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【曲パロ】 ヴィラン
--- Villain Side ---
手を繋ぐだけでゾッとされる。
なにかするたび、通報される。
そんな気分で、生きている。
そんな中、君だけは僕を僕としてみてくれた。
でも周りの奴らは僕が君を侵害するって言いふらしているんだ。
君は言った。「時々|狂う《クレイジーな》君が面白い。」と。
--- You 're Side---
いつもあなたに頼ってばかりだ。
あなたがどれほど忌み、嫌われているかを私は知っていた。
それなのにー。
それなのに私はあなたへLINEを送る。
『|〇〇《Mr.Crazy》くん。ごめん、公園に来てほしい。』
私は虐待されている。
いつも家を飛び出して、あなたに慰めてもらっている。
迎えに来て、My Hero。
--- Villain Side ---
『公園に来てほしい。』
君からのLINE。
彼女は虐待されている。
彼女はそれを隠しているつもりみたいだけど、知っている。
逸脱の性をまたひた隠す。
隠しきれていないのに、愚かだね。
ああ、いっそのこと殺してしまおうか。
彼女を傷つけるやつは許さない。
僕自身、傷つけられた事がある。
なぜ傷つける?
雄蕊と雄蕊じゃ立ち行かないの?
何でだめなの?お前たちに、何が分かる?
僕は君の下へと走る。
君が壊れてしまわぬうちに。
---
君と会って話をした。
君は幸せそうだ。
だけど、君に居場所はない。知っているんだろう?
僕が居場所を作ってあげるよ。
別に君のことが好きなわけじゃない。
でも、助けてくれた恩人だから。
僕は学校を休んで彼女の家に行く。
素晴らしき悪党どもに捧げよう。
骨の髄まで、『Villain』を演じてやるよ。
インターホンを押す。
ポケットに忍ばせたナイフを握りしめる。
彼女の親は僕のことを知らないはずだ。
僕も彼女の親を知らない。
顔も知らない誰かにとって、僕はもうVillainなんだね。
狂っていく。
ナイフの刃が肉を抉る。
誰も知られたくない僕の皮膚の下。
狂っていく。
僕は…俺は…
--- Villainだ! ---
主人公は二重人格。
『君』のときと『彼女』のときで、判別できるようにしています。
これは曲パロなのか?