.
イジメがきっかけで
可笑しくなってしまった
二人のお話し
.
続きを読む
閲覧設定
名前変換設定
この小説には名前変換が設定されています。以下の単語を変換することができます。空白の場合は変換されません。入力した単語はブラウザに保存され次回から選択できるようになります
1 /
目次
登場人物紹介 ” _
※この作品にはイジメや鬱描写を多く含みますので苦手な方は閲覧をお辞めください
---
記念すべきいっこめのシリーズだああ
『ウルセェ、少しは黙れ』
あっ、スイマセン
よくでてくる登場人物
東雲彰人
ある出来事によりイジメられるようになり
それがきっかけで冬弥や司達に見放され、精神を病んでしまう
精神を安定させるために自傷行為やODに依存して壊れてしまった
青柳冬弥
ある出来事がきっかけで彰人のことを軽蔑していたが
壊れてしまった彰人に恋愛感情を抱く
ただし、””壊れた彰人””が好きなので平気で自傷行為を勧めるほど歪んだものになっている
東雲絵名
彰人のことを凄く心配しており 信頼されているためよく一緒にいる
彰人の前では一人称が「お姉ちゃん」
桃井愛莉
絵名と同じく彰人のことを凄く心配しており
依存から抜け出せるよういろいろしてくれる
え?この設定某小説書ける系アプリ(サイト)で見たことあるって?
作者の名前が〈 るかとあ_ 〉なら同一人物なので深く考えないでください
世界線は冬弥と彰人のとおりです
今回はR12指定ですが次回からゴリゴリR18なので
それじゃ
---
一話 ”_
.
刃物を使う、暴力等過激な描写を多く含みます
.
周りが怖くて、学校に行けなくなって、
皆に見放されて、なにをするにも””声””が聞こえてきて、、
『__どうして、こうなったんだっけ…__』
---
--- 数週間前 昼休み ---
---
「あれ、、このフィルム全然取れない……」
『暁山、何してんだオマエ』
「弟くん、 いやぁ、、新しく買った本のフィルムが中々取れなくてさ~」
「、あ!弟くんこれ開けてくれない?」
『やなこった、自分で開けろっての』
「そこをなんとか、! 今ハサミ持ってなくて、、」
『教室行けばいいだろ』
「ここ弟くんの教室でしょ?今度パンケーキご馳走するからさ!」
『…そこまで言うなら、しょうがねぇな、、』
「ホント!?」
「多分このフィルム、素手じゃ取れないんだよね~」
『はぁ?、オレ今ハサミ持ってねぇし…』
『……誰かから借りてくる』
「はーい、これ本ね じゃあボクは待ってるよ」
『草薙、今いいか?』
「え、? うん、、大丈夫、だけど」
『ハサミとか持ってないか、?』
「ハサミ…、あるけど、、」
『なら貸してくれ オレ持ってなくてよ、』
「分かった、 はい」
『ん、サンキュ すぐ返す』
借りたのが良くなかったのかもしれない
それとも、その場で使ったから__?
ドンッ!
『ぅおっ、?!』
教室内でじゃれあってたクラスメイトの背中が腕にぶつかって、
ハサミを目の前に座る草薙に振り下ろす形になっちまった
サシュッ
「いたっ!!」
頬にハサミで傷がつき、 怯えた目でオレの事を見ている
傷が深かったのか頬からはたらたらと血が流れてた
『、ゴメン、! 草薙、大丈夫か?』
「ぁ、、うん、痛いけど平気、、」
「東雲くん、わざとじゃないでしょ?」
草薙は色々と察してくれたのか オレを責めるようなことはしなかった
『あぁ、、本当に悪い… 草薙、保健室に___』
「ちょっと! 彰人草薙さんに何したの!!」
『杏、!これには訳が、、!』
「草薙さん大丈夫?この傷どうしたの、?」
「あ、白石さん、、 えっと、これは…」
「彰人、そのハサミ……」
「そんなことする人だとは思わなかった、」
「草薙さん、行こう?」
『杏、待て!話を聞け!』
「話しかけてこないで!」
血の付いたハサミを持って血を流してる被害者の目の前に居たら、
そりゃあ誤解されるよな、
暫くして、この出来事は瞬く間に広がった
真実を知ってるのはオレと、草薙と、遠くから見てた暁山の三人
弁明しようとも、オレは周りから避けられてしまう
「ねぇ彰人、いつまで学校くるの?」
「草薙さんの事刃物で傷つけた癖によく平気な顔して来れるね」
『……、』
「東雲くん、わたしは__」
「草薙さん、話さなくていいから、!」
「こっちで一緒に私と話そう!」
この調子で草薙達ともまともに話せなかったっけ
「あ、そうそう 彰人、」
『んだよ、』
「放課後、私と一緒に来て、 それじゃ」
『……拒否権は無いんだろうな』
---
--- 放課後 ---
---
『言われた通りついてきたけど?』
この時、確かこはねと冬弥も居たな、、
こはねはよく分かってなさそうな顔してたっけ
「……簡潔に言うね、もう私達と関わらないで、ユニットも抜けて」
『、、は?』
「彰人は草薙さんに酷いことをした、」
「そんな人を私達のユニットに置いておけない」
『あれはワザとじゃ、、』
「草薙さん怖かったって言ってたよ?」
「というか、ワザとじゃなかったら何?彰人の周り、誰も居なかったけど」
『……ッ、 イヤ、教室でじゃれあってたヤツらに押されて、!』
『冬弥はオレの事信じてくれるよな、!』
バシッ、
『へ、、?』
この時、冬弥に叩かれて、、
「近づくな」って言われたのだけは覚えてるな、、
あとは、司センパイとか、杏の名前が出た気がする
軽蔑された目で淡々と何か言ってて、
それがスゲェ怖くて、暫く、動けなかった、
---
『……、冬弥に何言われたんだっけ、』
『もう分かんねぇ…』
思い出しちゃったから、クスリ飲まなきゃ、、
『__んぐ、、けほっ、__』
『これで、また忘れられる、、』
…寂しい、絵名とお話したい、、
今、買い物行ってるんだったな
『絵名、いつ帰ってくるんだろ、』
.
.
人って、嫌な記憶を思い出さないよう脳が消すことがあるんだって
冬弥に軽蔑されたのが物凄く嫌だったんだろうね(凄い他人事)
.
二話 "_
.
リスカ、暴力等表現を含みます
.
なんだか気持ちよくなってきた、♪
クスリ飲んでから少し経ったのか、、?
__「ただいま~!」__
『絵名帰ってきた、!』
コンコン、
「__彰人ー、お姉ちゃん入って良い?__」
『ん、良いよ』
__ガチャ__
「彰人ただいま、 寂しくなかった?」
『ちょっとだけ、』
「、遅くなってごめんね」
『平気、! ちゃんと帰ってきてくれたから、』
「ふふ、今の彰人は甘えたさんだね」
『そうか、、?クスリ沢山飲んだからかも』
「ふーん?彰人、愛莉との約束は?」
『あ……、』
『でも、やなこと思い出したから、、 楽になりたくて、』
「……そっか、彰人なりに頑張ってるんだもんね」
「そうそう、今日は彰人にお客さんがいるの」
お客さん、? 草薙か、暁山のことかな、、
「冬弥くん、入っていいよ!」
は、? 今””冬弥くん””って言ったか?
アイツが?なんで、、? でも、もしかしたら……
「あ、失礼します、、」
「そんなかしこまらなくてもいいのに」
「、お姉ちゃん部屋戻ってるよ 二人のほうが話しやすいだろうし」
『、絵名………』
「大丈夫、冬弥くんは酷いことするような人じゃないでしょ?」
「だからそんな不安そうにしないの」
「じゃあ冬弥くん、私部屋にいるからなにかあったら呼んで!」
「はい、わざわざありがとうございます」
パタン、
『冬弥、やっぱオレのこと、!』
「……__はぁ、__」
「絵名さんに””来ないか””と言われたから来ただけだ」
『へ、、?』
「、本当は来たくなかった」
「というか、ずっとベッドに居るのか?」
こっち来る、また叩くの、?
『ッ、近づくな、』
「何故だ?」
『前、冬弥の近く行ったら叩いただろ、』
「そうだな、 また叩いてやろうか?」
腕、凄い力で掴まれてる、 痛い、怖い、、
『やば、きもちわるぃ、、』
沢山クスリ飲んだせいかな、急に気持ち悪い、
吐きそう、、 くるしい、
『っ、、げほ、お゛ぇ』
__びちゃ びちゃ、__
「、!?」
『ぁ…、 ごめ、なさ、』
あれ、なみだでてくる、何で、、
「気持ち悪いのか?」
「…__周りを見るに、これが原因だろうな__」
オレのクスリ、、! 返して、!
手のばせば、、、
[ 触るな ]
『ひ、、っ』
[ こうなるなら来るんじゃなかった、 ]
『あ、、やだ、やだ』
『オレまだ冬弥のこと信じてるのに、』
「__…幻聴か、__」
「彰人、どうしたんだ?」
『冬弥のヤな声きこえてくる、、』
「そうなのか、可哀想に、、」
『えな、えな呼んでくれ、!』
「、嫌だな」
「その代わり、一人で解決できる方法を教えよう」
頭の中うるさい、、 もうなんでもいいから早く消したい
『、はやく教えて』
「分かった、まず片方の手の平を上にする、」
「次に手の力を抜く、 できるか?」
腕は冬弥がもってくれてる、、
『こう、、?』
「嗚呼、そうだ」
「そうしたら、もう片方の手でカッターを握って手首を………」
サシュ、サシュッ、
『ぁ、、』
「どうだ?」
『頭の中、静かになった、、』
「、これなら一人でもできるだろう?」
『うん、ありがと』
「そろそろ帰る」
「教えたのは絵名さんに秘密だからな」
『え、もう帰るのか、?』
『また来てくれ 次は、体調直すから…』
「……分かった、」
『冬弥、またな』
ガチャ、
やっぱ、冬弥はオレのこと見放した訳じゃなかったのか
その場に杏がいたから、 従っただけで、 きっと、きっとそう
__たったっ、__
「、さっき冬弥くん帰った? 一言くれれば良かったのに…」
「って、何よこの有り様!?」
「気持ち悪くなって吐いちゃったの、?」
『………、』
「こーら、目を逸らさない」
毎回絵名が対処してくれるから、流石にもう、悪いな…
『、? 腕じっと見てどうしたんだ?』
「…彰人、もしかしてリスカした?」
『えっと、?』
「その血まみれの腕にカッター、そうでしょ?」
『これ、リスカ…なの?』
「は、、?知らずにやったの、、?」
「まぁ、最初ってみんなそうだもんね、、うん」
「今回はいいや、とりあえず腕出して」
『はい、』
悪いこと、だったのかな、、
.
続き浮かんだら書くので不定期更新です
夏休みの課題やらなきゃ
.
三話 ”_
『昨日 絵名、どうしたんだろ、、?』
何か言いたそうだったけど、
「………__きと__…彰人、!」
『っ、?!絵名っ、オマエいつから、!』
「さっきから呼んでたし居たんだけど」
『あ…、ワリィ、』
「、、もしかして、昨日のことについて考えてたの?」
『まぁ……』
「訳も知らず責められたらそうだよね、、」
「あの時は彰人の様子がやばかったから、説明してる暇がなかったいうか………」
「お姉ちゃんはもう気にしてないからね」
良かった、、 そこまで悪いことじゃないのか、
悪いことなら冬弥も教えるはず………、
「あ、でも愛莉には報告したから」
『え?』
「安心した顔してたけど、お姉ちゃんが気にしてないだけでダメなことだから、」
「ダメなことは愛莉に報告する約束でしょ?__””お薬沢山飲まない””って約束も破ってるし、、__」
『……はい、』
「学校終わったらすぐ向かうってさ」
桃井さんが絡むほどの悪いことだったんだ、
なんでそんなことを、__
---
--- 放課後 ---
---
「愛莉もうすぐ家つくって、」
『…、』
「、何が嫌なの」
『、、絶対、怒られるから、』
「当たり前でしょ?彰人には体大事にしてほしいし」
「あ、ついたみたい お姉ちゃんちょっと迎えに行ってくる」
『分かった、』
イヤ、だな、、
怒られたくない、
__たったっ、__ __ちょっ、愛莉待って、!!__
バタバタッ
「彰人くん、!!アンタリストカットしたってバカじゃないの!?」
『ひっ、、あ、えと、、』
「自分の体くらい大事にしなさいよ!」
ぁ、、桃井さん怒ってる…、
「傷付けて、それが癖になって、今以上にひどい状態になったらどうするの?」
「腕以外のところ切って、足とか、身体が動かなくなったらどうするの!?」
「そのまま死にでもしたら、、っ どうするの、?」
「愛莉、落ち着いて!」
桃井さん、オレのためにこんな怒ってくれる
泣きながら、いっぱい怒って、、
「これ以上道を間違えたら彰人くんどうなっちゃうか絵名だってわかるでしょ!」
「そ、それは、、」
『__ぇぐっ__、ごめ なさ、っ』
『、そんな 、あぶなぃ ことなの、 しらなくっ、て、』
「…これからはしないこと、約束できる?」
「ただでさえオーバードーズしてるんだから、これ以上の自傷行為は壊れちゃうわ」
『__ひぐっ、__ん、でき る、』
「次はちゃんと守って頂戴ね」
「彰人、なんでこんなに弱くなっちゃったんだろ、」
「前は、弱音も吐かないし、涙すら見せなかったのに、、」
「反動みたいなものじゃないかしら、?」
「それほど、仲間に、相棒に裏切られたのが精神的にキツかったのよ」
腕切ると楽になれる、、でも、そのかわりオレがボロボロになる、、
冬弥はオレにいいことを教えてくれたんだよな、、?
『桃井、さん、、』
「あら、?彰人くん、どうしたの?」
『その、””リスカ””って何ですか、?』
「そうね、、簡単に説明するなら刃物で手首の皮膚を切ることね」
「彰人くんのしているオーバードーズと同じで""自傷行為""に分類されるわ」
『自傷行為、、』
「本当はオーバードーズも絶対しちゃいけないことよ」
「お姉ちゃん達が気づいた時にはもう依存しちゃってたから、、」
「だから、彰人からしたら辛いことだけど 飲む量減らしてるもんね」
『うん、、』
「最近は少しずつ我慢できてるからとっても偉いわよ!」
『ほんと、ですか?』
「えぇ!わかりにくいけどちゃんと我慢できてるわ」
なら、冬弥にも元気な時に会えるかもしれねぇ、
頑張らないとな、、
「そういえば、昨日冬弥くんと会ったって聞いたけど、、」
「どうだったの?」
『えっと、前と、変わらず話せました、 また来てくれるって、、』
『オレのこと見捨ててなんかなかったんです、!』
「…そうなのね、」
__「もしそうなら、何でもっと早くに彰人くんを尋ねなかったのかしら、、」__
『桃井さん、?』
「あぁ、気にしないでちょうだい」
「ぁ、そうそう 彰人くんが嫌じゃなければ腕、見せてくれる?」
『?、別にいいですけど、、』
、、腕、じっと見てくる
どこかおかしかったかな、
「彰人くん、押したり触ったりして痛い?」
『全然、痛くないです』
「そう……、__おかしい、、付けた傷が浅いわ、__」
「リストカットをするまでに何があったの?」
『、たしか、冬弥がオレのこと貶してくる声がきこえて、、』
『クスリ、冬弥に取られて、、それで………』
「え?彰人そうなの?」
「いつも幻聴聞こえてくるとき、お姉ちゃんのところ来るよね、」
「そこも引っかかるわね…、」
桃井さん、難しい顔してる?
何かあったのかな
「絵名、彰人くんが最初にオーバードーズした時、何錠飲んだって言ってたかしら」
「えーっと……、あるだけ飲んだって言ってたからー、、」
「たしか10何錠とか飲んでたはず…」
「………、やっぱりおかしいわ」
「え、愛莉どうしたの」
「表面に刃を軽く滑らせただけで傷がまったく深くないのよ」
「躊躇しないタイプなのにこれは信じられない、」
「…なるべく疑いたくないけど冬弥くんのこと、警戒しておいた方がいいわ」
『っ、!』
『オレがやったから、 冬弥は……止めてくれただけ』
桃井さんはきっと、オレを心配して言ってる
でも、、もし冬弥が教えてくれたってバレたら、きっと会わせてくれなくなる
「…、わたしには何とも言えないわ」
「ミーティングがあるから、そろそろ帰るわね」
「あ、そっか 急に来てもらってごめんね愛莉」
「いいのよ!彰人くん、今度こそ約束だからね?」
『分かってますって、』
「それならよかった! じゃ、また来るわ」
「バイバイ愛莉」
冬弥は、冬弥は変なことなんか考えてない
オレが早く良くなるように教えてくれてる、、だけ、
.
愛莉ちゃん怒らせてるとき、不覚にもなみだが、、
今回は緩めだったね
.