどんなものでもいい
・生贄については本人と街の長以外は生贄の日に知る
・生贄の日は一般的に供日、と言われている
・供日は絶対泣いてはいけない
・泣いてしまった者は祝福とは名ばかりなものをうける
・祝福をうけたものは記憶を失う
はい、最初に設定とか書いてるやつだけはここに世界設定載せとくね、コピペしてるけど
お前らの相手はボランティアの私
できれば感想とか
で き れ ば !!!!!
ください
💥ドーン
)……またか
『ここがあいつらのアジトだ!』
)……ここ私の家なんだけど
カタ
『誰だ!まさか……あいつらの手下か…』
)誰が手下よ
『……誰だ?お前は』
)こっちのセリフ、私なんにも関係ないんだけど、それに口調が荒い、私無関係者なんだけど
『そ、そんなわけがない!調査結果ではここがあいつらのアジトだと…』
)は?何それ、調査結果なんてので私の家を勝手に変なわけもわからないやつのアジトにしないでよ、てかあいつらってだれ?
『悪の組織"ダークピエロ"だ!』
)はっダサ、とりあえずここからでてってよ、私の家なの
『チッいくぞ!』
---
)……はぁ、何もう、この街はあんたら自称ヒーローのものじゃないんだよ、まぁでも……
カチ
)その"ダークピエロ"……は、私だから合ってたね、調査、でもひとつ違う、私は一人でやってるのよ?
フワ
)さぁ今日も行きましょう、私の正義を、あいつらの正義を、正当化してやる為に
---
フワ…
!ザワザワ…ワー!ワー!
『見つけたぞダークピエロ!今日こそ倒してやる!』
)いや私からでてきたんだよなぁ……ポソッ
『何をボソボソしている!お前ら!やるぞ!』
「おう!今日こそ悪を倒してやるぜ!」
)はぁ……だれが悪だよヒーロー気取りのクソ野郎ども
『何⁈だれがヒーロー気取りだ!我々は本当のヒーローで……!』
)何言ってんだよ、そんな変な衣装着て不法侵入して、物壊して、平和壊してるのはお前らだ
『なっ……⁈』
)まだテレビとかでやってるヒーローの方が平和守ってるわ、そんなのでヒーローなのんなよ
『黙れ!どうせまた悪事でも考えて……!』
)は?勝手に決めないでよ、私だって暇じゃないの、そんな毎日悪事なんて考えるわけないじゃん
『……!』
)あれ、もう反論終わり?じゃあもういいよね、さぁ、サーカスを始めましょう!
ーーーーーーーーーーそれは少し前に始めたことだった
あいすー🍨:[今日もこの街を救った!]って書いてあるポスターを見かけたんだけどさこれ誰?
)……誰だ?これ
ピロンッ♪
あいすー🍨:今調べたんだけどさ、この街に住んでるヒーローらしいよ、これ
)……ヒーロー?
ポチポチ
ポンッ
くっきー美味しい🍪:ヒーロー?これが?
ピロンッ♪
あいすー🍨:うん、なんか自称ヒーローらしくてほとんどヒーローっぽい事してないけどね
)……意味な
ポンッ
くっきー美味しい🍪:え、もうそれヒーローじゃなくね?……そうだ、ちょっと私、悪役なってみようかな
ピロンッ♪
あいすー🍨:え、何するの?てか悪役になる?
ポンッ
くっきー美味しい🍪:もちろん、ヒーローならヒーローらしくしてやろうかとね
ピロンッ♪
あいすー🍨:来虹ちゃんらしいね、即行動精神、でもそれ倒されたらやばくない?
ポンッ
くっきー美味しい🍪:大丈夫だよ明須、倒されないくらいの演技でいく、名前どうしようかな
ピロンッ♪
あいすー🍨:それより服どうするの?あと何で顔隠すの?
ポンッ
くっきー美味しい🍪:うーん、そうだ!ピエロ!ピエロっぽいのにする、直球でダークピエロ!
ピロンッ♪
あいすー🍨:直球すぎない⁈まぁいいやなら衣装は私がやったげるよ、そのかわり仮面とかは自分でやって!
ポンッ
くっきー美味しい🍪:らじゃー
---
)……よし、やったろうじゃん、暴れたる、ヒーローらしくしてやるよ自称ヒーロー共、この私…
--- ボランティア悪役のダークピエロ様がね! ---
はい、めっちゃ内容謎でしょうので解説です
今回の主人公はたまたま友人がみつけたポスターからボランティア悪役を始めた来虹ちゃんです、LI◯Eもどきではくっきー美味しい🍪です
友人(LI◯Eもどきではあいすー🍨)がみつけたポスターには2人が住んでいた街にいきなりきた自称ヒーローの集団が載っていました
でもその自称ヒーローは誰もヒーローらしいことをしていないと知った来虹は、じゃあヒーローらしいことさせてやろ!みたいに思ってボランティアの悪役をすることにした、って話です
え、じゃあなんで思いっきりいろいろ言ってるのか?
簡単です、ヒーロー系だと正論言われて黙っちゃうとかよくありますよね?それですよ
それをやる為です
ゆらゆらゆれた
その瞳
知ってるよ
だから、こう聞くの
--- ねぇ、今欲しいものってある? ---
「ほ、しいもの……欲しいものかぁ」
『うん、ほら、この世界だとさ、ずっと欲しい物は押し付けられるからできないじゃん!
「……まぁ、たしかにそうだけど」
『不満に思わないの?
「みんなそうだと思うよ、何をしてもどうせ"アレ"からは逃げれない、だから抗わない」
『でも、私さ、化粧品ほしいの!なのに渡されるのは変な布と髪ゴム?ふざけんなよぉ〜
「……………私も」
『え?
「私も、本当はケーキ食べたい、言ったこともある、でも渡されたのはケーキ型のグミひとつだけど?」
『たしかにケーキだけどそれは形だけと
「まだ大きさも同じならまだしも普通のグミと同じサイズよ?ふざけてるの?って思った事はある」
『だよね〜
「でも、そんなこと言う意味がない、だって私達ここから出れないんだから
『え?でも結構前に出てた人いたじゃん
「もう扉は閉じてる、それに"アレ"に囲まれてるから出る=死、そうなる、でも何もしないのは暇だから」
『ずっと勉強してるの?
「うん、もうすぐシャーペンの芯なくなっちゃうからゲットしないといけないけど」
『てか、そんなヘッドホンもってたっけ?それにぬいぐるみにうさぎ鞄
「今日渡されたの、この水色のヘッドホンも、猫のぬいぐるみも、うさぎの形の鞄も」
『ほんっとそっちは可愛いのもらえるよねぇ、こっちなんか今日もらったのスマホだよ?三つ目!
「でも私はスマホもらえないもん、他の人達と会話できるだけいいでしょ?」
『……そ、そうだけど〜私としてはおしゃれしたいんだよ
「え、めんどくさ」
『いや、ガチで嫌そうな顔しないで⁈
「だってどうせならあげたいんだけどあげちゃダメじゃん?これ」
『まぁあげたら"アレ"がこれからでてくるもんね、捨ててもでてくるし
「これどうしようね、ほんとに、部屋がぬいぐるみだらけになる」
『私は部屋がデジタル物まみれになるw
「……………ゲームある?」
『あるよ?やる?あげる、ではないから大丈夫だしね
「ん、明日やろ、2人で」
『おーけー、何がいい?いっぱいあるけど
「パーティ系がいい」
『パーティ系ね……何があったかなぁ
「どこでやる?」
『んーならそっちの部屋で!
「わかった、綺麗にしておくね」
『うん!どうせならぬいぐるみおいといて?触りたい!
「いいよ、触り心地いいやつだしとくね
『やったぁ!
「もうそろ寝よ、寝袋昨日の雨の後乾かしたから使えるでしょ」
『うん、大丈夫だよ!ちゃーんと乾いてる!
「じゃあ、おやすみ」
『おやすみ〜!
---
「おはよう」
『おっはよ!早くゲームしよ!
「その前にご飯…」
『え?でももうご飯なかったじゃん
「……昨日、ヘッドホンとうさぎの形の鞄と猫のぬいぐるみもらったじゃん、その時にパンも渡されたの」
『え、いいなぁ!私は毎回物だけだよ!時々来る食べ物もお米だけだし!
「私はそっちの方が羨ましいよ」
『なんか私達ほしいものが相手に行ってない?
「たしかに、とりあえず早く食べてやろ」
『おっけー!
---
「あ、そっちにモンスターいった」
『おっけー!おりゃー!
カチカチカチカチ
『てかごめんね〜パーティ系なくって
カチカチ
「大丈夫、これでも充分楽しいから」
ダダダダダ
『ならよかったぁ
「あ、ボス」
『よーし!てーい!
「ちょっ回復特化が突っ込むな!」
『うわー!
「ほらやっぱり!」
---
「ふぅ……」
『疲れたぁ…もう寝ちゃう?
「それでいいかもね、んじゃあね」
『うん!
---
『ん……z
「もう、いいかな、ねぇ、まだ?次のは」
)まだだよ、君達は今までの奴らとは違うからね、少しでも長引かせないと
「えー、早く次のパン頂戴よ、視聴者」
)こちらに気づいてそのようにこちらを呼んだのは君が初めてだよ、あぁ、でも美味しかったかい?パンは
「えぇ、だから……早く、渡してよ」
---
『んん〜!おっはよー!
「おはよ」
『あれ、珍しいね、あれ今日はいつもと違うパンだね、何それ?
「フルーツサンド」
『へーそんな小さい粒のフルーツサンドあるんだね〜
「うん、私も初めてしったよ」
『美味しい?
「うん、……………おいしいよ?」
はい、これは後で少しだけ解説みたいなのだしますね
あぁ、でも最初はあまり要素ないですよ?たぶん
あぁ、でも人によってはわかったでしょうか?
もしこれはどうゆうことなのか、知りたい方がいれば教えてください、
解説の時に書きますね
考察もください!てか考察or感想きたら解説だしますね⁈
あぁ、そうだ
くすりっていろんないろがあるしいろんなかたちしてるものありますよね!
どんなものでも、かんたんには縺ず縺九↑い、そうでしょう?
ゆらゆらゆれた後日談&解説
もうそのままにするのめんどいので出します
「……」
『ねぇ、ずっとおもったんだけどさほんとに、大丈夫?
「だいじょう…ぶ」
『大丈夫じゃないでしょ、私しってるから、ねぇ見てるんでしょ?これどうすれば治るの?
)……治らないさ、もうその状態になったのならばね
『そう、ならさっさと処分したら?私達の事
)いや、君達は成功品だからね、簡単には処分できないさ
「……なーのはなし?」
『……寝てていいよ、気にしなくていいから
「うー……………わかった、おやすみ」
『えぇ
)ちなみに、君はいつから気付いていたんだい?
『最初から、とは言えないけど、パンが届き始めたくらいね
)ほう、なぜだい?
『だってその頃からだからね、この子がいきなり変になり始めたのは
)変?
『いきなり建物から出ないようにし始めたり、"アレ"がいる、って言いだしたり、完全に幻覚を見るようになった
)幻覚かい?
『そう、幻覚よ、私は話を合わせてた、そうじゃないと壊れてしまうと思ったからね、この子が
)で、真実がでたがそれでどうするんだい?
『何もしないわ、でもこれ以上この子にアレを与えないで
)……アレは依存性のものだ、なければいろんな症状に蝕まれるぞ
『別にいいわよ、その分、"私"を使うから、ね
)……そうか
---
はい、解説です!まず、
これの主な登場人物は2人ですね『』のカッコの子と「」のカッコの子
まず、「」の子がもらっていたパンには薬が入ってました
依存性がある、しってるものでいうと麻薬みたいなもの
だから幻覚や依存、などが出始めた
最初、この2人が"アレ"と言っていたもの、あれはないです、「」の子の幻覚
そしてその事を再確認する為に、いきなりほしいものを聞いたそれで現状を確認して
話を合わせることを決めた
じゃあ、この後日談で『』の子が言っている私を使うとは何か?
まぁそりゃあ、その薬を()の視聴者に渡してるのが、『』の子であれば、いつでも、作れますよね、薬は
あぁあと、成功品、という事に疑問を持った人いるのではないですか?それは
これは実験施設なんですよ、この2人がいる舞台は全て実験施設の中
そして2人はその実験施設に入れられる前の何かでの成功品、そーゆーことです
どーゆー実験か?それは想像にお任せします
さて、質問があれば教えてください、書きますので、少しは、今回自信作ですよ?
舞台上では何も知らない
今回の世界
・その世界は人形達が過ごしている
・人形達は気付いていないがその世界は舞台の上
・人形達はその事に違和感をもたない
・観客はいない広い街の形をした舞台の中に人形達はいる
・違和感をもたないのは人形だけである
・人形の中には自分の事を人、と表すものもいる
ドッ
)った!……え、ここどこ?
カチャカチャ
)は?なんだあれ人形?人形が歩いてる……?
】あれ、新しい人?
)……誰だ?お前
】私は"アウディエンテース"そうだなぁ……私の事はアウスって呼んで?
)……名前長いな……なんか聞いたことある気がしたけど……まぁいいか、よろしくなアウス
アウス】もちろん!私はこの舞台の中で数少ない真実を知ってる人なんだ!案内しようか?
)……真実?ここから出る方法はあるのか?それに……舞台ってどうゆう事だ
アウス】そのままの意味、ここは舞台の上、観客がいない舞台だよ
)観客がいない?ならなんで舞台が終わってねぇの?
アウス】あぁ、それに答える前にさっきの質問に答えてあげる
)は?
アウス】ここから出る方法はあるよ、人、ならば
)人ならば?変な言い方だな
アウス】ここではこの言い方が正解なの
)そ、そうなのか……とりあえず出方教えてくれよ
アウス】うん、こっち!ついてきて!
タッタッタッタッ……
)ちょっ置いてくな!
---
アウス】とりあえず出るためにはこれだけは知らないといけないんだけど……知ってる?
)……いや、それ以前に……っなんだこれ!なんか変な人間っぽくねぇやつの絵⁈
アウス】うん、やっぱりね、これはこの舞台を作った人の似顔絵らしいよ、一番古い人が描いてたの
)は?でも人はいないんじゃ
アウス】真実を知ってる人がほとんどいないだけ、人自体はいるよ
)そ、そうか
アウス】まぁ半分以上はドールになっちゃったけど
)……ん?ドールになった?ドールって人形だろ?どうやって人間が人形になるんだよ
アウス】それは秘密、後からわかるから安心して?
)安心するわけねぇだろ……早く出方教えてくれよ……
アウス】はいはい、とりあえずこの人がこの舞台を作った人だから覚えといてね
)おう……
---
アウス】はい!次はここ!製造所でーす
)製造所?なんのだよ
アウス】人形のだよ、ここでこの舞台の人形達は作られるの、ここにも人がいるからいくよ
グイッ
)ちょっ力強え!てか人いるのかよ!
---
バァンッ
アウス】エスペクタぁ!
エスペクタ〉うるさーい!あと僕の名前はエスペクタドール!
アウス】あっははっごめんごめんw
エスペクタ〉もう……あれ、新人さん?
)……えーと?誰、ですか?
エスペクタ〉あぁ、僕はエスペクタドール、アウスの友達だよよろしくね
)お、おうよろしく……ドール?
アウス】あ、大丈夫だよエスタは人だから
エスペクタ〉いきなり省略したな……
)……その、エスタ?はなんでここにいるんだ?でたくないのか?
エスペクタ〉……僕らは出たいと思わないんだよね
)ら?お前だけじゃないのか?
エスペクタ〉うん、同じような人は多いと思うよ
)なんでだ?
アウス】うーん……やっぱり今の方がいいと思ってるからかな?
)今の方がいい?
エスペクタ〉この世界にいる人はね、ほとんどが捨てられてここにきてるから
)……捨て子ってことか……
アウス】………そーゆーこと、さっ!最後のところ行こっか!
)お、おうもう最後なのか?思ったよりも早いな
アウス】エスタ!ありがとうね!
エスペクタ〉うん
---
アウス】ここだよ!
)………穴?
アウス】うん、この穴はね………
ドンッ💥
)……は?
アウス】"人間を人にする"時に使うの、さよなら人間さん、今度は私の仲間になってから会おうね?
---
)……そうだ、聞き覚えがあったのは……エスペクタドールも、アウディエンテースも……
ヒュ
)どちらも、観客って意味の外国語だったからか
グチャ
https://naming-dic.com/word/la/62497913
↑今回使ったラテン語やスペイン語はここから取ったのであってるかは知りません
できればアドバイスや感想、くれると喜びます
まぁ読み切り系は世界が思いつけば書きますし
ほかのシリーズ物もネタが有れば書くんですけど……
アメダマ
最初の情報
・この国は飴が降ってくる
・降ってくる飴は包み紙がついてる
・時々水飴が降ってくる
・降ってくる飴の中には危険なものもある
・アメによる死者が1人いる
最初はオールひらがなです
「むかし
とあるくにではアメダマがふっていました
ふってきたアメダマをしみんたちはかいしゅうしてたべました
そのふってくるアメダマはとくしゅなものもありました
なつにはアメダマににたかたちをしたしゃーべっと
あきにはアメダマににたかたちをしたさつまいも
ふゆにはアメダマににたかたちをしたすこしあたたかいここあのようなもの
はるにはへんなえきたいがぽつぽつと
とあるくにのひめははるにふってくるえきたいがきになり
しらべるためにそとでそれをあびながらもちょうさをしました
そのひめはつぎのひとつぜんたおれてしまいました
ひめはさいごに「このえきたいはあびつづけてはいけない」
そういっていきをひきとってしまいました
アメダマによるげんじょうさいしょでさいごのししゃといわれています
それからひとびとははるにはそとにでないようにしました
そしてこれはその国の約200年後の話」
---
とある春の日
「も〜いいかい!」
『もういいよ!』
遊茨)<まーだだよ
「え、遊茨まだなの⁈もう1分経ったのに?」
遊茨)<うそうそ、もーいいよ
「あ、よかったぁじゃあいきまーす!」
『はーい!』
遊茨)あいよ
---
(2時間経過)
「遊茨〜?どこだー!もうすぐ"あれ"の時間だから帰るよ!」
ガサッ
遊茨)あ、はーい……
「……木の上?」
遊茨)うん
『よくあんなところ登れるな?』
遊茨)余裕!
ポツ
遊茨)あ
「うっわまじか!帰るぞ!」
『おう!』
遊茨)うん
---
遊茨)……ねぇかぁさん、なんで春はずっと遊べないの?
カサ…
コロン
コロコロ…
遊茨)……水色はソーダ味
カリカリ…
遊茨)これであとはあのアメについてだけ……
ーーーーーーーーーーーー
アメダマの味調べ
紫色→ぶどう、さつまいも、時々毒も
水色→ソーダ
桃色→桃
赤→りんご、いちご、すいか、たまに紅茶
オレンジ→オレンジ
緑→メロン、キウイ、メロンソーダ、マスカット、抹茶
黄色→バナナ
茶色→ミルクティー、チョコ
白→ミルク、カル○ス
黒→あんこ、ミックス、たまにランダム
アメ→調査未定
ーーーーーーーーーーーー
遊茨)よし、これでおっけー!かぁさんのかわりにこのアメが何か突き止めてやる!
バンッ
遊茨)いってきます!
---
バシャバシャ
遊茨)ハッ…ハッ……あっった!ハァ ハァ
バタンッ
遊茨)雨八!
雨八)……ヤッホー遊茨、もうアメの味調べは終わったの?
遊茨)うん、ほら
パラ…
雨八)うんうん……うん、いいよ、なんだっけ欲しいのってこのアメダマについてだよね?
遊茨)うん、これはなんなの?
雨八)……簡単に言うと、酸性雨みたいなものだよ
遊茨)酸性雨……
雨八) 酸性雨とは、二酸化硫黄(SO2)や窒素酸化物(NOx)などを起源とする酸性物質が雨・雪・霧などに溶け込み、通常より強い酸性を示す現象です。 酸性雨は、河川や湖沼、土壌を酸性化して生態系に悪影響を与えるほか、コンクリートを溶かしたり、金属に錆を発生させたりして建造物や文化財に被害を与えます。
遊茨)長いしこれコピペでしょ
雨八)メタいよ合ってるけど
遊茨)合ってんだ
雨八)とりあえず、このアメはずっとあたっていると体をむしばみ死ぬ、自殺志願者が知ったら嬉しいだろうな
遊茨)なんで?
雨八)だってアメにあたるだけでそこまで苦しむ事なく死ねるんだ、最高だろ?
遊茨)そうか?まぁ自分は自殺志願者じゃないから知らないけど……
雨八)……あぁ、止んだみたいだよ、さぁ遊びに行こう、遊茨
え、急展開すぎる?
いつもだよ☆
あ、ちなみに今回のキャラの名前は当て字でやってます
遊茨→ゆい
雨八→あや
CIRCUS NOX HOSPITII
circus→ラテン語でサーカス
nox hospitii→ラテン語で一夜の娯楽
❇︎サーカス見た事ないんで結構適当とも言える
そして急展開+短い
ザッザッザッザッ……
「………迷った」
ザッザッザッザッ…
ガサ
「……ん?なんだあれ」
)<チラシどうぞ〜よかったら見ていってください!
「ピエロの、女……?」
)ん?あ、そこの人!よかったら見ていってくださいな!
「……ここで何をやってるんだ?」
)あ、ワタシはここでピエロをしています|A《エース》といいます!
「エース?」
)はい!このサーカスにいるピエロは全員にトランプの絵札と同じ名前がついているんです!
「って事は、クイーンやキング、ジャックもいるのか?」
)もちろん!もうすぐ開演時間なのでよかったら入ってください!
「お、おう……」
---
】皆様、いらっしゃいませ、私は|Q《クイーン》!私達NOX HOSPITIIは皆様に一夜の娯楽をお届けします!
ワッ
「………人多いな」
}……
】おーい?|J《ジャック》ー!喋ってー?
}……俺は|J《ジャック》、よろしく
「めっちゃ場違い感すげえのに礼とか綺麗だな……」
]俺は|K《キング》!見に来てくれた者達!よろしくな!
「……なんでだ?なんかよくあるテ◯ビのお兄さん感があるやつだな」
---
(体感1時間後)
『……
『……ねぇ!貴方もしかしてここ初めて?
「…誰?」
『私は道歌!ここのスタッフなんだ!
「いやじゃあお前何やってんだ?サボり?」
『さ、サボりじゃないよ⁈ただ今日は見学側なだけで!
「それはサボりって言うんだ」
『ま、まぁとりあえずこれは今夜だけの場所だからちゃんと見てって!
「……てか今夜だけ?こんな森の奥で今夜だけって、」
『え、だってまぁ、今日で終わりだからね、このサーカス、幸運だよね!貴方、最後を見れるなんて!
ワァァー…
】はい!火の縄潜り成功でーす!どうぞ拍手を!
パチパチパチパチ…
『ほら、もうすぐ終わる、次で
「え、はや」
『だってもう深夜の5時00分だよ?
「は?でも俺がここ見つけたの1時くらいだぞ?」
『ここは時間の流れが早いんだ!
}さて、次が最後……なんだけど担当のピエロが逃げやがった
】もー!あの子がいないと終われないのに!
]ん?そこのお客様の隣にいるのは……
ピエロ達〉あ!いた!|Joker《道化師》!
「……は?俺の隣って、道歌……」
『あーあ、バレちゃった!ごめんね?お兄さん、私、スタッフじゃなくてピエロなの……1、2、3!
ポンッ‼︎
『はい、どうせだからあげる
「……これって、ピエロの、仮面……⁈は⁈なんでこんなのっ」
『お兄さん面白いから!じゃあ……
トンッ
フワッ……
クルクルクルクル
ストッ
『改めまして、ワタシは|Joker《道化師》、以後お見知り置きを……
】もうJokerったら!なんでお客様のところいってるのよ!
『あははごめんねー?ちゃんと林檎刺しやるから許して……よっ
ザクッ
『と、これでいいでしょ?
ワァァー…パチパチパチパチ…
『さぁ!皆様ここまでの時間、おたのしみいただけたでしょうか!では皆様、このリンゴを見ててくださいね
---
「何する気だ?」
『<3、2、1!
ボワッ
「⁈煙⁈」
『フフッwわぁ!
「⁈」
『驚きました?お兄さん!
「……確かに驚いたけど…お前は仕事しろよ」
『反応うっすい!もう少し驚いてよ!
「え、だってわざと驚くのはな?」
『そうだけどぉ……
]こらJoker!戻ってこい!挨拶だ!
】早く戻って来なさい!
}早くしろ……
『あ、はーい!
ポンッ
『……
スッ
ピエロ達〉では皆様!今宵のサーカスは楽しんでいただけたでしょうか?
Joker『さようなら、また会えるいつかまで!
ピエロ達+Joker「ありがとうございました!」
---
---
「……ん?こ、こは」
[おい!何やってんだ?
「……季歟⁈は⁈サーカスは……⁈」
[サーカス?こんなところにいるわけないだろ?どうしたんだよ
「……夢、だったのか?……ん?」
[どうし……なんだその紙
「……"またいつか、あの場所でね、お兄ちゃん Joker"」
[お兄ちゃん?ジョーカー?本格的に頭打ったのか?まぁいい、帰ろうぜ"道夜"
「……あぁ」
---
……一つだけ、不思議に思っていたあのJoker、道歌、は幼い頃に亡くなった俺の妹と瓜二つだった事だ
そして最後の紙に書いてあった、Jokerの手紙のようなもの……あの字は、妹と同じ癖があった
いつかのいがつながっていたり、ちの字が5に似ていたり、
Jokerは、妹だったのだろうか……
---
[……道夜?もう寝るぞ?
「あ、あぁおやすみ」
[おやすみ
---
……
『お……ちゃ……!おに……ん!お兄ちゃ……!お兄ちゃん!
「⁈道、歌?」
『うん!さっきぶりだね!お兄ちゃん!
「……な、なぁ道歌、Joker、はお前だったのか?」
『うん!あのサーカスはね、死者が最後にピエロをして生きた証を残すっていうのなんだ!
「じゃあ、あの、仮面は」
『私の形見?みたいなの!よかったら大事にして?もうすぐ私も行かないとだから、じゃあね?お兄ちゃん
「……道歌」
『ん?
ギュ…
「また、会えるか?」
『うん、またあのサーカスで……またNOX HOSPITIIで、会いましょう、また会える日を待っています!お客様!
「あぁ、またいく、今度はさぼるなよ?」
『……うん!
はい、急展開+短い+内容不明!
簡単に言うと、
主人公は幼い時に妹を亡くした男!
そしてサーカスNOX HOSPITIIは死者がピエロになって生きた証を残す所!
そしてJokerは主人公の亡くなった妹の道歌!
それだけ!あのおまけに最後の手紙のやつ載せとくね!
https://firealpaca.com/get/UxWZOBVx
え?字が汚い?アイビスで文字を指で書くの苦手なんだ!
ほら、今日の空だ
今回の世界
その前の日の人類の1番多い感情によって天気が変わる、
主に喜怒哀楽で変わる
喜→晴れ
怒→雷or曇り
哀→雨or雪
楽→快晴
絶望→台風or雹(使いません)
こんにちは、いきなりですが私は今空を見ています
毎日ころころと変わる天気
その天気を決めるのは私達です
「……今日は雨か」
昨日はみんな何があったんだろう
振られた?怪我をした?怒られた?
まぁでも私には関係がないから気にしない
今日はたしか小雨だっけ、洗濯物干しとこ
ガチャ
冷菜)おっはよー!早くいこ来架!
この子は冷菜、私の数少ない友達だ
冷菜はよく私と遊ぶ約束をする
一緒にカフェとかにいってその一週間の話をする
今日はその日だった
「あぁ、冷菜、おはよう、今日雨なのに元気だね」
冷菜)ふっふっふー!当たり前!なんたって今日は来架に奢ってもらうのだから!
「は⁈そんなことしらな」
冷菜)あれあれー?今日集合時間にこなかったから今ここにいるんだけどなー?なー?
「ぐっ…仕方ないな、一個までね」
冷菜)いぇーい!じゃあ早く着替えて!
「はーいはい」
---
冷菜)よし終わったね!いくよ!
「はいはい!」
---
コツコツコツコツ…
冷菜)最近ずっと雨だね〜
「確かにね、ずっと晴れ見てないなぁ……」
冷菜)晴れを見るじゃなくて太陽を見るじゃない?
「あ、確かに」
冷菜)いつも通りの来架構文でw
「来架構文って何w」
冷菜)なんだっけ?最近だと空を見るを青を見るで綿菓子の事を縄菓子って書いたんだっけ?
「え、綿と縄って似てるよね⁈」
冷菜)糸の部分だけねw
「えー……」
縄と綿って似てないかなぁ?
そんな会話をいつもしてる、これが毎週楽しみにしている事
冷菜)そーいえば来架、今日珍しいね、スカートなの
「え、そう?」
冷菜)だっていつもズボンじゃん?
「まぁそうだけど……今日は特別」
冷菜)…もしかして来架ぁ……今日、楽しみだったの?
「っ///」
冷菜)そうだよね〜だって今日は来架が行きたがってた所だもんね〜?
「……むー///冷菜ぁ」
冷菜)はいはい今日も来架は可愛いねー
「可愛いって言うな!」
冷菜)はいはいwついたよー?
「!」
冷菜)何食べるー?
「ベリー+クリームとアイス増量パンケーキ!カフェラテ!店限定の抹茶とあずきとクリームとしらたまのもりもりパフェ!」
冷菜)太っても知らないよ?
「ぐっ」
冷菜)はははwいいよ好きに食べなw
「意地悪」
冷菜)ごめんってw
---
(食べたよ☆)
---
「美味しかった……」
冷菜)ならよかった♪
……いや奢ったの私なんだけどね?まぁ冷菜可愛いからいっか
てか雨いつから少し止んでるのかな
こんな事一回もなかったのに
「奢ったの私だけどね?」
冷菜)それは言わないお約束♪
「そんな約束は存在しない」
冷菜)マジレスしないで?
「関係ない」
冷菜)もー……
ポツ
冷菜)ん?
ポツポツ
ポツポツポツ
ザー
冷菜)え、ちょっ来架!早く帰ろ!
「う、うん」
いきなり降ってきた……
なんで?今までその天気ならずっと変わらなかったのに
晴れならずっと太陽出てるし雨ならずっと変わらず降っていた
どうして今日だけ?
---
ガチャ
冷菜)やーめっちゃ濡れたw
「私の家の駐車場屋根あってよかったね」
冷菜)そうそうwじゃないともっと濡れてたw
「とりあえず、はいタオル」
ブンッ
パシッ
冷菜)ありがと〜
「でも驚いたね、こんな風に降った事なかったのに……」
冷菜)めっちゃいきなり降って来たもんねw
「あと冷菜、服透けてるから私のパーカー貸すから着てきて」
冷菜)え?あ、ほんとだ、じゃあ借りるね〜
---
冷菜)ぶっかぶかw
「萌え袖状態だ」
冷菜)可愛い?w
「可愛い」
冷菜)マジトーンじゃんw
「だって可愛いもん」
冷菜)来架の方が可愛いよw
「冷菜の方が……これ無限ループなりそうだからやめよっか」
冷菜)そうだねw
そとでは変わらずに降ってる……
……あ
「洗濯物!」
冷菜)え⁈干してたの⁈
「そうだった!今日少ないって聞いてたから干してたの!取らないと!」
冷菜)やばいじゃん!
「手伝って!」
冷菜)らじゃー!
---
「間に合った……」
冷菜)いやー気づいてよかったw
「もう少しで明日の服がなくなるところだったw」
冷菜)明日は晴れでありますよーにw
「さもないと本当に洗濯物がやばいw」
ゴロゴロ
冷菜)え
ピシャーン!
「きゃあ⁈」
冷菜)っはぁ、びっくりしたぁ
なんで?雷は怒りの気持ちだけの時のはず、
哀しみの気持ちの雨と一緒になることなんてなかったはずなのに
冷菜)来架!とりあえず考えるのは後にして!雷って事は危ないから!電気系統一旦切っといて!
「う、うん!」
パチッ
冷菜)とりあえず来架、寝よ?寝て落ち着こ?どうせ今日は出た時間が遅かったからかもう10時だから、お風呂入って寝よ?
「う、うん……」
---
(お風呂タイム☆)
---
冷菜)じゃあおやすみ、来架
「…おやすみ」
明日は晴れでありますように
---
冷菜)……来架
「ん……冷菜?」
シャッ
冷菜)ほら、今日の空だよ、昨日行けなかったところ、いこ?
「……うん!」
はい、最後すっごいきゅうてんかーい
ちなみに最後の次の日の天気は晴れです
なんではれなのか?喜の感情ですよ、そんなの室内でいっぱい起きるでしょ?
多くの人は、ね?
雨さえも私を通り(また読切)
はい、今回は
世界線等量人
いろんな世界線の全てを操作できる
寿命は人間と同じ
でも自分からその世界の人を助けたりすることができない
生き物に直接影響することはできない
バカでもなれるからよく勝手に人口変えたりするバカがいる
人口を減らすと減らした分寿命が減り増やした場合も寿命が減る
操作した対象の影響の強さによって減る寿命が変わる
操作したことにより1000人にいい影響を与えると1年分寿命が増える
いろんな世界線の人の1億分の1人には姿が見える
この設定(1週間くらい?内に作った職業もどき)を使いまーす
「……おはようございます」
上司)おぉ冶勿、珍しいなお前がここにいるなんてな、お前お気に入りはどうした?
「……もう消えました」
上司)あぁ、そういえばあそこは"遊び場"になっていた世界線だったもんな
「はい、あのバカどものせいでまたいい世界線が消えました」
上司)まー仕方ないさ、あいつらはそうゆう奴らだからな……で、わかってるよな
「……はい、また、守ろうと、して、しまい、ました」
上司)あぁ、どんだけ守ろうとしても俺らは守れないんだ、わかってるか?
「はい」
上司)………ちなみに誰も守ろうとしたんだ?
「…No.905483615」
上司)あぁ天使様か、まぁお疲れ、もう俺は帰るけど打ち上げって行くか?今日は魂屋だ、肉がうまいぞ〜?
「……いいえ、大丈夫です」
テコテコテコテコ…
藁木)おい!治勿!
「……チッ藁木」
藁木)なんだw?その態度はw
「は?お前に対する態度なんてこれで充分だ」
藁木)そうかよ、てか後数分で仕事だぞ?いいのか?こんなとこにいてw
「……あぁ、大丈夫だ、じゃあな」
テコテコテコテコ…
藁木)……チッ
---
(数分後、仕事場に行くゲート前)
---
「……世界線等量人"治勿"、世界線No.102の世界線への許可を要請します」
ピー
"許可を取得しました、現在で取得された許可は1回です"
「…行ってきます」
トンッ
ブワッ
「風強い……とりあえず、"帝装"」
ヴォンッ
「……あそこのビルら辺でいいかな」
フワ…
トン
「……周りに人はいない……じゃあ、仕事しよっと」
ドンッ
「この鞄……やっぱりおっもい」
ガサッ
「……報告用のノートとっ……あった、えんぴつ」
カリ、カリ、
「……世界状況、戦争無し恐慌無し平和、世界年齢……何年だっけ、4.543 × 10^9だってたしか言ってたな」
カリ、カリ
「死人状況、……143 万 9809 人でいっか、よし終わり、ゲート、を」
ガチャ
「……人?妙にフラフラして」
スッ
「靴脱いで…っ⁈」
)……もう疲れた
フワ
「っだめ!」
スカッ
「あ」
---
キャー!
<救急車を呼べ!
<意識は⁈
---
「……また、やっちゃった、」
カサ
「死亡数1人追加、死因……もう飛び降りって書いとこ」
ヴォンッ
「……人口増やさないと、"帝装の所持の者の命、世界の人を1増やせ"」
"了承しました、世界線等量人"治勿"の命を1つ消費し世界線No.102に人を1人増やします"
「……帝装解除、」
ヴォン
「主、帰還の許可をいただきたく」
"了承、世界線等量人"治勿"帰還を許可する"
「……ありがとうございます」
キィ…
「今度こそ、長く持ちますように」
Googleで
地球 年齢
死亡数 合計
で出てきた数字書いといたけど私もよくわかってないよ☆
よかったらこの設定使ってみて!
ちなみに、治勿ちゃんの残りの寿命どれくらいだと思う?
残り、20年くらいかな?
自己犠牲な人達はすぐ死んじゃうね!
黒赤色の虹
本来は黒赤色はくろあかいろと読むけどここでは
こくせきしょくと認識してね
もしかしたらオリキャラになるかもの子
名前、電梅 黄唎(でんばい おうり)
性別、女
性格、見た目は静か、友達の前ではめっちゃうるさい元気っこ、仕事中は静かであまり話さない
大事なもの、友達、先輩、友達と作ったキーホルダー
仕事、電波残滓初期監(でんぱざんししょきかん)
パソコンなどをつかい電波の中に入り残滓達の初期化を判断し管理する
仕事中はずっと電波の中にいる為外から削除すると存在が消える
少しの傷だけで死んでしまうほどのもの
残滓は本来は電波の中に存在していたものが消えた時に残った記憶達
その記憶にふれ、消してしまってもいいか、消してしまわない方がいいかを判断する
記無とは
この世界では電波の中にある記憶、ていうか記録の中に入る
そして長時間(10分以上)そこにいると記無という動物の形をした化け物達が襲ってくる
化け物達は攻撃をしてくる、その攻撃をうけてしまうとデータに破損ができ
データ消去か治療でしか破損状態終わらないということになる
ちなみにそのまま破損状態を放置すると周りの人にも被害が出てしまうから気をつけよう(?)
「おーい黄唎!訓練するぞー!」
『はい、先輩』
「おい黄唎、資料館行くぞー」
『はい、先輩』
「黄唎」
『はい、先輩』
「黄唎、今日も頑張れよー」
『はい、先輩』
---
「なぁ、黄唎、なんでお前いつもその返事しかしねぇんだ?」
『……先輩、黄は先輩達に対を持ちたくないのです』
「…対?」
『黄は友以外とはあまり仲を持ちたくない、この死にやすい世界では特に』
「…まぁ、それはそうだけどよ」
/ \
| --- 初期監に、任務が届きました --- |
| |
| --- 今回は、電波裏局 五地点にて任務です --- |
\ /
『先輩、行きますよ』
「お、おう」
---
ヴォンッ
トッ
『……あそこですね、今日はどちらがやります?』
「いつもは任せっきりだからな、今日はやる」
『わかりました、頑張ってください』
「……opening」
ポォ
『あとは、守るだけ』
---
1時間後
---
ポォ
『あ、戻りましたか先ぱ、
「……すまん、これ推しの記録でな、見入っていたら後ろからやられた」
『っそんなことよりまずは治療です!誰か!治癒班を呼んできなさい!先輩は落ち着いて止血を試みててください!』
「………黄唎、この仕事の死亡率は、お前がよくわかってるだろ?」
『…先輩?先輩、何する気ですか』
「この世界で少しでも怪我をするとデータに損傷がでる、だから皆、他の奴らを守る為に自分を消去した」
『先輩、やめてください』
「すまんな、黄唎、友を、大事にしろよ?」
『先輩!』
パァン
パラ
ダダダダダ
)黄唎さん!___さんは…!
『…先程、自らを消去しました』
)…黄唎、さん、どうか落ち込まないで、___さんだってそれを望んでいるはずよ
『………ご心配ありがとうございます、この、カケラは黄が、所持しても…?』
)上にはもう伝達済みです、もちろん、反対に貴方に所持していてほしいとのことです
『わかりました』
---
『………はぁ』
カチャ
)黄唎ちゃーん!あそぼー?
『…!莱冶!もちろん!何する?』
)マ◯カー?
『よっしやろ!』
---
1時間後
---
)負けたぁ…
『やった!勝ったぁ!』
)うぅぅ…黄唎、今日は帰るねぇ?ママに怒られちゃう…
『うん、いいよ、また電波が会う刻に』
---
『…ご飯の時間、行かないと』
---
/ \
| --- 初期監に緊急任務が届きました --- |
| |
| --- 今回は、電波裏局 七地点にて任務です --- |
\ /
『………今日はご飯なしかな』
---
タンッ
「お、黄唎ちゃんきたか!」
『…先輩』
「ん?その呼び方は…あぁ、そうか、黄唎ちゃん、どっちがいく?多分___の記憶なんだ」
『!…行かせて、ください』
「あぁ、もちろんだよ、行ってこい」
『……opening』
ポォ
---
『………ん、え?』
ブワッ
『…なんで、記録の所に黄しか、いないの?___先輩、いっぱい友がいたよね?なんで…』
「黄唎、後ろ」
『!』
ヒュンッ
キンッ
「相変わらずすごい反射神経だな、黄唎」
『記録の中の先輩ですか、何用で?』
「いや、伝えにきたんだよ、なんで記録にお前しかいないのかを」
『………なら、早く終わらせてください、記無が出てくる前に』
「あぁ、だが簡単だ、友達の中で1番お前といる時が楽しかったそれだけだ」
『………そうですか、とりあえず黄は、もう中身を見たので戻りますね』
「そうか、じゃあな」
『………一つだけ聞いてもいいですか』
「ん?いいぞ、なんでも聞け」
『先輩は、この仕事………楽しかった、ですか?』
「………ノーコメント、だ、じゃあな」
『………はい』
---
ポォ
「お、黄唎ちゃんもどってきた〜どうだった?」
『先輩、報告が先ですよ』
「あ、そうだね、いってらっしゃい」
トンッ
タタタタタタタ
---
コンコン
〕入れ
ガチャ
『はい、黄唎、無事戻りました』
〕あやつの記録はどうすればいいと判断した
『まず、記録の中がほとんどが黄で埋まっていました、その為人を害する事はないでしょう』
〕そうか、では、どちらだ?
『…保存を望みます』
〕…やっと、望みを言うてくれたな黄唎よ、よいだろう、記録No.11411を保存に回そう、出ろ
『はい』
パタン
---
『………よかった』
よっしゃ超特急で唐突に終わらせた方だぜ!
この子むっじかった!
ちなみにこの電波世界線?も設定屋で出すかもだからよろしく☆
隠しモノ(世界線当ててみて
やりたくなったんで
わざと世界線説明書かないのでストーリーだけで世界線当ててください〜!
1人でも予想がきたら答えは出します!
世界線情報の一つでも当てたらOKです!
ヒント、この世界線はニーゴ版の「演劇」と夏目友人帳 陸 第九話「ながれゆくは」をみてるor聴いてる時に思いつきました
ヒント2、主人公以外は仮面をつけて髪が長いです
ヒント3、この世界には神がいます
「………ねぇ、なんで哉恵は、仮面をつけてないの?」
「仮面をつけてないなんて…」
「なんで哉恵ちゃんは顔でも笑えるの?」
「髪も短いなんて……」
)?なんでみんなはそんな涙の仮面とか付けてるの?
『うーんとね哉恵ちゃん、それがここでの普通なんだよ
)そっかぁ、でも、顔は出してる方がいいよ?
グイッ
)せっかく顔可愛いのに…
『⁈ばっばか!顔は出しちゃダメなの!笑顔はだめなのよ!
)むー…
『あ、あと哉恵ちゃん、私明日神様に捧げることになったから|捧げ守《ささげしん》お願いしてもいい?
)………別にいいよ?じゃあ今日後で一緒にキーホルダー作ろ〜?私のお守りにするから!
『いいよ!そのかわりキーホルダーの中身は私が決めるよ〜?
)いいよいいよ!
---
『…ごめんねぇ?いきなり捧げ守ってこと言っちゃって………
)まぁいいよいいよ〜?じゃあ髪切るね?どれくらい残す?全部はいやでしょ?
『じゃあ………肩ギリギリくらいかな
)はーい!
チョキッ
---
)…やっぱりさぁ、顔みんな出したらいいのに、一回だけの顔を見る瞬間が、こんな死人の顔とか…
「仮面つけなさい!それが普通なのよ!」
「せっかくの綺麗な髪も切るなんて勿体無い!」
)………普通なんてくそくらえだよ
むずいかもですけど!頑張れ!(他人事)
え、短い?きにするな!
ねむるイキモノ、穢れをかけて
女性キャラがメイドではなく執事です
この世界では元が平民の人は執事
貴族はメイドになります
いつも通りの超特急小説列車が発車しています
その事をわかって読んでください
アニカ)……〜♪
「ヒメ!何をしているのですか!」
アニカ)あら、どうしたの?マイア
「私のナマエはシツジですヒメ!」
アニカ)………別にいいでしょう?シツジは呼びにくいわ
「それでもです!マイアの名は眠らせたのですよ!とりあえず中に戻りますよ!」
アニカ)…もう、なんでダメなのよ
「忘れたのですか?この国では親から授かった名は呪いなのです、穢れと扱われるのですよ」
アニカ)別にいいじゃない、別に穢れても私はいいわ
「私がいやなのですよ!ほら部屋に戻りますよ」
アニカ)はーい…
---
アニカ)………もう、マイアは本当にルールを守るわよね
「守ることが大切なんですよヒメ、てかシツジです」
アニカ)…アニカって呼んでちょうだいよ
「むりです、あなたはヒメで私はシツジに当てはめられたんです、それを守らなくては」
アニカ)…そう
?)何を話しているんだ?シツジよ、早く仕事をしないか
「あぁ、オウサマよ申し訳ありません」
オウサマ)まぁよい
「では、ヒメ、私は先に」
アニカ)えぇ、シツジ
---
---
「………羽の部分、また汚れちゃった」
オジョウサマ)シツジ?どうかしたの?
「いえ、なんでもありませんよオジョウサマ」
オジョウサマ)そう、シツジお茶をもらえる?
「はい、今日は隣国の高級茶ですよ」
オジョウサマ)あら、さぞかし美味しいのでしょうね!
「えぇ、美味しかったですよ」
オジョウサマ)あらそう、飲んだのね
「あ…すみません」
オジョウサマ)いいわよwあなたがそう言うなら信用できるわ
「なら、よかったです」
---
---
アニカ)うーん…羽、また崩れちゃった
メイド)ヒメ様?どうかなさいました?
アニカ)いいえ、今日のおやつは何かしら?
メイド)今日はショートケーキですよ
アニカ)あらそう!早速食べたいわ
メイド)はい
アニカ)…!いただきます
パク
アニカ)んー!美味しい♪
メイド)よかったです
---
1ヶ月後
---
アニカ)マイア、また私の羽崩れちゃった………
「どうせそれは私も、それは治せないのよ」
アニカ)うん…ねぇマイア、まだ名前呼んでくれないの?
「だからあなたはヒメで私はシツジなのよ、むり」
アニカ)むぅ
「ほらむくれない、早く寝なさい」
アニカ)…来年も、一緒にいてくれる?
「もちろん」
アニカ)なら、いいや………
「…どうせずっと一緒にいるわよ、ヒメ」
---
「メイド、今日のおやつなんだけどこれにして貰えない?」
メイド)え、いいですけどなぜこれなのですか?
「これ、ヒメが好きなのよ」
メイド)は、はぁ、でもこれは平民のお菓子では?
「いいから、ね?」
メイド)はい…
---
アニカ)今日のおやつは何かしら?
メイド)こちらです
アニカ)…え、これ
メイド)あ、やはりお嫌いでしたでしょうか…!
アニカ)いえ、これは私のお気に入りなのありがとうね
メイド)…はい
アニカ)あぁ、そうだ今日は私の寝かしつけはシツジがやるわ、いいわね
メイド)あ、はい、伝えておきます
---
夜…
---
キィ
「ヒメ」
アニカ)やっぱりきたのね、マイア
「もうすぐだからね」
カチャ
「ヒメ?なぜ窓を開けているのですか?」
アニカ)ねぇねぇマイア!私ね!最後くらいは人間っぽい死に方したいの!
「………どうゆうこと?」
アニカ)だからねマイア、一緒に、地におちよ?
「…あぁ、そうゆうことね…いいわよ」
アニカ)じゃあ…また
「次の世界で」
---
---
『…マイア、ごめんね、私次の世界はないの』
悪魔と契約した人間は死後悪魔になりますが、寿命があります
そしてその悪魔は、死んだ時
魂は消え
一生、生まれ変わることはないのです
天使は悪魔を減らしたい
だから悪魔は元人間でも
輪廻の輪から外すのです
天使と悪魔の因縁がなかったのなら
次の世界はあったのでしょうか
2人の願いは無駄なのでしょうか
いいえ、それは違います
「あら、何を謝っているの?」
『………え?マ、イア、なんでここに?』
「私はあなたの友よ、ひとりだけにはしないわよ?ね、アニカ」
『名前、』
「忘れてないもの、もう死んだのだし名前呼んでも大丈夫よ」
『………マイア』
「ん?なによ」
『ありがと』
「………こちらこそ」
次の世界はたしかにありません
なぜならとある天使は地に落ちる悪魔の手を取り
共に全ての時間を過ごしたのです
その全てが消える時まで
最初の縛りがなくなる時まで
ずっと一緒に、
暗い世界で
輪廻の輪は
回り続けるその横で
決してなかよくならないはずの
天使と悪魔は
いまもそこにいるでしょう
ヒメもシツジも捨てた2人は
また
次の話を始めよう
そしてまた
共に笑おう
その言葉を守ったまま
アニカは悪魔でした
シツジ、マイアを見つけて興味がわき下界に降りましたが
マイアはアニカを見た瞬間に「ヒメ」と呟きました
アニカは元は人間でした、そしてマイアの友達でした
ですがマイアはお姫様でアニカはその時執事でした
2人は見た目が似ていて周りからは双子みたいと言われていました
とある日、アニカは王様がマイアを暗殺しようとしていることを知りました
王様は平民と仲良くしていたマイアを一族の穢れだと思っていたのです
アニカはそれを知った次の日マイアにお願いをし
衣装などを全て交換し入れ替わったのです
そしてアニカは自分が死ぬ事でマイアを守りました
そして、アニカは死ぬ直前に悪魔に誘われました
悪魔は外国の言葉で言いました
「マイアを守る為にこの国を変えないか?」
平民だったアニカは外国の言葉は分かりません
ですがマイアを守れると言うことは理解でき、内容を知らぬまま
契約してしまったのです
そして国を変えました、自らの名を隠す、不思議な国に
そしてアニカは悪魔と契約した為
悪魔に魂をとられ
名前と見た目、そしてマイアへの気持ちだけを残したまま
悪魔に転生しました
そしてまたマイアを見つけました
マイアに話しかけたアニカは驚きました
マイアは天使になっていました
入れ替わったアニカが死んだ後、王様は姫は悪魔に殺されたと国民に伝えました
それを信じたマイアは悪魔に復讐することをきめ
天使になれるよう徳を積み死にました
そして天使になり
また下界におり城に悪魔がいると踏んだマイアは執事になっていました
2人は敵同士にですが2人ともお互いのことだけは覚えていて
お互いの事だけは見えていて
本来、天使は悪魔は黒い球にしか見えません
もちろん悪魔から見たら天使は白い球に見えるのです
その筈なのにお互いの姿がちゃんと見えることを喜び
そしてマイアはアニカに真実を聞かされました
そして2人で王様に復讐をきめ
見事復讐を果たした後、その時の第一王子をオウサマに仕立て上げ
自分達はまた
入れ替わった時と同じようにヒメとシツジになったのです
天使と悪魔の因縁を忘れて
来年の愛へ花束を
世界設定☆
・人間の寿命は1000年になってるよ☆
・そのかわり100年生きると20から100までの記憶が消えるよ、つまり101歳になったら19歳になったと同じ感じだね
・一様ファンタジー×現代だよ(だからダンジョンとかもあるけど今回はファンタジー要素?がある花が出てくるだけだよ)
「とある場所に咲く一輪の花を持っていると100年経っても記憶が消えない」
そんな噂を聞いたのは私が10歳の頃だった
その時はみんな「そんなわけがない」と信じていなかった、
記憶が消えてしまうことには逆らえないと思っていたから
でも、今の私はその噂が本当だとと思っている
それは80歳の私が80歳のあの子に会った
その時からの話だ
---
「やっほ、久しぶりだね《《やーちゃん》》」
)久しぶり、《《沙忌》》
「………あだ名」
)…さーちゃん
「!うん!」
)今何歳?
「80だよ、もうすぐ記憶が消えるころだねぇ」
)…そうだね
「………どーしたの?やーちゃん」
)ねぇ、さーちゃん、あの噂覚えてる?
「噂?あ、もしかしてあの花の噂?」
)うん
「覚えてるよ、でもあれってもうないらしいよ?まだどっかの家族の金庫の中にあるっての聞いたけどさ」
)さーちゃんはさ、あったらほしい?
「…いらないかなぁ、そんな花を持ってても周りのみんなは消えちゃうんでしょ?なら私はいらない」
)…そっか
「…あ!今日バイトだった!ごめんやーちゃん!私行くね!あ、これ私のメール!あげる!じゃあね!」
ダダダダダ
)…相変わらず早いな…メールピコン
---
お互いが80歳の時、私は久しぶりにその噂を言っていたさーちゃん
|家月《やつき》|沙忌《さき》と会った、さーちゃんはすっかり大人っぽくなっていた
綺麗に切り揃えていた短い黒髪はストレートのロングに、
タレ目で柔らかな黒目にはメイクが施されてかわいくなっていた
あの噂もちゃんと覚えていたからさーちゃんだとわかったけど
見た目だけだとわかりづらいことになっていた
そして、あの噂の花はおそらく、私の家にある《《あの花》》なのだろう
それを見つけたのは20の時だ、
---
20の頃
---
キラ
)…何この鍵…おばぁちゃん、何これ?
「…それはね、金庫の鍵だよ」
)金庫?そんなのあったっけ?
カタン
「これだよ」
)…小さい
「ほら、ここの穴に入れてみなさい」
)………
カチ
カチャ
)……お花?可愛い
「これはね、記毱華だよ」
)記毱華?
「そう、記毱華、これを持っていればね、記憶が消えなくなるんだよ」
---
そんなことを言っていたおばあちゃんはもうその時は980歳だったからもういないから本当なのかはわからないけど、もしあれがその噂の花ならば、どうすればいいんだろう、
売る?いや、大変なことになりそう………、あれてか会った日から今って…あぁ、もうすぐで100年か
---
ピコン
)ん?…あ、メールか
『バイト終わったぁ!ねぇねぇやーちゃん、今日やーちゃんの家泊まってもいい?ダメなら教えて〜?(*'ω'*)』
)……いいよ、っと
ピコン
)はや
『ありがとう〜!今もう家の前いるから鍵開けてー!(≧∇≦)』
)……泊まる気まんまんだったでしょ、まぁいっか
タタタタタ…
カチャ
「やっほー!やーちゃん!お邪魔しま〜す!」
)邪魔するなら帰ってー
「はーいって帰らないよ⁈」
)wwちゃんとそれはのるんだ?
「当たり前じゃん?ww」
)で、どうしたの?いきなり泊まるなんて
「いやぁ、もうそろ100だからその前にお泊まりしたくって」
)そ、でもパジャマとか布団とかはどうするの?
「大丈夫!パジャマは持ってきたし布団はやーちゃんのに入る!」
)……布団は私のなんだ
「まぁ布団大きいから!もってこれない!から!」
)まぁいいけど……あ、お風呂は?
「もう入ってきたよ!」
)ならよかった、じゃあ入ってくるね
「いってらー!」
カチャ
「……さてと、探るか!」
ガサガサ
「……ん?何これお花?可愛いぃ…後で聞こ〜」
---
出てきた
---
)出たよ…
「あ、やーちゃん!このお花なぁに?」
)…花?
「うん!このお花!」
)……さーちゃん、今日私眠いから寝よ?
「え、う、うん」
)おやすみさーちゃん
「お、おやすみやーちゃん」
---
ごめんねさーちゃん、でも、私教えたくないの
もしあれが噂の花なら、私は
---
「やーちゃん!やーちゃん!おきてぇ!」
)んぅ…さーちゃん、おはよ…
「おはよ!さて、行くよ!」
)ヘ?どこに
「ゆーえんち!」
)…はいはい
---
遊園地
---
「よし!ジェットコースターいこ!」
)…はいはい
「きゃー!」
)…わー(棒)
---
「じゃあメリーゴーランド!」
「ぐるぐるぅー!」
グルグルグルグル
)…目ぇ回る…
---
「で、クレーンゲームです」
)なんでやねん
「あー!まっまっておちたぁ!」
)さーちゃん
「ん?ってめっちゃ持ってる!」
)はい、これあげる、好きでしょ?猫
「わぁ!ありがとう!」
---
「で、最後です!」
)はい
「観覧車〜!」
)わー
「………景色きれぇ…」
)…そー、だね
「なんか今日、元気ないけどどーしたの?」
)…へ?なんもないよ
「………そう?」
)ほら、もうすぐ終わりだよ
「………ねぇ、やーちゃん」
)ん?
「私達、明日で100歳だね」
)…うん、たまたまでも、私達誕生日一緒だもんね……
「またね?やーちゃん」
---
……明日、なら
---
)……明日の記憶が消える前の7時50分、ポストの下、見て?
「え、うんいいよ?」
---
「またね〜!」
)うん
)……花屋さん、まだ開いてる……!
)すみません、ハーデンベルギアとミソハギ、シオン、あと赤いペチュニアを、花束にしてもらえませんか
---
ガチャ
)ただいま……鍵は…
カタ
)あった、それと金庫……!
カチ
)ちゃんとある、これを………多分、やってくれるよね
ガチャンッ
タッタッタッ……
---
次の日
---
「えーと…ポストの下…花束?可愛い…と手紙?」
『さーちゃんへ、この花束を見たらすぐにさーちゃんの家にある湖に一本も残さず浮かべてください、あとこの花束の中の手紙もお願いします、そして、誕生日おめでとう、沙忌また、友達になろうね』
「……」
タタッ
バッ
パラ…
チャプ…
「………最後まで、この花のこと教えてくれなかったなぁ…まぁとりあえずもうそろ記憶消える頃か」
パタン
---
---
---
カチャ
)……
カチャ
「あ」
)……《《槍勿》》…おはよう!
「沙忌…おはよう」
---
チャプ…
『来年の|愛《君》へ、花束を』
シオン」の花言葉は、「君を忘れない」「遠くにある人を思う」「追憶」
ミソハギの花言葉、「愛の悲しみ」
ハーデンベルギアの花言葉は、「壮麗」や「運命的な出会い」「広い心」「思いやり」
赤いペチュニアの花言葉は「決して諦めない」
いつも通りの超特急小説列車でーす
吹雪の下の一つ屋根
だれか感動ものの書き方を教えて〜
今回の子達
名前、冬来 鏡夏
年齢、15
性別、女
よく下におりたがっている(下山したがってる
雪止のことは大好き
雪止を兄さんと呼んでいる
名前、冬来 雪止
年齢、17
性別、男
鏡夏の事が大好き
鏡夏をいじめていた両親を憎んでいる
---
『にいさん!ゆきだよ!ゆきだるまつくろ!』
「はいはい」
『……おかぁさん達、いつかえってくるかなぁ』
「……| 《あんな奴らの事、忘れてくれればいいのに》」
『?どーしたの?にぃさん』
「いや、なんでもないさ、どんなのつくりたいんだ?」
『うさぎさん!』
「いいぞ〜」
---
---
カタカタ
シャー
「……まだ吹雪か」
コンコン
「鏡夏」
ガチャ
『兄さん、おはよう、はいココア』
ここはとある集落があった山にある、一軒家
いまは俺と、妹だけしか住んでいない
「あぁ、ありがとうな鏡夏」
いまは冬で山の上の方だからか
ずっと吹雪が吹いている
家の中にあるためてある食料を使って日々を過ごしている
『ねぇ兄さん、今度さ、吹雪が終わったら、下におりない?』
「…なんでだ?」
『お母さん達のお墓に行きたいんだ』
「…あんな奴らの墓にか」
鏡夏をずっといじめて、冬の吹雪の中外に出したり、そんなことをしたあいつらの墓に…?
『…忘れたの?私の病気のこと』
「忘れてなんか、いないさ」
鏡夏は病気をもっていた、冬が来る前に下におり、病院に行った時にわかった病気だった
原因不明な呼吸困難、頭痛、心臓の運動の低下による血液が身体中に回らず起きたいろんな症状
ずっと気になってはいた
2ヶ月半ほど前、病院に行った時には、まだ、重い病気ではないと思っていた
---
“こんな病気、みたことがありません“
「は、そんなわけがな」
『…そうだと思います、ありがとうございます、ちなみに残りはどのくらいで?』
「…鏡夏?」
“多くて、3ヶ月ほどだと思われます、冬を越せるかどうか"
「…」
『…ありがとうございます、さぁ、兄さん、いきましょ?』
「……だが」
『兄さん、』
「…あぁ」
---
いやなことを思い出したな
『……兄さん?』
「あ、あぁ、すまない少しな」
『で、どうする?兄さん』
「あぁ、いいぞ、行こう、あいつらの墓へ」
『いいの!やったぁ!』
喜んでいるがな、もうすぐ寿命なんだが?お前
なら
「ただし条件がある…」
『なっ⁈なん、だと…』
あ、のってくれた、さすが俺の妹
「俺と明日一緒に寝ろ」
『………』
あ、ぽかーんてしてるかわいい
流石にひかれたか?
『……ふふっなーんだそれだけ?いいよ?なんなら今日も一緒に寝る?兄さん』
杞憂だったな
「それはいいさw」
---
次の日の夜
---
ガチャ
『| 《ぁ》兄さん』
「お、来たか」
『| 《ふ》うん』
「…ほら、ここに来れるか?」
わかってた、もう鏡夏の命は終わる
ならせめて、ここは病院ではないから、安楽死はさせられないが
俺は一緒にいたいから
『| 《ケホ》にい、さん』
「あぁ、さ、寝ようか」
『…| 《ぅ》うん』
「……おやすみ、鏡夏、また、| 《明日》」
『……| 《ケホッ》う、ん、おやすみ、にいさん』
明日、なんて来ないことはわかっている
でも、
でも
俺がまだ希望を持ってしまっているから
『にい、さん、こっち、向いて?』
「…鏡、夏?」
クル…
『にいさん』
ギュ…
『ごめんね、のこして、ごめん、ね?にぃ、さん』
「…いや…ありがとう、今まで生きててくれて、ありがとう」
『……| 《あ、りがと、ね》にぃさん、おやすみ』
「…おやすみ」
---
「ん…」
フワ
「………鏡夏」
サラ…
「…カーテン開けないと」
シャ-
「!……鏡夏、よかったな」
もう鏡夏は目を覚まさない
だけど
「今日は、晴れているぞ」
お前を連れて、
あいつらの墓へ行こうじゃないか
空色海色鱗色
人魚がいます!
この世界の人魚について、
水から離れたら10秒ほどで死んじゃう
ほとんど海に住んでる
人間より長生き、100歳から大人
パチャ
その音が鳴ったのは私の後ろに今ある思い出の噴水で
もう壊れたりとかでうごかないはずだった
その音を鳴らしたのは美しい一人の人魚でした
---
「…ここも久しぶりだなぁ、何年振りかな、10?20?」
私は|水夜《すいや》|未並《みなみ》
とある村で家族で暮らしていたところ、家族が死んでしまって親戚に引き取られました
それから約10年ほど経った今、
住んでいた村に戻ってきてみました
まぁ、もう村はなくなっていましたが、家や遊具が少し残っていたので見て回っています
いまはもうほとんど見て、
最後は村の象徴とも言えるほど豪華な、大きな噴水です
「おぉ…結構錆びたりしてるけど、そのまま残ってる…」
噴水は鉄などを多く使って作られていたからか、
もうさびってしまっていた
「…さーもう帰るか」
私はもう余韻に浸りたかったが
用事は終わったし、時間も遅く、今からでも山を降りないと宿が取れないから
降りないといけない
パチャ
する筈のない、水音が耳に響いてきた
少し怖いことを考えたが、私は興味が勝って振り返ってしまった
バッ
『…あ、』
「…人、魚…?」
『あ、あゎゎゎゎわ、す、すみませんすぐ消えますので!!』
「ま、待って!」
そこにいたのは可愛い人魚だった
---
「とりあえず、迷い込んじゃったんだ」
『…はい』
あのあと私達はお互いに困惑しながらも状況整理をした
ちなみに困惑の時間が長すぎて宿は取れなかったので
残ってた家を借りました
「で、元の海に戻る方法を探したい」
『はい』
話をした結果
この人魚はスリュラ・ミーセラン、人魚の女の子らしい
たまたま海で遊んでいる時に変な何かに吸い込まれて、ここにきてしまったらしい
「まぁとりあえずさ、ご飯あげるよ、この村結構実りいいんだ」
ポイッ
私は近くにあったリンゴの木から一つとってミーセランちゃんに投げる
『わっ、え、でもりんごまで…』
グゥウウ…
「…ふふ、ほらたべて?」
『…はい』
ミーセランちゃんはすこし恥ずかしいのか頬を赤らめている
可愛い
『シャリ…美味し』
「でしょ?…ん、ミーセランちゃん、私、眠いから寝てもいい?」
『いいですよ、あとミーセランちゃんて呼びにくいですよね、あだ名でいいですよ!』
「……なら、スーセちゃん、スリュラのスとミーセランのセ、これでもいい?」
『はい!よろしくお願いしますね未並さん!』
少し嬉しそうに微笑むスーセちゃんを見て嬉しくなった私は
念の為に持ってきていた寝袋に入ってその日を終えた
---
「ん…」
『あ、おはようございます!』
「…おはよう」
今日はまずどうやってスーセちゃんを水に触れたまま噴水から放すかを考えることにした
村の噴水は中心にあり川へは約70mほどある、
人にとっては走っていれば早く行けるだろうが、人魚は違う
水から離れたらすぐ死んでしまう、しかも人魚は走れない
無理ゲーだと思う
『………未並さん』
「ん?どーしたの?」
『その…それ、いいんですか?』
「?どれのこと?」
『…それです』
………そうゆうことか、スーセちゃんが指差している先、それは………
私のサバイバルナイフと赤い袋だ、昨日は暗かったから見えなかったのだろう
でも
「気になる?なら…」
『…未並さん、実は私達って、それ、食べれるんですよ』
「え、たべれるの?」
『はい、結構人魚って肉食なんですよ』
「………なら、お願い」
『はい』
スーセが袋を開く、ほんとは誤魔化そうかと思ったけどありがたい
そんなたくさんあっても腐ってしまうだけだったから
『鮮度いいですね、これなら生でも大丈夫そうです!』
「お腹は壊さないようにね?」
『もちろん!』
バキバキと骨が割れる音とぐちゃぐちゃと肉を喰らう音がする
私はその光景を見ない為に目を逸らした
『…パキ、ごちそうさまでした』
「…美味しかった?」
『まぁ、まぁまぁですかね』
「んじゃ、帰る方法探そ?」
『はい!』
---
「………思いつかない…だって桶に乗せようにも乗らないしそもそもないし」
『井戸はここから遠いですし…』
「うーん…あっ!うーん…」
『……寝ます?眠いですよね?クマ酷いですし』
「………そうだね、寝ようかな………おやすみ、スーセちゃん」
『…はい』
---
私、スリュラ・ミーセランは、昔、一目惚れをしました
大きな黒い瞳と綺麗な髪、そして私にむけてくれた優しい目、
それだけでまだ90歳の私は恋に落ちてしまったのです
それからというもの、母にはうみからでたことを怒られましたが、
それでも私はそれを忘れられませんでした
100歳のおわりごろ、私はあの時の子をみつけたとき、
あの時の子は泣いていて、移動してしまうようでした、
だから、追いかけました私はもう100歳になったので、怒られません
追いついた頃にはあの時の子はもう泣き止んでいて
廃村を見回っていました
そして手に持っていた袋からは微かな腐臭がしました
肉が入っているのだろうけど、もう少し腐っているようでした
そして今
私は、あの時の子、未並さんと一緒にいます
まだ私だと気づかれてはいないけれど
それでもいい、
あぁ、うれしい
たとえ私を、
昔のスリュラ・ミーセランとして見てもらえなくてもいい
今の私は未並さんにとってはスーセなのだ
ほしい、でもまだダメ
それがすごくもどかしい
---
「ん………あ、ごめんね?すごい寝ちゃった」
おそらく待ってくれていたのだろう、
スーセちゃんは噴水の中で泳いでいた
『いいえ!大丈夫ですよ未並さん』
そんな明るい声を出しながら微笑むスーセちゃんを見てると
毒気が抜けるような気分にもなる
「ならよかったぁ」
なにかを隠していることはわかっていた
だって明らかにおかしいから
普通初めて会った人のもっているおかしいものに何もつっこまないだろうか?
生肉を食べられるからとあやしい肉を食べるだろうか?
おかしいところに気づかないほど、私はバカではなかったから
でも、言わないということは隠したいんだろう、ならば私は何も言わないでおこう
それが私達のためだから………
でも、私はそんなことを思えるほどに余裕はなかった
---
ピロン
「…」
『?未並さん?どうかしましたか?』
「ううん、早く考えちゃお」
『はい』
もうあの人を殺したことは広まっていて
いなくなった私が怪しまれていると
逃げることを唯一伝えていた友達がおしえてくれた
友達も一時は怪しまれていたらしく
昨日解放されたらしい
………| 《「》はやめに逃げないとここもバレるかな| 《」》
---
少し考え込んでいる未並さん、
おそらくあの肉の事なのだろうが
私には関係がない
「| 《「はやめに逃げないとここもバレるかな」》」
…もし未並さんが捕まってしまったら、もう会えないのか
それはいやだ
………なら、私のものにすればいいのか
それがわかったなら、隠す必要はないだろう
『未並さん、実はあなたに隠していたことがあります』
あぁ、驚いた顔もかわいいなど、未並さん、あなたは私をどれほど虜にしているのだろう
---
いきなり言われたその言葉に私は驚いていた
隠していた事、そう言われた事に私は
もしかしたら私の追っ手だったのかもという思考が出てきてしまった
でも、その考えは言われた言葉により、なくなった
『私、実は歩けるんですよ、人間を食べたから、ですね』
「………え、ってことはもう海に戻れるの?」
『はい』
ミーセちゃんがあの肉を食べたのはもう2日前
その時からもう、歩けたという事なのか
「なら、なんで教えてくれなかったの?」
『私が未並さんを好きだから』
さりげなく聞いた質問には
さりげない爆弾が落とされた
私のことが、すき?
「え」
『10年前からずっと、あなたの私のものにしたかった、ねぇ未並さん、私と海に来てください』
10年前
その言葉を聞いて
私にはあの時の薄い水色の髪と綺麗な薄い紫の瞳が頭に浮かんだ
あれはスーセちゃんだったのか
「………でも、スーセちゃん、私、泳げないんだけど…」
『大丈夫ですよ、未並さん、逃げたいんでしょう?あの肉程度のものを慕うやつらから』
「なんで、知って」
『あなたのそのスマホ、開けたままで寝ていたでしょ?見させてもらいました』
「え、あいてたの⁈」
『驚くのそこですか、さすが未並さん』
そんな会話をした後
私はついていくことにした
でもほんとに泳げないんだけどどーしよ
---
チャプ
少し隠れながらもなんとか海についた
ちなみに何回か警察を見かけた
友達の家に挨拶したい!というスーセちゃんのお願いを答える為に
少しだけ友達の家にも行った
---
「窓から入るの?」
『そうじゃないとバレますよ?』
「………たしかに、あ、いた」
『じゃあ行きますよ』
コンコン
「あ、気づいた」
ガチャ
『来れたんだな、未並』
「うん、久しぶり?奇緋」
『………で、そっちは?』
『スリュラ・ミーセラン、元人魚です』
『……人魚?あー…もしかして惚れられてたか?』
「え、正解なんでわかったの」
『だって俺、一様人魚研究家だぞ?それぐらいわかる』
「あ、そうだったね」
『まぁ、とりあえず、スリュラさんよ、もう俺は何をするつもりかはわかってる、だから言っておく、未並をお前だけのものにするのは許さない、それでもいいならば、俺はその秘密を隠しておいてやる』
『奇緋さん、隠してくれるなら、全てお願いしますね?』
『もちろん、そのかわりもしお前が行かないならくれよ?|ここ《首の骨》くらいは』
『えぇ、そのくらいなら』
「なんの話なの」
『未並は知らなくていーいの、とりあえずもーそろいけよ?』
「はーい、じゃあね」
---
まぁそんな会話をして2人は仲良くなっていたが、
私は理解できなかった
まぁいいだろう
『未並さん、一緒にいきませんか?』
「うん、いいよ」
チャプ…
ピチャ
ピチャ
どんどんと私達は海に飲まれていく
もう、わかっている
スーセちゃんは私を殺して自分のものにしたい
でも、私はそれは少し嫌だから
そしてその気持ちをスーセちゃんはわかっているし
おそらく奇緋もわかっている
だから、いい
そんなことを考えていたら私は海の闇に入っていた
スーセちゃんも少し微笑んで
私を見てくれている
人間の体のままのスーセちゃんは人間になっているから
溺れてしまうだろう
でも、私の気持ちに答えてくれたことは
すごく
ゴポ
うれしかった
『|コポコパゴポ《一緒に》』
その空気の音が聞こえて少し目を開いた
最後に目に入ったのは少し苦しそうな顔をしても尚微笑んでいる
スーセちゃんの顔だった
---
『………はーまじか、今頃あいつら海の中、かな』
俺は奇緋、《《元人魚》》だ
未並の親戚家族に捕まり飼われ、腕を食われた
でも再生した腕を見たその家族は
俺を捨てた
その時に抵抗し、そいつらの内1人の腕を食いちぎった
それで人間化したのだ
でも、未並が懐かれやすいという事は知っていたけど
こうなるとはな
………どうしようか
いや、いい
これは約束なのだ元人魚なりの《《別れ》》とは
この程度で終わりなのだ
メディアにも
誰にも教えない
あいつらはここから解放されたから
『もう、いいだろ?』
俺は近くにおいていた
人魚の頃に姉にもらった短い、少し錆びた刃を首に当てた
『約束通り、ついてってやるよ、スリュラ姉』
俺は《《キリュア・ミーセラン》》
元人魚の
姉と友を失った者だ
カタン
---
---
名前、水夜未並
性別、女
年齢、19
種族、人間
故郷に戻ってくる、という名目で逃げてきた
幼い頃にその頃まだ親戚宅内ではおそらく信じられていなかった人魚を見てそれを話した所
気味悪がられ虐待された
そして19になったばかりの時に殺されかけた為、反抗して結果、親戚のひとを殺してしまったので
逃げてきた
名前、スリュラ・ミーセラン
性別、女
年齢、100
変なものに巻き込まれたという嘘をついて幼い頃出会った人間の未並と会うために
逃げている時に追いかけてきた
幼い頃に出会った未並に一目惚れをしたため
逃げていることを知った時に海から出てきた
独占欲が強い
名前、キリュア・ミーセラン
性別、男
年齢、90
幼い頃に未並を預かった親戚家族に捕まって飼われた
飼われた少し後に食われかけたので食いちぎって逃げた
そしたら人間になっていた
髪の毛は元は薄い水色の髪だったが染めた
奇緋の名前は適当に考えた
未並の親戚宅の近くにある廃屋に住んでいる
人魚と話せるのは
過去に人魚を食べたことがある家族だけ
そしてそれの対抗として
人魚は人間を食べられるように進化したのだ
そして人間を食べた人魚は
人間のような足を手に入れる
もちろん、その時は体は人間になってしまうため
海で泳ぐ為には戻る必要があるだろう
また、人間を食べて
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
はい、まじのあとがきっす
元はただ迷い込んだ人魚ちゃんを海に戻してあげよう!の話だったのに…
なぜこうなったのだろう
てかほんとはニュース入れようと思ったんすよ
諦めました
ちなみにこのエンドは
2人は幸せ心中
キリュアは諦め自殺
の一様バットエンドですね
ハッピーエンドだと
未並だけが死んで
スリュラが未並の体を保存して自分のものにして
キリュアと一緒に隠し続けるって話になりまーす
ではまた〜
美しき棘にふれるには
「…はぁ、」
私の腕にあった綺麗な花は
紫の毒となり私の体を蝕んだ
---
「…今日、どーしよ」
私は|演咲夜《やざきよる》
ちょっと不登校なただの中学生ですが
少し、普通とは違います
それは
私は
花が生えている
「今日はいこっかな…」
---
ガラ
「おはよ〜ございま〜す」
『おはよ〜夜ちゃん』
この子は|星咲紫苑《ほしざきしおん》
私の少ない友達で、
腕に巻いている包帯の秘密を知っている子です
人見知りの子だったけどいつのまにかなかよくなっていました
『夜ちゃん、今日ね、教育実習生の先生が来るんだって』
「え、なんかやだなぁ、今日?」
『今日だよ〜』
そんな会話を繰り返していると
ガラとドアが開き先生がはいってくる
先生は私が来ていることに驚いたのが二度見していた
そして教育実習生の先生がきたと紹介をしている
私はそんな先生の言葉を無視して
いつ帰ろうと、考えていた
そして、教育実習生の先生が入ってくる音がした
ガラ
『こんにちはみなさん、今日から少しの間、このクラスで一緒に学ばしていただきます』
少し堅い言葉を紡いでいる
『|素毒純《すどくじゅん》です、よろしくね』
みんなの目を見て話すその先生は私を目で見た時、少し驚いたような顔をしていたが、気のせいだろう
---
思った通り、先生は他の人達に質問攻めにされていた
その質問攻めの様子に少しおつかれの気持ちを込めてみていた
ちなみに紫苑も一緒に見てた、紫苑は少し手を合わせてた気もする
問答の中に一つ聞こえたものがあった
それに私は驚いた
その質問は"先生は毒消師なの?"
そんな簡単な質問だ
『うん、そうだよ、僕は毒消師で、花と人の《《共存》》に憧れているんだよ』
…共存、たしかに先生はその言葉を使った
私は紫苑の手を掴んで教室を出た
少し先生に見られていた気もするが私は気にしなかった
---
『どうしたの?夜ちゃん』
「少し外の空気吸いたくなった」
『そー…なの』
少し顔を曇らせながら紫苑は私の横にしゃがんだ
この学校には屋上があって、休み時間だけ入ることを許されている
「ねぇ、紫苑」
『…なーに』
「私の進行度、いま2っていったらどうする?」
『…どうする、かなぁ』
キーンコーン
「あ、やべっもどるよ」
『…先戻って?夜ちゃん』
「…サボるの?」
『参加はするよ、』
「…そう、なら先行ってるね」
ガチャン
---
『…あーあ、もう2なんだ、夜ちゃん、まぁ、私が言うことじゃないけどね』
シュル
『ねぇ、夜ちゃん、私の花綺麗でしょ?私と同じ…紫苑って、花なんだ』
カンカン
『ん?』
キィ…
『やっぱりここにいたんだね、星咲さん』
『あ、純…先生、…どうしたん、ですか?』
『君がまだ来ないから探しに来たんだ、で…それは、蕾かい?』
『はい、…そう、ですよ…先生、この事は、誰にも、言わないで、くださいね、ほら、行きま、しょう…?』
『…あぁ、そうだね』
---
ガラ
「あ、戻ってきた〜何してたの?」
『…何も〜』
絶対に何かがあったような、裏があるような笑顔を紫苑は浮かべる
そんな笑顔を見る度に少しずつ、胸が苦しくなる
これが絶望なのか、違うだろうけれど
これでもう花が増えてしまったのだ
ならばこれは、絶望なのだろう
『…夜ちゃん、いま、の』
いま、見ていなければよかったのに
進んで、増えていくヒガンバナ、
それは私の死への贈り物
「…どーしたの?」
紫苑が隠すならば
私もお返しだ
---
『…演咲さん、少しいいですか?』
その言葉を聞いた時
時間は空いてるけどあまり話に費やす時間はないですと言ってやりたくなった
でも周りの?の視線があるから断りづらすぎる
「いいですよ」
それぐらいしか言葉は浮かばなかった
---
「で、どうしたんですか?素毒先生」
『君のその腕…花だよね?』
やっぱりか、あの時に共存と言葉を挙げただけはある
「はい、そうですよ、それで何か?」
『君に質問をしたい』
「…どんな?」
『1、いまここで治療をする、2、僕はここでの会話を全て無かったことにして君と接する』
ちゃんと相手の意思を尊重する、ということか
でもそんな選択肢、一つしかないじゃないか
「3、ここでおきた話はすべてお互いの秘密にして私のサポートをしてほしい」
『……どうゆうことかな』
「そのままの意味ですよ先生、この話はお互いだけの秘密です、そして治療はいりません、でも」
『サポートを、してほしいと』
「はい、あなたは花が好きなんですよね?」
シュル…
私は腕の包帯を解き赤く咲き誇るヒガンバナ達を出して見せる
『…これは』
「私は、死ぬ時は|これ《毒》で死にたい、そして今私は不登校気味!ぴったりのタイミングなんですよ」
『……』
「さぁ先生、私の意思を尊重してくれるなら、これでもいいですよね?」
『…あぁ、いいですよ、その綺麗な花を僕はあまり消したくないですから』
これで交渉は成立だ
---
「…なんでいるの?紫苑」
『夜ちゃんが先生に呼ばれたって聞いたから、待ってたんだ』
「そーなの、帰ろっか」
『うん』
---
「………あれ、雨音さん?」
『ハロー○ティー♪デキタテノポップコーンハイカガ?♪◯ティーはみんなの人気者〜♪…て、演咲さんじゃん』
「今日はハロー◯ティーのポップコーン?」
『面白いだろこれ、で、そっちは友達?』
「星咲紫苑、私の友達」
『あ……星咲…紫苑、です…』
『俺は智佳雨音、演咲さんの隣の家に住んでる』
「てか何やってるん?」
『んー…ブランコ』
「見ればわかるわ、今日は何うたうの?」
『え、またか?w』
「だって面白いからさ、で、何?」
『…なぁ星咲さん、なんかある?いいの、てか連絡先くれ、念の為』
『え、いいの………ですか?れ、連絡先は…はい…』
『おう、さんきゅ、おん、いいの』
「紫苑、|こそこそこそ《_____とかでいいんだよ》」
『え、ええと…いしやきいも?』
『…まぁいいか、いしやーきいもーおいもー♪』
「………w」
---
『…あの人と仲いいの?夜ちゃん』
「うん、まぁね〜、さて、もう家だから…」
『うん』
---
ガチャ
「………ただいま」
小さく声に言葉を乗せる
その声は部屋に響いているが誰からも返答は帰ってこない
それはそうだろう
もうあの男は今頃刺されてる頃だ
あんなたくさん恨みを集め続けていたらいつかはそうなる
私もいつかあれみたいになることがあるのだろうか
そう考えただけで少しずつ、赤い腕に花が増えていく感覚がする
一個、
一個と
|花《蕾》が咲いていく
少しどろ…と液体の音がした
音がした時には私はいつの間にか逃げるように走っていた
隣の家の前を通った時
小さく
"演咲さん?"
と聞こえたが私は気にしずに走っていた
そして私の足は学校の近くの小さな公園に植わっている大きな木の下で止まった
「…はぁ」
走っている時に解けたと思われる包帯の下はもう|花《毒》が咲き誇っている
ここで死ぬのかな
その言葉が口から出かけて止められた
小さな息遣いが聞こえたからだ
『夜ちゃん!』
聞き慣れた声が闇に響いた
「…紫苑?」
『見つけた…夜ちゃん』
荒い息の音が聞こえる
走ってきたのだろう
「なんでここに」
『雨音さんに、連絡をもらいました』
そういえば連絡先の交換をしていた
「だからって今は夜だよ、なんで家を出て来れたの」
『お母さんにお願いをしたの』
少しずつ、歩いてくる
「だめ、もう私の花は毒になって」
続きを出す頃には
涙を溜めた紫苑が抱きついていた
『…ねぇ、夜ちゃん、私は、なんで、何も出来ないのかな…夜ちゃんに、私、何もしてあげれてないよ…』
「紫苑…?」
『私、夜ちゃんと友達になって、楽しかったの、でもね、私も隠してた』
紫苑の指を見てみれば紫苑の花が大きく咲き、毒が垂れている
泣いた雫が花に落ちたのだろうか
「毒…」
『私、夜ちゃんともっと話したい、もっと笑いたい、だから……』
「…でも、もう毒に……」
『大丈夫、純先生が教えてくれたの、花から落ちた毒は毒と当たると、浄化、されるんだって』
私の腕から垂れる毒が紫苑の毒と当たった瞬間
毒は水となり下に落ちた
「…!」
『まだ、死なせたくないから、ごめんね』
「………紫苑…」
『まだ死にたいなら、止めない、その時は私…絶対に忘れないからね、夜ちゃんのこと』
「………いや、ごめんね、紫苑」
そう笑った
毒は浄化され水となり
その水が落ちた場所には綺麗な紫苑とヒガンバナが咲いていた
---
後日
---
『純先生…』
『星咲さん?どうしたのかな』
『…あ、ありがとう、ございました…』
『…役に立ったなら、よかった』
---
『…はぁー…学校行きたくねぇ…どうしよっかな…』
『雨音さん、いた』
『ん?あぁ、星咲さんじゃん、どうしたんだ?』
『あの時、連絡、ありがとうございました』
『…あれか』
---
---
『…あれ、演咲さん?…』
ピ
『あ、星咲さん、演咲さんがいま外走ってたんだけど、なんか知ってる?』
『え、し、知りませんけど…ちょっと、追いかけます、ありがとう、ございます…!』
プチ
---
---
『あれです』
『…ま、お礼はいらねぇよ、じゃ、いくわ』
『どこに?…』
『………学校、じゃあな』
はい、キャラ募集してた美しき棘に触れるには、!書き終わりぃぃぃぃ!
まぁ元は死ネタの予定だったんですよ
でも思いついたエンドが死ネタにどうしてもできなくて
あ、思いついたエンドが今回の友情の勝利ですね
では小さな小ネタをここに
一個め
夜ちゃんの親について
親は母親は病気でなくなって
父親はよくあるクソです、恨み買いまくってこの夜ちゃん達のが解決した日に刺されて死にました
2個め
毒が毒と当たると浄化されることについて
最初は夜ちゃんの毒に紫苑も蝕まれて死んじゃうも思いついたんですけどね
なんかやだになったのでそこを追加しました
この浄化された水は落ちた場所にその毒になった花と同じものを咲かせます
だから紫苑とヒガンバナが落ちた場所にさきました
では!
文字数は3875です!
声を持たない歌姫と呪えない悪魔
小さな音が聞こえた
霧のようなすぐ消えそうな息の音
気がつくと自らの存在しない足はその音へと向かっていた
草をかき分け木を渡る
そんないつもしている行為をその音の為だけに急いている
少しその音が薄まった頃
元は小さな村があった所には大きな建物があった
だが、その建物は壊れかけてぼろぼろで蔦に包まれていた
そんなところから息の音が聞こえるのだろうか
もしかしたらそれはただの夢だったのではないか
そんなことも考え始めたその時また息の音がなる
息の音はその建物の隣、小さな塔
よく鎖の重なる音が響いていた、塔
鎖に包まれた人がいた場所を覗くとそこには
「…」
1人の少女がいた
---
「…女の子?」
そこにはいたのは水色と桃色の瞳を薄い白で隠した細い少女だった
「……」
少女が驚いたような顔をして軽く口を開いてもその口から言葉が出ることはなかった
そのことに驚きまさかと思い聞く
「声、でないの?」
声は聞こえていたようで少女はゆっくりと頷いた
「ここから、出たい?」
そう聞くと少女は
「……」
はくはくと口を動かす声は出ないが口の形を追うとわかる
《《ここからでたい》》
少女についている鎖を取るのは大変だろう
でも少女に希望を与えたのは今の自分だから
そう考えた自分は塔の扉を開け少女へ近づいていく
「…⁈」
近くで見た少女は本当に小さくおそらく10歳にも満たない程小さかった
そしてその少女は自分の姿を見て驚いていた
当たり前だろう、
普通黒のマントに身を隠した上猫の目元を模した黒の仮面をつけた者など、
いないだろうから
「どこまでいける」
「…」
鎖の音を鳴らしながら少女は近づいてくる
そして目の前に来た所で少女は止まった
おそらく塔の中ならどれだけでも動けるようになっているのだろう
自分は手に持っていたナイフを鎖に当てる
やはりと言うべきか鎖には傷がつかない
「…」
それに気づいたのか少女は不思議にも手を合わせて目を瞑った
少女がそのまま歌うように口を動かした
目を上げて静かな少女の歌を眺めていると
鎖が落ちる音がした
「…⁈」
急いで下を見るとそこには切れた鎖が落ちていた
先ほどまで切れなかったはずなのに
なぜ少女が歌を口ずさんだだけで変わった?
そんなことを考えながらも少女を解放していく
「…」
少女は歌ったあとはずっと笑顔だった
---
手枷と足枷を取った後、自分は疑問に思ったことを聞いた
「…なんかいるかい?お腹空いてるんじゃないかと思って」
少女は首を横に振り塔の中にある棚を指差す
そこには空いた飴が入った袋が置かれていた
これを食べていたということだろうか
でも、飴では栄養どころでもないのでは?
そう疑問を並べていると少女は歌いはじめた
「…」
まわりには何も聞こえない、でも少女はたしかに歌っている
そして歌が終わった頃、少女は飴を一つ取り出して自分の唇にあててきた
食べてみろ、ということだろうか
おそるおそるその飴を舐めた
するとその飴は森に生きる獣の味がした
「え」
「…」
自分の驚いた顔を見て少女はまるで"すごいでしょ?"とでも言うように微笑んだ
「…これは、どうなっているんだ?」
「…」
少女は少し悩むような素振りを見せてから
近くのベットを指差し座れと言っている気がした
とりあえず座ったが何かするのか、
ベットは変に硬く、何でできているのだろうかわからない
そして自分の目の前に立った少女は再び目を閉じ手を合わせ口を動かした
すると硬かったベットに体が沈む感覚がした
驚いて声が出なかった、そして少女は自分に近づいて少し口角をあげ微笑んだ
この少女は奇跡でも使えるのか
…そう思った時、一つ聞こうとしていたことを思い出した
「…なぁ、君は文字は書ける?」
その問いの答えはNO 少女は横に首を振っていた
これはまずい、本格的にそう考えたのは理由があった
ここは悪魔の森、そう言っているのを聞いたことがある
だがこの森に悪魔はいない、いるのはただ獰猛なだけの獣共
だからこそ危ない
人間には文字と言葉しか共通な言語がないのだ
それがどちらもない少女はどう生きれるというのだ
「…君、名前はある?」
「…」
せめて呼び名があればいい、そう思い問うと
少女は小さく口を微笑まし
手を動かし文字を作った
そうか、先ほどは書けるかと聞いたのだから
わかるかは聞けていなかった
少女がつくったかたちは
《《イ》》《《ア》》
「…イア?」
名前を口に出すと少女は目を細めた
そしてまた文字を形作る
《《ロ》》《《イ》》《《ア》》《《ー》》《《ジ》》《《ュ》》
イア・ロイアージュ
その名前は……
この森の元所有者の貴族の名前だった
少し口を開けていたが気がついた
名前をきいたなら返すのが礼儀だ
苗字はいらないだろう
「…自分はリャロ、よろしく、イア」
聞いたイアは手を動かした
《《み》》《《ょ》》《《う》》《《じ》》《《は》》
……きになるか
「イア、すまないが自分は一市民、苗字は持っていないんだ」
イアは少し怪しむような顔をする
だが隠さないといけない、仕方がないことだから
「…そういえばイア、君はどこからきたんだい?」
その疑問にイアは少し考え込むと指をもう壊れた建物へむける
その建物周辺をよくみてみると
そこには森の出口
少し大きな家があった
「…ここ、かい?」
イアは頷いた
その家については鳥達の声で知っていた
この森に住むものからしたら1番危険な場所
なぜならここは…
「…奴隷、売買所…」
自分は目を見開いて立ち尽くしていた
そこにあったのは今では違法な奴隷売買所
だがそのまま残っている奴隷売買所もある
そのほとんどが獣を売るものになりつつあるため
獣達は近づかないのだ
だがイアはこちらを指差した
売られたのか、攫われたのか、
自分には想像もつかなかった
イアは少し微笑んで足を進めようとする
それに焦り
細く骨の硬さが伝わるような腕を掴んでしまった
イアが少し驚いて振り返る
そして掴んでしまったことに気づき
すぐに手を引っ込める
「…」
イアが自分のマントを引っ張って手を引っ張り出す
「え」
「…」
そして手を優しく包み微笑んだ
手は皮と骨しかないような硬さだったが温かった
そしてまるで"こっち"というように手を引っ張り走っていく
その先には小さな小屋があり
小屋を守るかのような木々や花が光を反射して
イアを精霊かのように光らせる
こんなところは見たことがなかった
「…」
イアはただ微笑む、ただ口角を上げて目を細める
「ここ、どこ?」
イアはその問いに少し憐れむかのような目をして微笑んだ
そしてまた手を引いて小屋へ入る
小屋の中にはただ一つだけの机と花だけが乗っている
花はもう枯れていて色褪せている
光すらないその部屋は寂しさを感じさせた
そしてイアは手を離して小屋の奥から紙を持ってきた
そこにはイアについて書かれていた
---
イア・ロイアージュ
8 女
14579年没落ロイアージュ家末女
ロイアージュ家の歌姫
無言 文字理解あり
ロイアージュ家の家宝の花の種 所持
---
「…没落」
そこに書かれていた没落の文字
しかもその年代は約5年前でただ知らなかった
恐れていた対象はすでに亡くなっていて
もうイアしか生きていない、そうゆうことなのだろうか
歌姫、声を出せないイアをなぜ歌姫と書いてあるのか
そして
これが5年前に書かれたものなら
何故イアはまだあの姿なのか
いろいろ考えている時
イアに服を小さく引っ張られる
「…どうした?」
疑問を片隅に置いたままイアを見る
イアの手には不恰好な文字が書かれた紙があった
そこに書かれていたのは簡単なこと
"うわさのあくまにあいにきた"
悪魔、それは5年前の自分のあだ名で
ただこのマントと仮面の裏が原因でつけられた名前だった
呪うことすらできない自分をみな悪魔と呼びこの森へ追いやった
そしてこの森に悪魔は自分しかいない
イアが探している悪魔は自分なのだ
「…イア、あくまにあって、何がしたいの」
急いで別の紙を取り出し小さな尖った炭で文字を書く
"はなをさかせてほしい"
花、それは今ここには机にある枯れた花しかない
枯れた花は咲くことはない
「枯れた花は咲かないよ?」
イアはまた書いて見ればみせる
"ちがうはな かほうのはな たねはもってる"
家宝ということはさっき書かれていたロイアージュ家の家宝の花だろうか
イアはきているワンピースについているポケットに手を入れると小さな種を出した
これが家宝?そうは見えないが
そして頭の中に浮かんだことがあった
「…イア、それに歌、聞かせたことある?」
イアははっとして首を振った
そしてすぐにそれを小さな植木鉢にいれてまた手を合わせて目を閉じた
そして歌い出した
すると理解はできないことが起きた
種が花となった
その花は硬く小さな指輪の形をしていた
イアも予想外だったようで呆けている
だがその顔もすぐ戻りその指輪を手に取る
そしてそれを抱きしめるように握って目を閉じた
嬉しそうな悲しそうな顔で
外から吹く風はその現実離れした儚い精霊のようなイアの人間証明のようだった
イアはそのまま少し止まってからその指輪を指にはめ
近くにおいてあったナイフを手に取り髪に当てた
そして長すぎていた髪をナイフで切り
息を吸った
その行動に自分は呆けたままみていた
そしてイアは微笑んでまた息を吸った
「リャロ」
その口からはじめて、声が出た
「…イア?」
「うん、ありがとう、あそこからだしてくれて」
その声はまた精霊のように儚い優しげな声で
「でも、ほんとにいたんだね、あくま」
「え?」
「リャロ、私達ね、ずっとリャロをさがしてた」
意味がわからない、探してた、なぜ?
「あの種はね、リャロのおじいさんがのろって、あーなったんだ、だからみんなリャロなら解く方法を知ってる!って思っちゃったんだ」
「それでこうなった?」
「うん、まぁ見つける前に没落しちゃったからもう私しかいないけど」
そう話しているがやっぱり気になった
「………イア、どうして喋れるんだ?」
「この指輪はね、お母さんの先祖が私と同じ歌姫だったの!それで歌をいっぱいこの指輪にきかせたんだ!その歌の力でつけてる人の願いを叶えるの、だからしゃべれるようになりたい!ってしたんだ!」
イアはそう言うと自分のマントと仮面を引っ張って取った
「え」
そう言葉が出たことには体についた黒い痕と悪魔のような真っ赤な目がイアの目に映っていた
それに気づいた瞬間逃げようと思った
「まって、リャロ、そこにいて」
そう止められると服を掴まれる
諦めてそこに立つとイアは指輪を外した
そしてまた手を合わせて目を閉じる
口を開きまた静かな歌を奏でる
その歌に惹かれていたらいつのまにか黒い痕が消えていることに気づいた
「…痕が消えた」
歌が終わってまた指輪をつける
「はい、ごめんねいきなり取って」
マントを返される
「目は、変えてないけどよかった?」
「……あ、あぁ」
マントを着てまたイアをみる
このあとはイアはどうするのだろうか
自分は見つけたし声も出るようになった
「……イア、このあとどうするんだ?」
「このあと?うーん…また街に行こうかな、私、ずっと没落してから奴隷だったから、今を知りたい」
「…」
「リャロ、よかったら、くる?」
「………自分は悪魔だよ、そんなことしたら」
「?悪魔じゃないよ、天使だよ?リャロは」
「……え」
天使、そう言われて目を見開く
そんなことは初めて言われたから
否定の言葉を出そうとした時
精霊の空間を壊す音が聞こえた
ここか!そう低い声が聞こえてきた
その声をきいたイアはすぐに自分を引っ張って小屋の後ろへと隠れた
「イア」
「静かにしてねリャロ、あれに見つかっちゃダメだから」
少し静かな時間が流れ
いつのまにか低い声は聞こえなくなっていた
「よし、もういいね」
「…あれは?」
「奴隷売買所のしょくいん、また探しにきてたんだ…」
間が空いたと思っていたらイアが考えるような顔をしていた
「イア?どうしたんだ?」
「……リャロ、走れる?」
「え、走れるけど」
「じゃ、ついてきて!」
そう小屋の影から引っ張り出され手を引かれる
そのまま小屋には目もくれず森の奥へ走る
---
そこには綺麗な花畑が広がっていて
そこの中心についたときイアは手を離した
「ついた」
そう呟いて手を合わせて目を閉じた
いつも歌を歌う時と同じ動きをした
そして息を吸った
「息の根整え空へ向け、水の|音《ね》風の|音《ね》花の|音《おと》、全て整え空へ向こう」
祈りなのかわからないそんな言葉を並べる
だけどそれを歌う|少女《イア》は紛れもなく
声を持たなかった歌姫だ
手を広げ小さな口を大きく開けて風に吹かれる
その姿に花と光が加わりただ美しい
歌い終わったらしいイアはこちらへ近づいてくる
「リャロ」
「…何?」
「苗字は?」
今きくのがそれなのか
そう思って少し笑ってしまう
「?なんで笑ったの?」
「いや、ごめんね、自分はリャロ、リャロ・ローキュラス、ロイアージュ家の親戚の一つだよ」
そう言えばイアはやっぱり驚いた
まぁローキュラス家は親戚の集まりにもいってなかったから仕方ないし
「…あれ、でも、リャロって男の子…だよね?ローキュラスの子孫て…」
そこにきずいたか
まぁローキュラス家の子供いま自分しかいないし言った方がいいか
「うん、自分は女だよ」
やっぱり予想外だったのか、まぁ一人称もわかりづらいのにして髪も切って染めたし
「こんなかっこいいのに女の子だったの⁈」
「そこ⁈」
「あとだって……あの、む、むね、ないし…」
そこか
「いやほとんどない人もいるからね?それにお父さんに隠してもらった」
「え、それ全部取ったらどうなるの?」
………やっぱり気になるかぁ……
「……|Receptae《解除》」
風に包まれる感覚がして
胸あたりが重くなり髪色が変わっていく
風が止んだ頃にはイアがキラキラとした目でこちらを見ていた
「えーと…何?」
「めっちゃ綺麗…!なんで隠したの?」
「え、だって目立つし」
「……まぁ、そっかたしかに」
そんなことを話しながら一つだけ気になっていた
「そういえばさ、イア……なんでまだ小さい?」
「…これわねぇ…」
なんかあったのだろうかその考えは次の言葉で壊れた
「…ただ身長が伸びなかっただけ…」
それだけ?あのもしもいらなかったのか…
「それだけか…考えすぎだろ自分」
「え、もしかしてリャロなんかあったと思ってたの?」
「まぁ奴隷売買所いたって知れば考えるだろ…」
「すごい丁寧におせわされてたよ〜まぁ寒かったから逃げたけど」
「え、あの塔にいたのは?」
「逃げたお仕置き!」
……なんだったんだよあの空気…
そう思っているとイアがいきなり立ち上がった
「さて!リャロ、一緒に街!いこ!」
そう言いながら手をこちらに向けている
「…仕方ないな、いいよ、イア」
その小さな手を取って自分は森から離れていった
起承転結?そんなの使わないと小説じゃないって言う奴がいたなら私そいつらブッ飛ばす☆
名前、リャロ・ローキュラス
性別、女
年齢、15
体つきを変えた際の影響で目の色が変わって負っていた傷が黒い痕となった
元は薄い水色の髪と紺色の目
変わった目を隠すために好きな猫を元に仮面作ってつけてた
黒い痕を隠すために黒いマントをつけていた
悪魔の森と呼ばれた森に住んでる
名前、イア・ロイアージュ
性別、女
年齢、13
悪魔(リャロ)を探してた
声が出せなかったが家宝の指輪の祈りの効果でだせるようになった
ロイアージュ家の歌姫、
水色と桃色のグラデ目
薄い白の髪
白ワンピースをきている
初めての6000文字超え☆
文字数6224
めっちゃシリアス予定がシリアルになったよ☆感想ほしいなできればで
雫石
目の前の人間から、大きな雫が落ちる
その雫は光に当たって花に落ちきらきらと宝石のように輝いていた
人間と無縁だった自分が初めて綺麗な涙を見た瞬間だった
---
『あ“ーーーーーー!』
「…どうしたんだ人間」
自分はこの人間の家に数日前から匿ってもらっている
匿ってもらう代わりに掃除や洗濯、料理をしているのでいい方だと思っている
『人間じゃなくて佐由!まーた書類増やされたぁぁぁぁ!』
このうるさい人間はまた生徒会?の仕事を増やされたのか
「前から思っていたが人間」
『佐由!』
「人間はなぜりょー生活?も選べたはずなのにアパート?に住んでいるんだ」
『うーん絶対寮とアパートなにか知らないでしょ、こっちの方が楽だから!』
「楽?楽なんかで自らの生活を決めるのか?」
『あったりまえじゃん!…と思ったけどそうだねあんたはそう思うよね〜』
「寮?の方が聞いた話では遅刻しづらくご飯もでるのだろう?それに友達ができやすいときいているが?」
『うん、見事に利点しか知らないのな』
「欠点があるのか?」
『あるよ、……多分』
「しらぬではないか」
毎日、こんなことを話しながら自分はご飯を作っている、もう風呂は用意してあるし布団は朝洗濯もして乾かした
我ながら見事だと思う
『今日のご飯なに?』
「自己流のカレーだ、野菜嫌いの人間用のな!」
『え、野菜あるの』
「当たり前だ、よーく刻んでカレーに混ぜたのだ」
---
自己流カレーの作り方(真似しないでください、できません)(こいつは日本語が変です)
1、野菜をミリ単位で刻む
2、水を沸かす
3、カレー粉と野菜と隠し味を入れる
4、魔法で10秒超強火して野菜を完全に溶かす
5、ご飯を器に乗せてカレーを載せる
完成
---
『……毎回思うけどなんでその作り方でおいしくなるのやら』
人間は野菜が嫌いで一番嫌いなのはジャガイモらしい、食感が面白いので自分は好きだ
『あとなんで毎回1人分しかないの?あんたの分は?』
「それ以外の食べ物があるんだよ」
そう、食べ物は他にある
『ふーん、まぁいいや、もう風呂って入れる?』
「入れるぞ」
『おっけー、ご馳走様〜、入るわ』
「ん、その間少し出かけるな」
『はいはーいいってらー』
少し、おなかすいたからな
---
パキッ
ブチッ
ガリ…
おそらくこの姿を見られたならすぐ捨てられる
だから絶対に見られない時に食べるのだ
骨と顔は残したから、おそらくニュースで流れるのではないか
"人形死体再び"と
人形死体、その呼び方はいつ広まっただろう
どこかのネットで"マリオネットみたいだ"と
言われたことがきっかけらしい
その人形死体は顔面以外の肉が全て食われている
まぁ食うなら食べれるだけは食べてしまいたい
どうせ食べているのは何か悪いことをした人間だけだから、別にいいだろう
そろそろ時間も終わりだ
最後の一口
グチャと口の中に血の味と肉の味が広がる
人肉は好きではないが死なない為には食べないといけないのだ
「ごちそうさまでした」
ちゃんと手を合わせてお礼を言う
いきなり命を失ったのだ、哀れではないか
死体から離れて家へ帰る
慣れてきたこの事に少し恐れもできていた
---
『お、おっかー!』
「なんで起きてるんだ人間」
『え、あんた待ち〜』
「うん、わからない」
『はい、これ炭酸飲料ね?』
「?おう」
『これを〜振ります』
シャカシャカシャカシャカとずっと振っている
「何してんだ…?」
『そしてー…てい』
キャップをとって振る
もちろんその方向は自分だ
「え」
その瞬間液体が自分にかかった
「…何してんだよ」
『え、ふざけた』
「…早く拭くぞ」
『反応つまんな〜』
「はいはい」
拭くのに結構かかって寝たのは結局12時ほどだった
---
『おはよ〜』
「おはよ、朝ごはんこれな」
今日は休日だったから少し時間をかけてみた
ご飯と豆腐の味噌汁
刻んだたまねぎをいれた肉じゃが
そしてお茶
多分これだけ用意したのは初めてだと思っている
『おいし〜…』
「今日はどこいくんだ?」
『…ねぇ、あんたってさ、その頭のって隠せる?』
自分の頭にある変な耳は変化が可能だ
それを知ったのは食べている時だったのはいやだった
それにしてもなぜいきなり?
「?隠せるぞ」
『なら、隠して?遊ぶよ』
「…は?」
---
「…」
『ほら何してんのチケット取りに行くよ?』
「お、おう?」
連れてこられたのは小さなシアターだった
人間曰く数日前に亡くなった友人の父が経営していた映画館で、
今日閉館することになったのでその父の一番のお気に入りの映画を放映?するらしい
『あ、あんたってさ、映画見たことある?』
「ないぞ」
『ならこの映画が始めてかぁ』
『佐由!きてくれたんだ』
『あ、柚那!きたよ〜!』
『ありがとね!あ、もしかしてこの子が言ってた男の子?私は柚那、佐由の友達だよ、来てくれてありがとね』
「あ、あぁ」
ゆな、と名乗った人間は少し着飾っていた
少し光を反射してひかる黒布の上には灰色の小さなレースがついていた
『ほら、いくよもうすぐ始まるから』
『いってらっしゃい!』
人間に手を引かれて広い場所へ入る
少し古く見えるその場所は人間曰くあまり変わっていないらしい
『…やっぱりいないな』
そんな呟きが聞こえてすぐ目の前の画面が光り始めた
---
二時間後、画面が暗くなった
映像はあまりにも古く、おそらく普通の人がみたら駄作、と言われそうなほどで面白い訳でもなかった
でも、言葉はすごかった
『…全ての命に永遠はある』
自分の一番頭に残っていた言葉を人間がつぶやいた
ふと人間の方を見ると泣いていた
そんな泣くようなものでもないはずなのに泣いていた
『…大丈夫だよ?ただ、思い出しただけだから』
「おもいだした…?」
『柚那のお父さんね、すごい私世話になってたから、死んじゃったって分かった時、すごく悲しかった、でも、この映画ね、お父さんが小さい頃に作った映画なんだって』
「作った?」
『そう、友達とみんなで作ってここで公開してた、私もみたことあったから、だから思い出した』
「…そうか」
『さて、帰ろっか!』
「もういいのか」
『うん、ほら帰ろ?』
「…あぁ」
自分の手を引っ張る人間のさっき涙に彩られていた目元は少し赤く腫れていた
少しいつもと違う非日常、
そんな非日常が何回も続くのだと、思っていた
---
『てかさ、あんた名前なかったよね』
「?あぁ」
いきなり聞かれた事はもっていない名前のことだった
『…名前ないならさぁ、金由ってどう?』
「金由…?というかどうしたんだ?」
『いやー柚那にあんたの名前聞かれてさ、ないならつけよーって思ってさ、どう?』
「…いいが…どうしてその名前に?」
『?あんたの目の色、金色っぽいから、あと私の名前から!不満?』
「だから、別にいいさ」
それが簡単にすぎていった、初めてだった
---
その日は名をもらった日の数日後、
少し変だった自分も慣れ始めた頃で
どこで間違ったのだろう、そんな事はもうわからなかった
『ねぇ、今日柚那の家に泊まるけどあんたどうする?』
「へ、泊まり?」
『うん、どする?』
「どうするって…」
『ついてくるか家いるか』
「家いる」
『おっけー、いってくるね』
「あぁ、ちゃんと野菜食べろよ」
『うっ』
扉が閉じる
今日は食べる日のつもりだったからいいタイミングだった
でも食べるのは夜
それまでどうしようかと思って作り途中だったキーホルダーを手に取る
目の場所に綺麗な石が入った小さなぬいぐるみ
匿ってもらい始めた数日後に教えてもらった事を使って作ったもので、もうすぐで完成だった
「…やるか」
完成した時、もう窓の外は暗く
腹の虫は絶えずないていて
完成した小さな薄茶色のくまを置いて
外へ出る
外は月とほのかな光だけがこちらを見て
人はいなかった
だから大丈夫、そうおもったのが
まちがい、だった?
小さな音で目が覚めた
集中していたのか目を覚ましたのは路地裏の奥で
夢中でにくをたべていた
その音はまるで意図せずなったようで
聞き覚えがある高い声が聞こえた
『…金由…?』
後ろを見たくなかった
どんな顔をしているか、想像できてしまったから
『あ、んた何して』
「…っくるな!」
無意識に出ていた声は思ったより大きくて
後ずさる音と
靴にぶつかって転がる砂利の音がした
『…人形死体、…?』
「…人間…こ、れは」
弁明しようとした時
人間の横から、光が当たった
その光は知っている、人工的な、光
「佐由!」
手が無意識に伸びた
人間は驚きと喜びが混じったような顔をして光にのまれた
『…__』
光にのまれる直前
何かを呟いていた気がした
---
その光にのまれた人間は今、
白いベットの上で目を閉じている
今日は花を届けにきた、おみまい、という行為には花がいいと聞いたから
お店の人間にきいて、おすすめをもらった
おすすめの他にお気に入りだった花をいれて水をかけ花瓶を彩った
「…おきろ、人間、今日のご飯はカレーだぞ」
そんなことを話しても聞こえるはずがないのに
お見舞いの時間がもうすぐ終わる為
出る前にふと顔を見た
その時、きらきらとした雫が見えた
「…人間?」
その閉じた瞼の下には透明な雫がおちていた
「人間!」
『ん……あは、おはよー…きゆ』
雫がおちた瞼が開いた
久しぶりの声が聞こえた
少しの間があって花瓶の水が落ちる音がした
「…おはよう、人間」
『違うよ、金由、私は人間じゃなくて?』
「…何回言うんだ?佐由」
『せーかい、今何日?』
「7月21日…あの日から、1ヶ月後だ」
『そんな寝てたんだ私、ん?あ、この花、金由が持ってきたの?きれーじゃん!あ、これスミレ?水やりちゃんとしてある〜!』
そんな呑気に話して、久しぶりを祝う
「…これ、使え」
『ん?あぁまだ泣いてたんだ、ありがと』
「なぁ、佐由、お前…どうするんだ」
『どうするって?』
「人形死体、自分が犯人だってこと」
静寂が流れ外の風の音と中の滴る水の音がだけが聞こえた
『何いまさら言ってるの?』
「は?」
『そんなの最初から知ってたよ、まぁ、普通は言わないとだけどねぇ警察とかにさ、でも、まぁいっかな!って』
呆気にとられた自分をおいて佐由は話を続けた
『いやーまっさか保護した日に家を飛び出したかと思えば人を食べてるとか思わなかったし?』
「まてまてまてまて!いつだって?」
『保護した日!』
…まさかの最初からバレてたとか思わないだろ
『まぁ、そんな事はいいとして、あんたはどうするつもり?今後さ』
「今後?」
『そう!今まで通り、過ごしたい?』
「…今まで通り」
『うん、今まで通り、
私と同じ屋根の下、家事して、出かけて、
私の愚痴に付き合って!
今までと同じように日々を過ごす、
この事は私達だけの秘密、
そのかわりバレちゃったら潔く捕まりなよ?
私も、一緒にいてあげる、どう?』
「は、そんなの、お前がどうなるか!」
『これは私の意志、
別にいいでしょう?
この命は私の命!
つまりあんたの、
金由の最後にまでついていくのも私の意思だよ、金由、ねぇ、どうする?』
「…もし、今まで通りを選ばなかったら…?」
『私と金由の共犯だって警察に言う!』
佐由の顔は少し楽しそうだった
あぁそうだろう、わかっているさ、
こいつには勝てないよ
「…わかったよ、なら、隠す、今まで通り、これは、自分の意思だ、いいだろう?」
少し口角が上がる感じがしながらそう伝える
佐由は未だ止まっていなかった涙をハンカチで止めながら嬉しそうに
『いいよ、それが金由の選択なら』
佐由がハンカチを隣において体をおこす
まだ涙は止まらず頬を濡らしていて
外からの光できらきらと輝いていた
そして自分の口へ指を乗せた
『じゃあ、これは全て、2人だけの秘密、ね?』
その時の顔は今まで見た中で、一番綺麗で、1番期待を込めた表情で、自分は、ただそれに笑顔で、返していた