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僕はみんなと違うのかな
僕の頭の中は、いつもお祭りの花火が打ち上がっている。
次々に気になることが弾けて、じっとしていられない。僕は「ADHD」というものらしい
起きたらまず、窓を開けて、
おはよう!と叫ぶんだ。
そして、学校に行く!
学校に行ったら、大好きな|健《たける》と|優成《ゆうせい》に会える!!!
あっ、二人だ!
「健、優成、おはよう!」
挨拶をする。
でも、二人とも無視してきた。
もういちど大きな声で叫んだ。
「たける、ゆうせい、おはよぉーーーーーー!!!」
やっぱり、二人とも無視だ。なんかあったのかな?
でも、僕には気にならない。だって、他のいろんな楽しいことが僕の頭の中で花火みたいに弾けるから。
学校が始まっても、僕はじっとできない。
がまんもきらいだ。
先生がなにか言ったら、つい、叫んじゃうんだ。
だから僕は、毎日廊下に立たされる。
でも、僕には気にならない。だって、他のいろんな楽しいことが頭の中で花火みたいにうちあがるから。
廊下から見える空は青くて、雲がいろんな形に見えて楽しい。
しばらくして、教室の中からみんなの楽しそうな笑い声が聞こえてきた。
健と優成の声もする。
僕はそっと、教室のドアの隙間からのぞき込んだ。
みんなで輪になって、僕の知らないゲームの話で盛り上がっている。
そこには、僕の入れない、静かで穏やかな「普通の国」があるみたいだった。
僕がいくら大きな声で叫んでも、ジャンプしても、あの輪の中には届かない。
誰も僕を見てくれない
頭の中の花火が、急にスーッと消えていくのが分かった。
急に静かになった頭の奥で、胸がチクリと痛む。
先生に、お母さんに、お父さんに、友達に、
言われたことを思い出す
「みんなみたいにしなさい」
「じっとしとけないなんて、異常です」
「変なやつ!話しかけないでよ!」
僕はみんなと違うのかな。
でも、こんな僕には分からない
ADHDの人目線で書きました。
これで多くの人が気付けるといいな