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Ro
》 速報 です !!
黄 「 ? 」
》 政府 が た っ た 今 、 今日 から 丁度 1ヶ月後 、
》 世界 が 終わる と 発表 しました 。
黄 「 世界 ……… が 、 ? 」
》 尚 、 どのような 形 で 終わる のか は 不明 との 事です 。
》 繰り返し ます 。
僕 は 黄瀬 黄 。
上京 して から は 、 大学 を 通い ながら 路上ライブ を して 、
生活費 を 切り詰め 、 何とか 生活 している 。
いつか 大きな ライブ で できた ら な 。
なんて 叶う 筈 も ない 夢 を 見て 。
黄 「 ……… 嫌 、 だなぁ 、 」
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それから 約 一週間 後 。
テロ や 暴動 とは 無縁 だ っ た 日本 でさえ 、
世界 が 終わる のが 近づく に つれ 段々 と 増えて い っ た 。
無差別殺人 、 建物 の 破壊 。
死傷者 も かなり 出ていた が 、
自分 には 関係 ない こと だ と 信じて いた 。
しかし 、
そんな 浅はか な 希望 は 瞬く 間 に 打ち 壊されて しまう 。
黄 「 〜 ♪ 」
家 で ギタ ー を 弄 っ て いる と 、
外 から 大きな音 が 聞こえてきた 。
これ は あきらか に 普通 じゃない 。
そう 察知 した 僕 は 、
慌てて カ ー テン を 開き 、 外 の 様子 を 確認 する 。
黄 「 ぁ 、 」
暴動 だ 。
それも 、 家 の 近く で 。
どんどん 大きく な っ ていく 声 と 何か が 崩れる 音 に 恐怖 を 覚え 、
その場 に 立ちすくんで しまう 。
逃げない と いけない 。
ちゃんと 分か っ て いる ん だ 。
〝 頭では 〟
しかし 、
僕 の 身体 は これでもか という 程 震えて おり 、
とても 動ける 状態 じゃなか っ た 。
黄 「 っ 、
逃げないと ッ 、 」
声 は すぐ そこまで 来ていた 。
僕 は 震える 足 を 無理矢理 動かし 、
僕 の 分身 と 言 っ ても 過言 じゃない 、
ギタ ー を 持 っ て 外 へ 出た 。
黄 「 !? …… なに .... これ …… 、 」
目の前 に 広が っ て いた のは 、 想像以上 に 酷い もの だ っ た 。
大量 に 血 を 流し 倒れて いる 人 。
鈍器 や 鋭利 な 刃物 を 振り回し 、 奇声 を あげながら 駆け回る 人々 。
少し ずつ 倒れて ゆく 建物 。
【 世紀末 】 という 言葉 は 、
今 この 時 の 為 に 作られた のか と さえ 思 っ て しまう 程 だ 。
此処 に 居たら 死んで しまう 。
本能 的 に そう 感じた 。
黄 「 っ !! 」
家 の 中 には 沢山 の 物 が 置き去り に されている 。
が 、 それ を 気にしている 場合 では ない 。
唯一 背負 っ て きた ギタ ー を 人 の 波 から 庇い ながら 走る 。
黄 「 ッ ぅ 、 はぁ っ はぁ っ 、 」
どのくらい 走 っ た の だろうか 。
気 が つけば 、 大通り に 出ていた 。
血 の 滲んだ 手 、 土 の 被 っ た 服 。
それでも 、
腕 の 中 には ギタ ー ケ ー ス が 抱かれていた 。
黄 「 そういえば ギタ ー 大丈夫 かな !? 」
慌てて ファスナ ー を 開ける 。
ケ ー ス の 中 には いつも通り 、
飴色 の つややか な ギタ ー が 収納 されていた 。
黄 「 良か っ たぁ 、 」
ほ っ 、 と 安堵 し 、 息 を 吐く 。
しかし 、
そんな のも 束の間 。
次 の 問題 に 直面 してしまう 。
黄 「 こ 、 これから どうすれば …… ? 」
急いで 逃げて きた ため 、
お金 など ろくに 持 っ て きて など いない 。
黄 「 ライブ で コツコツ 稼ぐ しかない か …… 、 」
稼げる 保証 なんて 何処 にもない 。
それでも 、
何 も しない より かは 、
行動 を して 失敗 する 方 が マシ だろう 。
黄 「 ……… うぅ 、 今日 は 野宿 か …… 、 」
確か 近く に 公園 が ………… 。
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--- ー 翌朝 ー ---
黄 「 ぃ゙ ッ 、 たたた ぁ 、 」
硬い ベンチ の 上 で 寝た ため 、
身体 の 節々 が 物凄く 痛い 。
しかし 気 に している 暇 も ない 。
この 時間帯 は 駅前 に 多く の 人 が 集まる 。
そう 、 路上ライブ には も っ てこい の 場所 だ っ た のだ 。
黄 「 よし っ 、 」
服 に ついた 土 や 砂 を 払い 、 駅 の 方角 へと 歩く 。
黄 「 ___ おぉ 、 !! 」
そこから 数分後 、
駅前 には 沢山 の 人 が 集ま っ ていた 。
予想通り だ 。
早速 ギタ ー ケ ー ス を 地面 に 置き 、
準備 を 始める 。
勿論 の こと 、 マイク なんて 到底 ある はず もなく 、
かなり の 声量 を 出す 必要 が ある が 、 仕方 が ない 。
空 に な っ た ケ ー ス を 開けた まま 、
足元 に 置いておく 。
ギタ ー に ベルト を つけ 、 首 に かける 。
黄 「 よし 、 OK …… !! 」
歌う 曲 は 既に 決めて ある 。
最初 の コ ー ド を 確認 する 。
慣れた 手つき で ギタ ー を 掴み 、
最初 の 弦 を 弾いた 。
___ さぁ 、 ライブ の 始まり だ 。
黄 「 ___ 叶 う か ど う か わ か ら な い
そ ん な 約 束 を し よ う ___ 」
黄 「 〜 ッ ♪ 」
最初 は 誰 も 見向き も しなか っ た 。
でも 、 曲 が 進む につれ 、
段々 と 人々 が 足 を 止めて くれる よう に な っ た 。
______ 忘 れ な い よ 1 秒 だ っ て
黄 「 っ 、 」
思いきり 息 を 吸 っ て 、 ラスサビ を 歌う 。
黄 「 Stars and Prayers Stars and Prayers 」
黄 「 君 が 先 に 星 に な っ て し ま っ て
約 束 果 た さ れ な く て も ___ 、 」
Stars and Prayers
Stars and Prayers ___ 、
間 違 っ て も
失 っ て も
祈 り 続 け て る ___ 。
黄 「 〜〜 ッ 、 ♪ 」
______ 届 き ま す よ う に
黄 「 っ ありがとう ございました !! 」
勢い よく 頭 を 下げる と 、
割れ ん ばかり の 拍手 ……… という 程 では ないが
パラパラ と 拍手 が おくられた 。
黄 「 ふふ っ 、 」
一曲 だけど 今日 の ところ は ひとまず 撤収 。
疲れた けど 、
達成感 が あ っ て 凄く 楽しか っ た 。
ケ ー ス に 入 っ た お金 を 確認 する と 、
中 には 2000円 ほど 入 っ ていた 。
とりあえず 野宿 は 回避 できそう 。
黄 「 どこか 泊まれる 場所 …… 、 」
これから 毎日 こんな 日々 が 続く のか と 、
僕 は 少し だけ 不安 に な っ た 。
紫 「 ……… !! 」
桃 「 んぁ 、 ? 」