公開中
# すち〈 4 〉
母 「 やっぱり すちは ママの子 ね 〜 ! 」
きらきらした目のお母さんが 、 大好きだった 。
そう言う時は 、 ぜったい 褒めてくれるから 。
らんらんが 産まれるまで
きらきらの目の お母さんしか 知らなかった 。
母 「 アンタなんて 一家の 恥よ ッッ ! 」
母 「 この出来損ないッ ! 」
母 「 期待はずれッ ! 産まなきゃよかった … ッ ( 泣 ) 」
らんらんが産まれて 、
きらきらの目は 見れなくなった 。
後に 、 あの目は 期待の眼差しで 、
俺への配慮なんて かけらもなかったことを知った 。
緑 「 らんらん 、 」
今日も俺は 、 らんらんの部屋に行く 。
桃 「 … あ ! にいちゃん ! 」
日に日にらんらんがボロボロになっていく 。
因みに 、 あのきらきらお目目は
俺への期待からで
俺への尊敬 は 一切なかったらしい 。
緑 「 はい 、 今日の分 」
親が少ししかご飯を 与えないことに気づいてから
俺は毎日 、 親がいない時間に ご飯を作って いた 。
ちゃんと らんらんが 大切 だったから 。
… いつのまにか 、 親は捕まっていた 。
紫 「 らんのせいだ…らんのせい… 」
瑞 「 … 、 ? 」
赤 「 ぅ゛わぁぁ゛ん ! ( 泣 ) 」
黄 「 おかあさんは 、 ? 」
家庭崩壊 状態で 、
気づいたら らんらんが 嫌われていた 。
そんなこと 、 あってはいけないんだと思う 。
だけど 俺は 弱いから
心の整理がつかないからって 家族を 避けて 、
らんらんを 避けて 生きてきたんだ 。