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プロローグ 青空ヒーロー「強く誓った」
※本作はフィクションです。
〈おはようございます。〉
〈2016年3月29日のニュースをお伝えします。〉
〈まずは府内のニュースです。〉
〈◯◯市内で、11歳の男の子、松尾汐恩くんが行方不明となっています。〉
〈警察は捜索を進めると共に、情報提供を呼びかけており………〉
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――――2016年3月29日。京都府内の山奥で。
**ガサッ ガサガサッ**
「うぅ…わぁっ…」
少年は、その場に立ち尽くした。
「おとぉさん……おかぁさん……」
「__だれか……、__」
**「たすけて……。」**
目の前には大きな大きな黒い化け物が、そびえ立つようにして少年を見つめていた。
「………ヒーローとかが、たすけにきてくれないかな……。」
「ヒーロー………いればいいのになぁ…」
「……なーんて……」
気が付くと、化け物の手が顔の前まで迫っていた。
「いっ…、嫌だ…」
**「嫌だっ!!!」**
---
**<シャキンッッ>**
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「わぁ………っ!」
目線の先には、化け物を切り裂いた―――マントをはためかせる、
青空の下に浮かぶヒーロー。
あの日、見上げた青空には、
光り輝く、
夢がにじんでいた。