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童話学園 第3話。
今回は別の人との絡みをやるぞぉ
今日は先生に、雪の学校案内を任された。
「楽しみだなぁ」とワクワクしている雪。「そうだ、茜ちゃん、おーい」
「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁい」
「元気がよろしい」グレーテルが茜ちゃんを呼んだ。「学校案内、一緒にしてくれない?」「もちろんやる!」
「それで、ここが第2理科室」「今あらためて回ってみると、この学校広いね・・・」
この量の教室を覚えているグレーテルと茜ちゃんはすごい。私も一部知らなかった教室があった。
「学校広いし、ちょっと図書室で休憩しようよ!」茜ちゃんがすぐそばの図書室を指差す。「え、今放課後だよ?入って良いのかな・・・」「あたしは図書委員だから、一応その権限で鍵を開けられるんだよ!」
茜ちゃんが学生証の入った赤い定期入れをピッ、とかざした。
「学校広いねぇ」ふぅ。と雪がため息をつく。「同感・・・」と私も水筒のお茶を一口飲んだ。
「1年生もA組とB組とであるしね。私は体育祭が楽しみ」グレーテルが少し補足してくれた。「体育祭?」雪が不思議そうな顔をする。「あ、言ってなかったね。体育祭は全クラス対抗でリレーとか玉入れとか障害物競走とかやるから、それが楽しみなの。ちなみに私が一番好きなのは借り物競走だね」「借り物競争!?漫画でよく見るやつだ!どんな事をするの?」「道の途中に落ちてる紙に借りてくるものがあって、それを一番早く借りてきてゴールした人が1位。去年は私テニス部の人って言われたの」あのときグレーテルが人を引っ張って走ってたのを思い出す。
「あたしは宝探しが一番好き!」遠くから茜ちゃんの声が聞こえる。ついでに蔵書点検をするのだそうだ。「宝探し!?面白そう!」これにも雪が食いついた。「宝探しはね、学校中のいたる所に金貨がたくさん隠されてるの、制限時間内にゲットした金貨の数と交換でお菓子とかもらえるんだよ!チームを組んでもやっていいらしいから、来年はあたしたちと一緒に組もうよ!」「賛成!」とグレーテルが言う。
「アリスの好きなのは?」雪が問う。「あー、私は運動神経悪いから体育祭苦手なんだけど・・・強いて言うなら綱引きかな」「あー、綱引きね〜」
「あれー?」その時、茜ちゃんの不思議そうな声が聞こえた。「茜ちゃんどうしたの?」「ちょっとこっち来てー!」3人で茜ちゃんの声が聞こえた本棚に行く。
「ここ見て!このシリーズ、本が一冊抜けてるの」12巻、13巻、14巻・・・15巻だけが、一冊抜けている。
「誰かが借りたんじゃないの?」「ううん、図書室の本は来週まで全部あるはずなの、先生に返してって言われてみんな返したでしょ?」確かにそうだ。「じゃぁ、誰かが返さないまま持ってるってこと?」「そうだね・・・んで、あたしもパソコンで貸出記録を見てみたんだけど」茜ちゃんが手にしていたパソコンを私達の方に向ける。「この巻借りた人、ちゃんと本を返してることになってるんだよね」「ほんとだ!」
15巻は返された設定になっている。「てことは・・・」「この広い図書館の中にあるかもしれないの」
茜ちゃんが広い図書館を見回す。
「探そうよ!」雪が言った。「4人で探せばすぐ見つかるよ!」「・・・そうね!」「探そうか・・・!」
「みんな・・・!」茜ちゃんが嬉しそうに声を震えさせる。
「よし、じゃぁ全員で探すぞ!」「「「おー!」」」
補足としては、童話学園の学生は学生証を持ってて、それがカードキーの代わりになってる感じです。
持ち方は人それぞれで、茜のように定期入れに入れてる人もいれば、制服のポケットに入れてる人もいます。