公開中
今までありがとう。大好きだよ
--- 数週間後 ---
--- いれいすとシクフォニが揉めてから何週間たった。 ---
--- でも、月さんの対応は変わらず ---
--- シクフォニメンバーにかばってもらえるように動いている。 ---
--- 自分にだけ被害が来ればいいと思っていたが、 ---
--- とうとうメンバーまで巻き込んでしまった。 ---
ないこ「#名前#〜!!合唱の音源って編集終わった?」
#名前#「ちょっとまってね。ない。ない。何処にも」
If「ほんま?」
悠佑「ちゃんとそのフォルダに入れたんか?」
#名前#「うん。朝は有った。」
りうら「パソコンから目離した時間って有った?」
#名前#「トイレ休憩に行った五分間だけ。」
-hotoke-「パスワードかけてる?」
#名前#「ううん。」
初兎「そういえばさ、俺この部屋に行っとる途中で月さんとすれ違ったんやけど」
りうら「もしかして消された⁉」
ないこ「その線もありうるかもね。」
If「それでメンバーに紡希を嫌わせようとしとるんやろうな多分。」
#名前#「ごめん、なさい。本当にごめんなさい。」
初兎「別にええよ。多分俺のパソコンにも音源は入っとると思うし」
りうら「お昼買いにいこ〜!!」
-hotoke-「僕シュークリーム食べたーい!!」
--- あぁ、また迷惑かけちゃった。 ---
--- 月さんには虐められて ---
--- すたぽらには気を使わせて ---
--- シクフォニには煙たがられて ---
--- いれいすには迷惑ばっかり欠けて ---
--- もう、一回全部やり直したい。 ---
--- 死んでリセットしたら楽になるのかな ---
悠佑「#名前#はどうする?」
#名前#「私は良いかな。今お腹すいてないから。」
ないこ「じゃ、六人でご飯行くか!!」
#名前#「いってらっしゃーい」
--- 確か此処の近くには湖が会ったはず。 ---
--- そこに飛び込むか。 ---
#名前#「私もいくか。」
--- 確か〇〇ってショッピングモールの前だよね。 ---
--- 地図見ながら行くか。 ---
#名前#「ないくんたちにはメッセージ残していこうかな。」
--- カタカタカタ ---
--- これでよしと。これで心置きなく泳げる。 ---
--- 数分後(湖についた) ---
--- やっぱ人多いな。 ---
--- ショッピングモールの前だからかww ---
--- 家族とか友達と来てる人が沢山 ---
--- あぁ、私にはそんな人居ないから関係ないか。 ---
--- 今までありがとう。大好き。 ---
--- 「#あだ名#‼/#名前#‼/#あだ名#ちゃん‼/#名前#ちゃん‼」 ---
--- 飛び降りた瞬間大声で名前を呼ばれた。 ---
--- 橋の上にいれいすメンバーが居るのかな? ---
--- それを確かめる間も無く私の体は湖に放り出された。 ---
--- 湖の中じゃ、音も何も聞こえないし感じない。 ---
--- だけど自分の体がゆっくりゆっくりと ---
--- 冷たく深い湖の底へ落ちて行く感覚は有った。 ---
--- 人間ってのは生死の危機を感じると"走馬灯"というものを見るらしい。 ---
--- 大事な人を残して見る走馬灯は決して良いものじゃないだろう。 ---
--- そう思った時、私の意識はぷっつりと途絶えた。 ---