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Prolog
―本体奏者視点―
奏者(本体)「……はぁ。」
ふと、奏龍を思い浮かべてため息をつく。
死体回収という名目で行かせたのに、9人も傷つけたし、そのうち6人は死んでるし………
流石にやりすぎということで、花ちゃんにおしおきしてもらうことにした。今、奏龍を捕らえたところかな。
花雨「奏ちゃん!奏龍捕まえてきたよ☆」
奏龍「何だよ!?早く離せ!」
噂をすれば。
振り返ると、花ちゃんが喚き散らす奏龍を鎖で捕らえていた。絵図が面白くて、笑いがこぼれそう。
奏者(本体)「絵図めっちゃ面白いけど、だーめ。奏龍はやりすぎだから、これからおしおきされてきて!」
奏龍「別に良いだろ元々デスゲームなんだし!?」
奏者(本体)「なら先に私か花ちゃんに言ってよ!」
からくる「何しテルの?」
奏者(本体)「からくる君!急だけど、特異体質を奏龍に!」
からくる「いイよ!」
奏龍「はァ!?聞いてな」
チョン
奏龍「!?……」
からくる君の特異体質―狂。触れられると奏龍も人間と同じ体になっちゃうんだよね~
花ちゃんはちょっと驚いた顔をしてから、「ありがと!」っていって、焦ったような顔をしている奏龍を連れて行った。
―花雨視点―
扉を開けて、薄暗い拷問室に奏龍さんを置く。
奏龍「お、おい…何する気だよ…!?」
抵抗していた時とは違って、怯えたような顔をする奏龍さん。
花雨「…拷問?」
ザシュッ
奏龍「い゙っ!?」
試しにナイフを作って切り付けてみる。ちゃんと痛がっているし、本来するはずの再生もしない。
…ここまで無力化出来るとは。
花雨「我慢してね~」
―本体奏者視点―
花ちゃんと会話した後、行った先には拷問器具が大量に置いてある。使い方はちゃんと覚えた。
次は、私の「もう1つの世界」からも人を連れてくる。
奏者(本体)「楽しみだなぁ…♪」
3つの世界線の民達
本当の地獄へようこそ。