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ホワイトハッピー 二次創作
独自の解釈です!
みんな、まれつさんを推そう!
一気に神曲が知れるぞ!
ただ、あのMARETUさんの曲ですから!まあね?
一応R15とさせていただくっ
振り回されてばっかり。
なんでなの?
彼は、私を惹きつけるような言葉、容姿、態度で。
でも、本当は私を愛してもいなくて。全ては身体目当てかなんかで。
浮気性で。
それなのに、もう。
彼に洗脳され、依存しきった自分が居る。
でも、こんな最低な関係でも、続くと思っていたんだ。
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「なあ、俺達…別れない?」
「っえ……!?」
そんなありきたりな台詞。散々使われて、むしろ珍しいくらいの、そんな言葉が、今、私に向けて発せられて…いる。
彼曰く、「他に実は好きな人がいて」「もう付き合うって感じで」「ちょっと前からなんかなーって感じはしてたし…」
嘘、嘘でしょ………?
嫌だ嫌だ嫌だ。洗脳されても彼について行った。浮気を知っても彼を一方的に愛した。なのに、なんで?
思考回路が混線して、私はプライドなんてかなぐり捨てて泣いて縋った。
「わかった、じゃあ、最後一回だけね?」
そうじゃない、そんな事じゃない。
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(……もう、死のうかな)
彼のいなくなった部屋で意味もなく座り込んで、そう思う。
彼は生きがいだった。間違いなく。
彼のためなら誰だって殺せてしまう自信もある。彼は私の中の標準子午線のようなものだった。
(いや、いっそ、彼を………)
思考が巡る。
ただ、愛してほしかった。
ううん、それよりも…
私の一番になれるよう、彼にもそう行動してほしかった。
恋する私のように、脇目も振らず、一直線に恋に突き進んで来てくれたら…な。
まるでかつての、彼に向かう私のように。
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部屋の真ん中に座り込んだまま、奇妙な夢を見た。
彼が、動けない私を、弓で撃っている。下手くそで、全然当たらない。
でも、私は動けない。だから自然と彼の下手くそな弓矢が背中に当たった。
続けて、脇腹にも。
ああ、燃えるように、痛いなあ…
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目が覚めたら、よく分からないが、髪を振り乱した女性が包丁を振り翳していた。
「え…?」
困惑する私をよそに、彼女は気でも狂ったように喚き叫ぶ。
「あんた、彼は何処にいるのよ!それに、このアパートに住んでるってことは、彼の彼女の一人なんでしょ!?
さっさと死になさいよお!ねえ!!??」
「!」
どうやら、夢での痛みは嘘では無かったらしい。
脇腹と背中が、浅く、本当に浅く刺されていた。
命の危機を察知し、体が本能的に包丁を持った女性をかわす。
そのまま、包丁を奪い取り、床に押し付けた。
片手で彼女の首を押さえ、もう片方の手で、包丁を彼女の首の真上で構える。
「もういいわよ…私なんて、見た目が悪いから、誰からも捨てられて……
結局は生まれ持ったものなのね!で、やっぱりあたしは捨てられたってことなの?
もう嫌、あんたは「選ばれた」人間なんでしょ……?」
そして、信じられないことに、彼女は今までの力とは比べものにならない力を発揮し、私の手から逃れ…そして、自分から包丁に突っ込み、首を刺した。
「………!、しっかり!」
いや、もう分かっていた。
彼女は死んだ。
「馬鹿。私だって…………選ばれなかったよ………………」
涙が今更溢れる。溢れた涙と傷の血が混ざり、暗い部屋の中で鮮やかに光る。
彼女も、私とおんなじように、捨てられたのだろうか。浮気をしているのは知っていたが、複数人とは。
もう同情のしようもなくなった。
彼女の死体を前にして、私は決意した。
彼を殺して、自分も死んでやろう、と。
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しかし、何もしないでこのまま彼を殺しに行くのも少し癪に触ったので、冷たくなっていく彼女にしばらく手をあわせたのち、遺書とやりたいことリストを作る事にした。
何か書いているうちに、気持ちが変わったりするだろうか……
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・
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ダメだ、やりたいことが全然思いつかない。
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遺書を書くにも、何を書けばいい…?
私の人生は、彼に捧げたようなものだった。
私の幸せは、全て彼に取られた。取られたけれど、それでも、彼が好きだった。周りを振り払い、自ら一人になった。
だから、だろうか。今の私は、このリスト、この遺書みたいに、真っ白だ。
彼がいなくなった私は、空っぽで、真っ白で、幸せだ。
あははははっ!
殺しに行こ
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「なあ、やめてくれ………やめてくれ!!」
そんな、彼の嘆願が、まるで分厚い幕が隔ててしまったかのようにぼんやりと聞こえる。
ただ、私の頭の中にあるのは、彼に好いて欲しい、それだけ。
彼には私の一等賞でも取ってもらわないと。
なんて考えていると、奥の部屋から、綺麗な女性が出てきた。叫び声を聞きつけたのだろうか。
その女性が何か叫ぶ。私は、その顔を見る。
ハッとした。
なんて綺麗な顔なんだろう、なんて。なんて私とは違う天使のような存在なんだろう。
気づけば劣等感と嫉妬が膨れ上がった。
こいつか。
こいつに夢中になったから、彼は私を………!
私はまず綺麗な女を刺し殺した。彼女は肉の塊に変わり果てた。
そして、大好きな女を殺され、茫然自失の彼、大好きだった彼を、何度も何度も包丁の刃で抉った。
彼は謎のひき肉になった。
「あはっははっははっはははっははっははははっははははっはははっ!!!」
そして、遂に私は狂った。どうしようもない。やってしまった。もう後戻りはできないし、するつもりもない。
じゃあね。ばいばい。
こんなに私を狂わせた愛が、この世から、どうか、消えて無くなりますように。
そして、私の綺麗な死骸が肉達の上に重なった。
…午前3:40。
これを一人書き上げました。
いやなにこれ
書いた本人が思ってます。
一応ホワイトハッピー要素はところどころに入れてるんですが、あまりにも独自ストーリーを追加しているのと、素人考察なのとで、かなり印象は違うかもしれません…
なので、本家様をどうぞ、お聴きください。
まじでいいよMARETU様は。
ばいびる〜