公開中
#04
--- ある日の夕暮れ ---
松平家之墓
「…本当に最低で最悪な家族だったな」
と言った後墓のところにバンクシアを置いて去っていった
---
「ねぇ例の書類どこに置いた?」
と音葉が言った
「それならここにあるで」
「んおおきに」
と言った後保科は
「そういえば音葉ちゃん線香の匂いするけどどないしたん?」
「…家族の墓参り」
その後保科はふぅんと言った
--- 翌日 ---
「なぁ市川」
「なんですか先輩」
と少し眠そうに答えた
「音葉師団長ってどんな人なんだ?」
「はぁ!?先輩この前会ってましたよね」
「まぁそうなんだけどよぉ俺らの名前を呼ばれたことないよなって」
と言ったら市川はこう言った
「それは彼女が|相貌失認《そうぼうしつにん》だからですよ」
「そうなのか」
「えぇまぁでも付き合いの長い保科副隊長も安代隊長の名前も稀ですが間違えますからね」
と言った後カフカはなんか大変そうだな
---
「お!音葉師団長!どうも」
「?えぇと誰だっけ」
というとカフカは俺ですカフカですと言った
「あぁおっさんかぁどないした」
「あの音葉師団長に聞きたいことがあるんですが俺たちってどう見えてるんですか」
「?あぁ顔のことか」
と言った後うんと考えた後こういった
「隊長とモンブラン好きの2人は普通に見えるけど他の人はボヤけて見える」
と答えた
「そうなんすね」
「んまぁ何回か会えば顔も名前もちゃんとはっきりするよ」
--- 昼過ぎ ---
オペレーション室
「あ〜も音葉師団長ここで寝ないでください!」
「…大丈夫大丈夫こう見えてちゃんと音拾ってますよぉ」
というと小此木ははぁと大きなため息をついた
終