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舞台
ガラガラという音を立てて扉が開く。閉店の片づけをしていた店員たちは驚いてこちらを見た。私たちがあのお通しで死んだと思ったからである。みたらしがそんなんで死ぬものか。腹が立つ。開発部、天才殺人鬼の澪の隣に同じく開発部、劇物の莉里と広報部長、一級拷問師のライチがいる。みたらしで相手に回してはいけない人たちの象徴のようなものだ。続く沈黙。相手が一発、撃った。一番背の低い澪めがけて。澪はその弾丸を軽くかわすと、何かを投げた。その直後、発砲した奴は膝から崩れ落ち、頭を地面に勢いよくぶつける。死んだのだ。「、、、何投げたの?」と莉里が聞く。澪は当たり前だとでも言わんように「クナイだけど?」と不思議そうな顔をした言った。莉里はあきれたような顔をすると、「まさかずっと持ってるの?」と聞いた。今度こそ澪は「当たり前じゃん」といった。何が当たり前だ。澪は従業員たちに向き直ると「いいの?反撃しなくて。大事な戦力一人削がれたんだよ?」とさも不思議なものを見るような目で言った。また一発、相手から放たれる。それはライチに対してのものだった。それをしゃがんでよけると、相手の心臓めがけて銃を撃つ。見事に当たった。「はーい二人目~さてさて、そろそろやばいんじゃない?」その言葉の直後、弾丸が雨のように三人に降り注いだ。しかし、びくともしない。莉里はごみを見る目を相手に向けた。「もうこいつら殺していい?」澪とライチは答える「「どうぞご自由に」」その言葉の直後、ここにいる相手は全滅した。即効性のある毒を含んだ針を、全員の腕めがけて発射したからだ。もちろん命中した。あっけないったらありゃしない。澪とライチは食材組と血拭い組に声をかけ、社長に電話した。しかし、電話に出たのは社長じゃなかった。「た、助けてください、社長が拉致されました、、、!」
その声は秘書の十和だった。
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