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蛍光灯が、ちか、ちか、と点滅した。
蛍光灯が、ちか、ちか、と点滅した。
ひた…ひた…ひた…
狭いクローゼットの中、足男が近づいている
キィー…ガタン。
キィー…ガタン。
ひた…ひた…ひた…
このかくれんぼは、いつまで続くのか。
ひた…ひた…ひた…
………ガシャン
「いなくなった…?」
そっと、クローゼットを開ける。
`いる`
まだ6.7歳ぐらいで、ニタァと笑い、首を90度に曲げる**あいつ**…隠れん坊が。
こちらに気づくと**あいつ**は、おぼつかない足取りで、こちらに向かってきた。
「あ…あ、あ……」
どうにか出る声は、とても弱々しかった。
逃げることが、できない。
足が、動かない…
「`みーつけた。`」
`絶叫`
蛍光灯が、ちか、ちか、と点滅した。