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覇王への道
うわーーーーー!!!!!
あたりに怪しげな煙が舞い上がる。それは赤に、青に、変化して。やがて______
「…グレーターデーモンが一柱、アリア・ロジック。召喚の儀により参上致した」
煙の晴れた先にいたのは青黒く光る黒い角を持った悪魔。にたりと笑うその顔は、ひどく不気味で、美しくもある。
「さて、アナタ、ワタクシに何を願いマス?」
その双眸が、三日月に歪む。それを向けられるのは、わたし。
「わた、しは、」
「愛されたい」
「ハァ?」
「あい、されたいの」
叶えて、とわたしは目の前の悪魔に願う。
「バカなんデス?んな願いのためにワタクシほどの悪魔を?」
顔は笑顔のままだが、声は少し不機嫌そうだ。証拠に、手に握られている契約書の紙は少し皺が寄っている。
「そう。わたし、愛されたいの」
だが、関係ない。わたしはただ目の前の悪魔に願う。
「……盲目的デスネ」
「デスガ…つまらないデス」
そう言って、アリアという悪魔は嗤いながら契約書を破り捨てた。はらはらと舞う紙が、契約する気もないと表している。
「…、そう」
その契約書がどこから出てきたのかも、なぜ叶えてくれないのかもわからない。けど、でも、わたしは
「あなたを呼び出すために、こんなに頑張ったのに」
月明かりが、あたりを強く照らす。わたしの後ろにある赤、赤、赤。
「…!」
月光にあてられた肉塊は、物言わず血をてらてらと輝かせる。
「アナタが…、ソレを…?」
笑顔は変わらず、悪魔は少し驚いたように声を上げる。
「そう、わたし」
そう、少し口元が釣り上がるのがわかった。
「ほう……つまらナイと思いましたが……案外悪くないかもデスネ」
呟きながら、悪魔はにたりと笑った。
「いいでショウ、少し、アナタのショーに付き合ってあげますヨ」
月光が悪魔を淡く照らしていた。
短いねーーー!!好評だったらシリーズにするかもです。