--- ねえねえ --- --- 貴方はだあれ？ --- --- この世界のひと？ --- --- そっかあ ⋯ 違うんだね 。 --- --- じゃあもう君は帰れないかも --- --- ごめんね --- --- 特別にまた新しい世界へ送ってあげる --- --- 君の前世では人気の乙女ゲームだったらしいね --- --- え？知らないって？ --- --- まあいいよ 。 --- --- 君の役目はこの乙女ゲームを --- --- “　完全攻略することさ　” --- --- はは 、頑張ってね！ --- --- 僕はいつでも君を見ているよ 。 ---

えっと 〜 ⋯ あの子 ⋯ だ ⋯ 誰 ⋯ ？？ なんかめっちゃ中性的な ⋯ ⋯ なんだっけ？ 乙女ゲーム 、 ⋯ ？ 攻略 、 しなきゃいけないんだよね？ なら私は「 ヒロイン 」⋯ ってこと 、 ？ 無理 ⋯ だってぇ ⋯ 恋愛経験ないのに ⋯ ！ ま 、 まあ ？ ヒロイン補正 、 期待しますか ⋯ ！ 『 ちょっと心配だけれども ⋯ 』 きっと 、 なんとかなるよね 。

『　う〜ん ⋯ 　』 な ⋯ なんか攻略法とか無いの ⋯ ？ 「　#名前カタカナ#ちゃ〜ん！！　」 「　朝だから起きて来なさ〜い！　」 え 、 あ ⋯ お母さん ⋯ てか今 朝なの？ 全然 昼とかだと ⋯ じゃあ起きるか ⋯ 『　はーい　』 「　ついでに制服にも着替えてらっしゃい！　」 『　あー ⋯ 　分かった 。 　』 これが制服だよね ⋯ ？ ふむふむ ⋯ 乙女ゲームの制服 ⋯ うん 、 可愛すぎますね　はい そろそろリビング行くか ⋯ 「　あ！#名前カタカナ#ちゃん 、 ごめんけど ⋯ 　」 「　この子たちと登校してくれない？　」 『　 ⋯ はぁ？？　』

「　この子達と行ってくれない？　」　 『　 ⋯ はぁ？？　』　 いやいや無理です 。 なんでこんな知らない奴らと ⋯ 『　嫌です 。 　』 「　 ⋯ そうよね 、 ごめんなさい　」 「　＿やっぱり 、 記憶喪失に ⋯ ＿　」 ⋯ なんて？？ 声ちっちゃ ⋯ 🐼「　え ⋯ っと ⋯ 　　　 じゃあ 、 俺達は行くね ⋯ 　」 『　へぇ 、 そっか 。 　』 別に君達に興味は無いもの 。 『　さよなら 。 　』 🐼「　 ⋯ ッ 　　　 そう 、 だね　」 🐼「　＿君は 、 変わってしまったんだ＿　」 ⋯ 私には届かないね 。