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転校生の推しと秘密の契約
こんにちは、lilyです。.:*:・'°☆
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私の名前は|原田美月《はらだみづき》。
都内にある私立高校に通う2年生。
少し裕福な家庭で育ち、
頭も良いため表では清楚キャラを演じているが、
裏では生粋のアイドルオタク。
あの日までは普通に過ごしていたけど…
「今日は転校生が来ます」
朝の会で担任が意外なことを言う。
入ってきた男子生徒を見た瞬間、既視感があった。
「|城崎礼王《しろさきれお》です。よろしくお願いします」
もしかして最近オーディション番組で見てハマっている、
もうすぐデビュー予定のアイドル、PrinceのLEO?
まさかの展開に心臓がドキドキする。
「あのっ、えっと…PrinceのLEOくんですか?」
放課後の教室、残って勉強していた彼に声を掛けてしまった。
「えっ、知ってるの?ありがとう」
私だけに向けられた優しい笑顔に胸が鳴る。
「じゃあこれは、二人の秘密ね?」
唇に人差し指を当てた彼の顔が近づく。
動揺して手に持っていたファイルを落とした。
「…原田さんって、学年1位?」
開いて成績が見えてしまった。
「まぁ…」
「お願い!勉強教えて」
推しと接近しちゃっていいの?
だけど忙しくなる彼を助けたい。
「分かりました。なんでもするので頼ってください!」
「じゃあよろしく。タメ口でいいよ、美月ちゃん」
てゆーか私の名前覚えてるの!?
嬉しいくて舞い上がりそうだけど、ガチ恋はしちゃいけないよね。
「今日の放課後、一緒に勉強できる?」
彼と約束した図書室に向かう。
「美月先生、お願いします」
メガネ姿がメロい。
数学を教えるけど、肩が触れそうで集中できない…!
「美月ちゃんって、Prince好きなの?」
休憩時間に聞かれてドキッとした。
「うん、オーディション見てたから」
「推しはいるの?」
「えっと………………__LEOくん__」
本人に言うのは恥ずかしくて俯く。
「マジで?じゃあファンサしてあげるよ」
そう言うと頭に手を置かれた。
「今日はありがとう」
「……っ!?///」
全身が熱く真っ赤になる。
「それは反則です…」
ふらついた瞬間、肩を支えられた。
「大丈夫?」
__「大丈夫ですっ!でもそれは反則じゃないですか!?ただのファンなのにそんなことしたら勘違いしちゃいます!」__
早口で喋っちゃった!
オタクすぎて引かれる?
「ははっ、美月ちゃんって面白い」
「えっ?」
「じゃあ契約しよ。勉強を教えてもらう代わりに、ファンサする」
そう言って小指を絡めた。
「あれはヤバいー!!ガチ恋不可避だよね!?」
部屋のベッドで叫んだ。
アイドルに恋しても叶う訳ないのに。
でも本当は最初から分かってた気がする。
礼王くんが好き。
ご覧いただき、ありがとうございました🙏
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