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これが本業
「わ、私のお金、、、」「、、、大丈夫ですよ、ライチ先輩、私も払います」「、、、私も払うわ」ここまでのあらすじは、前回〇人依頼を受けたみたらし社員が会議するにあたり、経理部長の弥都が個室をとってくれたが、それがすべて広報部長のライチのお金であるというところまで。そしてこの構図は茫然ととするライチを励ます新入スパイの澪と社畜の碧唯の図である。ちなみに碧唯は営業部だが部長が来ないのでほぼ一人で回してる。そしてこのメンツでは一番長く勤めている。よくこんな変な会社に勤められるなって?それはここを出たら物理的に〇されるからだ。務めたが最後である。ちなみにたまに払われる給料は大根三本。もうどうやって暮らせばいいのかわからないだろうが、みんな所属部屋の床に布団を敷いて寝ている。布団は貸し出されるし、暖冷房も効くので寝心地はそれなりに良い。まあその話は置いといて、その居酒屋に入ると、なかなか賑わっていた。「すみません、予約の怜城です。」とひしもちが仕事で使う名字を述べ、中に通してもらう。みんな飲む気満々だったが、澪は未成年だから飲むわけにはいかない。ちゃんと取り仕切らなければと半分呆れている。通された個室はなかなかに広く今いる15人近くの女を含めてもあと五人は入れる。大体こういう時にオーダーをするのは秘書の十和なのだが生憎(?)予定があるので自動的に澪の担当になる。各々が飲みたいドリンクと料理を注文し、いざ会議をするのだがやっぱりそこはみたらし。独自の隠語を使って話す。それは話の途中でおいおい解説しよう。「さてっと、、、こんかいのもち案件は澪でいい??」と、取り仕切ったのはライチ。そしてもちとは〇す担当みたいなもので、跡形もなくつぶれるからもち。「いいよ~」と専務の琴実が言ったので、そこから全員満場一致の賛成になった。「あと、今回の取引先はラムネ商業の社長。もちろん男性で女遊びもひどいらしいよ。」「「「「「「「うわっかっす」」」」」」満場一致であだ名はカス134号になった。取引先とは〇す相手のこと。社員がみんな女の子なので、女の子を大事にしないやつは容赦なくカス認定されるのだ。正直澪的には一番〇しやすいので楽だったが。「失礼しまーす」というかわいらしい声を上げてこの居酒屋のバイトの女の人が入ってきた。各々が頼んだドリンクを確認しながら置いていき、「お通しのほう失礼します」と、お通しを持ってきた。タコ吸ポン酢。澪の大好物である。ごゆっくりーと言いながらバイトさんが出ていくのを見送り、澪は小声でいただきますとつぶやいた。お通しを一口。もう一口目で明らかにおかしいことに気が付いた。「莉里」「どうしたの?澪ちゃん」「このお通し食うてみ」「?うん・・・」莉里が一口。途端に険しい顔になった。「・・・把握」「弥都」「どーした?」「あなた分かって連れてきたね?」「・・・本職なめんな」「感謝するよ」さあ鋭い方は薄々感づいているだろう。「「ここはラムネ商業管轄の居酒屋だね?」」「正解、〇して来ていいよ」「いや、今はやめとき?人多いわ」と碧唯が言った。目は悪いが耳がいいのだ。「あと二組いる。その人たちが出てからが決戦。餅にするのは澪、莉里、ライチ。血拭いは私と弥都、MSTで行こう。あとの人は各々のカバンに食材全部入れて帰って。」「「「「「了解」」」」」」
皆様、くれぐれもみたらしが最恐マフィアであることをお忘れなく。