閲覧設定
    
    
    
    
    
        
            
        
        
            
        
     
    
    
    
    
    
    
  
 
    
        名前変換設定
        
            この小説には名前変換が設定されています。以下の単語を変換することができます。空白の場合は変換されません。入力した単語はブラウザに保存され次回から選択できるようになります
            
            
        
        
         
     
 
 
       
        1 /  
      
目次
 
    
        君の笑顔が見れるまで【上】
        
            ふぁんれたーまってます♡((
        
        
        注意
紫桃
R -18
オメガバース
♡♡♡♡♡
俺の彼女は Ω だった
でもそれが不幸だなんて誰も思わないくらい
俺らは仲が良かったと思う
隣にいて嬉しい存在で、明日も明後日もこれが続くと思っていた。
「 … ッ、番っちゃった…ッ゛」
苦しそうに愛想笑いをするらんに、
俺はどうすればよかったのだろうか。
隣においでと、暖かく包み込めば良かった?
病院に行こうと、冷静な提案をすれば良かった?
それでも好きだと、素直な気持ちを上手く告げれば良かった?
俺は…、
「 … そう、なんだな、はは … 、 」
俺は、乾いた笑い声を漏らすことしかできなかった。
それに合わせて歪んでいくらんの顔に
塗料を塗ったくったかのように赤く染まった頸に
取り繕おうと必死に体の震えを抑えている様子に
優しくなれなかった。
「 …ごめん、ほんと…ぉッ゛、いるまッ゛… 」
ただただ泣き喚くらんの背をさすろうと、
いるまは恐る恐る手を伸ばした。
パシン…__ッ!
刹那、痛々しい音が部屋に轟いた。
らんがいるまの手を払った音だと理解するのに、
大した時間は必要としなかった。
受け入れ難い事実を呑み込もうと、
必死にらんを見つめるいるまと
いるまと目が合わないように顔を背けるらんの間には、
昨日までお互いの躰を預け合っていた仲とは到底思えないような空気感が広がっていた。
        
            たのしい(*´꒳`*)